ハローワークでは相談員に怒られる?職業相談に不安を感じる7つの理由

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「ハローワークで職業相談をしたら怒られるのかな?」
「求職活動実績目当ての職業相談だと思われないか心配…」

このようなお悩みはありませんか?

ハローワークで職業相談をしたことがない人は、相談内容や職員の対応、雰囲気がわからず不安になりますよね。

ハローワークの職業相談は求職者の就職・転職をサポートするために行っているので、職員から耳が痛い助言をされることはありますが、怒られるケースはほとんどありません。

この記事では、ハローワークの職業相談に行ったことのない人が抱えやすい不安や疑問について徹底解説します。

併せて、より良い就職・転職をするために活用したいサービスも紹介しますので、これから求職活動をする人はぜひご一読ください。

1.ハローワークでは職員に怒られるの?職業相談に不安を感じる理由

ハローワークの職業相談で怒られるケースは少ないものの、職員に怒られたと感じる人はいます。

なぜなら、ハローワークの職員は求職者が答えづらい質問や時には厳しい助言を行うことがあり、それが求職者によっては責められたと感じる場合があるためです。

ここでは、ハローワークの職員の対応の差や職員に怒られたと感じるケースなど、職業相談に対して抱きやすい不安を以下7つ解説します。

  1. 職員によっては冷たい対応をされるのではないか?
  2. 職員に怒られるのではないか?
  3. 求職活動実績目当てだと思われるのではないか?
  4. 2日連続で職業相談に行ってもいいのか?
  5. 紹介された求人に必ず応募しなければならないのか?
  6. 何を相談したらいいのかわからない
  7. ブラック企業を紹介されるのではないか?

順に説明します。

(1) 職員によっては冷たい対応をされるのではないか?

ハローワーク職員の対応の質に差があるのは事実です。

2010年に厚生労働省が実施したハローワーク利用者への出口調査では、「ハローワークの改善点」として「職員の接遇」が上げられました。

同調査では、「職業相談窓口のスタッフによって対応の丁寧さに濃淡がある」という声があり、職員によって対応の仕方にムラがあることを指摘されています。

しかし、そういった利用者の声に応える形で、厚生労働省は「ハローワークの相談員に対する接遇研修を行う」と対応方針を出しました。

また、2011年に利用者満足度向上のための「ハローワークサービス憲章」を策定、2015年には全ハローワークで業務評価に基づくPDCAサイクルを実施するなど、厚生労働省がハローワークの対応の改善を進めています。

その結果、ハローワークの利用者のサービス満足度調査では、「満足」「まあ満足」と答えた割合が2010年の83.8%から2018年には97.2%に増加しました。

このことから、ハローワークは職員によって対応の差があったことは確かですが、改善されてきていることがわかります。

(2)職員に怒られるのではないか?

ハローワークの職業相談で、いきなり怒られることはありません。

ただし、答えにくい質問や耳が痛い助言をされる可能性はあります。

例えば、フリーターやニートの人に「なぜ正社員にならなかったのか?」「これまで何をしていたのか?」と職員から質問がくることはあるでしょう。

人によっては、この質問が苦痛と感じるかもしれません。

かし、職員は正社員でなかった期間を責めるためではなく、求職者のことを理解して就職や転職をサポートするために聞いています。

加えて、正社員でない期間に行ったことは、会社の面接でも聞かれる可能性のある質問です。

そのため、答えづらいことであっても、しっかりと考えたうえで誠実に答えるようにしましょう。

また、履歴書など応募書類を見せた際に、職員から「これでは志望理由がわかりにくい」「もっと丁寧に書いて」と言われることもあります。

これも職員が怒って言っているのではなく、内定獲得のために必要なアドバイスをしているのです。

努力して作成した書類を指摘されると、自分を否定されたような気持ちになるかもしれませんが、あくまでも書類の質を上げるための助言だと受け止めましょう。

書類のアドバイスをもらった際には、修正方法や書類作成で気を付けることなどを聞いてみるのもおすすめです。

(3)求職活動実績目当てだと思われるのではないか?

求職活動実績のために職業相談をしていても、怒られることはありません。

ハローワークでは、職業相談が終わったら雇用保険受給資格者証に求職活動実績の証明となるスタンプを押しています。

職員も求職活動実績を作ることが相談の目的の一つであることはわかっているので、不安に思う必要はないのです。

また、ハローワークの利用者は35歳未満のフリーターだけで約17.9万人います。

求職活動実績のために職業相談に来る人も多くいるので、たとえ本当に求職活動実績目当てで業相相談に行っているとしても、気にすることはありません。

以下の記事では、求職実績作りのために短時間で職業相談を終わらせるコツを紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

ハローワークの職業相談に行きたくない…。短時間で終わらせるコツ3選と求職実績の作り方

2022.08.26

(4)2日連続で職業相談に行ってもいいのか?

業認定の日が近付いてくると職業相談を詰め込みたい場合もあると思いますが、2日連続で相談してもかまいません。

失業認定に関係なく、熱心な求職者は2日連続で職業相談をする人も存在します。

例えば、1日目の相談では希望条件を伝えて求人のリストを出してもらい、2日目の相談ではリストの中から興味のある求人について質問をするケースは多々あります。

それでも心配な人は、1日目の相談時に「自宅で検討して、明日も相談に来ます!」と伝えると良いでしょう。

(5)紹介された求人に必ず応募しなければならないのか?

