日本では、大学進学率の上昇が続いていることもあり、高卒の割合は少ないのではないかと感じる人も多いでしょう。しかし、実際には高卒で社会に出ている人は多く存在していますし、年齢層や時代背景によって高卒の割合や就職事情は大きく変わってきます。
この記事では、世の中における高卒の割合をデータをもとに整理しつつ、仕事やキャリア形成での大卒との差はどんなところにあるのかについて解説します。
合わせて、高卒が正社員就職を目指すメリットや注意点、おすすめの仕事についても解説しますので、学歴と就職の関係の理解を深めたい人は記事の内容を参考にしてみてください。
世の中の高卒の割合はどれくらい?
世の中の高卒の割合は約30%です。特に若年層においては大学進学が一般化している背景から、年齢が若い人ほど高卒の割合が小さくなるといった特徴があります。一方で40代以上は高卒が30%を超えてくる水準となるため、年代による高卒の割合の違いがあると言えます。
また、男女差で見てみると、男性よりも女性の方が高卒の割合と短期大学卒の割合が大きいといった特徴も見られます。このように、世の中の高卒の割合を見る際は、年齢と性別の違いに着目すると良いでしょう。
まずは、世の中の高卒の割合がどれくらいなのかについて、内閣府男女共同参画局の調査結果をもとに解説します。
全体の高卒の割合は3割弱
内閣府の調査結果をもとに世の中の人の最終学歴を見てみると、以下のような割合となっています。
| 最終学歴 | 全体 | 男性 | 女性 |
| 中学校 | 2.9% | 3.1% | 2.7% |
| 高等学校 | 28.8% | 27.9% | 29.6% |
| 高等専門学校 | 4.1% | 4.3% | 3.8% |
| 専門学校 | 15.8% | 13.2% | 18.4% |
| 短大 | 10.3% | 2.9% | 17.7% |
| 大学 | 33.6% | 41.7% | 25.3% |
| 大学院 | 3.7% | 5.6% | 1.6% |
| その他 | 1.0% | 1.3% | 0.8% |
全体を見てみると、大卒が最も多く33.6%であり、次いで多いのが高卒で28.8%となっています。また、男女差で見てみると、男性の高卒割合は27.9%で大卒者よりも少なくなっていることや、女性は大卒よりも高卒の方が割合としては多いといった事実があります。
このように、世の中の高卒の割合は平均して3割程度占めていることが分かり、少数派ではないと言えます。言い換えれば、高卒という学歴自体は社会全体で見ると一般的な選択肢の1つと表現することができます。
年齢が若いほど高卒の割合は減る
先程と同じ調査データから、高卒の割合を性別と年代でまとめると以下の通りです。
【男性】
| 最終学歴 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
| 中学校 | 2.7% | 4.1% | 2.9% | 2.7% |
| 高等学校 | 18.5% | 21.5% | 33.3% | 38.1% |
| 高等専門学校 | 3.7% | 3.6% | 4.4% | 5.6% |
| 専門学校 | 11.7% | 16.5% | 14.1% | 10.4% |
| 短大 | 2.0% | 3.3% | 4.3% | 2.0% |
| 大学 | 52.5% | 41.6% | 35.6% | 37.3% |
| 大学院 | 7.5% | 7.7% | 4.4% | 2.7% |
| その他 | 0.1% | 1.6% | 0.9% | 1.2% |
【女性】
| 最終学歴 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
| 中学校 | 2.3% | 3.2% | 2.8% | 2.4% |
| 高等学校 | 21.9% | 25.3% | 31.2% | 40.1% |
| 高等専門学校 | 2.7% | 4.7% | 3.6% | 4.3% |
| 専門学校 | 14.7% | 23.7% | 15.9% | 19.2% |
| 短大 | 8.4% | 12.7% | 25.6% | 24.3% |
| 大学 | 47.2% | 27.6% | 17.6% | 9.0% |
| 大学院 | 2.1% | 1.7% | 2.4% | 0.4% |
| その他 | 0.8% | 1.1% | 0.9% | 0.4% |
男女ともに年齢が若くなればなるほど、高卒の割合が低くなる傾向がはっきりと現れます。40代以上は大学進学が今ほど一般的ではなかったため、高卒が過半数を占めるケースも存在します。
