「職業訓練を受けてみたいけれど、種類が多くて自分がどれに当てはまるのか分からない」と感じている人は少なくありません。受けられる訓練の種類は、雇用保険を受給しているか、いま働いているかといった今の状況でほぼ決まり、費用や期間もそれに応じて変わります。ここでは職業訓練の種類ごとの対象者・費用・期間の違いと、分野別のコース例、20代の未経験者がコースを選ぶときの基準、申込みまでの流れを順に紹介します。

「職業訓練って種類が多すぎて、どれを選べばいいの?」と迷いますよね。実は、自分の状況を2つ確認するだけで選べる種類はかなり絞れるんですよ。
職業訓練の種類は大きく2つ|公共職業訓練と求職者支援訓練
- 職業訓練は公共職業訓練と求職者支援訓練の2本立て
- 分かれ目は雇用保険を受給しているかどうか
- 実施するのは国・都道府県・民間教育訓練機関の3種類
ハロートレーニングは国が用意している職業訓練の愛称で、その中身は大きく2つの種類に分かれています。ここでは、それぞれの対象者と費用・期間の違い、訓練を実施している施設の種類について整理します。
公共職業訓練は主に雇用保険を受給している人向け
公共職業訓練は、ハローワークで仕事を探している人のうち、主に雇用保険(失業保険)を受給している人を対象とした職業訓練です。厚生労働省の「ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像」によると、離職者向けの訓練は受講料が無料(テキスト代等は自己負担)で、訓練期間は概ね3か月〜2年とされています。
前の職場を辞めて失業手当を受け取りながら次の仕事を探している人であれば、まずこの公共職業訓練が候補になります。受講中は基本手当に加えて受講手当や通所手当などが支給される仕組みがあるため、収入が途切れる不安を抑えながら学び直せる点が大きな特徴です。
求職者支援訓練は雇用保険を受給できない人向け
求職者支援訓練は、雇用保険を受給できない求職者を主な対象とした職業訓練です。厚生労働省の案内では、雇用保険の適用がなかった離職者や受給が終了した人、学校を卒業して就職していない人などが対象として挙げられており、受講料は無料(テキスト代等は自己負担)で、訓練期間は2〜6か月です。
さらに厚生労働省「求職者支援制度のご案内」では、本人や世帯の収入などの要件を満たせば月10万円の職業訓練受講給付金を受け取りながら訓練を受けられると案内されています。要件を満たさない場合でも訓練そのものは無料で受講できるため、フリーターや既卒の人にとって身近な選択肢と言えます。
受講中にもらえる手当や給付金の条件、申請方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
訓練を実施する施設は3種類に分かれる
公共職業訓練は、国(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営するポリテクセンターなど)、都道府県(職業能力開発校)、都道府県から委託を受けた民間教育訓練機関の3つが実施しています。ポリテクセンターは金属加工や住環境計画といったものづくり分野の訓練が中心で、職業能力開発校は木工や自動車整備など地域の実情に応じた訓練を行っています。
一方、民間教育訓練機関の委託訓練や求職者支援訓練では、事務系・介護系・情報系などのコースが多く用意されています。同じ「職業訓練」でも、どの施設が実施するかによって学べる分野や雰囲気が変わるため、コースを探すときは実施機関の名前も確認しておくと選びやすくなります。
| 項目 | 公共職業訓練(離職者向け) | 求職者支援訓練 |
|---|---|---|
| 主な対象者 | 雇用保険を受給している求職者 | 雇用保険を受給できない求職者 |
| 受講料 | 無料(テキスト代等は自己負担) | 無料(テキスト代等は自己負担) |
| 訓練期間 | 概ね3か月〜2年 | 2〜6か月 |
| 実施機関 | 国・都道府県・民間教育訓練機関(委託) | 民間教育訓練機関(コースごとに厚生労働大臣が認定) |
