
「本が好きだけど、それを仕事にできるのかな…」と思っていませんか?実は本に関わる仕事は幅広く、未経験・学歴不問で募集している求人も少なくないんですよ。
この記事では、本に関わる仕事12選を仕事内容・平均年収・未経験可否・向いてる人の特徴とともに紹介し、正社員を目指す具体的な方法まで解説していきます。
本に関わる仕事を選ぶ際のポイント
- 「読む・書く・作る・売る・届ける」のどこに関わりたいかを明確にする
- 未経験可の求人が多い職種と専門性が求められる職種を見極める
- 年収だけでなく働き方や将来性も含めて総合的に判断する
ここでは、本に関わる仕事を選ぶ前に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
自分の「本への関わり方」を明確にする
一口に本に関わる仕事といっても、実際に本を読む・売る仕事もあれば、作る・書く・届ける仕事もあります。まずは自分が本のどの工程に関わりたいのかを整理しましょう。
例えば接客が好きなら書店員、静かにコツコツ作業したいなら校正・校閲やDTPオペレーターが向いています。興味の方向性を先に決めておくと、求人選びで迷いにくくなります。
未経験からの募集状況を確認する
書店員や出版営業などは未経験・学歴不問での採用が比較的多い一方、編集者やイラストレーターは実務経験やポートフォリオを求められることもあります。
求人票の応募条件を事前にチェックし、未経験可の求人が多い職種から挑戦するのも一つの戦略です。焦らず自分に合った入り口を探しましょう。
収入面と安定性のバランスを見極める
本に関わる仕事は、正社員として企業に所属する働き方と、フリーランスとして案件ごとに働く働き方に分かれます。翻訳家やイラストレーターはフリーランスも多く、収入が案件数に左右されやすい傾向があります。
まずは出版社や書店に正社員として就職し、業界知識と実績を積んでから独立を検討する道もあります。安定志向なら、この順番を意識してみてください。
本に関わる仕事12選|仕事内容・年収・未経験可否
- 本に関わる仕事は「読む・売る」「作る」「創る」「届ける」の4系統に分けられる
- 書店員・図書館司書・出版営業は未経験からでも挑戦しやすい
- 編集者・翻訳家・イラストレーターは実績やポートフォリオが評価されやすい
ここでは、本に関わる仕事12選を4つの系統に分けて、仕事内容・平均年収とあわせて紹介します。


本に関わる仕事の年収は職種によって差がありますが、未経験可の求人も多いので安心してくださいね。
書店・図書館で本に関わる仕事
1. 書店員
約384.8万円(jobtag:書店員)
書店で新刊や雑誌の陳列・販売、来店客への対応、取次店とのやり取りなどを行う仕事です。古書店員としての求人も同じ職業分類に含まれます。
- 商品の荷受け・陳列・棚整理
- 来店客への接客・注文対応
- POPの作成や店頭イベントの企画
- 本や雑誌の情報に日常的に触れていたい人
- 接客・販売の仕事に抵抗がない人
- コツコツとした品出し作業も苦にならない人
2. 図書館司書
約583.3万円(jobtag:図書館司書)
図書館や資料室で資料の収集・整理・保存を行い、利用者の調べものや読書相談に応じる仕事です。公共図書館の司書は司書資格が求められることが多い一方、民間の図書館スタッフや学校図書館の補助スタッフは資格不問の求人もあります。
- 図書の分類・整理・貸出返却対応
- 利用者からのレファレンス対応
- 読み聞かせ会など館内イベントの運営
- 調べものや情報整理が得意な人
- 静かな環境でコツコツ働きたい人
- 人に本を紹介するのが好きな人
静かな環境でコツコツと働きたい人は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
出版社で本を作る仕事
3. 書籍編集者
約673.2万円(jobtag:図書編集者)
文芸書・専門書・コミック・絵本など様々な本の企画書作成や原稿整理、著者とのやり取りを行う仕事です。出版社への就職は新卒採用が中心ですが、編集プロダクションであれば未経験・中途からの募集もあります。
