
「このまま今の会社にいていいのかな」というご相談、本当に多いんですよ〜。まずは自分がどちら側なのか、落ち着いて確かめてみましょう。
この記事では、転職したほうがいい人の特徴と、今は動かないほうがいい人の特徴を整理し、年代別の判断軸まで順を追って解説します。
1.転職したほうがいいか見極める3つの判断軸

- 転職の目的を言葉にできているかが最初の分かれ目になる
- 現職で改善を試したかどうかで面接での説得力が変わる
- 心身の不調やハラスメントがある場合は例外的に優先度が高い
転職したほうがいいかどうかは、その日の気分の浮き沈みではなく、決まった問いに答えていくことで判断できます。
ここでは、転職を決断する前に確認しておきたい3つの判断軸を紹介します。
| 確認したい問い | 「はい」の場合 | 「いいえ」の場合 |
|---|---|---|
| 転職で解決したい課題がはっきりしているか | 転職活動を進めてよい段階 | まず不満の言語化から始める |
| 現職で課題を解決する行動を試したか | 面接で説得力のある転職理由を語れる | 異動願いや相談など現職での選択肢を試す |
| その課題を解決できる求人が実際にあるか | 具体的な求人を比較する段階 | 希望条件の優先順位を見直す |
3つすべてに「はい」と答えられる人は、転職したほうがいい人だといえます。
ひとつでも「いいえ」がある場合は、転職活動を始める前に整理しておきたいことが残っている状態です。
転職を検討する価値が高いかどうかのセルフチェック
次のうち、当てはまる項目が多いほど転職を検討する価値が高い状態です。
- 3年後にどうなっていたいかを今の会社で描けない
- 業務内容が変わらず、身につくスキルが頭打ちになっている
- 評価の基準が不透明で、成果を出しても報われない
- 上司や人事に相談したが、状況がまったく変わらなかった
- 休日も仕事のことが頭から離れず、気持ちが休まらない
反対に、当てはまる項目がひとつもない場合は、今の環境で得られるものがまだ残っている可能性があります。
心身に不調が出ている場合や、ハラスメント・給与の未払いがある場合は、3つの問いにかかわらず環境を変えることを優先して考えてください。
転職で年収が上がる人・下がる人のデータ
判断軸を考えるうえで、転職後の待遇がどう変わっているかも参考になります。
厚生労働省の調査によると、転職した人のうち前職より賃金が増えた人は40.5%、減った人は29.4%でした。
年収が上がる人のほうが多いものの、下がる人も3割近くいるため、目的を絞って動くことが大切だとわかります。
出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」
なお、判断軸を考えようとしても「そもそも何がしたいのかわからない」という段階でつまずく人も少なくありません。

