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正社員を3日で辞める人が知るべき情報まとめ!伝え方や給料の扱いは?

「正社員を3日で辞めると、その後の転職に影響があるのかな?」
「そもそも、入社して3日目で退職できるの?」

このような疑問はありませんか?

正社員として働きはじめたものの、「短期間だけどもう辞めたい…」と思う人は存在します。

正社員の場合、法律上では3日で退職することが難しいのですが、会社と合意が取れれば即日退職が可能ですし、しっかりと準備をすれば転職先がまったくないということはありません。

本記事では、短期間で退職する人の割合やメリット・デメリットなど、入社後3日で退職を検討している人に知っておいてほしい情報をまとめています。

併せて、正社員を短期間で辞めたい人がやるべきことも紹介していますので、ぜひご一読ください。

1.正社員を3日で辞めることは可能?

会社と合意が取れることができれば、正社員を短期間で退職できます。

本章では、入社3日目で退職する割合や、法律的に3日で退職することはできるのか解説します。

(1)正社員を3日で辞める人は存在する

(株)ビズヒッツの「【入社後すぐに転職した理由ランキング】経験者383人アンケート調査」で、入社後1ヶ月以内に転職した経験のある人のうち、18.8%が3日以内に退職していることがわかりました。

短期間で転職した人の理由は、「人間関係に不満があった」「求人内容との相違」「仕事内容への不満」などがあげられています。

短期間で退職する場合、体調不良や収入への不満が転職理由になっているわけではなく、「この会社と自分は合わない」と感じたことが転職理由になっています。

また、同調査では、退職は入社後2週間~1カ月であるものの、退職を決意したのは入社初日だった人の体験談も寄せられているようです。

つまり、入社してすぐ会社とのミスマッチに気づいて、早めに退職を決意する人は一定数存在するといえます。

(2)法律上、即日退職は難しい

法律上は、入社3日目で即日退職することは難しいでしょう。

民法第627条では、原則、雇用契約は退職の申し出から2週間後に終了させることが可能と明記されています。

したがって、法律上は入社3日目に退職の意思を伝えても退職日は2週間後になります。

例外的に、労働基準法第15条で定められているとおり、入社時に明示された労働条件が事実と相違する場合は、労働契約を即時解除が可能です。

加えて、会社と合意が取れれば2週間以内での退職や即日退職できます。

退職を伝えると会社から引き止められるイメージがありますが、会社の中には短期間で退職の意思を示す従業員は、引き止めるより退職を認めた方が会社の負担が少ないと考えるケースもあるためです。

とはいえ、民法や就業規則に則った退職手続きしか行わない企業もあるため、一概にすべての会社で即日退職ができるとは限りません。

2.正社員を3日で辞める人が知っておきたい5つのこと

「入社して3日だけど辞めたい…」と思う人に向けて、転職を決意する前に知っておいてほしいことを以下5つ紹介します。

  1. 正社員を3日で辞めるメリットとデメリット
  2. 正社員を3日で辞めても給料はもらえる
  3. 正社員を3日で辞めた人の社会保険料
  4. 正社員を3日で辞めるときの伝え方
  5. 正社員を3日で辞めても転職はできる

順に説明します。

(1)正社員を3日で辞めるメリットとデメリット

入社3日目で転職することは、メリットもデメリットもあります。

#1:メリット

短期間で転職するメリットは、以下のとおりです。

正社員を3日で辞めるメリット
  • 辞めるタイミングがつかみにくくなる前に退職できる
  • 体調を崩す前に退職できる
  • 第二新卒で転職活動ができる

研修終了後や会社の戦力になってから退職を伝える場合だと会社から強く引き止めにあう、またはお世話になった上司や先輩に申し訳なく思い、辞めにくくなってしまうケースが考えられます。