この違いは、個人の能力差によるものというよりも、少子高齢化といった社会背景が大きな影響があると考えられます。したがって、従業員の平均年齢が高い会社の場合、大卒よりも高卒の方が多いこともあるでしょう。
近年は高卒の割合が減って大卒が増えている
先ほどの表から分かる通り、高卒の割合は緩やかに減少し、その分大卒以上の割合が増加しています。この背景には、大学進学率の上昇に加え、大卒であることが就職に有利だと考えられてきた風潮が隠れています。
また、企業側も総合職採用を中心に大卒を前提とした採用設計が進んできました。その結果、進学しなかった高卒は相対的に少なくなっています。
ただし、近年は人手不足の影響から、学歴不問で高卒で応募できる求人が増えていることもあるため、高卒が減っているからといって、就職ができないというわけではない点を押さえておきましょう。
高卒の卒業後の進路割合

高卒の卒業後の進路は、就職・進学・その他に大きく分けられますが、最も多いのは就職です。特に近年は高卒新卒で就職する人の就職率が約98%と非常に高く、毎年安定した採用が続いているのが実態です。
一方、学科によって進路傾向には差があり、特に普通科と専門学科では就職や進学の割合が大きく変わってきます。また、進学や就職を選ばなかったニートの割合が最も高いのも高卒といったデータが存在します。
ここからは、高卒者の進路割合を就職率、学科別の特徴、ニートの割合といった観点から整理して解説します。
就職率は約98%
文部科学省の「令和4年3月高等学校卒業者の就職状況に関する調査について」によれば、高校を卒業して就職を希望する人の就職率は97.9%と、非常に高くなっています。これは学校を通じた就職制度が確立されていることや、企業が若年層の人材を確保したいと考えていることが背景にあります。
特に製造業、建設業、物流業においては高卒新卒の採用が毎年活発に行われており、就職率も高い水準を保っています。したがって、高卒だから就職できないという状況は無いと言えるでしょう。
ただし、高卒新卒の就職率は高い一方で、就職先の選択肢や待遇、働き方にはばらつきがありますので、職種や働き方を十分に理解した上で進路を決めることが重要です。場合によっては、高校の先生や高卒専門の就職エージェントにアドバイスをもらうのもおすすめです。
学科別の進路
文部科学省の「高等学校卒業者の学科別進路状況」によると、学科別の進路割合を抜粋すると以下のようになっています。
| 大学・短大等 | 専修学校・公共職業能力開発施設等 | 就職者 | その他 | |
| 普通科 | 71.3 | 17.4 | 6.2 | 5.1 |
| 農業科 | 17.3 | 32.3 | 47.5 | 2.9 |
| 工業科 | 17.9 | 17.6 | 62.4 | 2.1 |
| 商業科 | 33.0 | 29.7 | 34.6 | 2.8 |
| 水産科 | 23.0 | 17.9 | 57.0 | 2.1 |
| 家庭科 | 28.3 | 35.1 | 32.6 | 4.1 |
| 看護科 | 88.5 | 8.7 | 1.4 | 1.4 |
| 情報科 | 42.8 | 31.9 | 22.1 | 3.3 |
| 福祉科 | 22.0 | 30.6 | 45.3 | 2.2 |
| 専門高校計 | 25.5 | 24.7 | 47.2 | 2.6 |
| 総計 | 61.9 | 19.3 | 14.1 | 4.7 |
例えば普通科では、大学や短大に進学する人が71.3%と圧倒的に多いのに対し、工業科や農業科、水産科は、高卒のまま就職する人が多い傾向があります。専門学科は高校で学んだ知識を実務でそのまま活かせることから、就職でも有利になりやすいと言えます。
このように、同じ高卒でも卒業した学科によってキャリアのスタート地点は大きく異なります。自分が卒業した学科の特性を理解することで、就職活動をより納得のいく形で進められるようになるでしょう。
ニートの割合が最も高いのは高卒
労働政策研究・研修機構の調査結果によると、ニートの学歴構成として最も多くを占めるのが高卒者となっています。これは高校卒業して進学も就職もしなかった場合に、その後の進路を自力で切り開くことが難しいと感じてしまう人が多いことが理由だと考えられます。
高卒時に進路を正しく選択できないと、正社員経験がないまま年齢を重ねてしまう人の割合も少なくありません。ただし、これは高卒そのものが原因というよりも、どのように就職活動を進めれば良いのか知れていないことが原因だと考えられます。
もしこれから正社員として就職したいものの、何からすればいいか分からない場合は、高卒の就職支援実績が豊富なキャリアスタートまでご相談ください。
仕事において高卒と大卒で変わるポイント
