
「売上◯%達成なんて書けることが何もない…」と手が止まっていませんか?大丈夫ですよ、実績の定義を少し広げるだけで、書ける材料はきっと見つかりますよ。
この記事では、実績がないと感じてしまう理由から、書ける材料の見つけ方、職種別の例文、やってはいけないNG例までを順を追って解説していきます。
1.職務経歴書に実績なしでも書類選考は通過できる
- 実績とは表彰や売上目標の達成だけを指す言葉ではない
- 採用担当者は結果の大きさより仕事への取り組み方を見ている
- 過程を言語化できれば数字がなくても評価の対象になる

大きな成功経験や目立った実績がなくても、魅力的な職務経歴書を書くことは可能です。
ここでは、そもそも実績とは何を指すのか、そして採用担当者が職務経歴書のどこを見ているのかを整理します。
(1)そもそも「実績」とは大きな成果だけではない
実績とは、表彰や売上目標の達成といった目立つ成果だけを指す言葉ではありません。
『職務経歴書』とは業務経験とスキルを確認するための書類で、採用担当が「この人は入社後に活躍してくれそうか」を確認する書類です。
厚生労働省も、職務経歴書は履歴書では書ききれない具体的なキャリアややる気をアピールするための書類だと位置づけています。
出典:厚生労働省「ハローワークインターネットサービス 履歴書・職務経歴書の書き方」
つまり、成果そのものよりも「どんな仕事を、どういう姿勢で担ってきたか」が伝わることに意味があります。
- 業務を効率化するために自分で工夫したこと
- ミスを減らすために取り入れた確認の仕組み
- 上司や顧客から感謝された・褒められた経験
- 後輩の指導やマニュアル作成など、周囲への貢献
- 失敗を振り返り、次に活かした行動
過去に成功しかしていない人はほとんどおらず、失敗体験の方を多くしている人がほとんどです。
成功体験にこだわらず、どんな課題に直面し、どう取り組んだかを書くことで、十分にあなたの魅力を伝えられます。
(2)採用担当者が職務経歴書で本当に見ているポイント
採用担当者が確認しているのは、実績の大きさではなく「自社で活躍できそうか」という一点です。
特に20代の採用では、即戦力となる高い実績までは求められていないケースがほとんどです。
採用担当者が職務経歴書から読み取ろうとしている観点を整理すると、次の4つになります。
| 観点 | 採用担当者が確認していること |
|---|---|
| 経験・スキルの適合 | 募集ポジションに必要な経験を持っているか |
| 仕事への取り組み方 | 課題にどう向き合い、どう工夫してきたか |
| 再現性 | その工夫を自社でも同じように発揮できそうか |
| 基礎的なビジネス力 | 報告・連絡・相談や納期管理が身についているか |
この4つのうち、数字の実績が関係するのは「経験・スキルの適合」の一部だけです。
残りの3つは、日々の業務の書き方次第で誰でも伝えられる領域だと考えてよいでしょう。
2.「実績がない」と感じる人の4つのパターンと対策
- 実績がないと感じる背景は大きく4つのパターンに分かれる
- どのパターンでもアピールできる材料は残っている
- 自分のパターンを特定すると書くべき方向性が決まる

「実績がない」と一言でおっしゃる方でも、理由を伺うと4つくらいに分かれるんですよね。まずはご自身がどれに近いか探してみてください。
「職務経歴書に書ける実績がない」と感じてしまっている人のパターンはいくつかありますが、どのパターンでも魅力的な職務経歴書を書くことは可能です。
ここでは、「実績がない」と感じている人のよくあるパターンを4つ紹介します。
もし同じような状況で「実績がない」と感じているのであれば、この章を参考にしてぜひ自信をもって職務経歴書の作成を進めていきましょう。
(1)社会人経験が短いと感じている
就職してすぐに転職を考えている人などは、実績はないと感じやすくなってしまいます。
しかし、このような社会人経験が少ない場合でも魅力的な職務経歴書は書くことができます。
「売上120%アップに貢献」などの実際に大きな数字に繋がったケースがなかったとしても、日々の業務の中で少しでも貢献したことはあるはずです。
短い期間で結果が出ていなかったとしても、言われたことだけでなく自分から行動をしていたことは大きなアピールになります。
なお、仕事をすぐに辞めてしまった場合は「なぜ辞めたのか。どうしてこの会社で働きたいと思うのか」のアピールを考える方が重要です。
採用する企業としては教育コストや採用コストがあるため、自社に長く貢献してくれる人材を求めているために「なぜ辞めたのか」をしっかりと説明できるようにしましょう。
(2)決められた仕事しかしていないと感じている
決められた仕事をずっと行ってきた人も、実績はないと感じてしまいます。
決められた仕事しかやってきていないと考えている場合でも、コツコツと決められた仕事をこなすことは誰にでもできるものではありません。
例えば、「毎日〇件のデータ処理をしていた」「毎日〇件のテレアポをしていた」など、日々やってきたことは十分アピールポイントになります。