| 受講中の支援 | 基本手当+受講手当・通所手当など | 要件を満たせば月10万円の給付金など |
出典:厚生労働省「ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像」
職業訓練の制度そのものの仕組みや、受講するメリット・デメリットを先に押さえておきたい人は、以下の記事もあわせて読んでおくと理解が深まります。

まずは「雇用保険をもらっているかどうか」を確認するのが第一歩ですよ。次は、公共職業訓練の中にある4つの種類を見ていきましょう。
対象者で分かれる公共職業訓練の4つの種類
- 公共職業訓練は離職者・在職者・学卒者・障害者の4種類
- 離職者訓練と障害者訓練は無料、在職者訓練と学卒者訓練は有料
- 期間は在職者訓練の数日から学卒者訓練の2年まで幅がある
公共職業訓練は、受ける人の状況に合わせてさらに4つの種類に分かれています。ここでは、離職者訓練・在職者訓練・学卒者訓練・障害者訓練のそれぞれについて、対象者と費用、期間の違いを紹介します。

離職者訓練|仕事を探している人向けの訓練
離職者訓練は、仕事を辞めてハローワークで求職している人を対象にした訓練で、一般に「職業訓練」と聞いて思い浮かべるのはこの種類です。受講料は無料でテキスト代等のみ自己負担となり、厚生労働省の「ハロートレーニングQ&A」では、訓練期間は基本的に2〜6か月で、ほかに1年や2年のコースも用意されていると説明されています。
同じ資料では、離職者向けの公共職業訓練を受けた人の約8割が就職しているとも紹介されています。未経験の分野へ移りたいけれど応募の段階で経験不足を理由に断られてしまう、という人ほど、訓練で基礎を身につけてから応募する方法が役に立ちます。
在職者訓練|働きながらスキルを伸ばす人向けの訓練
在職者訓練は、すでに働いている人がスキルアップのために受ける訓練で、ポリテクセンターやポリテクカレッジ、都道府県の職業能力開発校が実施しています。訓練期間は概ね2〜5日と短く、仕事を続けながら特定の技能を集中して学べるのが特徴ですが、離職者訓練と違って受講料は有料です。
たとえば製造の現場で働いている人が、機械操作や設計の知識を補いたいときに受けるといった使い方が考えられます。いまの職場で経験を積みながら専門性を高めたい人には向いていますが、仕事を辞めて未経験の職種へ移るための訓練ではないので、転職を目指している人は離職者訓練や求職者支援訓練を検討するのが現実的です。
学卒者訓練|高校卒業後に1〜2年かけて学ぶ訓練
学卒者訓練は、高等学校を卒業した人などを対象に、1年または2年かけて技能を学ぶ長期の訓練です。ポリテクカレッジや都道府県の職業能力開発校が実施しており、受講料は有料ですが、時間をかけてものづくり分野などの技能を基礎から体系的に身につけられます。
厚生労働省の全体像資料によると、令和5年度の学卒者訓練の就職率は96.4%と高い水準です。高校を卒業したばかりで進学か就職か迷っている人や、技術職として長く働ける力をじっくり身につけたい人にとっては、専門学校とは別の選択肢として検討する価値があります。
障害者訓練|障害のある求職者向けの訓練
障害者訓練は、ハローワークで仕事を探している障害のある人を対象にした訓練で、受講料は無料、訓練期間は概ね3か月〜1年です。国や都道府県の障害者職業能力開発校のほか、都道府県から委託を受けた民間教育訓練機関などでも実施されています。
障害のある求職者のために設けられた訓練なので、一般の訓練についていけるか不安な人でも、まずは選択肢の一つとして相談しやすい仕組みです。どの訓練校でどのようなコースが受けられるかは地域によって異なるので、まずは最寄りのハローワークの窓口で相談してみるのが確実です。
| 種類 | 主な対象者 | 費用 | 訓練期間 |
|---|---|---|---|
| 離職者訓練 | ハローワークの求職者(主に雇用保険受給者) | 無料(テキスト代等除く) | 概ね3か月〜2年 |
| 在職者訓練 | 在職している労働者 | 有料 | 概ね2〜5日 |
| 学卒者訓練 | 高等学校卒業者等 | 有料 | 1年又は2年 |