仕事において高卒と対策等の違いは、能力そのものというよりもキャリアのスタート地点に現れやすい点が挙げられます。具体的には、応募できる求人の職種や配属、昇進スピード、キャリアパスの幅などで差が出る場合があります。
ただし、すべての仕事で学歴の差が出てしまうわけではなく、経験や実績によって高卒が大卒よりも良い条件で働けることも少なくありません。ここからは、高卒と大卒の差が仕事の面でどういったところにあるのかについて解説します。
キャリアパスの幅
高卒と大卒で最も差が出やすいのが、入社時点でのキャリアパスです。多くの企業では、大卒が総合職、高卒は一般職や現場職として採用している傾向があります。そのため、初期配属や昇進ルートに学歴による差が生じやすくなるといった実態があります。
ただし、近年では実力主義を重視する企業も増えてきており、現場で成果を出せば大卒よりも先に役職につける高卒の社員も珍しくありません。
特に技術職や営業職では、学歴よりも実績が評価されるケースがあるため、様々な可能性を幅広く持っておきたい高卒の人は、応募先のキャリアパスをしっかりと確認しておくことがポイントです。
応募できる求人の種類
求人票を見てみると、「大卒以上」や「学歴不問」といった条件が記載されているケースがあり、高卒では応募できない求人が一定数存在します。特に総合職や企画職、財務部門などの管理系職種では、大卒以上の学歴を持つ人を募集することが多くあります。
もちろん、学歴不問や高卒でも採用される求人も数多くあり、製造、施工管理、介護、サービス業等では高卒でも問題なく応募できます。学歴条件を満たしていないまま応募しても、書類選考で落ちてしまうことになりますので、求人選びの際に必ずチェックしておきましょう。
生涯賃金
統計上高卒と大卒では、生涯に稼げる賃金に差があります。労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2023」によれば、男性の場合大卒で生涯賃金が2億4,740万円なのに対し、高卒は2億300万円と、約4,000万円程度の生涯賃金の差があることが分かります。
一般的には大卒の方が初任給が高く、昇給幅も大きいため、中長期的に見ると総収入が多くなりやすい傾向があります。ただし、この差はすべての学歴に当てはまるわけではなく、高卒でも早いうちから正社員として働いてスキルを身に付けることで、大卒以上の収入を稼げるケースも存在します。
統計上は生涯賃金に学歴による差が存在しているものの、しっかりと就職活動に向き合えば高卒でも稼げる仕事に就職する事は可能です。
高卒で正社員就職するメリット

高卒で正社員就職することには、学歴の不利を補うようなメリットが複数あります。特に技術職であれば、学歴よりも実務経験やスキルが評価されるため、高卒から早くキャリアを積み上げることで、学歴による不利を打ち消すことが可能です。
また、フリーターと比較すると収入や雇用の安定性が高く、将来のライフプランを立てやすい点も大きなメリットです。合わせて、若いうちからスキルアップの期間が取れるため、徐々に良い待遇の会社に転職していけるようなステップアップ型のキャリアを歩める点も良い点です。
ここからは、高卒で正社員就職するメリットを3つの観点から解説します。
技術職であれば学歴はあまり関係ない
製造、IT、建設などの技術職は、学歴よりも現場でのスキルや経験が重視される傾向にあります。
実際に高卒で入社し、実務経験を積み重ねることで、責任あるポジションに就く人も数多く存在します。したがって、高卒で技術職に就職すれば学歴に関係なくキャリアを築けるといったメリットがあります。
企業も慢性的な人手不足を背景に、長期的に育成できる若手人材を多く募集しています。そのため、高卒であること自体が選考における評価を下げる要因になりにくいのが現状です。早くから現場経験を積める点は高卒ならではの大きな強みと言えるでしょう。
フリーターよりも安定した収入が稼げる
高卒でフリーターになるよりも、正社員に就職した方が、収入と雇用の両面で安定性が出るといったメリットが受けられます。フリーターの場合、時給制で収入が不安定になりやすいだけでなく、社会保険や賞与がないようなケースも珍しくありません。
一方、正社員であれば、毎月の給与が安定するだけでなく、昇給や賞与を受けられる機会が増えます。また、社会的な信用度が高まることで、住宅ローンやクレジットカードの審査が有利になるなど、プライベートにおいても高い恩恵が受けられます。
将来を見据えた生活基盤を築きたい人は、高卒でもできるだけ早く正社員就職を目指した方が良いと考えられます。
若いうちからスキルアップの期間が取れる
高卒で早いうちから正社員就職すれば、大学進学を選んだ場合に比べて社会人としての経験を早く積むことができます。
