「仕事をすぐ辞める人の末路ってどうなる?」
「短期離職を繰り返している自分を変えたいけど、どうしたらいいかわからない」
仕事をすぐ辞める人は転職市場での市場価値が上がりにくく、年々転職先探しに難航する傾向があるのは確かです。
今「自分を変えたい」と思っているなら、すぐ辞める原因を深掘りして対策を考えれば、そんな末路を避けることができます。
この記事では仕事をすぐ辞める人の末路と辞める原因、辞め癖を治す方法や現実的な転職活動のコツをまとめています。
仕事をすぐ辞める人の末路とは

辞めグセがある、あるいは仕事をすぐ辞めたくなってしまう人は「将来どうなってしまうのか」不安があるはずです。
具体的に仕事をすぐ辞める人がどんな末路を辿るのか、事例を紹介します。
- 短期離職の経歴が転職で不利に働く
- 市場価値やスキルが育たない
- 採用してもらえる会社の選択肢が狭くなる
- 生涯年収が下がる
- 周囲から信頼されなくなる
- 自己肯定感が下がる
- 辞め癖・逃げ癖がつく
(1)短期離職の経歴が転職で不利に働く
仕事をすぐ辞める人は短期離職の経歴がつき、転職活動で不利になる可能性があります。
短期離職の経歴があると採用側は「自社でもまた、不満を持つと辞めるのでは」と考えるため、採用を避ける傾向にあるからです。
とくに、金融業界や不動産業など信頼を重視する会社は、短期離職の経歴を重く見ることが多いです。
短期離職が転職に及ぼす影響については、こちらの記事をご覧ください。
(2)市場価値やスキルが育たない
仕事をすぐ辞めると、転職市場での市場価値やスキルが育ちません。
1つの業務に長く従事していないため、専門知識がつかず、昇格してある程度のポジションに着くのが難しいためです。
転職市場では前職でどのようなスキル、経験があるかが市場価値に直結するため、それらが不足していると志望する企業への内定獲得が難しくなる可能性があります。
(3)採用してもらえる会社の選択肢が狭くなる
短期離職を繰り返すほど、採用してもらえる会社は少なくなります。
まず、スキルや経験の少なさから未経験者向けの求人をメインに探すことになりますが、年齢を重ねるほどに30代・40代向けの未経験OK求人は減ります。
若い頃は短期離職と転職を繰り返してなんとかなっても、年齢を重ねると若い頃と同じにはいかなくなります。
(4)生涯年収が下がる
仕事をすぐ辞めて転職を繰り返していると、生涯年収が下がる傾向にあります。
一般的に年収は在籍年数と比例して上がっていく傾向にあり、1つの会社に長く勤めるほど昇格や昇給によって年収の上昇が期待できます。
しかし、短期離職をすると給与の水準はリセットとなり、なかなか元の水準に戻すのは難しいでしょう。
「21 生涯賃金など生涯に関する指標|ユースフル労働統計 2024」によると、以下のような生涯年収の差があることがわかります。
| 属性 | 同一企業のみ | 転職者を含む |
|---|---|---|
| 大卒男性 | 2億8010万円 | 2億5150万円 |
| 大卒女性 | 2億2950万円 | 2億0190万円 |
| 高卒男性 | 2億4850万円 | 2億0880万円 |
| 高卒女性 | 1億8640万円 | 1億5440万円 |
上記統計は同一企業で働き続けた人の生涯年収と、平均程度の回数転職をした人を含めた生涯年収の差です
転職回数の詳細は公開されていませんが、転職者を含む生涯年収額は、同一企業で働き続けた人の方が年収が数千万円単位で高いことが明らかになっています。
ただし、これはあくまで全体の指標であり、個別に見れば転職による年収アップを果たした人も多いです。
転職の際は年収面も含めてよく転職先を検討して、徐々に年収の水準も上げられるようにすることです。
(5)周囲から信頼されなくなる
短期離職の繰り返しにより、周囲の信頼を失ってしまうこともあります。
短期離職を繰り返すと経済的にも不安定になるため、頼れる人とは思われません。
配偶者がいる場合は「将来の見通しが立たない」と怒られたり、将来を憂う親から「落ち着いて仕事をした方がいい」と叱られるようなこともあるでしょう。
(6)自己肯定感が下がる
短期離職を繰り返す中で、自己肯定感が下がるのも問題です。
「なんで仕事が続かないんだ」「自分はダメな人間だ」と思うようになったり、安定した企業で着実にキャリアを積んでいる同年代と比べて劣等感を覚えたりするようになります。
自己肯定感の低下から気力も低下し、いずれ働く気力も失うリスクがあるでしょう。
(7)辞め癖・逃げ癖がつく
辞め癖や逃げ癖がつく人もいます。
会社を辞めて楽になった成功体験から、仕事以外でもすぐ辞めたり、逃げたりしてしまいます。
たとえば、人間関係に躓いたら話し合いもせず相手をブロックして逃げる、始めた趣味も気に入らないことがあったらやめるなど、逃げ続けるのが癖になってしまうのです。
なぜ仕事をすぐ辞めてしまうのか?