判断軸がわかったところで、次は「転職したほうがいい人」に共通する特徴を具体的に見ていきましょう。
2.転職したほうがいい人の特徴4選

- 転職の目的が明確な人は情報収集も面接も一貫する
- 企業目線で貢献を語れる人は選考で評価されやすい
- 現職で満たされない要素がはっきりしている人は動く価値がある
転職したほうがいい人の特徴は下記の4つです。
- 転職の目的がハッキリしている人
- 企業に貢献できることを考えられる人
- 他責思考ではなく自責思考になれる人
- 現職で満たされていない人
(1)転職の目的がハッキリしている人
転職を考える際、目的が明確な人は特に成功しやすいです。
明確な目的を持っている人は、何のために転職するのか、どのような結果を期待しているのかを理解しているため、転職活動を進める過程で求める業界や職種、企業について具体的な情報を集めることができるからです。
たとえば、キャリアアップを目指すために必要なスキルや経験を積める企業を選ぶことや、より良いワークライフバランスを実現するための環境を求めることなど、自分の目的に合った方向に迷わず進めます。
さらに、面接で自己PRを行う際にも自分の価値や貢献できる点を明確に伝えることができるため、企業から選ばれやすいです。
転職市場で成功を収めるには、ただ流れに任せるのではなく、計画的に行動することが重要です。
具体的な目的を持って転職活動に臨むことで、全ての段階で意思決定がスムーズに進むため、自分にとって最適な職場を見つけやすくなるでしょう。
(2)企業に貢献できることを考えられる人
転職を考える際、企業への具体的な貢献を考えられる人は、特に成功する傾向にあります。
自分が企業にどのような価値をもたらすかを理解している人は、それを応募書類や面接の場で効果的にアピールすることができるからです。
まず、自己分析を行い自身の強みやスキルを把握したうえで、どの企業が自分を必要としているか、また企業のどの課題解決に貢献できるかを考えます。
あらかじめ、応募する企業の業種や文化、目指す方向性を理解することが重要です。
たとえば、自分が持つ強みが、ある企業の求人募集の要件で必要とされている場合、その能力を前面に出してアピールすることができます。
また、自分が以前の職場で達成した成果があれば、同様の成果を新しい職場でも再現できることを強調すると良いでしょう。
面接やエントリーシートでは、具体的な例を挙げて自分がどのように企業に貢献できるかを詳細に説明することで、採用担当者に自分のポテンシャルの高さを伝えていきましょう。
(3)他責思考ではなく自責思考になれる人
転職を考えるときには、自分の責任を認識し、問題解決に主体的に取り組むことができる「自責思考」を持つことが重要です。
他人や環境のせいにする「他責思考」ではなく、自分の行動や選択が結果にどのように影響しているかを理解して、改善できる人が転職では成功しやすいからです。
自責思考の人は、現状において何が改善できるかを常に考えて、自分自身の成長のために能動的に行動していきます。
そのため、会社組織でも業務改善や成果を上げることに真っすぐ取り組むため、企業から求められる存在となります。
面接では自分の経験を具体的に話して、どのように企業に貢献できるかを明確に伝えることが大切です。
自分の行動が結果に直結しているという当事者意識は、面接官にも信頼性と責任感をアピールできるため非常に有効です。
自責思考を持つことで、より主体的かつ目的意識を持って転職活動に臨むことができるでしょう。
(4)現職で満たされていない人
転職したほうがいい人の特徴として、「現職で満たされていない人」が挙げられます。
満たされていないと感じる主な理由は、職務内容、職場環境、報酬、キャリアの成長機会など多岐にわたります。
改めて現職でどの要素が不足しているのかを明確にして、その部分を満たすことができる新たな職場を探すことが重要です。
たとえば、現職で専門性を深めることが難しい場合には、高い専門性を身につけることができる職種への転職を検討したほうが良いでしょう。
反対に現職で何もかもが満たされている人は、無理に転職活動する必要はありません。
転職先の企業で実際に働いた後でないとわからないこともあり、少なからずリスクを伴うからです。
