
「中退したらもう編入なんて無理かも…」と諦めていませんか?大丈夫、単位と条件さえ揃えば、編入は今からでも十分に目指せますよ。
この記事では、大学中退から編入を目指す方法や条件、試験内容、編入までの流れまでを一通り解説します。編入と就職のどちらを選ぶか迷っている人にも役立つ判断基準も紹介します。

まずは「そもそも編入って何?」というところから、用語の整理をしておきましょう。
大学中退して編入することは可能
- 大学中退者でも条件を満たせば編入は十分に可能
- 編入の多くは3年次編入で、同年代と同じタイミングで卒業できる
- 編入・転部・内部編入・再受験は意味が異なるため整理しておく

大学を中退して別の大学に編入することは可能です。
大学の編入とは、次の年次に上がるタイミングなどで別の大学に籍を移すことを言い、言わば小中学校における転校のようなものです。
編入には2年次編入、3年次編入、4年次編入がありますが、多くは3年次編入となっています。
3年次にうまく大学を編入できると、大学生期間を余計に増やすことなく大学を卒業できるため、同年代と同じタイミングで社会人になれるといったポイントがあります。
大学の編入に関して混同しやすい単語には、以下のようなものが挙げられます。それぞれ違いを理解しておきましょう。
- 転部:同じ大学内で別の学部に移籍すること
- 内部編入:同じ大学で通信課程から通学部に移籍すること
- 再受験:別の大学に1から受験勉強をして、1年生として再入学すること
なお、大学の編入においては、今通っている大学を中退しなければならないということはありません。
ほとんどのケースでは、今通っている大学に通いながら編入試験を受験し、そのまま別の大学に移籍する流れになっています。
一度大学を中退してしまうと元には戻れませんので、大学編入を考えている場合は後悔をしないようにあらかじめ今通っている大学の学務課の職員に相談しておくことがおすすめです。
編入以外の進路も視野に入れて広く検討したい人は、大学中退者向け就職ガイドもあわせて参考にしてみてください。

続いては、編入には実は4つの方法があるって知っていましたか?自分に合う進路を選ぶための前提知識ですよ。
大学中退から編入できる4つの方法
- 大学中退者が利用できる編入方法は通常・推薦・社会人・通信制の4種類
- 多くは通常編入だが、社会人や通信制も中退者と相性が良い
- 自分の状況に合う方法を選ぶことで合格可能性を大きく高められる
大学中退者が編入を目指す場合、利用できる主な方法は次の4種類です。
- 通常編入試験
- 推薦編入試験
- 社会人編入試験
- 通信制大学への編入
それぞれ受験資格や難易度が異なりますので、自分の状況に合った方法を選びましょう。
通常編入試験
通常編入試験は、大学編入で最も一般的な試験枠です。多くの大学で実施されており、大学中退者が利用する編入の中心となります。
試験内容は筆記試験と面接が中心で、筆記は英語などの語学と、編入希望先の学部に応じた専門科目が出題されます。
受験資格としては、出願時点で一定の単位数を取得していることや、編入可能な年次に該当することが求められる傾向にあります。
後述する「大学中退者が編入するための条件」も合わせて確認した上で、出願先を選定してください。
推薦編入試験
推薦編入試験は、在籍中の大学からの推薦書をもとに受験できる編入枠です。
具体的には、在籍する大学の学部長などから優秀な学生として推薦書を受け取ったうえで、別の大学に編入を出願するケースや、系列の短期大学から系列の4年制大学に推薦編入するケースが挙げられます。
推薦枠での編入は通常編入よりも合格率が高くなる傾向にあり、選考が有利に進みやすいというメリットがあります。
ただし、すべての大学で推薦編入が実施されているわけではないことや、推薦枠の数が限定的であることには注意が必要です。すでに大学を中退している場合は推薦書の取得自体が難しくなるため、在学中に活用すべき選択肢といえるでしょう。
社会人編入試験
社会人編入試験は、一度社会人として働いた経験を持つ人を対象とした編入枠です。
大学を中退してから一定期間社会人として働き、改めて大学で学び直したいと考える人にとっては、有力な選択肢となります。
受験資格としては年齢や社会人経験年数などを定めているケースもありますが、通常編入よりも筆記試験の比重が下がり、志望動機や面接の比重が高くなる傾向にあります。
社会人編入を目指す場合は、なぜ今のキャリアを変えてまで大学で学びたいのかを、自身の経験と将来像と紐づけて語れる準備が重要になります。
通信制大学への編入
通信制大学への編入は、大学中退者にとって特にハードルが低い方法です。
通信制大学の多くは、編入試験そのものが書類選考中心で、通学制の大学と比べて受け入れ枠も広い傾向にあります。