早く就職する分、スキルや資格の取得に使える期間が長くなるため、20代中盤から後半にかけて即戦力として多くの会社から評価を受けられる市場価値の高い人材になることも可能です。
特に資格や専門性が評価される職種においては、若いうちからの積み重ねが将来の収入や役職に直結します。学歴に不安がある場合でも、早いうちから就職活動に取り組むことで、理想の人生を歩めるでしょう。
就職活動に取り組んでみたいものの、何から始めればいいか分からない人は、高卒の就職支援実績が豊富なキャリアスタートまでご相談ください。
高卒で正社員就職するデメリット
高卒で正社員として就職する事はメリットがある一方で、学歴による求人選択の制約が残る点を理解しておく必要があります。特に応募できる求人の幅や、初任給の水準は大卒と差が出やすいのが現実です。
また、就職後に職場や周囲と比較してしまい、学歴コンプレックスを感じてしまうといったデメリットも挙げられます。高卒が正社員就職を目指す際は、これらのデメリットを理解した上で、就職活動に取り組むように心がけてください。
ここからは、高卒で正社員就職することのデメリットについて詳しく解説します。
選べる求人が限定される
高卒の場合、応募条件に「大卒以上」と記載された求人には応募することができません。応募したとしても、学歴要件によって書類選考に落ちてしまいます。したがって、総合職や企画職、管理部門等の求人は選択肢が限られる傾向にあります。
特に新卒採用においては、学歴要件が明確な企業も多く、高卒というだけで書類選考の対象外になることも少なくありません。ただし、昨今では学歴不問や高卒歓迎の求人も一定数存在しているため、職種や業界をしっかりと選べば十分に選択肢は確保できます。
重要なのは、高卒という学歴制限があることを前提にして、求人を効率的に探していく姿勢です。効率よく求人を探したい場合は、就職エージェントを活用するのも良いでしょう。
多くの場合で大卒よりも給料が低い
学歴別の初任給や中長期的な昇給のデータを見てみると、高卒は大卒よりも低い水準から給与がスタートするケースが一般的です。これは、企業が学歴によって給与テーブルを分けて設定しているケースが多いことが背景にあります。
その結果、同年代でも高卒は大卒よりも収入差が生じやすく、中長期的にも生涯賃金に大きな差が出てきます。ただし、学歴によって給与の差を埋められなくなるというわけではありません。成果主義の企業や専門職・技術職においては、スキル次第で逆転することも可能です。
求人を探す際は、あらかじめ給与のさを理解しておかないと、自分にとって応募できる求人を見つけられなくなる可能性があります。将来の伸びしろやスキルアップを前提とした上で、求人選びを進めましょう。
学歴コンプレックスを感じる人がいる
高卒として働く中で、周りの人の学歴や肩書を意識しすぎてしまい、自分自身が高卒であることにコンプレックスを感じながら働くリスクがある点もデメリットです。特に大卒が多い職場では、自分だけが高卒であることに引け目を感じてしまう人も見られます。
ただし、社会人になってからの評価軸は、学歴ではなく仕事での成果や姿勢です。過度に学歴を気にしすぎるよりも、自分の強みや実績に目を向けつつ、目の前の仕事に前向きに取り組んでいくといった意識を持ちましょう。
高卒でも正社員就職できるおすすめの仕事

高卒であっても、正社員として安定したキャリアを築ける仕事は数多く存在します。職種を選ぶ上でのポイントは、学歴よりも人物面や現場経験、スキルが評価されやすい職種を選ぶことです。
具体的に高卒でも正社員就職できるおすすめの仕事としては、以下の5つが挙げられます。
- 一般事務職
- 営業職
- 介護職
- 施工管理
- ホテルフロント(受付)
それぞれ仕事内容だけでなく、平均年収や求められるスキル、就職後のキャリアパスについてもまとめて解説します。応募する職種を決められていない人は、仕事選びの参考にしてみてください。
一般事務職
一般事務職は、書類作成やデータ入力、電話対応などを通じて、会社全体の業務を支える仕事です。学歴よりも正確性や丁寧さ、基本的なPC操作スキルが重視されるため、高卒からでも正社員として就職しやすい職種と言えます。
業務を通じて社内の流れを理解でき、経験を積めば経理や総務など専門事務へキャリアアップすることも可能です。安定した働き方を求める人に向いています。
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・コツコツと正確な作業を継続できる人 ・周囲をサポートする役割にやりがいを感じる人 ・ルールや手順を守って仕事を進められる人 |
| 求められるスキル | ・基本的なPC操作スキル ・事務処理を正確に行う力 ・社内外と円滑にやり取りするコミュニケーション力 |