- 企画立案・著者やライターとの調整
- 原稿の編集・進行スケジュール管理
- デザイナーや印刷会社との連携
- 本の企画を考えるのが好きな人
- スケジュール管理・調整力がある人
- 文章を読み込んで改善点を見つけられる人
4. 雑誌編集者
約673.2万円(jobtag:雑誌編集者)
雑誌の企画・編集業務に携わり、読者ニーズを踏まえた特集を考えます。自身で取材記事を書いたり、校正・校閲を兼務したりすることも多い職種です。
- 特集企画の立案・編集会議での提案
- 取材・執筆・校正校閲の兼務
- 入稿締切に向けたスケジュール管理
- トレンドや読者ニーズに敏感な人
- 締切を守って計画的に動ける人
- 文章の細かいミスに気づきやすい人
5. 校正・校閲者(出版社内の校閲担当)
約673.2万円(jobtag:図書編集者)
※jobtagに校正・校閲者単体の区分はないため、同じ「記者、編集者」分類の編集者データを参考値として掲載しています。
原稿の誤字脱字や表記ゆれをチェックする校正、内容の事実関係や整合性を確認する校閲を専門に行う仕事です。出版社の校閲部門のほか、校正専門会社での求人もあります。
- 原稿の誤字脱字・表記統一のチェック
- 事実関係や数値の整合性確認
- 著者・編集者への指摘事項の共有
- 細部まで注意深く読み込める人
- 地道な確認作業を集中して続けられる人
- 日本語の表記ルールに関心がある人
6. DTPオペレーター・電子書籍制作
約457.9万円(jobtag:製版オペレーター、DTPオペレーター)
本や雑誌の紙面レイアウトをPCソフトで組み、印刷用データや電子書籍データを作成する仕事です。電子書籍の制作会社では、EPUB形式への変換作業なども担当します。
- InDesign等での紙面レイアウト作成
- 印刷用データ・電子書籍データの作成
- デザイナー・編集者との仕上がり確認
- PC作業や細かい調整作業が得意な人
- デザインソフトの操作を覚えるのが苦でない人
- 決められたフォーマットを正確に再現できる人
7. 製本オペレーター
約457.9万円(jobtag:製本オペレーター)
印刷された紙を断裁・折り・綴じなどの工程で製本する仕事です。製本会社や印刷会社の工場で、機械オペレーションを担当することが多く、未経験からの採用も比較的多い職種です。
- 断裁・折り・綴じなどの製本工程管理
- 製本機械の操作・調整
- 仕上がりの検品作業
- 機械を扱う作業に興味がある人
- 決まった工程をミスなくこなせる人
- モノづくりの現場で本と関わりたい人
コツコツと地道な作業が得意な人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
クリエイティブに本と関わる仕事
8. ブックデザイナー・装丁デザイナー
約539.6万円(jobtag:グラフィックデザイナー)
※装丁デザイナー単体の区分はないため、近い職務内容のグラフィックデザイナーのデータを参考値として掲載しています。
本の表紙・カバー・帯などのデザインを手がける仕事です。出版社のデザイン部門や、フリーランスのブックデザイナーとして複数の出版社から依頼を受ける働き方があります。
- 表紙・カバー・帯のデザイン制作
- 著者・編集者とのイメージすり合わせ
- 印刷用データの色校正確認
- デザインセンスや美的感覚がある人
- 本の世界観を視覚的に表現するのが好きな人
- 細かい色味や質感にこだわれる人
9. イラストレーター・絵本作家
約492.2万円(jobtag:イラストレーター)
出版社や広告会社からの依頼で挿絵やカバーイラストを描く仕事です。絵本作家は自身で物語と絵の両方を手がけ、出版社に持ち込みや投稿で採用されるケースもあります。
- 挿絵・カバーイラストの制作
- 絵本の企画・執筆・作画
- 編集者とのイメージ調整・修正対応
- 絵を描くことが好きで継続できる人
- 自分の作品を発信・持ち込みできる行動力がある人