働きながら学べる、4月・10月の年2回入学が可能、学費が通学制より安いなどのメリットも多く、中退後にすでに就職している人や、学業と並行して生活費を稼がなければならない人にも適した選択肢といえます。
取得済みの単位については、通信制大学側で個別に審査が行われ、一定範囲で引き継げるケースが一般的です。卒業すれば通学制と同じ「大卒」の学歴になりますので、学歴上のハンデを解消したい人にも有力な選択肢といえます。
編入だけでなく再入学も視野に入れている人は、以下の関連記事も参考にしてみてください。

続いては、編入を選ぶことで得られるメリットを整理していきますね。
大学中退して編入するメリット
- 本当に学びたいことに新しい環境で挑戦できる
- これまでの取得単位を引き継ぎ、卒業期間を短縮できる
- 高卒のまま就活するより、大卒の学歴で就活の選択肢が広がる
大学を中退して別の大学に編入するメリットには、以下の3点が挙げられます。
- 本当に学びたいことに挑戦できる
- 取得済みの単位を引き継げる
- 大学中退して高卒になるよりも就活に有利
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
本当に学びたいことに挑戦できる
現在通っている大学の講義で楽しみを見出せていない人は、編入によって別の大学に通うことで、本当に学びたいことに挑戦できるといったメリットが挙げられます。
大学の本分は高度な学問の追求になりますので、講義に興味が持てなければ学費を無駄に支払っていると言っても過言ではありません。仮に同じ学部で編入したとしても、講義を教える教授が変われば今までとは異なる学問の見方ができるでしょう。
また、大学によって勉強をサポートする環境は大きく異なります。
図書館にある蔵書の数やゼミのテーマ、留学制度の有無などは大学ごとで異なりますので、自分が学問に集中できると感じられる環境の大学に編入できれば、よりいっそう勉強を楽しく取り組めるようになるかもしれません。
取得済みの単位を引き継げる
編入する大学の制度にもよりますが、一般的には同じ学部で編入をする際、今まで通っていた大学で取得済みの単位を編入先の大学に引き継ぐことができるといったメリットがあります。
一度大学を中退して再受験するようなケースだと、今までの取得単位が0になってしまいますので、編入ならではの大きなメリットだと言えます。
基本的に大学の単位は半年間をかけて取得するものになりますので、単位を引き継ぐことによって、卒業までの通学年数を余計に引き延ばす必要がなくなります。
卒業時には同年代と同じタイミングで社会人になれるため、大学の再受験よりも望ましい選択だと言えるかもしれません。
ただし、単位によっては編入先の大学に引き継がれないものもありますので、編入要項などの制度説明をしっかりと確認しておいてください。
大学中退して高卒になるよりも就活に有利
例えば、大学を中退して再受験をする形で別の大学への入学を目指そうとする場合、再受験に失敗してしまうと、学歴上、高卒のまま就職活動をしなければならなくなります。
高卒だと大卒以上のみを募集する求人に応募できなくなるだけでなく、大卒の給与テーブルよりも給与が低めに設定されていることもありますので、生涯賃金という観点においてもデメリットが大きいと言えます。
一方、大学編入であれば中退をしなくても別の大学に転籍することが可能です。
この場合、編入先の大学で無事に卒業できれば学歴は大卒になりますので、リスクを減らして別の大学に通えるというのが編入の大きなメリットと言えるでしょう。

メリットを見ると魅力的な編入ですが、知っておきたいデメリットもあります。両方知った上で判断しましょう。
大学中退して編入するデメリット
- 3年次編入の場合は編入直後から就活が始まり、慌ただしくなる
- そもそも行きたい大学で編入枠が設けられていないこともある
- 単位取得に追われ、教職課程履修や長期留学は難しくなりがち
大学を中退して編入するデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 編入年次によっては就活がすぐに始まる
- そもそも行きたい大学で編入が実施されていないことも
- 教職課程の履修や長期留学が難しい
大学を中退して編入する場合は、メリットだけでなくデメリットも合わせて理解した上で検討することを意識してください。
編入年次によっては就活がすぐに始まる
大学の編入は、多くの場合3年次編入となります。
就職活動という観点で見ると、就活に影響してくるインターンシップが3年次の夏ごろから本格化していきますので、編入直後に就活がすぐに始まるといった慌ただしいスケジュールを過ごさなければならないケースがあります。
ただでさえ大学に編入して新しい生活に慣れなければならないタイミングで就職活動が始まることは、身体的にも精神的にも強いストレスを受けることに繋がるでしょう。