「仕事をすぐ辞めたくないのに、繰り返してしまう」と悩む人は、その原因と向き合えていないのかもしれません。
まずは仕事をすぐ辞める原因を理解したうえで考え方を変えたり、転職先の探し方を変えたりすれば長く働ける職場を見つけられる可能性があります。
- 自己評価が低く自分に自信がもてない
- 環境への適応が苦手
- ストレス耐性が低い
- 就業後のミスマッチや企業分析の不足
- キャリアプランを整備できていない
(1)自己評価が低く自分に自信がもてない
仕事をすぐ辞める人は、自己評価が低い傾向にあります。
自分に自信がないため「職場に貢献できていないのではないか、周りから悪く思われているのではないか」と被害妄想に陥り、仕事も人間関係もうまくいきません。
結果として会社にいづらくなり、仕事を辞めてしまうのです。
(2)環境への適応が苦手
職場環境は徐々に変化していきますが、それに適応できない人もすぐ辞める傾向にあります。
新しい人材が入ってきて教育を任された、仕事の内容やフローが変わった、上司が変わったという変化に対応できず、居心地の悪さを感じてしまうからです。
「新人教育は重い」「新しい仕事が難しくて合わない」など適応まで我慢もできず、辞めてしまいます。
(3)ストレス耐性が低い
ストレス耐性が低い人も、仕事をすぐ辞める傾向にあります。
ストレス耐性とはストレスを受容し、対処する能力のことで、これが不得意だとすぐに落ち込んだり、精神的に追い込まれたりしてしまいます。
たとえば、上司から注意を受けて眠れないほど落ち込んで翌日休んだり、ミスをいつまでも気にするような人は、ストレス耐性が低いタイプです。
このような人は不安定になりやすく、会社へ行くのが辛くなったり、体調を崩して会社を辞めざるを得なくなる場合があります。
(4)就業後のミスマッチや企業分析の不足
入社前の情報収集が足りず、入社後にミスマッチが生じているのも、仕事をすぐ辞める原因です。
あまり調べずに転職先を決め、入社後に理想とのギャップを見つけて辞めてしまいます。
もちろんミスマッチは誰にでも起こり得ることですが、何度も繰り返している場合は情報収集の手段自体が間違っているかもしれません。
または理想が高すぎる可能性もあるので、転職活動の方法自体を変える必要があります。
(5)キャリアプランを整備できていない
キャリアプランを整理できていない人も、仕事を無計画に辞める傾向にあります。
キャリアプランを整備していれば、「何歳で〇〇のスキルを身につける」「何歳で年収〜万円を達成」というように、計画があるので、ゴールから逆算して今退職すべきかどうかを合理的に判断できます。
一方でキャリアプランがないと行き当たりばったりに行動しやすく、感情やその場の判断に任せて転職や退職を繰り返してしまうのです。
仕事をすぐ辞める癖を直すための対策

仕事をすぐ辞めるのにはもちろん会社に原因があることもありますが、何度も繰り返すなら本人にも問題があります。
辞め癖を治すために何ができるのか具体的な対策を紹介します。
- 強みを再認識する
- 環境への適応力を高める
- ストレス耐性を高める
- 企業研究を徹底的におこなう
- キャリアプランを立ててみる
(1)強みを再認識する
自己肯定感が低い人は、自分の強みを認識していないことが多いです。
強みは誰にもあるものであり、自己肯定感が低い人はまだそれを見つけられていない可能性があります。
以下のようなステップで、あなたの強みや成功体験を思い出しましょう。
- 今まで成功して嬉しかった経験を思い出す
- 人生のグラフを作って良かった時に何が合ったかを深掘りしてみる
- 周りの人に聞いてみる
- 努力してそれが達成できたことを思い出す
- 上司に褒められたことがなかったか
このように経験を棚卸することで、徐々に「自分もできる」「褒められたことがある」ことがわかり、なぜ褒められたのか深掘りすれば、あなたの強みが見えてくるはずです。
確固たる強みを自分で認識できれば、あなたの自己肯定感は徐々に上がってくるでしょう。
(2)環境への適応力を高める
仕事環境の変化に敏感な人は、環境への適応力を高めましょう。
1つの会社で働き続けるにしても、部署異動せざるを得なくなったり、人員配置が変わることはよくあります。
その度にストレスを受けていると退職を選ぶことになるので、以下のような方法で適応力を高めましょう。
- 最初から完璧を求めないこと
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 1日に1つ、慣れないことをする時間を作る
まず環境への適応力が低い人は「完璧主義」の傾向があります。
