【例文つき】職業訓練校の志望動機のポイント3選!選考通過のテクニック

結論

職業訓練の志望動機は「就職への意欲」と「訓練への熱意」を具体的に書くことで選考を通過しやすくなります。本記事では、職種別の例文5選とNG例・改善のコツまで解説します。

牛田

「志望動機がうまく書けない…」と悩んでいませんか?大丈夫、押さえるポイントさえ分かれば、選考に通る志望動機は十分に作れますよ。

この記事では、職業訓練の志望動機を考えるポイントから、事務・パソコン・経理・医療事務・Webデザインの職種別例文、NG例と改善のコツまで順を追って解説していきます。

職業訓練の志望動機を考える3つのポイント

この章のポイント
  • 訓練を受けたい理由を深掘りすると説得力の土台ができる
  • 訓練修了後のキャリアプランを明確にして就職意欲を示す
  • 見学会や説明会で情報を集めると志望理由が具体的になる

ここでは、志望動機を書く前に整理しておきたい3つのポイントを解説します。この準備をすることで、説得力のある志望動機の土台ができあがります。

訓練を受けたいと思った理由を深掘りする

志望動機を書く前に、まずは受講したい理由を深掘りしましょう。以下の質問に答える形で書き出すのがおすすめです。

受講理由を考える質問
  • 目指している仕事は何か
  • その仕事に就きたいと思った理由は何か
  • 望む仕事に就くために足りないものは何か
  • 職業訓練で習得したいものは何か

これらを書き出すことで、「なんとなく就職に有利になるから」といった消極的な理由ではなく、訓練を受ける必要性が見えてきます

また、未経験の仕事に挑戦したい場合は、その仕事を志望する理由まで考えておきましょう。受講申込書に業種の志望理由を記入する欄があったり、面接で訓練後に目指す仕事について聞かれたりする場合があるためです。

訓練修了後のキャリアプランを明確にする

職業訓練の志望動機では、就職への意欲を示すことが大切です。以下の質問を参考に、訓練修了後のことを書き出してみましょう。

キャリアプランを考える質問
  • 訓練修了後または訓練期間中にどう就職活動をするか
  • 訓練で身に付けたことを仕事でどう活かしたいか
  • 将来的に仕事で達成したいことは何か

職業訓練の第一目的は、「スキルアップ」ではなく「就職すること」です。

そのため、資格試験に挑戦する場合であっても「資格取得」を目的とするのではなく、「資格を取得して就職にどう活かしたいか」を書くようにしましょう。就職活動については受講申込書や面接で聞かれることが多いので、しっかり考えておく必要があります。

訓練内容や訓練校の情報を集める

志望動機を書く際には、訓練内容や訓練校を把握しておくこともポイントです。訓練校のWebサイトやパンフレットを読むだけでなく、訓練校が実施する見学会や説明会にも参加しましょう。

具体的な訓練内容や卒業生の就職先、施設内の雰囲気などを知ることで、志望理由が考えやすくなります

職業訓練の制度そのものについて詳しく知りたい人は、ハローワーク関連の記事一覧もあわせて参考にしてみてください。

職業訓練の志望動機で必ず伝えたいこと3選

この章のポイント
  • 最も重要なのは「就職する意欲」を明確に示すこと
  • 受講目的と訓練への熱意を具体的に伝える
  • 訓練の受講に支障がないこともアピールする

職業訓練の志望動機で必ず伝えたいこと3選

ここでは、選考で好印象を与えるために志望動機へ必ず盛り込みたい3つの要素を解説します。前章で書き出した内容を、この3点に沿ってまとめていきましょう。

就職する意欲

職業訓練の志望動機では、就職する意欲が最も大切です。再就職の意思が見られない場合は、定員割れしていても選考に落ちるケースがあります。

職業訓練の対象者は「就職の意思がある人」とされています。厚生労働省の「ハロートレーニング(公的職業訓練)Q&A」でも、就職を目指す人を対象とする制度であることが明記されています。

そのため、「訓練修了後2か月以内に就職したい」「訓練中も仕事に関する情報収集を行う」など、就職の意思を志望動機に入れるようにしましょう。

職業訓練への熱意

職業訓練校には、訓練を受けて就職したい人やスキルを磨いて仕事に活かしたい人など、目的を持った人が応募してきます。そういった応募者の中で選考を通過するには、受講目的と訓練への熱意を伝えることが大切です。