| キャリアパス例 | ・経理事務や総務事務など専門性の高い事務職へキャリアアップ ・業務改善や後輩育成を担う事務リーダーや管理部門の中核人材を目指す |
平均年収出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
営業職
営業職は、商品やサービスを提案し、顧客の課題解決を支援する仕事です。成果や行動量が評価されやすく、学歴による影響を受けにくい点が特徴です。
未経験・高卒歓迎の求人も多く、実績次第で昇進や収入アップを目指せます。対人コミュニケーションが求められるものの、その分成長実感を得やすく、将来的に管理職や専門営業としてキャリアを広げられる職種です。
| 平均年収 | 594万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・人と話すことに抵抗がない人 ・目標に向かって行動量を増やせる人 ・結果に対して前向きに改善できる人 |
| 求められるスキル | ・顧客のニーズを引き出すヒアリング力 ・商品やサービスを分かりやすく伝える提案力 ・失敗しても行動を継続できる粘り強さ |
| キャリアパス例 | ・主任や係長などの営業リーダーに昇進 ・法人営業のスペシャリストや営業企画 ・マネジメント職へ転向 |
平均年収出典:厚生労働省「自動車営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
介護職
介護職は、高齢者や要介護者の生活を支える社会的意義の高い仕事です。慢性的な人手不足を背景に、高卒でも正社員として採用されやすい職種の一つです。
未経験から始めて資格を取得することで、業務範囲や収入を広げられる点も魅力です。体力や責任感は求められますが、長期的に需要が安定しており、腰を据えて働きたい人に適した仕事と言えます。
| 平均年収 | 376万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・人の役に立つことにやりがいを感じる人 ・相手の立場に立って考えられる人 ・体力面や生活リズムの変化に対応できる人 |
| 求められるスキル | ・利用者と信頼関係を築くコミュニケーション力 ・介助や生活支援に関する基礎知識 ・チームで連携して働く協調性 |
| キャリアパス例 | ・介護福祉士の資格を取得して業務範囲や収入を広げる ・リーダー職や施設管理者として現場運営やスタッフ育成を担う |
平均年収出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
施工管理
施工管理は、建設現場の工程・安全・品質を管理し、工事を円滑に進める役割を担います。高卒から未経験で入社できるケースも多く、実務を通じて専門知識を身につけられる点が特徴です。
責任は大きいものの、その分収入水準が高く、国家資格の取得によってさらなるキャリアアップも可能です。手に職をつけて長く働きたい人に向いています。
| 平均年収 | 641.6万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・責任感を持って物事を管理できる人 ・現場での調整や指示出しが苦にならない人 ・長期的な視点で物事を考えられる人 |
| 求められるスキル | ・工程・安全・品質を管理する調整力 ・現場関係者と連携するコミュニケーション力 ・図面や計画書を理解する基礎知識 |
| キャリアパス例 | ・施工管理技士の資格を取得して年収アップを目指す ・複数現場を統括する管理職や、建設会社の中核人材を目指す |
平均年収出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
ホテルフロント(受付)
ホテルフロントは、宿泊客の対応や予約管理を行い、快適な滞在を支える仕事です。学歴よりも接客力や柔軟な対応力が重視されるため、高卒でも正社員として活躍できます。
経験を積むことで、フロント責任者やマネージャーへの昇進も目指せます。語学力やサービススキルを磨けば、外資系ホテルなどへのキャリアアップも可能な職種です。
| 平均年収 | 338.3万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・接客やサービス提供が好きな人 ・臨機応変な対応ができる人 ・清潔感や丁寧な立ち振る舞いを意識できる人 |
| 求められるスキル | ・宿泊客に安心感を与える接客スキル ・予約管理や会計を行う基本的な事務処理力 ・トラブル時に落ち着いて対応する判断力 |
| キャリアパス例 | ・主任やマネージャーとしてフロント全体の運営を担う ・外資系ホテルや高級ホテルへステップアップする |
