仕事のプレッシャーがしんどいときの対処法

結論

仕事のプレッシャーがしんどいときは、不安やタスクを紙に書き出して整理し、完璧を目指さず深呼吸や相談で心身の緊張をゆるめることが対処の基本です。それでも辛い状態が続くなら、一人で抱え込まず社内外の相談先を頼りましょう。

牛田

「プレッシャーに押しつぶされそう…」と感じていませんか?大丈夫、原因と対処法を知っておくだけで、気持ちはぐっと軽くなりますよ。

仕事のプレッシャーは誰にでも起こりうるものですが、感じ方や原因は人それぞれです。この記事では、プレッシャーが生まれる原因や限界のサイン、今日からできる対処法や相談先までを順を追って解説していきます。

仕事でプレッシャーを感じる原因とは

この章のポイント
  • 責任の重さや周囲からの期待の大きさが主な原因になりやすい
  • 経験不足やスキルへの自信のなさも強いプレッシャーを生む
  • 仕事に強いストレスを感じている労働者は7割近くにのぼる(詳しくは後述)

ここでは、仕事でプレッシャーを感じやすくなる代表的な原因を4つに分けて解説します。自分がどれに当てはまるかを整理してみましょう。

厚生労働省の「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安・悩み・ストレスを感じている労働者は68.3%にのぼります。

ストレスの内容としては「仕事の量」が43.2%で最多、次いで「仕事の失敗・責任の発生等」が36.2%、「仕事の質」が26.4%と続きます。

仕事に強い不安・ストレスを感じる労働者は68.3%。原因は仕事の量43.2%、仕事の失敗・責任36.2%、仕事の質26.4%
仕事で強いストレスを感じる主な原因

責任の重さや大きな期待

任される仕事の責任が重かったり、上司や周囲からの期待が大きかったりすると、「失敗できない」という緊張感がプレッシャーにつながります。特にプロジェクトの中心的な役割を任されたときや、成果を数字で求められる仕事では、この傾向が強く出やすくなります。

責任の重さそのものは悪いことではなく、成長の機会でもあります。ただし、抱えきれない量の責任を一人で背負ってしまうと、心身への負担が大きくなってしまう点には注意が必要です。

経験不足やスキルへの自信のなさ

入社したばかりの仕事や、初めて任された業務では、「うまくできるだろうか」という不安がプレッシャーになりやすいものです。とくに未経験の分野に挑戦しているときほど、この感覚は強くなります。

経験不足は誰もが通る過程であり、時間とともに解消されていくものがほとんどです。今の自信のなさを過度に自分の能力不足だと結びつけすぎないことが大切です。

完璧主義や真面目さ

何事も完璧にこなそうとする真面目な性格の人ほど、自分自身に高いハードルを課しやすく、プレッシャーを強く感じる傾向があります。小さなミスも許せず、常に100点を目指してしまうタイプです。

真面目さは長所である一方、行き過ぎると自分を追い詰める原因になります。完璧を目指すことと、無理をしすぎないことのバランスを意識することが対処の第一歩になります。

上司や職場からの過度な要求

上司から常に高い成果を求められたり、達成が難しい納期やノルマを課されたりする職場では、個人の努力だけでは解消しきれないプレッシャーが生まれます。適切なマネジメントが行われていない場合、この負担はさらに大きくなりがちです。

職場からの要求が明らかに過度だと感じる人は、一人で抱え込まず、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。環境そのものを見直す選択肢についても一緒に整理できます。

仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴

この章のポイント
  • 責任感が強く、一人で抱え込みやすい人ほどプレッシャーを感じやすい
  • 完璧主義の人は自分に課すハードルが高くなりがち
  • 周囲の評価や期待を気にしすぎる人も影響を受けやすい
牛田