| 障害者訓練 | ハローワークの求職障害者 | 無料 | 概ね3か月〜1年 |
出典:厚生労働省「ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像」

転職を目指す20代なら、候補になるのは離職者訓練か求職者支援訓練のどちらかですね。次は、実際にどんな分野のコースがあるのかを見ていきましょう。
職業訓練の種類を分野別に見る|おすすめコース例
- コースは事務・IT・介護・ものづくり・デザインなど幅広い
- 求職者支援訓練の実践コースは事務とデザインの受講者が多い
- 資格取得を目指せるコースもあり、未経験でも基礎から学べる
職業訓練のコースは、事務系からIT、建設・製造、介護、デザイン、理美容まで多くの分野にわたります。ここでは、20代の未経験者が選びやすい代表的な分野ごとに、学べる内容と就職先のイメージを紹介します。
厚生労働省の「令和6年度 求職者支援訓練実績」によると、実践コースの受講者は営業・販売・事務が33.1%、デザインが28.5%、ITが11.5%と、この3分野で全体の7割以上を占めています。

IT・Web分野|プログラミングやネットワークを学ぶコース
IT・Web分野では、プログラミングやWebサイト制作、ネットワーク構築などを基礎から学べるコースが用意されています。厚生労働省のQ&A資料でも、OAシステム開発やWeb設計といった時代のニーズに合わせたコースがあると紹介されており、未経験からITエンジニアを目指す人の入り口として選ばれています。
令和6年度の求職者支援訓練では、IT分野の実践コースの就職率は62.6%でした。訓練中に作った成果物や学習の記録を残しておけば、職歴がなくても「何をどこまで学んだか」を具体的に示せるため、未経験での応募でも面接で話す材料になります。
事務・医療事務分野|パソコンスキルや経理を学ぶコース
事務分野は職業訓練の中でも特に受講者が多い分野で、WordやExcelの操作、簿記や経理の基礎、ビジネスマナーなどを学べます。厚生労働省の求職者支援制度の案内でも、基礎コースの例として「初歩からはじめるパソコン基礎科」や「ビジネスパソコン基礎科」が挙げられており、パソコンに苦手意識がある人でも始めやすいのが魅力です。
医療事務のコースでは、受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)作成などを学び、病院やクリニックへの就職を目指します。令和6年度の求職者支援訓練では、医療事務分野の就職率は70.0%と比較的高く、資格の勉強と就職準備を同時に進めたい人に向いています。
介護・福祉分野|資格を取りながら学ぶコース
介護・福祉分野では、介護職員初任者研修などの資格取得を目指しながら、介護の基本的な知識や技術を学べるコースが中心です。厚生労働省のQ&A資料でも、介護職員初任者研修は資格取得をめざすコースの例として紹介されており、資格を持たない未経験者でも基礎から段階的に学べます。
令和6年度の求職者支援訓練では、介護・医療・福祉分野の就職率は71.1%と分野別で最も高い水準でした。訓練で資格を取ってから応募すれば、未経験でも介護の基本を学んできたことを書類と面接の両方で示せるため、職歴が浅い人でも挑戦しやすい分野と言えます。
介護の仕事内容や未経験から働くときの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。
建設・製造分野|ものづくりの技術を学ぶコース
建設・製造分野は、主にポリテクセンターや都道府県の職業能力開発校が実施しているものづくり系のコースです。溶接や機械加工、CAD(設計図の作成)、電気設備、設備メンテナンスなどを学ぶことができ、第一種電気工事士のように資格取得を目指せるコースもあります。
ポリテクセンター埼玉の求職者向け職業訓練の案内では、受講する科とタイミングによるものの、受講者の概ね80〜90%程度は未経験者とされています。工具や機械に触れた経験がない人でも基礎から指導を受けられるため、手に職をつけて長く働きたい人には有力な選択肢です。
デザイン・理美容分野|クリエイティブな技術を学ぶコース