どんな仕事でも自分がやりたいことだけではなく、会社で決められた業務が少なからずあります。
そのため、細かいことでも1つ1つ振り返っていくことで、目に見える実績に繋がっていなかったとしても自分でも気がついていなかった良いところを見つけられるでしょう。
(3)結果的に数字に繋がっていないと感じている
「担当エリアで売上1位」などの分かりやすい数字の結果を出せなかった人も、職務経歴書でアピールは可能です。
結果に結びつくかどうかは自分の力だけではなく、業界のトレンドなどの市場動向などの自分の力ではどうしようもない場合もあります。
そのため、「結果に結びつかなかった理由はなにか」「その中で自分が工夫したことはなにか」を整理しましょう。
数字には現れていなくても実はあなたが辞めた数年後に結果がでる行動であったり、別の業界・業種では逆に評価されるスキル・行動であった可能性もあります。
(4)働いていない期間がある
働いていない期間がある場合でも、職務経歴書に書ける実績がないと感じてしまうかもしれません。
例えば、直近で働いていなくて過去の経験しか書けない、ブランク期間についてどのように説明したらよいかわからないといった場合です。
ブランク期間がある人は「その間になにをしていたのか」「なぜブランクがあったのか」を自己PRで書いてみましょう。
また、ブランク前の過去の経験であってもあなたの仕事への取り組み方をアピールする重要な要素ですので、自信をもってしっかりとアピールできます。
働いていない期間があっても、マイナスとは捉えずにあなたをアピールすることができますので、なにを考えてなにをしていたかを洗い出しましょう。
3.実績なしでも書ける材料を見つける4つのステップ
- まずはキャリアを1年ごとに振り返って材料を洗い出す
- 応募先が求める人物像と重なる要素を選んで自己PRにする
- 第三者に見てもらうと自分では気づけない強みが見つかる
実績なしでも職務経歴書を作成することはできますが、作成の方法がわからない人もいるかと思います。
ここでは、実績なしでも職務経歴書を作成する4つのステップを紹介します。
このステップを踏めば、実績に自信がない方でも職務経歴書を形にできます。
(1)キャリアの棚卸しをする
まずは、キャリアの棚卸しをしましょう。
具体的には社会人として働きだしてからこれまでのキャリアを1年ごとに振り返ってみてください。
棚卸には次のような項目をしっかりと洗い出していくことがポイントです。
- 携わった業務内容
- 具体的な実績
- 他者からの評価
- どのような課題があったか
- 課題をどう乗り越えようとしたか など
この際には具体的な実績は「大きな実績」でなくても問題なく、小さなことでも洗い出すことであなたの仕事への貢献を見つけることができます。
アピールできる実績がないと悩んでいても、じっくり振り返ってみることでこれまでの経験や実績を忘れているだけだったことに気づく場合も多いでしょう。
何から書き出せばよいか迷う場合は、厚生労働省が無料で公開しているワークブックを使うと整理しやすくなります。
出典:厚生労働省「「職務経歴書の作り方」別冊ワークブック」
(2)アピールできそうな要素を探す
これまでのキャリアを振り返ったら、企業にアピールできそうな要素を探します。
目指す職種やポジションによってマネジメント力が評価される場合や、プレイヤーとしてコツコツと作業ができる経験が評価される場合などバラバラです。
アピールする内容がかぶってしまった場合は、業務量や期間など数値化して表すことができる経験を選びましょう。
さらに、応募先の企業で活かせるスキルや資格もあれば、応募先で活かせる能力をピックアップすることも重要です。
(3)魅力的な自己PRを作成する
アピール内容やスキルを洗い出したら、最後に自己PRを作成します。
職務経歴書には自己PR欄があるため、過去の経歴を踏まえて自分の魅力をアピールしましょう。
自己PRを作成する際のポイントは、その企業の求められている人物像に合う要素をしっかりとアピールすることです。
募集要項や企業のウェブサイトなどで求める人材像を調べておきましょう。
もし大きな実績がない場合でも、業務にコツコツと取り組んだ経験や工夫を続けた姿勢などと絡めて粘り強さをアピールするなど、自分の良さを伝えることができます。
(4)他の人に職務経歴書を見てもらう
自己PRを作成したら、他の人に職務経歴書を見てもらいましょう。
どんな企業に採用されたいと考えて、どういうアピールをしたいかを伝えて、他の人から「職務経歴書からどう感じたか」を聞きましょう。
周りに聞くことで、あなたが関係ないと思って書いていない経験が実はよりアピールできる内容だったとわかることもあります。
もし周りに相談できる人がいなければ転職エージェントを活用してみましょう。
転職エージェントは転職のプロに無料で相談することができ、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策なども無料で代行します。
キャリアスタートでは、若手の方々がよい仕事、よい人生につながるような転職機会、就職サポートをご提供し、どんな方にも最後まで転職支援をさせていただきます!