平均年収出典:厚生労働省「ホテル・旅館支配人 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
高卒が就職を成功させるコツ
高卒が就職を成功させるためには、学歴の不利を意識しすぎるのではなく、就職活動の質と量を高めることがコツになってきます。まずは自分に向いている仕事を理解しつつ、幅広い選択肢の中から現実的な求人を選ぶためにも情報収集を行いましょう。
どうしても1人での就職活動に限界を感じた場合は、高卒の就職支援実績が豊富な就職エージェントを活用することもポイントです。ここからは、高卒が就職を成功させるコツを3つの観点で解説します。
どんな仕事に向いているか自己分析する
就職活動を始める際は、いきなり求人に応募する前に、まずは自分の強みや適性を把握することがコツです。得意なことや苦にならない作業、人から評価された過去の経験を振り返ることで、向いている仕事の方向性が見えてくるようになります。
特に高卒の場合は、学歴以外で評価される要素を明確にすることが重要です。アルバイト経験や部活動、学校生活での役割なども十分にアピール材料になります。したがって、就職活動の前には、自分自身の過去を思い出し、自己分析に取り組むよう心がけてください。
自己分析を行うことで、応募先のミスマッチが防げるようになるだけでなく、就職活動で一貫した軸ができるため、効率よく内定を目指せるようになります。
どんな仕事があるか情報収集する
高卒向けの求人は、一般的な求人サイトだけでなく、ハローワークや高卒向けの就職エージェントなど幅広く存在しています。業界や職種によって仕事内容だけでなく、将来もらえる給料や安定性も大きく異なりますので、事前に情報収集を行うことが大切です。
情報収集を行う際は、仕事内容だけでなく、一般的な勤務時間や年間休日、キャリアパスなども合わせて確認しておくことで入社後のギャップが減らせます。最初から選択肢を狭めすぎず、複数の可能性を比較検討することで、本当の意味での就職成功が実現できるでしょう。
就職エージェントを使う
1人での就職活動に不安がある場合は、就職エージェントを活用することがおすすめです。就職エージェントに登録することで自分専任のアドバイザーが担当につき、キャリア面談を通じて自分の希望や適性にマッチした求人を紹介してくれます。
また、高卒の支援に強いエージェントであれば、学歴に配慮した求人紹介や履歴書・面接対策のサポートも充分受けられます。第三者の視点でアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった強みが発見できるだけでなく、思わぬ会社との出会いも実現できるでしょう。
初めて就職活動に取り組む場合や、どうしても希望の会社に就職できる可能性を高めたい人は、高卒の就職支援実績が豊富なキャリアスタートまでご相談ください。
高卒の割合に関するよくある質問
最後に、高卒の割合に関連するよくある質問を3つ取り上げて解説します。
高卒と大卒はどっちの割合が高い?
高卒と大卒は、昨今の状況を見ると大卒の割合の方が多くなっています。ただし年代別に見ると状況が異なり、男性でも40代を超えてくると、高卒の割合の方が多いといったデータも存在します。これは過去と現在で大学進学率が大きく異なるためです。
20代の若年層では大卒が主流ですが、社会全体で見れば高卒も依然として大きな割合を占めています。したがって、高卒は少数派と一概に捉えるのではなく、世代や背景を踏まえて割合を理解することが重要です。
高卒のニートが多い理由は?
高卒のニートの割合が高いとされる理由の1つは、卒業後の進路選択で支援を受けにくい点にあります。高卒の新卒就職は学校経由での活動が中心ですが、そのタイミングを逃してしまうと、個人で就職活動をしなければならなくなります。
ただし、正社員経験がないまま時間が経ってしまうと、応募できる求人が限られたり、内定獲得率が下がっていってしまうため、結果的に行動を起こしづらくなります。
ただし、早い段階で就職支援サービスを活用すれば立て直しは可能です。学歴よりも就職活動のスタートが遅れることが高卒のニートが多い理由と考えられます。
大学中退すると高卒扱いになる?
大学を中退した場合、最終学歴は高卒として扱われます。企業の採用条件においても大卒には該当しませんので、大卒以上を条件とする求人に応募しても、書類選考で見送りになるのが基本です。
ただし、大学で学んだ内容や中退理由は、面接で適切に説明できれば評価されることもあります。特に在学中に得たスキルや受験勉強で頑張った経験は、学歴とは別の強みとしてアピールに繋げられます。
大学中退を不利と決めつけずに状況に応じた伝え方を工夫すると良いでしょう。





