プレッシャーを感じやすいのは、真面目で責任感がある人に多いんですよ。決して弱いわけではないので安心してくださいね。

ここでは、仕事のプレッシャーを感じやすい人に共通する3つの特徴を紹介します。自分に当てはまるものがないか、確認してみましょう。

責任感が強く一人で抱え込みやすい

責任感が強い人ほど、「自分がなんとかしなければ」という意識から、周囲に相談せず一人で問題を抱え込みがちです。助けを求めることを弱さだと感じてしまい、結果的に負担が積み重なってしまいます。

本来なら周囲と分担できる業務まで抱え込んでしまうことで、対応すべきタスクの量そのものが増え、さらにプレッシャーが強まるという悪循環に陥りやすい点にも注意が必要です。

完璧主義でハードルを高く設定しがち

何事も100点でなければ気が済まない完璧主義の人は、小さなミスにも過剰に反応してしまう傾向があります。自分で設定したハードルの高さそのものが、日々のプレッシャーの原因になっているケースも少なくありません。

周囲から見れば十分な出来であっても、本人にとっては満足できず、常に「まだ足りない」と感じ続けてしまうため、達成感を得にくいのも特徴のひとつです。

周囲の評価や期待を気にしやすい

「がっかりされたくない」「評価を落としたくない」という気持ちが強い人は、他人の目を過度に意識してしまい、常に緊張状態が続きやすくなります。周囲の期待に応えようとする姿勢自体は前向きですが、行き過ぎると自分を追い詰めてしまいます。

特にSNSや職場の雑談で他人と自分を比較しやすい環境にいると、この傾向はさらに強まりやすくなるため、意識的に距離を取ることも大切です。

仕事のプレッシャーを放置すると出てくる心身のサイン

この章のポイント
  • 不眠や胃痛など身体に不調が出ることがある
  • イライラやミスの増加など気持ち・行動にも変化が出やすい
  • サインが続く場合は放置せず早めの対処が重要

プレッシャーを我慢し続けると、心身にさまざまなサインが現れることがあります。ここで紹介するサインに心当たりがある人は、早めの対処を心がけましょう。

身体に現れるサイン

寝つきが悪い、夜中に目が覚める、胃が痛む、頭痛やめまいが続くといった身体症状は、プレッシャーによる緊張が長引いているサインです。食欲の変化や慢性的な疲労感が出ることもあります。

  • 眠れない・眠りが浅い日が続いている
  • 胃痛や腹痛、食欲不振が続いている
  • 頭痛やめまい、動悸を感じることが増えた
  • 休日も疲れが取れない状態が続いている

気持ちや行動に現れるサイン

イライラしやすくなる、些細なことで涙が出る、好きだったことを楽しめなくなるなど、気持ちの変化もプレッシャーのサインです。仕事でのケアレスミスが増えたり、遅刻や欠勤が増えたりする行動面の変化にも注意が必要です。

こうしたサインが1〜2週間以上続く場合、心身が「限界に近づいている」合図と捉え、我慢し続けずに次で紹介する対処法や相談先を試してみてください。

出社そのものが辛くなってきたと感じる人は、以下の記事も参考にしてみてください。

出社拒否になりやすい人の特徴や症状、解決法について解説

仕事のプレッシャーがしんどいときの対処法

この章のポイント
  • 不安やタスクを紙に書き出して客観視するのが第一歩
  • 「8割できればOK」と考え、完璧主義を手放す
  • 深呼吸や運動、相談で心身の緊張をゆるめることが大切
牛田

対処法はどれも今日から始められるものばかりです。全部やろうとせず、できそうなものから1つ試してみてくださいね。

ここでは、仕事のプレッシャーがしんどいと感じたときにすぐ実践できる対処法を5つ紹介します。

仕事のプレッシャーがしんどいときの対処法5ステップ:書き出す、8割でOKと考える、深呼吸や運動、相談する、小さな成功体験を積む
仕事のプレッシャーがしんどいときの対処法5ステップ