- 子ども向けの表現に関心がある人
10. 翻訳家
約673.2万円(jobtag:翻訳者)
文学作品や学術書、実用書などの文章を外国語から日本語へ、あるいは日本語から外国語へ翻訳する仕事です。出版翻訳は狭き門ですが、産業翻訳や実務翻訳から経験を積むルートもあります。
- 原文の読解・訳文の作成
- 訳語の統一・表現の調整
- 編集者とのやり取り・締切管理
- 外国語と日本語の両方に強い関心がある人
- 地道な読解・調べもの作業が得意な人
- コツコツ一人で作業を進められる人
語学力を活かして働きたい人は、こちらの記事も参考になります。
11. ライター(書籍・雑誌ライター)
約673.2万円(jobtag:雑誌記者)
※書籍・雑誌ライター単体の区分はないため、近い職務内容の雑誌記者のデータを参考値として掲載しています。
書籍の構成作家やムック本・雑誌記事の執筆を担当する仕事です。企画に沿って取材・執筆を行い、著者の代わりに書籍を書き上げる「ブックライター」もこの職種に含まれます。
- 取材・インタビューの実施
- 構成案の作成・原稿執筆
- 編集者との内容すり合わせ
- 文章を書くこと自体が好きな人
- 人に取材して話を引き出すのが得意な人
- 締切を守って原稿を仕上げられる人
クリエイティブな仕事全般に興味がある人は、こちらもあわせてどうぞ。
本を届ける仕事
12. 出版・印刷営業(取次・ルート営業)
約660.7万円(jobtag:印刷営業)
出版社の営業担当は書店への新刊案内や販促提案を行い、取次会社の営業は出版社と書店をつなぐ流通の要を担います。印刷営業は出版社や企業から印刷物の受注を行う仕事です。
- 書店・取引先への新刊案内や提案
- 販促企画・フェアの提案
- 受注管理・納期調整
- 人とのコミュニケーションが好きな人
- 本の魅力を人に伝えるのが得意な人
- 数字目標に向けて行動できる人
資格がなくても挑戦しやすい仕事を広く知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
本に関わる仕事で正社員を目指す方法
- 未経験可の求人が多い書店員・出版営業から挑戦するのも近道
- 読書量やSNS発信、ブログなどで熱意と実績を可視化する
- 就職エージェントを活用し書類・面接対策のサポートを受ける
ここでは、本に関わる仕事で正社員就職を実現するための具体的な方法を解説します。

未経験可の求人を書店・出版業界で探す
書店員や出版営業、製本オペレーターなどは、未経験・学歴不問で募集している求人が比較的多い職種です。まずはこうした間口の広い職種から出版業界に足を踏み入れる方法があります。
未経験からの就職に不安がある人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。求人票だけでは分からない「本当に未経験でも活躍できる職場」を一緒に見極められます。
読書量や書評・SNS発信で熱意を可視化する
本に関わる仕事は「本が好き」という熱意そのものが評価される場面が多くあります。読書記録やブログ、SNSでの書評発信を続けておくと、面接で具体的なアピール材料になります。
編集者やライターを目指す場合は、実際に文章を書いた実績(ブログ・note・同人誌など)があると説得力が増します。応募前に少しずつ形にしておきましょう。
関連スキル(PC操作・文章力・語学)を整理してアピールする
DTPオペレーターならPCソフトの操作経験、翻訳家なら語学力、編集者なら文章の読解・要約力など、職種ごとに評価されやすいスキルは異なります。
職務経歴書には、アルバイトや独学で培ったスキルであっても具体的なエピソードとともに記載し、「本に関わる仕事で活かせる強み」として整理しておくことが大切です。
就職エージェントを活用し書類・面接対策を受ける
出版・書店業界は求人数が多い業界ではないため、非公開求人を含めて情報収集できる就職エージェントの活用が効果的です。書類添削や面接対策を受けられれば、未経験のハンデを補いやすくなります。