また、大学の編入試験は決して簡単なものではないため、受験勉強に近いレベルで勉強時間を費やさなければなりません。
その期間はサークル活動やバイトなどができなくなりますので、就活でよく聞かれる学生時代に力を入れたことのエピソードが減ってしまうといったデメリットにも繋がります。
総じて、大学を中退して編入することで、相対的に就活の難易度が高まる可能性があるということは理解しておきましょう。編入と就活を同時にこなす自信がない人や、就活の準備を1人で進めることに不安がある人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。
そもそも行きたい大学で編入が実施されていないことも
大学の編入枠は毎年必ず設けられているというわけではありません。
編入は各大学が人員の不足分を補う目的で募集するといった背景があるため、仮に行きたい大学で大学の定員が充足していた場合、そもそも編入したいタイミングで編入が物理的にできないといったこともあります。
大学の再受験なら行きたい大学に必ず受験できることを考えると、編入ならではのデメリットと言えるでしょう。
このデメリットに加えて、大学の編入は自分1人で情報集めていかなければならないといった難しさも挙げられます。
そもそも行きたい大学で編入枠が設けられているかどうかだけでなく、編入試験がどのような内容で行われているのかは全て1人で情報収集しなければならないため、大学受験や再受験よりも難易度が高いと言えます。
教職課程の履修や長期留学が難しい
3年次に別の大学に編入し、残り2年間で大学を卒業することを考えると、就職活動のタイミングも相まって教職課程の履修や長期留学はスケジュール的に難しくなってしまいます。
編入では編入元の大学の単位をある程度引き継ぐことができるものの、すべての単位が引き継がれるわけではありません。したがって、3年次・4年次になっても卒業のための単位をこれまで以上に取得することが求められます。
単位取得に割かなければならない時間が増えるため、長い期間で向き合わなければならない教職課程の履修や長期留学が難しくなると考えられます。
どうしても教職課程の履修や長期留学を経験したいという人は、通常のスケジュールよりもさらに早くなる2年次での編入を目指すのが良いでしょう。

編入を決めたら、次は具体的にどう動けばいいかを確認していきましょう。
大学中退から編入までの基本的な流れ
- 編入したい大学と学部を決めるところから準備が始まる
- 募集要項・TOEICスコア要件などの情報収集は早めに着手
- 志望理由書と過去問対策が合格への大きな鍵となる
大学の編入は多くの人が初めての経験になるはずですので、あらかじめ基本的な流れを理解しておくことが非常に重要です。
大学中退から編入までの基本的な流れとしては以下の通りです。
- 1.編入したい大学と学部を決める
- 2.編入希望先の情報収集を進める
- 3.編入に必要な知識を身につける
- 4.過去問で試験対策をする
それぞれについて詳しく解説します。
1.編入したい大学と学部を決める
まずは、編入したい大学と学部を決めるところからスタートします。
基本的に編入に関する募集要項は、各大学の学部ごとで編入試験の2〜3ヶ月前から発表される傾向にあります。
学部単位で編入の募集がされるため、行きたい大学を決めるということは、行きたい学部を決めることと同じです。
どこの大学に行きたいかという観点しか持っていないと、編入希望先を決めることが難しくなるかもしれませんのであらかじめ理解しておいてください。
なお、特定の大学に興味がある場合は、各大学のホームページで編入に関する募集要項を公開していますので、合わせて認識しておきましょう。
2.編入希望先の情報収集を進める
編入したい大学と学部を決めることができたら、続いては編入希望先の情報収集を進めましょう。
募集要項を確認する際は、特に募集人数や編入試験の科目数、TOEICのスコア要件についてチェックしておきましょう。
語学力を重視している大学の場合は、学部に関係なくTOEICスコアが求められることがあります。TOEICは毎月1回しか受験ができないため、早いうちから行動をとっておく必要があります。
編入に関する情報は、大学受験時よりも収拾が難しい傾向にありますので、インターネットのみならず、編入経験者に直接話を聞いてみたり、編入希望先の大学に問い合わせをしてみるといったことも重要になります。
なお、情報収集と一緒に編入願書を確認しておくこともおすすめです。
編入願書については各大学のホームページからダウンロードできます。編入願書に必要な書類や提出物が記載されていますので、情報収集にも役立ちます。
3.編入に必要な知識を身につける
目指したい編入先が固まったら、改めて編入に必要な基本知識をインプットしましょう。