自分自身の価値観とキャリアプランを明確にして、転職を考える動機に直結しているのなら、転職活動を進めたほうが良いでしょう。
現職で満たされていないと感じたら、改善するための行動をとることが、より充実した人生への第一歩となります。

ここまでの4つに当てはまらなかった方も心配いりません。次は、今はまだ動かないほうがいいケースを見ていきますね。
3.今すぐの転職はやめたほうがいい人の特徴4選
- 新卒時と同じ基準で企業を選ぶとミスマッチが起きやすい
- 感情だけで決断すると後悔につながりやすい
- 現職で改善を試していないと面接で早期離職を懸念される
今すぐの転職はやめたほうがいい人の特徴4選は下記の通りです。
- 新卒時と同じ意識で企業選択をしている人
- 一時の感情だけで転職しようとしている人
- 現職の悩みを解決する行動を何もしていない人
- 入社して間もない人
(1)新卒時と同じ意識で企業選択をしている人
転職を考える際、すぐに行動に移すべきでない人の特徴として、「新卒時と同じ意識で企業選択をしている人」が挙げられます。
新卒の時には、知名度の高い企業もポテンシャル採用を受け入れていましたが、転職市場では一変するからです。
中途採用では経験やスキルを重視する企業も多く、社会人経験を積んだ後の転職では、企業からの採用評価基準が新卒時よりも高くなります。
そのため、業界や職種によっては、現職で経験・実績を積んでからのほうが転職の可能性を広げられます。
新卒時と同じ意識での企業選びではなく、現在の自分の経験やスキルが企業にどのように貢献できるのかを考えることが重要です。
(2)一時の感情だけで転職しようとしている人
転職は人生に大きな影響を与えるイベントとなるため、一時の感情だけで決断することは推奨できません。
特に、仕事での一時的な問題や対人関係のトラブル、瞬間的なストレスによる感情的な判断は、後悔の原因となりやすいです。
まずは冷静に現状を分析し、問題を解決するための具体的な行動を試みることが重要です。
たとえば、上司や同僚とのコミュニケーションを改善する努力や、業務の調整を求めるなど、解決策を探っていきましょう。
転職を真剣に考える前に、自分自身のキャリア目標や長期的なプランを見直すことで、感情に流されず、合理的な判断が可能となります。
(3)現職の悩みを解決する行動を何もしていない人
現職での悩みに対して、解決するための行動を何もとっていない人は、まずは問題を解決するための行動に主体的に取り組むことが大切です。
たとえば、対人関係のトラブルや業務の不満がある場合、まずはコミュニケーションの改善や業務の再調整を図ることが望ましいです。
転職を考える前に、上司や人事部との面談、仕事の進め方の見直し、必要なスキルの習得など、現職での解決策を試みましょう。
転職活動の面接の場面では、退職理由を聞かれることが多いため、現職の悩みを解決する行動を何もしていないと思われると、企業側から早期退職のリスクを懸念されます。
長い社会人生活のなか、何も悩みが発生しない会社のほうが珍しいため、現職の問題を解決しようと行動することが、より充実したキャリアへの道を開くことにつながります。
(4)入社して間もない人
入社して間もない段階であれば、すぐに転職しないほうがいい場合があります。
まず、新しい職場に慣れるための適応期間があるため、経過とともに仕事や環境に慣れていくこともあるからです。
さらに、短期間の雇用歴があると、定着しない人材という印象を抱かれて、業界や職種によっては、将来のキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
入社後に直面する問題や困難には、まずは現職での解決策を模索することが望ましいです。
上司や人事部とのコミュニケーションを通じて問題を解決する努力を行うことや、企業内のサポートを活用しましょう。
ただし、現職での問題が解決できない場合や、職場環境が合わない場合には、転職を検討することも選択肢のひとつです。
短い在籍期間で転職を考えている場合は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