4.実績なしの職務経歴書を魅力的に見せる5つのコツ
- 採用するメリットが伝わる具体的なエピソードを添える
- 成果が数字にできないときは業務量や規模を数字にする
- A4用紙2枚以内に収め、読みやすさを優先する
職務経歴書はただ単にやってきたことなどを列挙するだけでなく、より採用率を上げるコツがあります。
ここでは、実績なしでも職務経歴書を作成する5つのコツを紹介します。
このコツに気を付けるだけで、あなたの職務経歴書の魅力は大きくアップします。
(1)自分を採用するメリットをしっかりと書く
自分を採用するメリットを自信をもってしっかりと記載しましょう。
経歴に自信がないと恥ずかしくて記載できない人も多いです。
しかし、企業側は過去の結果からだけでなく、その人の仕事への姿勢や取り組んできたことに対して自社で活躍できるかを判断します。
例えば「コミュニケーション能力が高く社内外に良い影響を与えそう」「勉強熱心で自社の製品知識をすぐに身につけて活躍できそう」などさまざまな側面から判断します。
分かりやすい大きな成果がなかったとしても、自分を採用したときのメリットを企業側がイメージしやすいように、具体的なエピソードを記載しましょう。
(2)テンプレートを活用する
職務経歴書を作成する際は、まずはテンプレートを活用しましょう。
職務経歴書は作文をしてアピールする必要があり、一から自分で作成しようと思うと大変です。
職種や業界別のテンプレートや他の人の職務経歴書などさまざまな情報が世の中には転がっており、これらを活用することで効率的に作成できます。
採用担当者も多くの求職者の職務経歴書を見ているため、同じ形式で書いていることで内容を理解しやすく、「読みにくい」と足切りされることがなくなります。
公的な様式を使いたい場合は、厚生労働省が記載例つきのパンフレットを無料で公開しています。
出典:厚生労働省「職務経歴書の作り方 パンフレット」
(3)数字や比較を使ってアピールする
大きな成果を出していなかったとしても、数字や比較を使うことでアピールしましょう。
「前年比〇%」などの比較データや「〇件対応」などの数字は目で見えて分かりやすく、何をどれだけやったかを採用担当者に理解しやすくできるためです。
もし結果を数字で出せない場合は、部署やチームの人数の規模などを数値化して記載することで、どれだけの規模の場所で働いていたかを伝えましょう。
大きな規模であれば集団で働くことができるアピールになり、小規模であれば裁量が大きい可能性が高いために責任のかかる仕事をしていたアピールになります。
- 担当した業務の件数(月間◯件のデータ入力、1日◯件の電話対応など)
- 担当した顧客数・店舗数・チーム人数
- その業務に携わっていた期間
- サポートしていた社員の人数
(4)A4用紙2枚以内に簡潔にまとめる
職務経歴書は、A4用紙2枚以内に収まるように分量を調整しましょう。
採用担当者は多くの応募書類に目を通しており、1人あたりにかけられる時間は限られているためです。
実績がないと感じている人ほど、量でカバーしようとして情報を詰め込みすぎてしまう傾向があります。
職務経歴とスキルの記述が全体の75%程度、残りの25%を自己PRに充てるのが目安です。
箇条書きや小見出しを使い、読みやすさを優先して整理することを意識しましょう。
(5)実績が思い出せないときは概算で書く
当時の数字を正確に覚えていない場合は、概算で記載しても問題ありません。
「約〇件」「〇%程度」といった書き方で、規模感が伝われば採用担当者の判断材料になるためです。
正確に思い出せないからと空欄にしてしまうより、分かる範囲で具体的に書いた方が評価につながります。
- 当時の手帳やスケジュール、業務日報を見返す
- 社内表彰や研修の記録、資格の取得時期を確認する
- 当時の同僚や上司に当時の状況を聞いてみる
- 自分が送ったメールの送信履歴をさかのぼる
ただし、思い出せないからといって数字を大きく見せる方向で書くのは避けましょう。

ここからは職種別の例文です。あえて「派手な数字がない人」の書き方でご用意したので、自分の状況に近いものを選んでみてくださいね。