編入の準備をする際は、どれぐらいの単位を引き継ぐことができるのかだけでなく、編入後の大学の過ごし方についてもあらかじめイメージできておくと、いざ編入試験に合格した後に慌ただしい学生生活を送らずに済むようになります。
また、編入を希望する大学に関する調査も並行して行っておくことがポイントです。
編入申し込みの際は志望理由書を提出する必要がありますので、志望動機を作り上げる観点でも重要なインプットと言えるでしょう。
4.過去問で試験対策をする
ここまで準備ができたら過去問で試験対策を行っていきます。
大学の編入試験は筆記試験と面接試験の2つに分かれており、筆記試験の比重の方が大きい大学も少なくありませんので、しっかりと時間をとって編入試験勉強に取り組んでいきましょう。
大学在学中の試験となるため、求められる学力も大学受験の時とは異なります。
専門的な知識が問われる試験がほとんどになりますので、試験勉強に悩んでしまった場合は、在学中の大学の教授に質問をしてみることもおすすめです。

具体的に、編入の出願にはどんな条件があるのか整理しておきましょう。受験できるかどうかの判断軸ですよ。
大学中退者が編入するための条件
- 編入には大学ごとに編入可能な学年と単位数が定められている
- 3年次編入は1年次・2年次の修了(見込み)が必要
- TOEICスコアなどの独自条件を設けている大学も多い
大学中退者が編入するためには、大学ごとに設けられている編入条件を満たしている必要があります。どれだけ頭が良かったとしても、条件を満たしていなければそもそも編入試験を受験することができません。
編入条件は大学ごとで異なりますが、一般的には以下の項目で設定されている傾向にあります。
- 編入可能な学年
- 取得単位と現在の大学の在籍期間
- 編入希望先独自の条件もチェック
それぞれどういった条件が設定されているのかについて解説しますので、参考にした上で情報収集を進めていきましょう。
編入可能な学年
まず重要になってくるのが編入可能な学年です。
多くの大学では3年次の編入を認めている傾向にありますので、もし3年次編入しか募集枠がない場合は、今1年次の人は物理的に受験できないことになります。
大学によって2年次や4年次の編入を認めているケースもありますが、数としては少ない傾向にありますので合わせて認識しておきましょう。
3年次編入の場合は、大学1年次・2年次を修了済みであるか、修了見込みである必要があります。
取得単位と現在の大学の在籍期間
大学の編入条件としては、これまでの取得単位や大学の在籍期間も重要になってきます。
文部科学省「大学への編入学について」によれば、大学の編入条件として以下のように規定されています。
- 短期大学(外国の短期大学及び、我が国における、外国の短期大学相当として指定された学校(文部科学大臣指定外国大学(短期大学相当)日本校)を含む。)を卒業した者(法第108条第7項)
- 高等専門学校を卒業した者(法第122条)
- 専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上であるものに限る)を修了した者(法第132条)
- 修業年限が2年以上その他の文部科学大臣が定める基準を満たす高等学校専攻科修了者(学校教育法施行規則第100条の2)
法律でも定められている要件を満たしていることはもちろん、各大学ごとで以下のような条件が定められていることがありますので、合わせて認識しておいてください。
- 所定の学問に関する単位が一定以上あるか
- 編入関連の科目に関する総授業時間が一定以上あるか
- 留年の有無
これらの条件を満たしていないと、編入の願書すら受け付けてもらえませんので気をつけましょう。
編入希望先独自の条件もチェック
編入希望先の大学によっては、独自に編入条件を設けていることがあります。
英語の勉強に力を入れている大学であれば、願書受付時点でTOEICやTOEFLスコアが一定以上あることを条件にしているケースもあります。
また、大学ごとの独自条件については毎年見直しが入ることもありますので、今まで求められていなかった条件が突然付与されることもあります。
大学編入は情報戦と言っても過言ではありませんので、編入したい大学を見つけたら、すぐに募集要項を確認する癖をつけておくことが大切です。

条件をクリアできたら、いよいよ試験対策です。試験の主な内容を見ていきましょう。
大学中退者が受験する編入試験の内容
- 編入試験は筆記試験と面接試験の2本立てが基本
- 筆記は英語の長文読解と学部別の専門科目が中心
- 面接では志望理由書をベースにした口頭諮問が問われる
大学中退者が別の大学に編入する場合、必ず編入試験を受験する必要があります。
編入試験は主に筆記試験と面接試験の2つで構成されており、どちらも合わせて合格することで編入が可能になります。