具体的には、訓練を受ける必要性、学んだことを就職先でどう活かしたいか、説明会などで感じた職業訓練の魅力などを盛り込みましょう。

職業訓練の受講に支障がないこと

「訓練に毎日通える」「協調性や受講態度に問題がない」など、受講に支障がないこともアピールしましょう。この点は主に面接で見られていますが、訓練校が重視するポイントです。

志望動機欄がそれほど大きくない場合は無理に入れる必要はありませんが、その代わりに訓練への熱意を丁寧に書くようにしましょう。訓練校によっては、受講申込書で「受講・修了できる状態かどうか」を問われることもあります。

牛田

ポイントが分かったら、いよいよ例文を見ていきましょう。次の章では職種別に5つの例文を紹介しますよ。

【職種別】職業訓練の志望動機の例文5選

この章のポイント
  • 目標・現状→訓練校の魅力→就職への意欲の順で書くとまとまる
  • 「スキル不足で就職活動が難航している」現状を入れると説得力が増す
  • コースごとに「なぜその訓練が必要か」を具体的に書く

ここでは、人気の高い5つの職種(事務・パソコン基礎・経理/簿記・医療事務・Webデザイン)について、そのまま参考にできる志望動機の例文を紹介します。

志望動機は、目標・現状→訓練校・訓練コースの魅力→入校後の姿勢・就職への意欲の順番で書くとまとまりやすいでしょう。

【職種別】職業訓練の志望動機の例文5選

事務職の志望動機の例文

志望動機の例文(事務職)

私は、事務職に就きたいと考えています。しかし、前職が接客業でパソコンスキルに自信がなく、多くの事務職の求人がExcelやWordのスキルを求めているため、思うように就職活動が進んでいません。

貴校の訓練コースでは、WordやExcel、PowerPointなど事務職に必要なパソコンスキルを総合的に学べると知り、応募いたしました。基本操作から業務効率化につながるスキルまで習得し、修了後2か月以内の就職を目指して、将来は「頼れる事務職」として活躍したいと考えています。

「スキル不足が就職活動のネックになっている」という現状を入れることで、訓練を受ける必要性が伝わる志望動機になっています。事務職はコースの人気が高いため、就職意欲を具体的に示すことが大切です。

パソコン基礎科の志望動機の例文

志望動機の例文(パソコン基礎科)

私は、一般企業の営業事務として働くことを目標にしています。これまで販売職に従事してきましたが、事務職への転職を目指すなかで、基本的なパソコン操作の経験が浅いことが課題だと感じています。

貴校のパソコン基礎科では、タイピングからWord・Excelの実務スキルまで段階的に学べると伺い、応募いたしました。訓練で身につけたスキルを活かし、修了後は速やかに事務職へ就職して、正確でスピーディーな事務処理で貢献したいと考えています。

パソコン基礎科は応募者が多いコースです。「PCスキルを身につけたい」だけで終わらせず、身につけたスキルをどの職種でどう活かすかまで書くと、他の応募者と差がつきます。

経理・簿記の志望動機の例文

志望動機の例文(経理・簿記)

私は、企業の経理職として長く働きたいと考えています。前職では総務を担当していましたが、数字を扱う業務にやりがいを感じ、専門性の高い経理へキャリアチェンジしたいと思うようになりました。

ただ、経理の求人では日商簿記2級程度の知識を求められることが多く、未経験の私には壁となっています。貴校では簿記の基礎から実務、資格取得までサポートいただけると知り、応募いたしました。訓練で簿記2級レベルの知識を習得し、修了後は早期に経理職へ就職して、正確な会計処理で会社を支えたいと考えています。

経理・簿記コースでは、「資格取得」を目的にせず「資格を取得して経理職にどう活かすか」まで書くことが重要です。資格はあくまで就職の手段であることを示しましょう。

医療事務の志望動機の例文

志望動機の例文(医療事務)

私は、医療事務の仕事を目指しています。以前、家族が入院した際に事務の方が丁寧に声をかけてくださり、「私も不安を抱えている患者さんやご家族の心を支える仕事をしたい」と思ったためです。

