「自分の年収って平均より上?下?」と気になっていませんか。実は平均値は一部の高収入者に引っ張られるため、実態を表す「中央値」で確認するのが正確です。この記事では、20代の年収中央値を年齢・男女・学歴・雇用形態別に解説したうえで、中央値以上を目指すための行動を具体的にお伝えします。

「自分の年収、これって低いの?」とご相談に来られる方は多いんですよ。中央値で自分の位置を確認すると、次に何をすべきかがはっきり見えてきますよ!
20代の年収「中央値」とは?平均値との違いを解説

- 中央値とは「全員を年収順に並べたときのちょうど真ん中の値」
- 平均値は一部の高収入者に引き上げられるため、実態より高く見える
- 自分の年収水準を客観的に把握するには中央値の確認が不可欠
ここでは、年収の「中央値」とは何かを解説し、なぜ20代には特に中央値で見るべきなのかを説明します。
平均値と中央値の違いをわかりやすく解説
平均値は全員の年収を合計して人数で割った数値です。
一方、中央値は全員を年収の低い順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する人の年収です。
たとえば100人の中に年収1,000万円を超えるごく一部の高収入者がいると、平均値はその影響で大きく引き上げられます。
しかし中央値はこうした外れ値の影響を受けにくいため、「ふつうの20代の年収」を表すのに適した指標です。
20代は特に中央値で確認すべき理由
20代は同世代内でも年収のばらつきが大きい年代です。
新卒・第二新卒・フリーター・既卒など、同じ「20代」でも雇用形態や職種によって年収が大きく異なります。
一部の高収入職種(ITエンジニア・金融など)が平均値を押し上げるため、「平均321万円」という数字だけを見ると、多くの20代が実際より高い年収と比較してしまうことになります。
自分の現在地を正しく把握するためにも、まずは中央値を基準に考えることをおすすめします。

平均年収の話を鵜呑みにして「自分は低い」と落ち込む必要はありません。中央値で見ると、意外と自分が普通の位置にいることもよくあるんですよ。
20代の年収中央値はいくら?年齢・男女別データ

- 20代前半の年収中央値は約249万円、20代後半は約352万円
- 男女差は20代前半で約37万円、後半では約80万円に拡大する
- 20代後半で年収が大きく伸びる人は、正社員として早期に経験を積んでいる
ここでは、厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」をもとに、20代の年収中央値を年齢・男女別に詳しく解説します。
20代前半(20〜24歳)の年収中央値
20代前半(20〜24歳)の年収中央値は全体で約249万円(令和6年賃金構造基本統計調査 所定内給与から年収換算)です。
この年代は新卒・入社1〜3年目が中心で、経験が浅い分、年収水準は全年代の中で最も低くなります。
大卒で新卒入社した場合の初年度年収は300万円前後が多いですが、高卒・既卒・第二新卒などでは250万円を下回るケースも珍しくありません。
ただし、この年代は「可能性」で評価される時期です。ポテンシャル採用が積極的に行われているため、就職できれば年収は今後急速に上がる可能性があります。
20代後半(25〜29歳)の年収中央値
20代後半(25〜29歳)の年収中央値は全体で約352万円となり、前半と比べて約100万円以上も上昇します。
この跳ね上がりは、正社員として3〜5年の経験を積むことで昇給・昇格が積み重なる影響が大きいです。
20代後半でどれだけ年収を上げられるかは、20代前半にどれだけ早く正社員として就職できたかに大きく左右されます。
フリーター期間が長引くと、昇給機会を失ったまま30代を迎えることになるため注意が必要です。
男女別の年収中央値の差
20代の年収中央値を男女別に見ると、次のような差があります(厚生労働省 令和6年 賃金構造基本統計調査をもとに年収換算)。
| 年齢層 | 全体 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 約249万円 | 約268万円 | 約231万円 |
| 25〜29歳 | 約352万円 | 約390万円 | 約310万円 |
20代前半では男女差は約37万円ですが、20代後半になると約80万円へと拡大します。
この差の主な要因は、育児・家事負担の偏り、産休・育休による昇給機会の差、職種選択の傾向の違いなどが挙げられます。

20代後半になって「年収が上がらない…」と感じる方は、今の職場に留まるより転職を検討した方が早く改善できるケースが多いんですよ。早めに相談してくださいね。
雇用形態別の年収中央値|正社員 vs フリーター