詳しい試験内容は編入希望先の大学によって大きく異なりますので個別確認しましょう。
ここではそれぞれどういった試験内容になるのかについて大枠を解説していきます。
筆記試験
大学編入において非常に重要になってくるのが筆記試験です。筆記試験では主に語学力と各学部の専門科目の2種類の試験が実施される傾向にあります。
語学力としては基本的に英語の試験であることが多く、長文読解型の問題が問われる傾向にあります。
大学受験のように選択式ではないことも多いため、英語が苦手という人は基礎から学び直すことも必要になるかもしれません。
専門科目については受験する学部によって大きく異なりますが、一般的には以下のようなものが出題されます。
- 法学部:憲法、民法、法学概論
- 経済・経営学部:経済学や経営学の基礎、経済や経営に関する時事問題
- 文学・外国語学部:学部に関連した国の文章を読解し小論文を書く、作家や作品に関する基礎知識
- 工学部:数学や物理の知識
- 農学部:生物や化学の知識
- 理学部:専攻ごとの専門知識
編入後にそのまま大学の後期についていけるレベルの難易度で出題されますので、過去問だけでなく、日々の大学での講義の知識も改めてインプットしておくことが大切です。
面接試験
面接では、あらかじめ提出していた志望理由書を問われるような質問をされる傾向にあります。そのため、大学に提出する志望理由書は試験前に必ず読み直しておくことが大切です。
基本的には面接を通じてコミュニケーションに問題がないかなどを確認される傾向にありますが、理学部や文学部については面接の場で筆記試験レベルの質問をされ、口頭諮問で回答することもあります。

編入を考える方の中には、就職と迷っている人も多いはず。次の章で、判断軸を整理しますね。
大学中退後、編入と就職どちらを選ぶべきか
- 編入が向いてるのは明確な学びたいテーマと学費の余裕がある人
- 就職が向いてるのは早く社会に出て自立したい人
- 迷うなら大卒の必要性と経済的負担を判断軸にする
大学中退後の進路は、編入だけでなく就職という選択肢もあります。
どちらが優れているということではなく、自分の状況や目指したい将来像によって最適な選択肢は変わってきます。
ここでは編入と就職それぞれが向いてる人の特徴と、迷ったときの判断軸を整理します。
編入が向いてる人
大学への編入が向いてるのは、以下のような特徴を持っている人です。
- 明確に学びたいテーマや分野が決まっている
- 大卒の学歴をどうしても取得したい
- 学費を支払う経済的な余裕がある
- 編入試験対策に取り組める時間が確保できる
- 研究職や専門職など、大卒以上を募集要件にする職種を目指している
編入は学費と時間の投資を伴う進路ですので、明確な目的意識を持っていることが大前提です。
「なんとなく大卒の方が良さそう」という曖昧な理由で編入を選ぶと、編入後の学生生活でモチベーションを保てず、再度中退するリスクも出てきます。編入の動機を自分の言葉で語れるかどうかが、向いてるかどうかの最大の判断軸といえるでしょう。
就職が向いてる人
一方、大学中退後にそのまま就職する道が向いてるのは、以下のような人です。
- 早く社会に出て自立したい
- 学費を続けて支払う経済的な余裕がない
- 実務経験を通じてスキルを身につけたい
- 大卒以上を必須要件としない職種に興味がある
- 学業より仕事を通じた成長に魅力を感じる
大学中退者向けの就職市場には、未経験歓迎・学歴不問の求人が一定数あります。営業職・IT職・販売職・接客職など、ポテンシャル採用の門戸が広い職種を中心に、20代であれば正社員就職を十分に目指せます。
就職活動の進め方や、大学中退者でも受かりやすい業界・職種について詳しく知りたい人は、以下の関連記事も参考にしてみてください。
迷ったときの判断基準
編入と就職のどちらを選ぶべきか迷ったときは、「大卒の学歴がどうしても必要か」と「経済的負担に耐えられるか」の2軸で判断するのがおすすめです。
志望業界に大卒が必須の職種が多い場合は編入を、そうでなければ就職を選ぶといった軸で考えると、選択の方向性が見えてきます。
経済的負担についても、編入後の学費は2年分(3年次編入の場合)で200〜300万円程度かかるのが一般的です。アルバイトや奨学金で賄えるかどうかも、進路選択の大きな判断軸となるでしょう。
1人で判断しきれない場合や、就職という選択肢を選んだ際の進路設計に不安がある人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

最後に、大学中退の編入についてよく聞かれる質問にお答えします。
大学中退の編入に関するよくある質問
最後に、大学の編入に関する質問を7つ取り上げて解説します。
大学を中退して編入したら学歴はどうなる?