5.【職種別】実績なしの職務経歴書 例文4選
- 成果ではなく業務量と工夫した点を軸に構成する
- 職種ごとにアピールすべき切り口が異なる
- 例文はそのまま使わず自分のエピソードに置き換える
ここでは、よく使われる職種ごとに、目立つ実績がない場合の職務経歴書の例文を紹介します。
いずれも「成果の数字」ではなく「業務量」と「工夫した点」を軸に組み立てているのが特徴です。

自分が目指している職種を確認し、ぜひ参考にしましょう。
(1)【事務職】実績なしの職務経歴書 例文
事務職は数値化した成果を記載することが難しいため、業務量の正確さとパソコンスキルをアピールしましょう。
以下のような内容をアピールすることが重要です。
- どのような事務処理をどのくらいの量をこなしていたか
- どんなPCソフトを使って、どんな作業をしていたか など
特に、WordやExcelなどのソフトウェアの使用経験や、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)やITパスポートなどのパソコンに関連した資格などを記載しましょう。
スキルが具体的に記載されていれば、即戦力として期待してもらうことができます。
【職務要約】
株式会社〇〇にて約3年間、一般事務として受発注データの入力、請求書発行、電話・来客対応を担当してまいりました。営業担当5名のサポート業務も兼任しております。
【担当業務】
- 受発注データの入力・管理(月間約400件)
- 請求書の作成・発送業務
- 電話・メール対応、来客対応(1日平均約20件)
- 営業担当5名の資料作成サポート
【業務で心がけたこと・工夫した点】
- 入力ミスを防ぐため、独自のチェックリストを作成しダブルチェックを習慣化しました
- 頻出する問い合わせをQ&A形式でまとめ、部署内で共有しました
- 営業担当の商談予定を前日に確認し、必要な資料を先回りして準備しました
【活かせるスキル・資格】
- Microsoft Office(Word/Excel/Outlook)
- MOS Excel スペシャリスト(20〇〇年取得)
【自己PR】
私の強みは、決まった業務を正確に積み重ねる継続力です。表彰されるような目立った成果はありませんが、日々の処理精度を保つための仕組みを自分なりに整えてきました。貴社においても、周囲が働きやすい環境づくりを通じて貢献したいと考えております。
「月間約400件」のように業務量を数字にすることで、成果がなくても仕事の規模感が伝わります。
(2)【販売職】実績なしの職務経歴書 例文
販売職で売上目標に届かなかった場合は、店舗規模や接客での工夫をメインに記載しましょう。
取り扱い商品や客層、スタッフの人数を書き添えると、どのような環境で働いていたかが伝わります。
【職務要約】
株式会社〇〇が運営するアパレル店舗(スタッフ6名)にて2年間、販売スタッフとして接客・レジ・在庫管理を担当してまいりました。
【担当業務】
- 来店客への接客・商品提案(1日平均約30名)
- レジ業務、在庫管理、商品陳列
- 新人スタッフ2名の接客指導
【業務で心がけたこと・工夫した点】
- 入荷状況を共有するメモを作成し、欠品時にすぐ代替品を提案できる体制を整えました
- 試着を迷われるお客様には無理に勧めず、着用シーンを一緒に整理する接客を心がけました
- 閉店後に商品知識を共有する時間を提案し、新人が接客に入りやすい状況をつくりました
【自己PR】
私の強みは、相手の状況に合わせて提案を変えられる柔軟性です。売上目標を大きく上回った月はありませんでしたが、担当したお客様から再来店時にご指名をいただくことが増えました。貴社でも、目の前のお客様との関係づくりから着実に成果を積み上げていきたいと考えております。
目標未達を隠すのではなく、そのうえで何を積み重ねたのかを書く方が説得力が生まれます。
(3)【営業職】実績なしの職務経歴書 例文
営業職の職務経歴書では、取り扱い商品やどんな顧客向けに営業していたかを記載しましょう。
特に以下のような内容を記載することが重要です。
- 個人向けか法人向けか(大企業か中小企業か)