しかし、入社後3日目で退職する場合は厳しい言葉をかけられる可能性はあるものの、短期間であることから会社側もあっさりと退職を認めてくれて辞めやすいこともあります。

また、会社とのミスマッチや働きづらさを感じながら働き続けると、ストレスによって体調を崩しかねません。

そうなると、転職したくても体調不良からなかなか転職活動が進まなかったり、症状の悪化で働けなくなったりするリスクがあります。

加えて、学卒3年以内であれば第二新卒枠で転職活動もできるので、より自分に合った会社を探しやすいこともメリットといえるでしょう。

#2:デメリット

短期間で転職するデメリットは、以下のとおりです。

正社員を3日で辞めるデメリット
  • 転職活動が不利になる
  • 会社とトラブルになる可能性がある
  • 会社や仕事の良い部分を知らないまま転職してしまう

正社員を3日で辞めるデメリットは、転職活動でマイナスなイメージを持たれてしまうことです。

自分で入社を決めた会社を3日で辞めることは、人事担当から「忍耐力がない」「採用しても長続きしないのではないか」「よく考えずに行動している」と思われる可能性は高いでしょう。

加えて、同じ第二新卒でも2~3年同じ会社で経験やスキルを培った人と比較するとアピールポイントが少なく、なかなか内定獲得につながらないケースもあります。

前職の勤務期間を気にしない会社も存在しますが、短期での退職は高確率で転職の難易度が上がると頭に入れておきましょう。

また、引き止めにあうといった会社とのトラブルが起こるリスクや、会社や仕事の良い部分を知らないまま転職してしまう可能性も考えられるため、転職は慎重に考えることをおすすめします。

(2)正社員を3日で辞めても給料はもらえる

短期間であっても雇用契約が成立しているので、出勤した日数分の給与は支払われます。

たとえ数日しか出勤していないとしても、社員として時間と労働力を会社に提供したことになるためです。

給与の振込日に支払いが行われていない場合は会社に確認を取り、会社側が支払いに応じないようであれば労働基準監督署などに相談しましょう。

(3)正社員を3日で辞めた人の社会保険料

健康保険などの社会保険料は「日割りで支払う」という概念はなく、入社した月と同じ月に退職しても、1カ月分の保険料が発生します。

そのため、入社して数日で退職はできても、社会保険に加入していれば1カ月分の保険料を支払う必要があります。

正社員を数日で退職すると、給与よりも社会保険料の方が多くなってしまうことも考えられ、そういった場合は不足分を請求されるケースがあることも知っておきましょう。

(4)正社員を3日で辞めるときの伝え方

入社して短期間であっても、退職の手続きはしっかりと行いましょう。

会社とのトラブルを避けるためにも、無断退職はおすすめしません。

退職の意思は電話やメールで伝えることもできますが、できるだけ出社して直接上司に伝えましょう。

退職を伝える際に高い確率で聞かれる退職理由は、「一身上の都合」で問題ありません。

また、退職を決意しているのであれば、「辞めさせていただきたいのですが…」とお願いする言い方ではなく、「○日に退職します」と伝えた方が引き止められにくくなるでしょう。