貴校の医療事務コースには、診療・調剤報酬請求事務などの専門知識だけでなく、ホスピタリティも学べる点に魅力を感じました。入校後は必要なスキルをすべて習得する気持ちで取り組みつつ、訓練期間中から求人情報をチェックし、修了後すぐに就職先を決めたいと考えています。

医療事務を目指す理由と入校後の姿勢を書くことで、訓練校に通う必要性と就職意欲の両方が伝わる志望動機です。きっかけとなるエピソードがあると、より説得力が増します。

Webデザインの志望動機の例文

志望動機の例文(Webデザイン)

私は、Webデザイナーとして働く目標を持っています。前職の製品選定業務で、Webサイトによって製品の見え方や企業のイメージが大きく変わることを知り、企業の魅力を伝えるWebサイトを制作したいと思ったためです。

しかし、現状ではWebのスキル不足で不採用が続いています。貴校ではWebサイト制作や運用に必要な知識から、提案までできるスキルを習得でき、多くの卒業生がWeb制作会社で活躍していると伺いました。私も求められるスキルを身につけ、一日も早くWeb関連会社に就職したいと考え、志望いたしました。

Webデザインは人気が高く倍率も上がりやすいコースです。訓練内容や訓練校の情報を具体的に入れることで、熱意と本気度が伝わります。「不採用が続いている」と行動している点を書くと、就職意欲もアピールできます。

希望のコースが決まったら、まずは求人紹介や面接対策までサポートしてくれる転職エージェントに相談しておくと、訓練後の就職がスムーズです。キャリアスタートでは、未経験からの就職支援を無料で行っています。

職業訓練の志望動機のNG例と改善のコツ

この章のポイント
  • 「就職の意思」が感じられない志望動機は落ちやすい
  • 「好きだから」「家族にすすめられた」など受け身の理由はNG
  • NG例は「就職への逆算」を足すだけで受かる志望動機に変わる

職業訓練の志望動機のNG例と改善のコツ

ここでは、選考で落ちやすいNG例と、その改善のコツを紹介します。書き終えた志望動機と見比べる際の参考にしてください。

気を付けたいのは、「就職の意思や受講の必要性が感じられない」「具体性がない」の2点です。具体的なNG例を見てみましょう。

NG例1:自主性・就職意欲が感じられない

NG例

家族にすすめられて応募しました。簿記が向いているかどうかはわかりませんが、一生懸命がんばります。

この志望動機は「家族にすすめられた」の部分で自主性が感じられず、「向いているかどうかわかりません」の部分で最後まで受講できるのか疑問に感じられます。簿記を選んだ理由や就職活動についても不明瞭で、受講の必要性が伝わりません。

改善するには、「なぜその仕事に就きたいのか」「なぜこの訓練が必要か」を自分の言葉で書き足すのが有効です。

NG例2:訓練コースへの熱意が伝わらない

NG例

就職する上でパソコンのスキルを求められることが多いので応募しました。訓練を受けながら自分のやりたい仕事を模索して、なるべく早く就職したいと考えています。

NGポイントは、「就きたい仕事は決まっていないが、とりあえず訓練を受ける」と熱意が感じられない点です。目指す仕事が決まっていないと「パソコンスキルが不要な仕事を探せばよいのでは」と思われかねません。

挑戦したい職種を具体化し、その仕事にパソコンスキルが必須であるなど、訓練を受ける必要性をアピールすることが大切です。

NG例3:就職について書かれていない

NG例

Webサイトを見ることが好きで、一日に一回はネットサーフィンをしています。自分でもWebサイトを作りたいと思っていたところ、貴校でWebデザインのコースがあることを知り、応募いたしました。入校後はすべての訓練に参加し、意欲的に学びたいと思っています。

この志望動機の良くない点は、就職のことが一切書かれていないことです。「好きだから学びたい」という動機だけでは、趣味で習い事に通う理由と変わりません。

Webデザインを学んでどんな仕事に就きたいのか、仕事でどう役立てたいのかを入れると、就職につながる志望動機になります。

牛田

NG例はどれも「就職への逆算」を足すだけで、ぐっと良くなるんですよね。目標に向かうステップとして訓練を活用する姿勢が伝わると、選考に通りやすくなりますよ。

職業訓練と並行して求職活動をしよう

この章のポイント
  • 職業訓練は就職を保証する制度ではない
  • 訓練修了後すぐに希望の求人に出合えるとは限らない
  • 訓練中も転職エージェントを活用すると効率的に就職できる