- 新規開拓か既存顧客のどちらがメインだったか
- テレアポや飛び込み営業などをしていたか
- 取り扱っていた商材は、無形商材か有形商材か など
目標を達成できていない場合でも、達成に向けて自分が何を検証したかを説明できるようにしておきましょう。
【職務要約】
株式会社〇〇にて2年間、中小企業向けに〇〇サービスの法人営業を担当してまいりました。新規開拓と既存顧客のフォローを一貫して担当しております。
【担当業務】
- 新規開拓のテレアポ(1日約50件)
- 既存顧客約40社の定期フォロー
- 提案資料の作成、見積書の作成
【業務で心がけたこと・工夫した点】
- 断られた理由を記録して分類し、月1回トークスクリプトを見直しました
- 訪問後24時間以内にお礼と要点整理のメールを送ることを徹底しました
- 失注案件の経緯をチームの共有シートに残し、他メンバーが参照できるようにしました
【自己PR】
私の強みは、うまくいかなかった理由を検証して次に活かす姿勢です。在籍中の目標達成率は平均8割程度で、社内で上位の成績を残せたわけではありません。ただ、断られた理由を蓄積して改善を続けた結果、担当エリアの商談化率は着実に改善していきました。貴社でも、地道な検証を重ねて成果につなげていきたいと考えております。
(4)【第二新卒・未経験職種】実績なしの職務経歴書 例文
第二新卒や未経験職種への応募では、実績よりも成長意欲と学習の姿勢が評価されます。
企業側も社会人経験の短い応募者に即戦力を期待していないため、ポテンシャルを軸に構成しましょう。
【職務要約】
大学卒業後、株式会社〇〇に入社し、1年3か月間、店舗スタッフとして接客販売業務に従事してまいりました。現在はIT業界の〇〇職への転向を目指しております。
【担当業務】
- お客様への商品提案、レジ業務、在庫管理
- 売場のディスプレイ変更、発注業務の補助
【業務で心がけたこと・工夫した点】
- お客様からよく受ける質問をノートにまとめ、回答の言い回しを毎週見直しました
- 在庫の探し直しが多かったため、バックヤードの配置図を作成して共有しました
【現在取り組んでいること】
- 〇〇の資格取得に向けて学習中(20〇〇年〇月受験予定)
- 週10時間程度、オンライン教材で〇〇の基礎を学習しています
【自己PR】
私の強みは、必要なことを自分で調べて身につけようとする学習意欲です。社会人経験は1年3か月と短く、成果としてお伝えできる数字はありません。ただ、目の前の業務で困っている点を見つけて改善する習慣は身についてきました。未経験の分野ではありますが、早期に業務知識を習得し、貴社に貢献してまいります。
第二新卒の転職全般については、第二新卒の就職・転職ガイドもあわせて参考にしてください。

ここからは逆に、やってしまうと評価を下げてしまうポイントです。実績がないと焦っている方ほどやりがちなので、ぜひ確認してくださいね。
6.実績なしの職務経歴書でやってはいけない3つのNG
- 実績を盛ると面接での深掘りで矛盾が生じやすい
- 職歴の省略は経歴詐称とみなされる可能性がある
- 空欄のまま提出すると入社意欲が低いと受け取られる
実績がないと焦るあまり、かえって評価を下げてしまう書き方をしてしまうことがあります。
ここでは、実績なしの職務経歴書で特に避けたい3つのNGを紹介します。
(1)実績を盛る・誇張して書く
実績がないからといって、数字を盛ったり成果を誇張したりするのは避けましょう。
職務経歴書に書いた内容は、面接で深掘りされることが多いためです。
「その施策で具体的に何をしたのか」「なぜその数字になったのか」を問われた際に、答えに詰まってしまいます。
また、入社後に経歴詐称を疑われれば、信頼関係を築くのが難しくなります。
- NG「売上を大幅に改善」→ OK「担当エリアの商談化率が改善するまで訴求内容を検証」
- NG「業務を全面的に効率化」→ OK「入力手順を見直し、確認工程を1つ減らした」
- NG「チームを牽引」→ OK「新人2名の接客指導を担当」
盛るのではなく、事実を具体的に描写する方が結果的に評価されます。
(2)アピールしづらい職歴を省略する