デザイン分野では、Webデザインなどを学ぶコースがあり、求職者支援訓練の実践コースでは受講者数が2番目に多い人気の分野です。一方で、令和6年度は応募倍率が1.39倍と分野別で最も高く、就職率は57.8%にとどまっているため、修了後の就職先まで見すえてコースを選ぶことが大切です。
理容・美容分野では、ネイルなど美容に関わる技術を学ぶコースがあり、令和6年度の就職率は69.0%でした。好きなことを仕事にしたい人には魅力的な分野ですが、実技の練習量が多いため、自宅でも練習を続けられるかどうかも考えておくと安心です。
美容系のコースのうち、ネイルを学べる職業訓練の内容や受講方法は、以下の記事で紹介しています。

分野ごとに就職率や倍率がけっこう違うんですよね。次は、20代の未経験の人がどうやってコースを選べばいいかを具体的に見ていきますよ。
20代未経験が職業訓練の種類とコースを選ぶ4つの基準
- 最初に雇用保険の受給状況で受けられる種類を確かめる
- 就きたい仕事から逆算して分野とコースを決める
- 訓練期間・通学のしやすさ・選考の有無も確認する
職業訓練の種類とコースは数が多いため、なんとなく選ぶと「思っていた内容と違った」と後悔しやすくなります。ここでは、職歴が浅い20代の人が自分に合う訓練を選ぶための4つの基準を紹介します。
雇用保険の受給状況で受けられる種類を確かめる
最初に確認したいのは、雇用保険の失業手当を受給しているかどうかです。受給している人は主に公共職業訓練、受給できない人は主に求職者支援訓練が対象になるため、この1点を確認するだけで探すべき訓練の種類が絞り込めます。
アルバイトでも働き方によっては雇用保険に加入していることがあるため、自分が受給できるかどうか分からない場合は、ハローワークの窓口で確認してもらうのが確実です。受給の可否によって受講中に受け取れる手当の種類も変わるので、訓練を選ぶ前に必ず押さえておきましょう。
就きたい仕事から逆算して分野とコースを決める
次に大切なのは、訓練を受けた後にどんな仕事に就きたいかを先に決めておくことです。職業訓練はあくまで就職のための手段なので、「なんとなく役に立ちそう」という理由でコースを選ぶと、修了後に学んだ内容を活かせる求人が見つからないこともあります。
たとえば事務職を目指すならパソコンや簿記のコース、ITエンジニアを目指すならプログラミングやネットワークのコースというように、目指す職種の求人票で求められているスキルから逆算して選ぶのがポイントです。やりたい仕事がまだ決まっていない人は、先に求人を眺めて興味のある職種を2〜3個に絞っておくと選びやすくなります。
訓練期間と就職したい時期を照らし合わせる
職業訓練は数か月から長いものでは2年かかるため、いつまでに就職したいかとあわせて期間を確認しておく必要があります。訓練の開始時期もコースごとに決まっているため、申し込むタイミングによっては受講開始まで待つことになり、思っていたより就職の時期が後ろにずれることもあります。
20代のうちは年齢そのものがポテンシャル採用で評価されやすい時期なので、訓練に時間をかけるよりも、未経験歓迎の求人に早めに応募したほうが正社員への近道になる場合もあります。訓練を受けるかどうか迷ったら、訓練なしで応募できる求人がどれくらいあるかも並行して調べてみましょう。
通学のしやすさと選考の有無を確認する
職業訓練は原則として決められた日に通所し、一定の出席率を保つ必要があるため、自宅から無理なく通える場所にあるかどうかも重要な判断材料です。ハローワークインターネットサービスの職業訓練検索では短時間訓練や託児サービスありといった条件でも絞り込めるので、生活の事情に合わせて通えるコースを探してみてください。
また、コースによっては筆記試験や面接などの選考があり、応募者が多いと受講要件を満たしていても受講できないことがあります。人気の高いコースは倍率も上がりやすいので、第2希望のコースや別の募集時期も候補に入れておくと安心です。
職業訓練が自分に合っているかどうかを判断する材料として、「やめとけ」と言われる理由と向いている人の特徴を以下の記事でまとめています。

