「INFJ(提唱者型)だけど、自分に合った仕事はなんだろう…」
「INFJ(提唱者型)の業務における強み、弱みはなんだろう…」
このように悩んでいないでしょうか。
INFJ(提唱者型)の人は、感受性が強く他者の感情やニーズに敏感で他者をサポートすることに喜びを感じるタイプです。
理想主義的で深い思考を好み、細部へのこだわりを持って長期的な目標に向かって努力することができます。
この記事では、INFJ(提唱者型)の特徴と強み・弱み、向いている職業や避けた方がいい仕事についてわかりやすく解説します。
「そもそもMBTI診断とはなんだろう?」「他のタイプについても知りたい」という人向けに以下の記事で詳しく解説しています。
1.INFJ(提唱者型)の特徴とは?
INFJ(提唱者型)は、他者のために働くことに喜びを感じ、その仕事の意味や価値を考えて使命感を持ってやりぬくタイプです。
深い洞察力と強い倫理観も持っており、他者の感情に敏感で優れた対人スキルを発揮してチームやプロジェクトに大きな貢献をすることが多いです。
一方で、過度の理想主義から実現が難しいアイデアに固執してしまうことや決断が遅くなってしまったり、自己犠牲をしすぎてしまうことがあるといわれています。
出典元:16Personalities│INFJ(提唱者型)の性格
2.INFJ(提唱者型)の3つの強み
「INFJ(提唱者型)」の性格的な特徴から強みを3つ紹介します。
「INFJ(提唱者型)」の強みを理解し、自分に合った仕事を探すための参考にしてください。
(1)コミュニケーション能力と献身性が高い
INFJは、他者の感情や動機を敏感に察知して他者と良好な関係を築くコミュニケーション能力に優れています。
チーム内での調和を重視することを好んで高い共感力と聴く力を持つだけでなく、自身の価値観に基づいた高い倫理基準を持っているために信頼性や誠実さも持っています。
そのため、周囲を巻き込むチームで進める業務や他者への共感性が必要な業務、他者をサポートする業務で大きなアドバンテージとなるでしょう。
(2)強い責任感と高い計画性
INFJは、自分の仕事に対する深い情熱とコミットメントを持ち、目標達成のために粘り強く努力します。
さらに、長期的な視野を持って全体像を把握しながら計画を立てる能力に優れており、プロジェクトやビジョンを効果的に推進できます。
そのため、チームが困難に陥っている時にも前述の共感力も活かして周囲を前向きな気持ちにさせることができ、プロジェクトの進行をスムーズに進めることができます。
(3)創造力やクリエイティブ力が高い
INFJは、創造力が豊かで多角的に物事を考える能力があり、芸術的な表現や新しいコンセプトやビジョンを描くことに優れています。
物事を深く考える能力もあるために複雑な問題や状況を独自の視点で理解することができ、従来の枠を超えた新しいアイディアや解決策を生み出すことができます。
そのため、芸術的な分野だけでなく、新製品の開発やマーケティングの分野などでのクリエイティブ力が必要な場面で重宝されるでしょう。
3.INFJ(提唱者型)の3つの弱み
ここでは、INFJ(提唱者型)の性格的な特徴から読み取れる弱みを3つ紹介します。
弱みに対してどう取り組むかも紹介してますので、INFJ(提唱者型)の弱みに前向きに向き合いましょう。
(1)理想主義になりすぎることがある
INFJは、理想や完璧を追求するあまりに具体的な計画や実行に必要な現実的な考慮が不足してしまうことがあります。
例えばプロジェクトの目標を掲げた場合に現実的な時間や予算の制約を無視してしまっていることやチームに自分と同じ高い基準を求めてしまうことがあります。
そのため、チームからの意見や批評を積極的に受け入れることや理想に固執せずに必要に応じて計画や目標を見直すバランス力を持つことが重要です。
(2)過度な自己犠牲と精神的なストレスを受けやすい
INFJは、感受性が豊かなために他者を優先してしまい、自分の健康や生活を犠牲にする過剰な自己犠牲をしてしまうことがあります。
さらに、他者からの批判や気持ちに敏感なために自己主張を抑えてしまったり、他者の反応に敏感になってストレスを感じやすいことがあります。