自分にとっての完璧を周囲にも求めるため、意にそぐわない変化を受け入れられません。
まずは完璧主義を止めるために、職場に対して完璧を求めず「まあこんなものか」と考える癖をつけましょう。
ある種の妥協を覚えることで、周囲の変化(あなたにとっての不完全さ)を受け入れられるようになります。
また、1日1つ慣れないことをする時間を作るのもおすすめです。
会社で話しかけたことがない人と対話したり、新しい仕事に挑戦するのも良いでしょう。
あえて環境を変えてみることで、適応力が高まっていきます。
(3)ストレス耐性を高める
会社でストレスを覚えやすい人は、ストレス耐性を高める訓練をしてみましょう。
もちろん、いじめやパワハラに耐える必要はありませんが、自分でも「ちょっとした事でクヨクヨする」と思うなら、ストレス耐性を高めた方が生きやすくなります。
具体的には以下のような対策がおすすめです。
- よく寝てよく食べる
- 認知について考える
- 感情を吐き出す術を作る
第1にストレス耐性は心身の健康に影響を受けるので、睡眠の質や栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
そのうえで、あなたの「認知」について考えてみてください。
ストレス耐性が低い人は、事象に自分のフィルターを大幅にかけて事実を歪めていることが多いです。
たとえば、ストレス耐性が低い人がよくしがちな思考パターンを考えてみましょう。
- 同僚が挨拶をスルーした(事実)
- 私が仕事が遅いから、私を疎ましく思っている(想像)
- 嫌われているんだ!(想像からの認識)
- ショック!(感情)
しかし、事態をシンプルにすれば事実なのは「挨拶したが相手から返事がなかった」ことだけであり、その他はあなたの認知が生み出した思考に過ぎません。
ストレスを感じる出来事があったらまず、ノートなどに事実とそれに伴う思考を書き出して、事実と認知の部分に切り分ける癖をつけましょう。
繰り返すうちに「じゃあ相手が私を嫌っているというのは、勘違いかも」と認識を改めることができます。
さらに段階が進めば「相手も忙しかったのかな」と、認知をポジティブな方向へ書き換えることも可能です。
また、ストレス耐性が低い人に向かない仕事を知り、それを避けるのも有効な方法です。
詳細はこちらの記事でご覧ください。
(4)企業研究を徹底的におこなう
入社後ギャップを覚えやすい人は、企業研究をもっと徹底的におこないましょう。
企業ホームページを見て理念を閲覧する程度の研究ではなく、より深い部分まで理解できるOB訪問やネットの口コミの研究などがおすすめです。
よりリアルな声を聞くことで、入社前に社風や風土、会社の雰囲気を知ることができます。
ただし、インターネットの口コミは会社に悪感情を抱いて辞めた社員が、リベンジ的に書き込んでいる内容もあるので、総合的な判断が重要です。
より客観的な声を知りたいなら、転職エージェントへの登録も検討しましょう。
転職エージェントは多くの紹介実績や在籍社員とのコネクションをもっているので、リアルな社風や働いてみた感想などのデータも共有してもらえます。
(5)キャリアプランを立ててみる
仕事をすぐ辞めてしまう人の多くは、辞める理由は明確でも、「その先どうなりたいか」が曖昧なまま行動しています。
その結果、感情や一時的な不満を基準に退職を決めてしまい、同じパターンを繰り返しやすくなるのです。
キャリアプランとは、「いつまでに、どんなスキルを身につけ、どんな状態になっていたいか」を整理する設計図です。
立派なものである必要はなく、以下のようなレベルからプランを立ててみましょう。
- 30歳までに、未経験でも評価される職種に就く
- 35歳までに、年収○万円を安定して稼げる状態になる
- 将来的に転職しやすいスキルを1つ軸として持つ
このようにゴールを言語化すると、「今の不満は辞めるべき理由なのか」「今辞めることは、ゴールに近づく行動なのか」を冷静に判断できるようになります。
より具体的なプランを立てるには、転職エージェントなどに相談してみましょう。
あなたのライフプランを前提としたキャリアプラン作りなどのサポートも受けられます。
仕事をすぐ辞めるのが正解なケースもある

仕事をすぐ辞めるのは一般的には良くないことですが、すぐ辞める方が正解というケースもあります。
- ハラスメント
- 明らかに理不尽な待遇
- 給与や条件面でのミスマッチ
特にハラスメントはあなた自身の問題ではなく、会社が解決すべき問題です。
今の環境に耐える必要はないので、早急な退職も検討しましょう。
ただし、今「私はちょっとした事で辞める傾向がある」「毎回変な会社に転職してしまう」という人は、そもそもリサーチの面で問題があります。