実績がない期間だからといって、職歴そのものを省略するのは避けましょう。
職歴の省略は、経歴詐称とみなされる可能性があるためです。
在籍期間は雇用保険の記録などから把握されることもあり、後から発覚すると内定取り消しにつながる場合もあります。
応募職種との関連が薄い職歴は、記載自体は残したうえで内容を簡略化しましょう。
アピールしたい職歴を厚めに書くことで、メリハリのある職務経歴書に仕上がります。
(3)実績欄を空欄のまま提出する
書くことが思いつかないからといって、実績欄を空欄のまま提出するのは避けましょう。
空欄や極端に少ない記述は、採用担当者に「入社意欲が低い」と受け取られてしまうためです。
実績として書けることがない場合は、欄の名称を「取り組んだ業務と工夫した点」などに変えても構いません。
書式は指定がなければ自由に調整できるため、自分が書ける内容に合わせて構成を組み替えましょう。
7.職務経歴書の実績に関するよくある質問
最後に、職務経歴書の実績についてよく寄せられる質問にお答えします。
Q1.実績を少し盛って書いてもバレませんか?
面接で深掘りされた際に矛盾が生じやすいため、避けた方が安全です。
採用担当者は多くの応募者を見ているため、経緯の説明が曖昧だとすぐに気づかれます。
数字を大きく見せるよりも、取り組んだ過程を具体的に書く方が評価につながります。
Q2.過去の数字を正確に覚えていない場合はどうすればいいですか?
「約〇件」「〇%程度」といった概算での記載で問題ありません。
採用担当者が知りたいのは正確な数値そのものではなく、担当していた業務の規模感だからです。
当時の手帳やメールの送信履歴をさかのぼると、おおよその件数を思い出しやすくなります。
Q3.アルバイト経験しかない場合も書いていいですか?
アルバイト経験のみでも、職務経歴書に記載して問題ありません。
担当業務と、日々の業務で心がけていたことや工夫したことをセットで書きましょう。
フリーターからの就職活動については、フリーターの就職ガイドもあわせて参考にしてください。
Q4.実績がないと書類選考は通りませんか?
実績の有無だけで合否が決まるわけではありません。
特に20代の採用では、仕事への取り組み方や成長意欲が重視される傾向があります。
応募先が求める人物像と自分の経験の接点を示せていれば、選考は十分に通過を目指せます。
まとめ
本記事では、「職務経歴書に書ける実績がない」と悩んでいる人向けに、実績がないと感じる4つのパターン、書ける材料を見つける4つのステップ、魅力的に見せる5つのコツ、職種別の例文、避けたいNG例を紹介しました。
職務経歴書に書ける実績がないと悩んでいる人も、職務経歴書を書くことはできます。
採用担当者が見ているのは成果の大きさではなく、日々の業務にどう向き合ってきたかという過程だからです。
しかし、自分で職務経歴書を書くことは自分の強みの洗い出しや経歴の棚卸、魅力的な職務経歴書、自己PRの作成など大変です。
そのため、効果的な選考対策をするためには専門分野に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
弊社では20代の若手に特化した転職エージェント・就職エージェントサービスを提供しています。
求人の応募から内定まで「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」「給与交渉」も無料で代行します。
そのため、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。

「書けることがない」と感じたら、ぜひキャリアスタートにご相談ください。20代の就職・転職支援に特化しており、面談を通してあなたの経験から書ける材料を一緒に見つけます。職務経歴書の添削から面接対策まで無料でサポートしますので、一人で抱え込まずにお声がけくださいね。























職務経歴書に実績なしでも、書類選考は通過できます。採用担当者が見ているのは数字の大きさではなく、日々の業務にどう取り組み、どう工夫してきたかという過程だからです。