ここでは、訓練と並行して求職活動を進めるべき理由を解説します。志望動機を仕上げたら、就職に向けた行動も早めに始めましょう。

職業訓練は、仕事に必要なスキルを習得する制度であって、就職先を保証する制度ではありません。そのため、受講する場合も求職活動は行いましょう。

訓練を修了してもすぐに就職できるとは限らない

就職率だけを見れば、職業訓練は決して低くありません。厚生労働省の「ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況」によると、令和6年度は公共職業訓練で約8割の受講者が就職しています。

訓練を修了してもすぐに就職できるとは限らない

とはいえ、求人情報は常に入れ替わっているため、訓練修了後にすぐ希望に合う求人と出合えるとは限りません。訓練期間中から求人情報にアンテナを張っておくことが大切です。

求人の中には、未経験を歓迎する企業や研修制度が充実している企業もあります。数か月かけて訓練に通わなくても、働きながらスキルを身につけられる可能性もあるのです。

より多くの求人情報を得るには、ハローワークだけでなく転職エージェントや転職サイトも活用しましょう。ただし訓練は基本的に朝から夕方まで行われるため、自分で大量の求人をチェックするのは負担が大きいこともあります。

転職エージェントなら、希望条件に合った求人だけを紹介してくれるので効率的です。ベストな再就職先を見つけるためにも、訓練中から転職エージェントを活用しましょう。

職業訓練と転職エージェントを併用するメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。

ハローワークの職業訓練で給付金が出る?受給条件から申請方法まで徹底解説

20代の求職者はキャリアスタートがおすすめ

20代で再就職を目指す方は、キャリアスタートがおすすめです。20・30代に特化した転職エージェントで、これまで数多くの若手の転職を支援してきた実績があります。

キャリアアドバイザーが希望条件や適性に合った求人を紹介するので、入社後の定着率は92%以上です。

未経験者を積極的に採用する企業の求人も多く保有しているため、「挑戦したい仕事はあるけどスキルがない」という人も、希望の仕事に就ける可能性があります。

新しい仕事に挑戦したい人や早く再就職先を決めたい人は、職業訓練と並行してキャリアスタートで求職活動を進めましょう。

未経験の仕事に挑戦したい人に向けた転職のポイントは、以下の記事も参考になります。

職業訓練校(ハロトレ)とは?制度内容からメリット・デメリットまで徹底解説!

職業訓練の志望動機に関するよくある質問

志望動機は何文字くらい書けばいい?

受講申込書の記入欄によりますが、多くの場合は200〜300文字程度が目安です。欄の大きさに合わせて、就職意欲・訓練の必要性・入校後の姿勢を過不足なく盛り込みましょう。空欄が目立つと熱意が伝わりにくいため、8割以上は埋めるのがおすすめです。

給付金や失業保険が目的でも受講できる?

給付金や失業保険は制度として利用できますが、志望動機にそのまま「給付金がほしい」と書くのは避けましょう。職業訓練は就職を目的とした制度のため、選考では就職意欲が重視されます。生活の安定は動機の背景にとどめ、「スキルを身につけて早期に就職したい」という点を前面に出すのがコツです。

志望動機は面接でも同じことを聞かれる?

面接がある場合、受講申込書に書いた志望動機をもとに、より深掘りした質問をされることが多いです。書類と面接で内容が食い違わないよう、申込書に書いた理由は自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。想定質問への回答を準備しておくと安心です。

まとめ

本記事では、職業訓練の志望動機のポイントと職種別の例文5選、NG例と改善のコツを紹介しました。

人気の高いコースでは志望動機が合否を大きく左右します。就職への意欲と訓練への熱意が伝わる志望動機を書きましょう。

職業訓練の最大の目的は就職することですが、訓練後にすぐ就職先が見つかるとは限りません。訓練期間中も求職活動を行うのがおすすめです。

効率的に情報収集ができる転職エージェントを活用して、最適な再就職を叶えましょう。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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