コース選びで迷ったら、「訓練の後にどんな仕事をしたいか」から考えるのがおすすめです。続いて、実際の探し方と申込みの流れを見ていきましょう。
職業訓練の種類を決めた後の探し方と申込みの流れ
- コースはハローワークインターネットサービスで検索できる
- 申込みはハローワークで職業相談を受けてから行う
- 選考に合格すると受講開始、訓練中も就職活動を進める
受けたい職業訓練の種類と分野が決まったら、次は具体的なコースを探して申し込みます。ここでは、コースの探し方からハローワークでの申込み、選考を経て受講を始めるまでの流れを紹介します。
ハローワークインターネットサービスでコースを探す
職業訓練のコースは、ハローワークインターネットサービスの「職業訓練検索」で全国の情報を探せます。コース種別(公共職業訓練・求職者支援訓練・障害者訓練・学卒訓練)や想定する分野、訓練期間などの条件を指定して絞り込めるため、通える範囲でどんなコースが募集されているかを一覧で確認できます。
気になるコースが見つかったら、訓練内容や期間、受講場所、募集期間、選考方法をメモしておきましょう。施設によっては訓練コースの説明会や見学会を開いていることもあるので、実際の設備や授業の雰囲気を自分の目で確かめてから申し込むと、受講後のミスマッチを防ぎやすくなります。
ハローワークで職業相談を受けて申し込む
職業訓練の受講手続きは、基本的にハローワークで行います。まだ求職の申込みをしていない人は、最寄りのハローワークで求職申込みをしたうえで職業相談を受け、希望するコースを伝えて受講の申込みを進めます。
たとえばポリテクセンター埼玉の「応募から訓練開始までの手続きの流れ」では、入所願書と受験票、写真を応募期日までに住所地を管轄するハローワークへ提出するよう案内されています。必要な書類や締め切りはコースによって異なるため、窓口で確認しながら早めに準備しておきましょう。
選考を受けて合格すれば受講が始まる
申込みが終わると、コースごとに選考が行われます。選考の内容は施設によって異なり、ポリテクセンター埼玉の場合は筆記試験と面接を実施し、入所願書の内容も含めて総合的に合否を判断するとされています。
面接では、訓練を受けたい理由や修了後にどんな仕事に就きたいかを聞かれることが多いため、訓練で学ぶ内容と目指す仕事のつながりを自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。合格すると、ハローワークから受講のあっせんを受けたうえで訓練が始まります。
選考で評価されやすい志望動機の書き方は、例文つきで以下の記事にまとめています。
訓練と並行して就職先探しも進める
職業訓練は受講して終わりではなく、修了後に就職できてはじめて意味を持ちます。訓練中もハローワークや訓練施設で就職相談を受けられるので、修了間際になって慌てないよう、受講中から求人を確認して応募の準備を進めておきましょう。
職歴が浅い20代の場合は、訓練で学んだスキルに加えて、未経験歓迎の求人を多く扱う就職支援サービスを併用すると選択肢が広がります。キャリアスタートでは、20代の未経験者を対象に、求人紹介から履歴書の添削、面接対策まで一貫してサポートしています。フリーターから正社員を目指す流れを知りたい人は、フリーターの就職についてまとめた記事も参考にしてください。

訓練の修了がゴールではなく、その先の就職がゴールなんですよね。最後に、職業訓練の種類についてよく聞かれる質問に答えていきます。
職業訓練の種類に関するよくある質問
職業訓練は20代でも受けられますか?
受けられます。厚生労働省のQ&A資料では、働こうとする人や働く人すべてが対象で、失業中の人だけでなく働きたいのにキャリアが少ない人なども状況を問わないと説明されています。令和6年度の求職者支援訓練では、20〜24歳が10.1%、25〜29歳が15.3%で、受講者の約4人に1人が20代でした。職歴が浅い人でも、ハローワークで職業相談を受ければ希望や状況に合った訓練を案内してもらえます。
公共職業訓練と求職者支援訓練は両方受けられますか?