不安やタスクを紙に書き出して整理する

プレッシャーの正体があいまいなままだと、不安はどんどん膨らんでしまいます。「何にプレッシャーを感じているのか」「今抱えているタスクは何か」を紙やメモアプリに書き出すことで、状況を客観的に整理できます。

書き出してみると、実際には対応できる範囲の課題であるケースも多く、漠然とした不安が具体的な行動リストに変わっていきます

完璧を目指さず「8割」で良しとする

「完璧でなくても8割できていればOK」と基準を下げることは、プレッシャーを軽くするうえで効果的な考え方です。完璧を求めすぎると、いつまでも達成感を得られず苦しさが続いてしまいます。

まずは期限内に形にすることを優先し、細部の完成度は後から調整するという順番に切り替えてみましょう。8割の完成度でも一度周囲に共有し、フィードバックをもらいながら仕上げていくやり方も効果的です。

深呼吸や軽い運動で心身の緊張をゆるめる

プレッシャーを感じているとき、人は無意識に呼吸が浅くなっています。腹式呼吸でゆっくり深呼吸をするだけでも、緊張した心身をゆるめる効果が期待できます。

軽いストレッチやウォーキングなど、身体を動かす習慣を取り入れることも、気分転換とストレス緩和の両方に役立ちます。デスクワークの合間に肩や首を回すだけでも、こわばった身体をほぐす助けになります。

信頼できる人に話す・相談する

プレッシャーを一人で抱え込まず、上司や同僚、家族や友人など、信頼できる相手に話してみましょう。話すこと自体が気持ちの整理になり、「自分だけではない」と感じられるだけでも負担は軽くなります。

職場の人には相談しにくいという人は、後述する社外の相談窓口を利用するのも一つの方法です。話す相手は一人に限らず、複数の相談先を持っておくと、より安心して頼れるようになります。

小さな成功体験を積み重ねる

大きな目標だけを見ていると、達成までの道のりの長さ自体がプレッシャーになります。目の前のタスクを小さく分解し、「今日はここまでできた」という小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

小さな達成感の積み重ねは自信につながり、次のプレッシャーへの耐性を少しずつ高めてくれます。

仕事のプレッシャーだけでなく、以下の記事なども参考にしながら、自分に合った対処法を見つけてみてください。

仕事のプレッシャーが辛くて限界を感じたときの相談先

この章のポイント
  • まずは上司や産業医など社内の相談先を頼るのが基本
  • 「こころの耳」など公的な相談窓口も活用できる
  • 改善しない場合は環境を変えることも選択肢の一つ

対処法を試してもしんどさが改善しない場合や、限界を感じている場合は、一人で頑張り続けず、次のような相談先を頼りましょう。

上司や産業医など社内の相談先を頼る

業務量や役割そのものに無理がある場合は、上司に率直に相談することも大切な対処法です。会社に産業医やカウンセラーの制度があれば、専門家に話を聞いてもらうことで、客観的なアドバイスを得られます。

職場に相談できる相手が見当たらない20代の人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。第三者だからこそ話しやすい悩みもあります。

「こころの耳」など公的な相談窓口を使う

厚生労働省が運営する「こころの耳」では、働く人のメンタルヘルスに関する相談窓口や情報を無料で利用できます。社内で相談しづらい場合や、身体の不調が続く場合は、こうした公的な窓口や医療機関への相談も検討しましょう。

電話やSNSで相談できる窓口も用意されているため、直接顔を合わせて話すことに抵抗がある人でも利用しやすくなっています。

動悸や吐き気など身体症状が強く出ている場合は、我慢せず心療内科や精神科の受診も選択肢に入れてください。

環境を変えることも選択肢の一つ

原因が職場の体制や人間関係そのものにあり、改善が見込めない場合は、環境を変えることも前向きな選択肢です。プレッシャーの少ない働き方や、自分に合った職場を探し直すことで、状況が大きく改善するケースもあります。

20代で今の職場がどうしても合わないと感じている人は、第二新卒の転職についてまとめた記事も参考にしてみてください。

「会社を辞めたい」という気持ちが強くなってきた人は、以下の記事も判断の参考にしてください。

「会社辞めたい」と限界の時にやるべきことは?後悔しない対処法も解説

日々の疲れそのものが蓄積している場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

20代社会人が「仕事に疲れた」と感じる理由と対処法をデータを元に紹介

仕事のプレッシャーに関するよくある質問

最後に、仕事のプレッシャーに関してよく寄せられる質問にお答えします。

仕事のプレッシャーに強くなるにはどうすればいいですか?