- 正社員20代の年収は約335万円、フリーター(非正規)は約206万円
- 年収差は20代後半にかけて約150万円まで拡大する
- 生涯賃金の差は最終的に9,000万円以上になる場合がある
ここでは、雇用形態の違いが20代の年収中央値にどれほどの影響を与えるかを解説します。
正社員の20代年収中央値
正社員として働く20代の年収中央値は約335万円程度です(厚生労働省 令和6年 賃金構造基本統計調査)。
正社員は基本給に加えてボーナス・昇給・各種手当が支給されるため、年収が安定して伸びていきます。
20代前半の段階では300万円前後からスタートしても、20代後半には350〜400万円に達するケースが珍しくありません。
フリーター・アルバイトの年収実態
フリーターや非正規雇用(アルバイト・派遣)で働く20代の年収は、平均で約206万円にとどまります(国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査)。
月収に換算すると15〜18万円台が多く、ボーナスや昇給がないため年収が伸びにくい構造にあります。
また、社会保険(厚生年金・健康保険)を自分で払う必要があるため、手取りは税引き前年収のさらに1〜2割減になることが多いです。
フリーターから正社員への就職を検討している方は、フリーター向けの就職活動ガイドもあわせて参考にしてみてください。
非正規のままでいるリスク|生涯賃金の差
雇用形態の違いによる年収差は、年齢を重ねるほど拡大します。
高卒を例にとると、正社員の生涯賃金が約2億2,000万円に対し、フリーターの生涯賃金は約1億3,000万円と推計されており、その差は約9,000万円に達します(労働政策研究・研修機構の推計をもとに)。
20代のうちに正社員として就職できれば、この大きな差を最小限に抑えることができます。
キャリアスタートは20代の未経験就職に特化した人材紹介会社です。フリーター・第二新卒・既卒の方でも、書類選考なしの求人紹介・履歴書添削・面接対策まで完全無料でサポートしています。
学歴別の20代年収中央値|高卒・大卒の差
- 高卒・大卒・大学院卒で月収に5〜8万円の開きがある
- ただし、学歴より「業界・職種・雇用形態」の選択が年収への影響大
- 高卒でも職種・企業選びで大卒並みの年収を目指せる
ここでは、学歴が20代の年収中央値にどのくらい影響するかを解説します。
高卒・大卒・大学院卒の年収差
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、20代前半の学歴別の月収は次のとおりです(令和6年調査、所定内給与額)。
| 学歴 | 20代前半 所定内月給(参考) | 年収換算(概算) |
|---|---|---|
| 高校卒 | 約21万円 | 約252万円〜 |
| 専門学校卒 | 約22万円 | 約264万円〜 |
| 大学卒 | 約23〜24万円 | 約276〜288万円〜 |
| 大学院卒 | 約26万円 | 約312万円〜 |
高卒と大卒では月収で約2〜3万円、年収換算で約24〜36万円の差が20代前半の段階ですでに生じています。
この差は年齢とともに拡大する傾向があり、高卒と大卒の生涯年収の差は数千万円にのぼるとも言われています。
学歴以外で年収が変わる3つの要因
学歴差は確かに存在しますが、それよりも「どの業界・職種に就いたか」「雇用形態が正規か非正規か」の影響の方が大きいことも多いです。
- 業界の選択:IT・金融・コンサルは学歴問わず高年収になりやすい
- 職種の選択:エンジニア・営業職・専門職はインセンティブや需給で年収が上がりやすい
- 雇用形態:正社員か非正規かの差が最も大きく、高卒正社員は大卒フリーターより高い年収になることも
高卒であっても正社員として就職し、業界・職種を意識的に選ぶことで、大卒の平均年収に近い水準を実現している方はたくさんいます。
学歴より「どこに就職するか」を戦略的に考えることが、20代の年収アップに直結します。