そのため、他者の意見を個人の否定とマイナスに受け取らずに一つの意見として捉えて自分を過度に責めず、自分の限界を理解して無理な要求には断る勇気を持ちましょう。
(3)自分の価値観と違う人や仕事をすることが苦手
INFJは、自分の価値観やビジョンに深い情熱を持っているため、共感しないメンバーや異なる価値観を持つ人と仕事を進める際に困難を感じることがあります。
例えば自身は倫理や社会的な影響を重視したいと思っていても、他のメンバーが効率や利益を優先したいというように意見が食い違う場合、やりがいやモチベーションが低下します。
もちろん無理に相手の価値観に合わせる必要はありませんが、どうしても必要がある場合には異なる価値観を尊重して妥協点を見つける柔軟な姿勢を持つことが重要です。
4.INFJ(提唱者型)に向いてる仕事8選
ここまで、INFJ(提唱者型)の人の特徴や強み、弱みについて紹介しました。
ここからはそんなINFJの人に向いている職業を8選を紹介します。
強みを生かすことができるため、ぜひ自分の興味のある職業を探す糸口として活用ください。
(1)INFJに向いてる「他者をサポートする仕事」4選
INFJの人は、他者のニーズに敏感で思いやりを持ってサポートすることにやりがいを感じます。
ここでは、INFJに向いている仕事を4つ紹介します。
親身な対応と問題解決能力に優れ、細やかな気配りが求められる環境で力を十二分に発揮できるでしょう。
#1:人事
人事は、社内の評価制度の設計や人材の配置、採用活動など人に関わる幅広い業務をします。
高い共感力と他者へのサポート能力によって社員一人ひとりのニーズに配慮しながら、効果的な対応ができます。
さらに、目標設定やその達成に向けたプロセスを整理する能力も持っており、適切な人材配置やプロジェクト管理において優れた成果を上げることも可能です。
そのため、INFJは困りごとや悩みを相談されることが多く、社内での信頼を得るとともに、リーダーシップを発揮する機会が増えるでしょう。
#2:看護師
看護師は、病院や介護施設などで医療チームをサポートし患者のケアを担当する職業です。
看護師には、国家資格が必要な「正看護師」と指示に従って業務を行う「准看護師」があり、資格を取得することで専門的なスキルを身につけることができます。
INFJの献身的な姿勢と高い責任感によって患者や同僚に対して細やかな配慮を行い、多くの人から信頼感と大きなやりがいを得ることができるでしょう。
#3:保育士
保育士は、保育園や幼稚園などで幼児や小さな子どもたちの育成と教育を担当します。
子どもたちの発達に合わせた教育プランを考えて安全で楽しい環境を提供しながら情緒的なサポートも行います。
INFJの深い共感力と他者への献身性は子どもたちの個々のニーズを理解して安心感を提供するのに役立ちます。
さらに、細やかな配慮と長期的な視点を持って教育に取り組むことで、職場内や保護者から高い信頼を得ることができてやりがいを感じながら業務に従事できるでしょう。
#4:カウンセラー
カウンセラーは、病院やクリニック、学校、企業など多岐にわたって個人の問題解決を助ける専門家です。
公認心理士と呼ばれる国家資格や民間資格も多く、取得することで様々な場面で活躍することができます。
INFJは、他者の感情や状況に対して深い共感力を持っており、クライアントの気持ちを理解して強固な信頼関係を築くことが得意です。
他者を直接的にサポートする職業ですので大きな充実感を得ながら、やりがいを持って業務に取り組めるでしょう。
(2)INFJに向いてる「創造性を生かすことができる仕事」4選
INFJの人は、創造性を生かして新しい価値を創造する職業で才能を発揮し、創造性はデザイン領域だけでなく様々な場面で生かすことができます。
ここでは、INFJに向いている仕事を4つ紹介します。
INFJの情熱と集中力を活かすことができ、性格に合った大きな成果を上げやすい職業といえます。
#1:デザイナー
デザイナーは、Webデザイナーやグラフィックデザイナーなどクライアントから依頼されたデザイン物を担当・制作する職業です。