フリーターから正社員を目指す人は、フリーターの就職活動を解説した記事も参考にしながら、早めに行動を始めてみてください。
本に関わる仕事で失敗しないための注意点
- 年収の高さだけで職種を選ぶと働き方とのミスマッチが起きやすい
- 体力面・拘束時間・繁忙期の有無を事前に確認する
- 「未経験可」の実態(研修体制やサポート内容)を求人票でよく見る
ここでは、本に関わる仕事を選ぶ際に注意しておきたい3つのポイントを紹介します。
年収だけで選ばない
編集者や翻訳家は年収水準が比較的高い一方、締切に追われる働き方になりやすい職種でもあります。逆に書店員は年収が控えめでも、決まった時間で働きやすい傾向があります。
年収と働き方のどちらを優先したいかを事前に整理しておくと、入社後のギャップを防ぎやすくなります。
体力面・拘束時間も確認する
書店員は立ち仕事が中心で、繁忙期の年末年始やフェア期間は忙しくなりがちです。編集者も入稿前は残業が増えやすい傾向があります。
求人票の「繁忙期」「残業時間」の記載を確認し、自分の体力やライフスタイルに合うかを見極めましょう。
未経験可の実態(研修体制やサポート内容)を見極める
「未経験歓迎」と書かれていても、実際の研修期間やOJT体制は企業によって差があります。入社後に放置されてしまうケースもゼロではありません。
面接で研修内容や1年目の業務範囲を具体的に質問し、サポート体制が整っている企業かどうかを見極めることが大切です。
本に関わる仕事に関するよくある質問
本に関わる仕事についてよくある疑問に答えます。
本に関わる仕事は未経験でも就職できますか?
はい、可能です。書店員・出版営業・製本オペレーターなどは未経験・学歴不問での募集が比較的多く、研修制度が整っている企業もあります。編集者やデザイナーはポートフォリオや実績が重視される傾向があります。
本に関わる仕事の給料は安いですか?
職種によって差があります。書店員(約384.8万円)は控えめな水準ですが、書籍編集者や翻訳家(約673.2万円)のように、専門性の高い職種は年収600万円台に達する例もあります。
文系じゃなくても本に関わる仕事に就けますか?
問題ありません。DTPオペレーターや製本オペレーターはPC操作や機械操作のスキルが重視され、文系・理系を問わず未経験から挑戦しやすい職種です。
出版業界は将来性がありますか?
紙の出版市場は縮小傾向にある一方、電子書籍やオーディオブックなど新しい市場が広がっています。DTP・電子書籍制作のスキルを持つ人材は今後も一定のニーズが見込まれます。
本が好きなだけで書店員になれますか?
本が好きという気持ちは大きな強みになりますが、実際の仕事は接客・荷受け・棚整理などの地道な業務が中心です。体力仕事への理解も持っておくと、入社後のギャップを防げます。
資格は必要ですか?
図書館司書(公共図書館)は司書資格が必要な場合が多いですが、それ以外の職種は資格必須のケースは多くありません。ポートフォリオや実績のほうが評価されやすい傾向があります。
本以外の仕事にも興味がある人は、こちらの記事も参考になります。
まとめ
本に関わる仕事は、書店員・図書館司書・編集者・デザイナー・翻訳家・出版営業など幅広く存在し、未経験から挑戦できる職種も少なくありません。まずは自分が本のどの工程に関わりたいかを整理し、未経験可の求人が多い職種から一歩を踏み出してみましょう。一人での就職活動に不安がある人は、20代の未経験就職に強いキャリアスタートに相談してみてください。

本に関わる仕事は選択肢が意外と多いので、焦らず自分に合うものを探してみてくださいね。私たちキャリアスタートも、書類添削から面接対策まで全力でサポートします!
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本に関わる仕事の代表例は、書店員・図書館司書・出版社の編集者・ブックデザイナー・翻訳家・出版営業など。未経験からでも挑戦できる職種は多く、読書量やSNS発信で培った知識・熱意を武器にすれば20代の未経験就職でも十分に正社員を目指せます。