「高卒だから年収は上がらない」という思い込みは不要ですよ!業界や会社選びで逆転できるケースは本当に多いんです。
20代の年収中央値を上げる3つの方法
- まず「正社員として就職する」ことが年収アップの最大の一手
- 業界・職種の選択で年収は大きく変わる
- 就職エージェントを使えば求人の質が上がり内定率も高まる
ここでは、20代が年収中央値以上を目指すための具体的な行動を3つ解説します。
方法1:正社員として就職・転職する
年収を上げる最も即効性が高い方法は、フリーター・非正規から正社員に切り替えることです。
正社員になるだけで年収が年間100〜130万円以上増えるケースは珍しくありません。
ボーナス・昇給・社会保険完備のメリットも加わるため、手取りの改善効果はさらに大きくなります。
第二新卒・既卒・フリーターの方でも、20代であればポテンシャル採用の対象となり未経験OKの求人へ応募できます。
第二新卒として転職を考えている方は、第二新卒の転職活動ガイドも参考にしてみてください。
方法2:年収水準の高い業界・職種を選ぶ
正社員になるだけでなく、どの業界・職種を選ぶかによって年収水準は数十〜百万円単位で変わります。
| 業界 | 20代 年収の目安 |
|---|---|
| IT・情報通信 | 350〜450万円 |
| 金融・保険 | 350〜400万円 |
| コンサルティング | 380〜500万円 |
| 製造業 | 280〜350万円 |
| サービス・飲食 | 250〜300万円 |
未経験からでもIT・営業・物流などの業界には積極採用のポジションが多く、ポテンシャルを評価してもらえる職種は意外とたくさんあります。
やりがいと年収を両立できる仕事を探している方は、以下の記事も参考になります。
方法3:就職エージェントを活用して内定率を高める
一人での就職・転職活動は情報収集に限界があります。
就職エージェントを活用すると、自分の希望や状況に合った求人を紹介してもらえるうえ、書類対策・面接練習まで一貫したサポートを受けられます。
特に20代の未経験層(フリーター・第二新卒・既卒)に特化したエージェントは、ブラック企業を排除した質の高い求人を持っていることが多く、内定率も高い傾向があります。
ハローワークの利用を検討している方は、専門エージェントとの比較も参考になります。
キャリアスタートは20代未経験の就職に特化したエージェントです。転職先定着率92%の実績を持ち、履歴書添削・面接練習・求人紹介まですべて無料で対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
20代の年収中央値に関するよくある質問
20代で年収300万円以上あれば普通ですか?
はい、20代で年収300万円前後は平均的な水準です。
中央値が約299万円(全体)であることを踏まえると、300万円以上あれば20代の中では中央値より上の位置にいると言えます。
ただし、正社員か非正規かによって評価が大きく変わります。正社員なら300万円前後はスタートラインとして普通ですが、フリーターで300万円は相対的に高い水準です。
フリーターから正社員になると年収はどう変わりますか?
フリーターの年収は平均206万円ですが、正社員に就職することで多くの場合100〜150万円以上の年収アップが期待できます。
ボーナス・昇給・各種手当が加わるほか、社会保険の会社負担分も実質的なメリットになります。
特に20代のうちは「若さ・ポテンシャル」が評価されるため、未経験でも正社員就職のチャンスが多くあります。
20代の理想的な年収はいくらですか?
生活環境や居住地によって異なりますが、一般的な目安として以下のように言われています。
- 独身・一人暮らし(東京):350万円以上あると生活に余裕が出やすい
- 独身・地方在住:280〜300万円あれば生活は安定しやすい
- 結婚・2人暮らし:500万円以上(夫婦合算)あると安定しやすい
まずは中央値(約299万円)を目安に、正社員として年収300万円台を目指すことが現実的な第一ステップです。
まとめ
20代の年収中央値は、20代前半で約249万円・後半で約352万円(厚生労働省 令和6年 賃金構造基本統計調査)です。
平均値(約321〜334万円)より低く見えますが、中央値が「ふつうの20代の年収の実態」を表す指標であることを踏まえると、自分の位置を客観的に確認できます。
雇用形態・学歴・業界の選択が年収に大きく影響しますが、20代のうちに正社員として就職することが、年収を上げるうえでの最大の分岐点です。
フリーターや既卒・第二新卒の方でも、20代であればポテンシャル採用の対象となる企業が多くあります。早めに動くほど選択肢が広がります。

「今からでも間に合う?」と不安な方こそ、ぜひキャリアスタートに相談してほしいですね。20代の未経験就職は私たちの専門分野ですよ!


























20代の年収中央値は約299万円(正規雇用平均は約335万円)です。
フリーターや非正規雇用の場合は150〜200万円台にとどまることが多く、正社員との差は年を追うごとに広がります。中央値を基準に自分の年収位置を把握し、就職・転職・業界選びで具体的に動くことが年収アップへの近道です。