ここからは少し話が変わります。人ではなく「職場そのもの」に問題があるケースを見ていきましょう。
4.転職したほうがいい職場環境5選

- 心身の不調が続く職場は改善の見込みを冷静に見極めたい
- 評価制度や経営状況の問題は個人の努力では変えにくい
- ハラスメントは我慢せず公的な相談窓口を活用できる
転職したほうがいい職場環境5選は下記の通りです。
- 疲労で心身に不調をきたしている
- 人事評価制度が不明瞭
- 会社が倒産の危機である
- ハラスメントが横行している
- いわゆるブラック企業の特徴に複数当てはまる
(1)疲労で心身に不調をきたしている
転職したほうがいい職場環境のひとつとして「疲労で心身に不調をきたしている」場合があります。
労働条件が健康を害するほど厳しく、労働環境が改善される見込みがない場合には自分の健康面だけではなく、幸福度にも悪影響があります。
たとえば、長時間労働、過剰なストレス、休息の不足は、疲労だけでなく、慢性的な健康問題を引き起こす可能性があります。
転職のタイミングとしては、体調を崩している最中よりも、一定の回復を見てからが望ましいです。
体調が整っていない状態での面接は、パフォーマンスに影響を及ぼすため、適切な準備と調整が必要だからです。
心身の健康を守りつつ、新たな職場でのチャンスを模索することが、自己のキャリアを豊かにする一歩となります。
不調が長く続いている場合は、転職を考える前に専門の相談窓口を利用する選択肢もあります。
参考:厚生労働省「こころの耳 相談窓口」
「もう限界かもしれない」と感じている段階の方は、以下の記事で気持ちの整理の仕方を解説しています。
(2)人事評価制度が不明瞭
人事評価制度の不透明さは、転職を考えるべき職場環境のひとつです。
不明瞭な評価制度は仕事のモチベーション低下だけではなく、キャリアアップにも大きな影響をもたらします。
さらに、昇進や昇給の機会が不公平に感じられると、職場の士気が低下します。
自分の業務成果が人事評価に反映されていないと疑問に感じたら、人事部や上司との対話を試みましょう。
評価基準の明確化やフィードバックの改善を求めることができる可能性があります。
行動したうえで、状況が全く改善されない場合には、評価制度の透明性を重視した転職を検討しましょう。
(3)会社が倒産の危機である
「会社が倒産の危機にある」場合は、転職を考えるべき職場環境のひとつです。
職を失うリスクが高く、自分自身の生活を守れなくなる可能性があるからです。
財政的な困難に直面している兆候には、資金繰りの問題、給与の遅延、事業部門の縮小、投資の停止などが挙げられ、会社の業績が悪化していることを意味します。
特に給与の未払いが続いている状態だったら、転職を検討したほうが良いでしょう。
転職活動では、業界の動向を調査して、財務的に安定した企業を見つけることも重要です。
早めの行動によって自身の生活とキャリアを守り、新しい職場での成功を目指しましょう。
(4)ハラスメントが横行している
ハラスメントが蔓延する職場は、精神的だけではなく身体的な健康に影響があり、業務パフォーマンスや生活にも深刻な悪影響を及ぼす可能性があるため、転職を検討すべき環境です。
性的嫌がらせやパワーハラスメントなどは労働者の権利を侵害しているため、改善の見込みがない場合には転職を検討すべきです。
転職を考える際は、現状を正確に把握し、必要であれば相談することが肝心です。
相談窓口や専門機関から適切なアドバイスを受けることで、自身のキャリアと健康を守る決断ができます。
参考:厚生労働省「あかるい職場応援団 相談窓口のご案内」
ハラスメントでお悩みの場合、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてみてください。
(5)いわゆるブラック企業の特徴に複数当てはまる
ブラック企業に法律上の明確な定義はありませんが、労働環境や評価制度に共通する特徴はあります。
次のような状態が複数当てはまる場合は、個人の努力では改善しにくい職場である可能性が高いです。
- サービス残業や長時間労働が常態化している
- 同じ職種・業界の相場と比べて給与が明らかに低い
- 怒鳴り声や威圧的な指導が日常的に行われている
- 罰金など、社会的に見て不合理なルールがある
これらが重なっている職場では、働き続けるほど心身が消耗し、キャリア形成にも影響が出やすくなります。
一方で、厳しい環境でも身についたスキルや実績は残るため、これまでの経験を棚卸ししたうえで次の環境を選ぶことが大切です。