ハローワークから提案された求人を断ることは可能です。

求人情報を見て自分には合わないと思うなら、むしろ断った方が良いでしょう。

働きたくない会社のために時間を割くのはもったいないですし、会社側にも余計な負担をかけなくて済みます。

断りにくい人は、「比較したいので、同じ職種の他の求人も教えてもらえませんか」「自宅で検討します」と伝えて他の求人を探すのも一つの方法です。

自分が納得する就職をするためには、断る姿勢を持つことも頭に入れておきましょう。

ただし、一度応募を決めてハローワークから紹介状を受け取っている場合は、応募を取りやめたことを必ずハローワークに伝える必要があります。

(6)何を相談したらいいのかわからない

ハローワークの職業相談では、就職・転職に関することであれば何でも相談できます。

そのため、「初めて転職(就職)をするのですが、何からしたら良いでしょうか?」と正直に聞いても大丈夫です。

そのほか具体的な質問例を紹介しますので、相談内容を考える時の参考にしてください。

就職・転職活動に関する質問例
  • 求職活動の進め方を教えてください
  • どのようなセミナーや講習を開催していますか
  • 自己分析のやり方を教えてください
  • 自分の希望条件(職種・業種・給与・地域・休暇など)に合った求人はありますか

職業相談では初歩的なことでも聞けるので、気軽に質問してみましょう。

興味のある求人を見つけた場合は、応募する前に求人に関する疑問点を職業相談で解消します。

求人に関する質問例
  • 未経験でも応募できますか
  • この求人の採用人数は何人ですか
  • 平均残業時間はどのくらいでしょうか
  • 現在の応募人数を教えてください

求職活動実績作りが目的の人は、応募人数の質問をすると短時間で相談を切り上げられます。

そのほか、応募書類の書き方や面接の受け方など選考対策に関する相談もできます。

ハローワークが役所のような雰囲気で相談しにくいと感じる人は、35歳以下の求職者を対象にしている「わかものハローワーク」の利用もおすすめです。

(7)ブラック企業を紹介されるのではないか?

ハローワークから故意にブラック企業を紹介することはありません。

しかし、ハローワークは無料で求人掲載できるため、求人の中にはブラック企業が紛れています。

また、職員がブラック企業と気づかず求職者に求人紹介してしまう可能性もあります。

そのため、興味のある求人がある場合は求人票の情報だけで応募の判断をせず、必ず会社情報を調べましょう。

ブラック企業を避けたい人は、ハローワークだけでなく転職エージェントの併用がおすすめです。

以下の記事では、ハローワーク1本で就職・転職活動を行うデメリットを解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

ハローワークだけで20代の転職を成功させるのは難しい?支援内容を紹介

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フリーターがハローワークだけで就活するのは危険!支援内容とメリット・デメリット

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2.最適な転職・就職のためには、転職エージェントも活用しよう!

前述したとおり、ハローワークにはブラック企業の求人が混ざっている可能性があります。

会社情報や口コミを見てもブラック企業を見極めるのは難しく、入社後に問題のある会社だと気づくケースも少なくありません。

そのため、求職活動はハローワーク1本で行うのではなく、転職エージェントの併用がおすすめです。

ハローワークと転職エージェントはどちらも無料で利用できる就職支援サービスですが、以下のような違いがあります。

ハローワーク 転職エージェント
求人数 多い 多くはないが非公開求人もある
求人の質 ばらつきがある 一定の質が担保されている
求人の特徴 地元密着の中小企業の求人が多い 中小企業だけでなく大企業の求人もある
求人の情報量 基本的に求人票にある項目のみ把握している 企業の内情まで把握している
相談員 非正規雇用が多い スタッフ全員がキャリアのプロ
情報収集 自主的に行う必要がある 業界の動向や業務内容など、仕事に関する情報は提供してもらえる
選考対策 一般的な選考対策を行う 希望する会社に合わせた選考対策を行う

このように、ハローワークと転職エージェントでは大きな違いがあります。

転職エージェントの最大の魅力は、キャリアのプロが求職者の適性や強みを的確に引き出したうえで希望に合った求人を紹介するため、ミスマッチングが起こりにくいことです。

また、転職エージェントでは年収や勤務地など労働条件の交渉代行も行っています。

求職者が交渉しにくい内容も、転職エージェントが第三者の立場で企業に交渉してくれるので、円滑に希望を伝えることができます。

さらに、転職エージェントでは、求人を掲載する前に会社訪問やヒアリングを行っていることもポイント。

企業の内情まで把握することで、ブラック企業の求人を取り扱わないようにしています。

就職支援を行っている機関は、ハローワークだけではありません。

最適な就職・転職活動を行うためには、転職エージェントも積極的に活用しましょう。

20代の転職活動におすすめの転職エージェントは、キャリアスタートです。

キャリアスタートでは、キャリアのプロが転職希望者一人ひとりに合わせた転職支援を行っています。

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まとめ

この記事ではハローワークの職業相談を利用したことのない人に向けて、職業相談を不安に感じる理由を解説しました。

職業相談は求職者が就職や転職をするためのサポートなので、時には耳の痛いことを言われることもありますが、怒られることはありません。

ハローワークの窓口対応の改善も進んでいるので、職業相談が怖いと感じている人でも思い切ってハローワークに行ってみましょう。

本気で自分に最適な就職・転職をしたい人は、ハローワークだけでなくキャリアスタートの併用がおすすめです。

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