自分1人で転職活動を進めるのではなく、転職エージェントの力を借りて、あなたとマッチする企業を紹介してもらうのが良いでしょう。
パワハラを受けている場合の対応について悩んでいる方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
仕事をすぐ辞める人の末路を回避する方法

仕事をすぐ辞める人の末路を辿りたくない人向けに、転職活動のコツを紹介します。
- 自己分析をして強みや市場価値を正確に把握する
- 退職を繰り返す原因を深掘りする
- 転職エージェントなど第三者から転職のアドバイスをもらう
(1)自己分析をして強みや市場価値を正確に把握する
仕事をすぐ辞めてしまう人ほど、自分の強みや市場価値を正しく把握できていない傾向があります。
その結果、「評価されていない」「向いていない」と感じやすく、早期退職につながりがちです。
これまでの経験や成果を棚卸しし、どんなスキルが評価されてきたのかを客観的に整理しましょう。
自分の立ち位置が明確になると、感情ではなく合理的にキャリア判断ができるようになります。
(2)退職を繰り返す原因を深掘りする
短期離職が続く場合、表面的な理由の裏に共通パターンが隠れていることが多いです。
人間関係なのか、業務内容なのか、評価制度なのかを切り分けて振り返りましょう。
原因を曖昧にしたまま転職すると、同じ理由で再び辞める可能性が高まります。
「なぜ辞めたのか」を言語化し、それに対して対策をすることで、次の会社では長く働ける可能性が上がります。
(3)転職エージェントなど第三者から転職のアドバイスをもらう
自分ひとりで判断すると、どうしても主観や感情が入りやすくなるものです。
第三者の視点を入れることで、経歴の評価や現実的な選択肢が見えやすくなります。
転職エージェントは、採用側の視点や市場動向を踏まえたアドバイスが可能です。
客観的な助言をもとに動くことで、場当たり的な転職ではなく、長期的なキャリアを考慮した転職ができるでしょう。
仕事をすぐ辞める人についてよくある質問

最後に仕事をすぐ辞める人についてよくある質問をまとめました。
(1)仕事をすぐ辞める人は優秀といわれますが、本当ですか?
一部では「優秀な人ほど見切りが早く、より上位の会社へ転職していく」と言われますが、これがすべてに当てはまるわけではありません。
優秀な人はステップアップのために転職しているのであり、単に離職を繰り返しているわけではないからです。
転職市場での価値はスキルや経験、成果が伴ってこそ優秀と判断されるので、仕事をすぐ辞めることが優秀という評価につながると誤解してはいけません。
(2)仕事をすぐ辞めるのは甘えでしょうか?
一概に甘えとは言い切れません。
ハラスメントや明らかな労働環境の問題がある場合、早期退職は正当な判断です。
ただし、毎回「なんとなく合わない」で辞めている場合は、甘えと受け取られるリスクがあります。
(3)仕事をすぐ辞める人は、ほかの人からしたら迷惑ですか?
現場視点では、引き継ぎや再採用の負担が発生するため、迷惑だと思われる場合も多いでしょう。
特にチームで動く仕事、人員が少ない会社ほどその負担が大きくなります。
大切なのは次の会社ですぐに辞めて同じ状況を生み出さないことなので、次こそ迷惑をかけない働き方ができるように、考え方や転職の仕方を考えてみましょう。
(4)仕事をすぐ辞めるのに病気が関係していると聞きましたが、どんな病気の可能性がありますか?
適応障害やうつ病、不安障害や発達障害が影響して、仕事が続かない人もいます。
ただし、自己判断で自分は病気だと決めつけてはいけませんので、心配であれば医療機関を受診して診断を受けましょう。
また、メンタル面での不調を覚えている場合は早急な治療が必要になることもあるので、無理をせず早めにサポートを求めましょう。
すぐ辞める人から卒業したい方はキャリアスタートへご相談ください
仕事をすぐ辞める人は、短期離職が重なるほど「転職で不利」「スキルが育たない」「選べる会社が減る」など、現実的な不利益を背負いやすくなります。
結果として、年収が伸びにくくなったり、周囲からの信用が落ちたりと、生活面まで不安定になりやすいのが末路としてのリスクです。
ただし、すぐ辞めたくなる背景には「自己評価の低さ」「環境への適応の苦手さ」「ストレス耐性」「企業分析不足」など、本人の性格だけでは片づけられない原因が隠れていることもあります。
つまり重要なのはなぜ辞めたのかを言語化して、次で同じ失敗をしないことです。
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