(5)正社員を3日で辞めても転職はできる

前述したとおり、入社後3日で転職する場合、会社から良くない印象を持たれることがあり、転職活動に苦戦する可能性はあります。

しかし、会社側が納得できる退職理由や転職先の志望理由などをしっかりと話せれば、まったく転職できないということはありません。

少子高齢化の影響で20代の需要は上がり続けています。

「どうしても会社と合わない」「入社して後悔した」と思いながら仕事を続けるくらいなら、早めに転職の準備をすることも視野に入れましょう。

3.正社員を3日で辞めたい人がやるべき3つのこと

正社員を3日で辞めたい人にやってほしいことを以下3つ紹介します。

  1. 入社理由・退職理由と向き合う
  2. 転職の準備をはじめる
  3. 転職エージェントに相談する

順に説明します。

(1)入社理由・退職理由と向き合う

本当に転職すべきかどうかを判断するためには、入社理由と退職理由を書き出して自分の状況を整理することが大切です。

たとえば、入社理由が「焦って会社を決めてしまった」「給与だけを見て入社してしまった」「リサーチ不足だった」といったことであれば、転職活動で活かすことができます。

また、仕事内容で入社を決めた場合、3日でやりがいのある仕事を任されることはないので、もう少し働いてみることも検討してみましょう。

退職理由との向き合い方は、なるべく具体的に理由を書き出したうえで客観的に状況を整理し、どうすれば今抱えている不満や悩みを解決できるのか考えます。

例をあげれば、「先輩がきつくてつらい」ことが退職理由の場合、厳しい口調だけど話す内容は正しいのか、理不尽に怒られているのか考えてみましょう。

理不尽な場合は上司に相談するべきですが、先輩は「仕事を教えなければ」という責任感から教え方が厳しくなっている可能性もあります。

そのため、先輩に教えてもらうときは、仕事と割り切って早く仕事を覚えようとする姿勢をもってみることも転職以外の改善策の一つです。

このように、退職理由と向き合うことで、今の悩みが転職でなければ解決できないことなのかどうかを判断できます。

また、退職する場合であっても、理由を整理しておくことで退職時や転職活動時に会社が納得できる退職理由を伝えやすくなるでしょう。

(2)転職の準備をはじめる

前項を行ったうえで、どうしても辞めたいのであれば転職の準備を始めましょう。

転職先の希望条件や転職後に希望する働き方、自分の得意なことなど丁寧に自己分析を行い、実際にどのような仕事があるか求人を探します。

転職活動は、即日退社したい場合でもできるだけ今の仕事を続けながら行うことがおすすめです。

短期退職は転職で不利になる可能性があるため、すぐに転職先が決まるとは限りません。

収入がない中で内定が出ないと焦って転職先を決めてしまい、最悪の場合、転職後にすぐ辞めたくなって転職を繰り返すリスクもあります。

加えて、会社の就業規則などで退職の手続きをチェックする、退職届を作成するといった退職に向けた準備も進めましょう。

(3)転職エージェントに相談する

正社員を3日で辞めたい人は、転職エージェントに相談することがおすすめです。

転職エージェントは転職希望者と採用活動をする企業のマッチングをサポートしており、求人紹介はもちろんのこと、転職活動前の相談にも乗っています。

転職エージェントでできること
  • 退職するべきかどうかなど転職活動前の相談
  • キャリアプランの相談
  • 自己分析のサポート
  • 転職に関するアドバイスやサポート
  • 転職者に最適な求人紹介
  • 会社に合わせた選考対策
  • 労働条件の交渉代行

転職エージェントでは、転職に精通したプロが転職者一人ひとりに合わせた転職支援を行うので、失敗や後悔のない転職活動ができるでしょう。

第二新卒や20代の転職希望者におすすめの転職エージェントは、キャリアスタート

キャリアスタートの特長は、企業と人材のマッチング分析に尽力している点です。

企業には事前に調査を行って内情まで把握し、転職者に対しては希望条件だけでなく適性を見極めてから求人紹介を行うため、キャリアスタートを利用した転職者の92%以上が入社後、会社に定着しています。

「次は長く働きたいけど、どんな会社が合っているのかわからない」「3日で辞めて転職できるのかな」といった悩みのある人は、キャリアスタートに相談しましょう!

まとめ

本記事では、短期間で退職する人の割合やメリット・デメリットなど、入社して3日目で退職を検討している人に知っておいてほしい情報をまとめました。

新入社員は、慣れない環境で仕事を覚えていく必要があり、中には「3日しか経っていないけど辞めたい」と思う人も存在するでしょう。

会社と合意が取れれば即日退職することもできますが、短期間で辞めるリスクやデメリットを理解したうえでなければ、退職の意思を会社に伝えた後に後悔してしまう事態になりかねません。

どうしても3日で辞めたい人は、まずは転職のプロに相談することがおすすめです。