プレッシャーに強くなるには、完璧を目指しすぎない考え方を身につけることと、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけることが有効です。深呼吸や運動で緊張をゆるめる習慣を持つことも、プレッシャーへの耐性を高めることにつながります。一度にすべてを変えようとせず、できることから少しずつ習慣化していくのがコツです。

プレッシャーで涙が出てしまうのはおかしいですか?

プレッシャーやストレスが限界に近づくと、涙が出やすくなるのは自然な反応であり、おかしいことではありません。ただし、感情のコントロールが難しいと感じる状態が続く場合は、心身が疲れているサインとして受け止め、休息や相談を優先しましょう。一時的な涙は心のサインとして受け止め、無理に抑え込まないことも大切です。

プレッシャーで動悸や吐き気がするときは病院に行くべきですか?

動悸や吐き気、めまいなどの身体症状が繰り返し起こる場合は、我慢せず心療内科や精神科、あるいはかかりつけ医に相談することをおすすめします。身体の不調として現れているサインを放置すると、回復に時間がかかることもあります。早めに専門家に相談することで、原因の特定や適切な休養の取り方についてアドバイスを受けられます。

新人でも仕事にプレッシャーを感じるのは普通ですか?

新人のうちは経験や知識が少ない分、プレッシャーを感じやすいのは自然なことです。多くの人が同じような不安を経験しており、時間をかけて経験を積むことで、少しずつ和らいでいくケースがほとんどです。焦らず一つずつ乗り越えていきましょう。周囲の先輩も同じ道を通ってきていると考えると、少し気持ちが楽になるかもしれません。

プレッシャーがパワハラに変わるボーダーラインはありますか?

業務上必要な指導の範囲を超え、人格を否定する発言や、達成不可能な要求を繰り返し突きつけられる場合はパワーハラスメントに該当する可能性があります。厚生労働省「あかるい職場応援団」では、パワハラの定義や相談窓口が紹介されているので、判断に迷う場合は確認してみてください。

パワハラの定義と対策方法|解決しない場合の選択肢とは?

転職すれば仕事のプレッシャーはなくなりますか?

プレッシャー自体は、責任のある仕事に就く限りどこにでも存在するため、転職で完全になくなるとは限りません。ただし、原因が職場特有の体制や過度な要求にある場合は、環境を変えることでプレッシャーの度合いが大きく軽減されることもあります。転職を考える際は、なぜ辛いのかを整理したうえで、同じ状況を繰り返さない職場選びを意識することが大切です。

まとめ

仕事のプレッシャーは、責任の重さや完璧主義といった性格傾向、職場からの過度な要求など、さまざまな原因から生まれます。前述の通り、多くの労働者が仕事に強いストレスを感じており、決して特別な悩みではありません。

不安を書き出す、8割で良しとする、深呼吸や相談で心身をゆるめるといった対処法を試しても改善しない場合は、社内外の相談窓口を頼り、環境を変えることも前向きに検討してみてください。

一人で抱え込まず、20代の就職・転職支援に強いキャリアスタートに相談することも、状況を変える一歩になります。

牛田

もし一人で抱えきれないと感じたら、ぜひ私たち「キャリアスタート」を頼ってくださいね。20代の未経験就職に特化していて、これまで多くの方の転職を支援してきました。履歴書添削から面接対策、求人紹介まで、内定までしっかり伴走しますよ。一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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