同じ悩みでも、年代によって考えるべきポイントは変わってくるんですよ。次の章で整理していきましょう。
5.【年代別】転職を悩むポイントと判断軸

- 20代はポテンシャルが評価されやすく選択肢が広い
- 30代はキャリア目標と現職のギャップの明確化が鍵になる
- 40代は経験を活かせるかどうかで慎重に判断したい
年代別に転職を悩むポイントと判断軸は下記の通りです。
| 年代 | 企業が見るところ | 重視したい判断軸 |
|---|---|---|
| 20代 | ポテンシャル・意欲 | 5〜10年後のキャリアプランとの整合性 |
| 30代 | 専門スキル・実績 | キャリア目標と現職のギャップ |
| 40代 | 即戦力性・マネジメント経験 | これまでの経験を活かせるかどうか |
(1)20代のケース
20代で転職を検討する際の判断軸は、キャリアの土台を築く非常に重要な時期であり、スキルを身につけたり、未経験の業界や職種での経験を積む絶好のタイミングとなります。
さらに、他の年代と比較して転職しやすい時期ですが、転職を考える際には、5〜10年後の中長期的なキャリアプランとの整合性を重視しましょう。
転職の判断をするためには、まず現職での成長機会を振り返り、自分のキャリア目標に対してそれがどれだけ近づいているかを自問自答することが大切です。
もし現職でスキルアップできることが頭打ちになったり、別の分野に興味が移ったりした場合は、新たな環境への変更が有益になるでしょう。
転職活動を進めるにあたり、これまでの経験から棚卸をして、自分の強み、弱み、興味や情熱がある分野を理解しておくことは不可欠です。
これらの情報をもとに、将来自分がどういった環境で働きたいか、企業へどのような貢献ができるかを明確にしましょう。
また、20代は社会人経験が浅くても人柄や意欲を重視して採用する企業が多い年代でもあります。
職歴に自信がない場合でも、未経験からの採用に積極的な企業を軸に探すことで選択肢は広がります。
社会人経験が3年未満の方は第二新卒の就職・転職ガイド、アルバイト経験が中心の方はフリーターからの就職ガイドもあわせて参考にしてください。
20代の未経験就職・転職に特化したキャリアスタートでは、経歴に自信がない方の相談も数多くお受けしていますので、選択肢の広げ方から一緒に整理できます。
(2)30代のケース
30代で転職を考える際には、家庭を持つ人もいて責任やリスクの範囲が広がるため、適切な判断軸を持つことが重要です。
転職を成功させるためのポイントは、自分のキャリア目標と現職のギャップを明確にすることです。
まず、自分の専門スキルや経験を振り返り「どのスキルが市場で求められているか」「自分のキャリアビジョンの実現にどのようにつながるのか」を考えましょう。
また、現職でのスキルアップや昇進の可能性も考慮に入れて、それが自分が実現したいキャリアと合致するかを検討することが大切です。
さらに、希望する業界の動向、求められるスキル、企業文化、労働条件などを情報収集して、転職後の職場が自分の価値観やライフスタイルに適合しているかを確認します。
ただし、「仕事内容」「年収」「フレックスタイム制」など、全ての条件を満たす求人を探すのではなく、優先順位の低い条件は緩和するなどすると選択肢は広がります。
(3)40代のケース
40代では専門性をもったキャリアを形成している場合が多く、転職の理由や目的が明確でなければ、リスクが伴うため、特に慎重な判断が必要です。
まず、40代の転職では「経験を活かすこと」を重視することが大切で、専門知識やスキルを有効活用できる職場を選ぶことが、年収アップや職務の満足度を保つ鍵となります。
次に、家族の事情や健康問題が増える年代でもあるため、柔軟な勤務条件や福利厚生が整った職場かという「ワークライフバランス」の観点も欠かせません。
さらに、企業文化に溶け込むのが難しい場合があるため、事前に企業の価値観やチームの雰囲気を把握し、自分が適合して価値提供できる環境かどうかを判断することが大切です。
6.転職して後悔しないために転職前にやること3つ
- 解決したい課題を1つに絞ると企業選びの軸がぶれない
- 在職中に活動すれば焦って決めるリスクを減らせる
- 年収が下がる可能性も想定しておくと後悔しにくい
転職したほうがいい人だとわかっても、準備なく動くと「こんなはずではなかった」と感じることがあります。
転職する前にやっておきたいことは下記の3つです。
- 転職で解決したい課題を1つに絞る
- 在職中に転職活動を始める
- 年収が下がる可能性も想定しておく
(1)転職で解決したい課題を1つに絞る
転職で後悔する人の多くは、解決したい課題が複数のまま動き出しています。
年収も人間関係も勤務時間もすべて改善したいと考えると、判断基準が定まらず、決め手のないまま選考が進んでしまうためです。
まずは現職の不満をすべて書き出し、「これが解消されるなら他は妥協できる」という条件を1つ選ぶところから始めましょう。
軸が1つ定まると、求人を比較する基準ができ、面接で転職理由を語る際にも一貫性が生まれます。
(2)在職中に転職活動を始める
特別な事情がない限り、転職活動は在職中に進めることをおすすめします。
収入が途切れると、生活への不安から「早く決めなければ」という焦りが生まれ、条件を十分に確認しないまま入社を決めてしまいやすいためです。
また、離職期間が長くなると、選考で理由を確認される場面も出てきます。
ただし、心身に不調が出ている場合や有給休暇がまったく取得できない場合は、一度休んでから活動を始める判断も必要です。
(3)年収が下がる可能性も想定しておく
転職によって年収が上がる人は多いものの、全員が上がるわけではありません。
前述の厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」でも、転職して賃金が減った人は29.4%と、およそ3人に1人の割合でした。

特に未経験の業界や職種に移る場合、入社時点では年収が下がるケースも珍しくありません。
数年後にどの水準まで戻せそうかを面接で確認しておくと、目先の金額だけで判断せずに済みます。