どちらの対象になるかは、主に雇用保険を受給しているかどうかで決まります。また、ポリテクセンター埼玉の案内では、原則として受講開始日からさかのぼって1年以内に公共職業訓練や求職者支援訓練の実践コースを受講していないことが応募資格とされています。続けて別の訓練を受けたい場合は、事前にハローワークで確認しましょう。
職業訓練に年齢制限はありますか?
年齢制限の有無はコースによって異なります。たとえばポリテクセンター埼玉では、企業実習付きのコースのみ概ね55歳未満を対象とし、その他のコースには特に制限がないとしています。ただし、コースごとに受講要件が決まっているため、応募前に募集案内で確認しておくと安心です。ポリテクセンター埼玉の受講要件では、年齢よりも、訓練に関連する職種への就職を希望していることや受講への熱意、訓練内容を理解するための基礎学力があることなどが求められています。
働きながら受けられる職業訓練はありますか?
在職者訓練は、働いている人がスキルアップのために受ける訓練で、期間は概ね2〜5日と短く設定されています。受講料は有料ですが、仕事を続けながら必要な技能を集中して学べます。一方、離職者訓練や求職者支援訓練は平日の日中に通うコースが多いため、事前にスケジュールを確認しておきましょう。なお、収入が一定額以下の在職者は求職者支援訓練の対象になる場合もあるため、詳しくはハローワークで相談してみてください。
職業訓練を受けなくても未経験から正社員になれますか?
なれます。20代であれば、資格や職歴よりも人柄や意欲を重視するポテンシャル採用の求人もあり、訓練を受けずに未経験歓迎の求人へ応募して正社員になる人もいます。訓練に数か月かけるか、すぐに就職活動を始めるかは、目指す職種で求められるスキルと就職したい時期をもとに判断するのがおすすめです。迷ったときは、訓練を受けた場合と受けない場合とで応募できる求人がどう変わるかを比べてみると、自分にとっての必要性が見えやすくなります。
職業訓練の費用は本当に無料ですか?
離職者向けの公共職業訓練と求職者支援訓練、障害者訓練は受講料が無料です。ただし、テキスト代などは自己負担になるため、金額はコースの募集案内で確認しておく必要があります。在職者訓練と学卒者訓練は有料なので、受講前に募集案内で金額を確認しておきましょう。また、離職者向けの公共職業訓練では基本手当に加えて受講手当や通所手当が、求職者支援訓練では要件を満たせば月10万円の給付金が支給されるため、受講中の生活費の負担も抑えられます。
まとめ|職業訓練の種類を知って自分に合うコースを選ぼう
職業訓練の種類は、主に雇用保険を受給している人向けの公共職業訓練と、受給できない人向けの求職者支援訓練の2つに大きく分かれます。公共職業訓練はさらに離職者訓練・在職者訓練・学卒者訓練・障害者訓練の4つに分かれ、費用や期間はそれぞれ異なります。
コースはIT、事務、介護、ものづくり、デザインなど幅広く、雇用保険の受給状況で受けられる種類を確かめ、就きたい仕事から逆算してコースを選ぶことが失敗しないポイントです。訓練期間や通学のしやすさ、選考の有無もあわせて確認し、修了後の就職まで見すえて計画を立てましょう。
訓練と並行して就職活動を進めたい人や、訓練を受けずに早く正社員を目指したい人は、20代の未経験者の就職を支援するキャリアスタートにご相談ください。

職業訓練は、20代の人が未経験の仕事へ踏み出すための心強い制度です。就職活動に不安があるときは、キャリアスタートが求人紹介から面接対策まで一緒に伴走しますよ。
























職業訓練(ハロートレーニング)の種類は、雇用保険を受給している人が主な対象の「公共職業訓練」と、受給できない人が主な対象の「求職者支援訓練」の2つに大きく分かれます。公共職業訓練はさらに離職者・在職者・学卒者・障害者向けの4つに分かれ、分野もIT、事務、介護、ものづくり、デザインなど幅広いので、まずは自分が受けられる種類を確かめてから、就きたい仕事に直結するコースを選ぶのが近道です。