クライアントのニーズや目的に基づき視覚的に魅力的かつ効果的なデザインを生み出すことで一般企業でもニーズが増えています。
高い共感性からクライアントとの密なコミュニケーションを通じて、独自のビジョンを形にすることができます。
そのため、INFJの創造的な発想力と細部へのこだわりを活かし、意味のあるデザインを作り出して高い満足度を得ることができるでしょう。
#2:マーケティング職
マーケティング職は、顧客のニーズを探るための市場調査や分析、商品企画・開発、広告戦略など広範な業務を担います。
デジタルメディアの発展によりウェブ広告や動画コンテンツなどトレンドの変化が早く、適切に他者のニーズを察知する能力が求められます。
INFJの深い共感力と創造的なアイデアで、人々や社会のニーズを理解した魅力的な商品やサービス、広告戦略の提案で能力を発揮できます。
#3:エンターテイメント業界
エンターテイメント業界は、ゲーム開発、メディア制作、レジャー施設の企画など、常に新しい娯楽を創造する分野です。
人々の興味やトレンドが急速に変化するために魅力的なアイデアを生み出すための試行錯誤が求められます。
高い共感力と創造的な視点を活かして人々の心に響くコンテンツを提供する能力があり、自由な発想を活かすことが可能です。
社会への影響力も大きいために自分の仕事に誇りとやりがいを持って取り組むことができるでしょう。
#4:イベントプランナー
イベントプランナーは、各種イベントの企画、準備、運営を担当し、イベントの成功に向けて全体を管理する仕事です。
コンサートや展示会など規模に関わらず多様なイベントを手掛けることができます。
INFJの高い共感力とコミュニケーション能力を活かし参加者や関係者のニーズを理解し、円滑にイベントを運営するのに適しています。
さらに、細部への配慮や長期的な準備が必要とされるために責任感と計画性の高さを生かすことができ、仕事に大きな満足感とやりがいを感じることができるでしょう。
5.INFJ(提唱者型)が避けた方がいい仕事
INFJ(提唱者型)の人は、単調で反復的なルーティンワークや他者との関わりが少ない仕事、高圧的な環境や競争が激しい職場が苦手といわれています。
なぜなら、INFJは創造性と仕事の意味を重視するために、単調で反復的な作業に対して興味を持ちにくいためです。
また、他者との対立を避けて調和を重視する傾向にあるために、積極的な自己主張や競争が激しい職場で、ストレスを感じやすいです。
例えば次のような職業は避けた方がよいでしょう。
ルーティンワークが多い仕事:
事務職・総務職、工場作業員 など
他者との関わりが少ない仕事:
研究職、プログラマー など
激しい競争や対立が多い仕事:
ノルマが激しい営業部署、トレーダー など
INFJは他者と協力してクリエイティブ力を生かし、他者をサポートして自身の仕事に意義を見出すことができる環境で力を発揮できます。
まとめ
本記事では、「INFJ(提唱者型)だけど自分に合った仕事はなんだろう」と思う人向けに、INFJ(提唱者型)の特徴と強み・弱み、向いている職業などを紹介しました。
INFJ(提唱者型)の人は、他者への深い共感と献身、細部へのこだわりと強い責任感を持ち、革新的なアイデアやプロジェクトを推進する能力に優れているタイプです。
もし今の仕事で不安や不満を抱えている場合は、本記事を参考に他の環境を模索してみることもおすすめです。
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同じ「INFJ(提唱者型)」ですが、どれだけ自己主張的であるか、また感受性や柔軟性にどれだけ焦点を当てるかが違います。
「INFJ-A」は自己主張力やポジティブさが強調され、「INFJ-T」は感受性や慎重さが強調されています。
そのため、「INFJ-A」は、より積極的に周囲と関わって目標達成に周りを巻き込む傾向があるタイプといわれています。
一方で、「INFJ-T」は、より感受性が豊かで空気を読む力に長けており、相手目線に立って物事を考えてサポートする側面がより強いとされています。