「そもそも悩みが整理できない」という方も多いですよね。最後に、その状態から抜け出す方法をお伝えします。
7.悩みを明確に整理できないときの対処法
- ひとりで考え続けても答えが出ないことは珍しくない
- 背景を知る第三者に話すと考えや感情が整理される
- 転職のプロなら市場の動向を踏まえた客観的な助言が得られる
悩みを明確に整理できないときの対処法は下記の通りです。
- 信用できる第三者に話を聞いてもらう
- 転職エージェントに相談する
(1)信用できる第三者に話を聞いてもらう
転職を検討する際、自らの思考が整理できずに迷うことはよくあります。
特に大きな決断には、ひとりでの判断が難しいこともあるため「信頼できる第三者に相談する」ことも大切です。
まわりの友人、家族、あるいはメンターなど、あなたの背景や職歴を理解していて信用できる人へ相談してみましょう。
客観的なアドバイスを受けて、自分の考えや感情が整理されることがあり、見落としている点や異なる視点が得られる可能性があります。
具体的には、転職を検討する理由や選択肢、期待するキャリアパスなどを整理したうえで、相談を持ちかけます。
フィードバックをもらったら、自己分析や情報収集を進めます。
最終的には、得られた情報を基に転職活動のスケジュールを立て、在職中に業務に支障が出ないように調整しましょう。
(2)転職エージェントに相談する
転職エージェントに相談することは、転職市場のトレンドや業界の動向を理解するうえで有効な手段です。
キャリアアドバイザーは多岐にわたる転職者をサポートしてきた経験から、成長業界や将来性の高い職種を的確に把握しており、あなたの強みや経験を客観的に見て、業界や職種の適合性を確認してくれます。
具体的には、現職での悩みや転職で実現したいことを丁寧にヒアリングしたうえで、的確なアドバイスをしてくれます。
さらに、面接対策や職務経歴書の作成サポート、求人企業への推薦、待遇面の交渉など、転職活動のあらゆる段階で具体的な対策をしてくれます。
転職エージェントは、非公開求人や特定の企業への直接アプローチも可能なため、通常では出会えない求人情報にアクセスできるかもしれません。
転職を検討する際には、キャリアアドバイザーとの面談を通じて、スムーズな転職活動や成功への道筋を見出すことができます。
20代の未経験就職・転職に特化したキャリアスタートでは、履歴書の添削から面接対策、求人紹介まで無料で一貫サポートしていますので、迷いの整理から相談してみてください。
8.転職したほうがいい人に関するよくある質問
転職したほうがいいサインはありますか?
代表的なサインは「現職で成長の限界を感じている」「評価制度が不透明で改善の見込みがない」「心身に不調が出ている」の3つです。
特に心身の不調やハラスメントがある場合は、キャリアの計画よりも環境を変えることを優先して考えてください。
反対に、一時的な忙しさや上司との衝突が理由であれば、まずは現職で改善できないかを試してから判断するほうが後悔しにくいでしょう。
転職したほうがいい人かどうかを診断する方法はありますか?
この記事の1章で紹介した3つの問いとセルフチェック項目が、簡易的な診断として使えます。
「転職で解決したい課題があるか」「現職で改善を試したか」「その課題を解決できる求人があるか」の3つに答えてみてください。
自分ひとりで判断しづらい場合は、キャリアアドバイザーとの面談で経歴を客観的に見てもらう方法もあります。
転職しないほうがいい時期はありますか?
時期そのものよりも、自分の状況が整っているかどうかのほうが影響は大きいといえます。
ただし、新卒入社が集中する時期は、未経験歓迎の求人が一時的に減る場合があります。
転職市場では若い年代ほど選択肢が広がる傾向があるため、時期を待ちすぎるよりも、準備が整った段階で動き出すほうが現実的です。
入社1年目でも転職したほうがいい場合はありますか?
心身に不調が出ている場合や、ハラスメント・給与の未払いがある場合は、在籍期間にかかわらず環境を変える検討をおすすめします。
一方で、業務内容への不満が理由の場合は、部署異動や業務範囲の相談など、現職での選択肢を試してからでも遅くはありません。
短期間での退職は選考で理由を問われやすいため、次の職場でどう活かすかを語れる準備をしておきましょう。
まとめ
今回の記事では、転職したほうがいい人の特徴、今すぐの転職はやめたほうがいい人の特徴についてそれぞれ解説しました。
自分が転職すべきか悩んだら、まずは課題を明確にして、現職で状況を改善できないか検討したうえで、転職する場合のメリット・デメリットを考えて、客観的な視点をもつことがポイントです。
転職するときには「現職での悩みを解消できる会社がいい」「年収をアップさせたい」「ワークライフバランスをとりたい」など実現したいことがあるかと思います。
自分にはどのような転職先が適合するのかを考えて、業界・職種・企業を選定することをおすすめします。
私たちキャリアスタートでは、これまで転職したいと悩んでいる数多くの方々を新たな業界・職種、または同業種の会社への転職をサポートしてきました。
キャリアスタートでは、ホワイトな企業を中心に、求人サイトでは見つけることのできない非公開求人も含め、ご希望にマッチした求人をご紹介可能です。
今の仕事を続けるかお悩みの方、これからへの転職を考えている方は、ぜひキャリアスタートにご相談ください。

もし一人で答えを出せずに行き詰まったら、ぜひ私たち「キャリアスタート」を頼ってくださいね。20代の未経験転職に特化していて、経歴に自信がない方の支援実績もたくさんあります。履歴書添削から面接対策、求人紹介まで、内定までしっかり伴走しますよ。一緒に次の一歩を考えていきましょう!



























転職したほうがいい人は「転職の目的がはっきりしている」「現職で改善の行動を試した」「それでも希望が満たせない」の3つに当てはまる人です。反対に、一時の感情だけで動こうとしている人は、いったん立ち止まったほうが後悔を避けられます。