大学を中退して編入した場合、無事に卒業できれば大卒の学歴になります。
それだけでなく、編入後の大学を卒業したという扱いになりますので、もし編入によって大学のレベルを上げられた場合、就活で有利になることもあるかもしれません。
編入は中退扱いになる?
大学編入は履歴書上中退扱いになります。
履歴書の書き方としては、大学を中退してから別の大学に編入したという書き方になりますので、編入した事実を就活で隠すことは基本的にできません。
ただ、大学の編入は面接官からポジティブに受け取られることが多いため、中退扱いになるといってもそこまで重く捉える必要はないでしょう。
大学の編入は誰でもできる?
編入希望先の応募条件を満たせば、誰でも大学編入を申し出ることができます。ただ、編入試験に合格しなければ編入ができない点は認識しておいてください。
なお、編入条件については大学によって大きく異なりますので、編入したい大学を見つけられたら、まずはその大学のホームページから編入願書をダウンロードするところから始めましょう。
中退した大学とは別の学部・学科に編入できる?
中退した大学とは別の学部・学科への編入も可能です。
ただし、別学部・学科への編入は単位の引き継ぎが少なくなる傾向にあるため、卒業までに取得すべき単位数が増える点に注意してください。
また、専門科目の試験で問われる内容が、中退前に学んでいた学部とは全く異なる場合があるため、編入試験の対策にもより多くの時間が必要になるケースがあります。
編入と再受験はどちらが有利?
編入と再受験のどちらが有利かは、目指す大学のレベルや経済的な状況によって異なります。
編入は単位を引き継げる分、卒業までの期間と学費を抑えられる一方、編入枠がない大学や倍率が高い学部もあるため、選択肢が限定されやすい傾向にあります。
再受験は1年生からのスタートとなり時間と学費の負担が大きい一方で、ほとんどの大学・学部を受験できるため、選択の自由度は高くなります。
大学中退から海外の大学に編入することはできる?
大学中退者でも、海外の大学への編入は可能です。
ただし、海外大学への編入は、TOEFLやIELTSなどの語学力スコアの基準が極めて高い傾向にあり、出願時点で一定の語学力を備えておく必要があります。
また、日本の大学で取得した単位がそのまま引き継げるとは限らず、現地大学の判断で個別に審査が行われるため、編入後の卒業までの期間が延びるケースもあります。
2年次編入と3年次編入はどちらが良い?
2年次編入と3年次編入のどちらが良いかは、目的によって異なります。
就職活動と並行する負担を減らしたい場合は、編入後の学生期間が3年間ある2年次編入がおすすめです。長期留学や教職課程の履修などの計画がある人にも適しています。
一方、同年代と同じタイミングで卒業して社会人になりたい場合は、3年次編入が現実的な選択肢になります。3年次編入は募集する大学が最も多く、選択肢が広いことも特徴です。
まとめ:大学中退から編入は条件次第で十分に可能
大学を中退した後でも、別の大学への編入は条件を満たせば十分に可能です。編入には通常編入・推薦編入・社会人編入・通信制大学への編入の4つの方法があり、自分の状況に合った進路を選べます。
編入の最大のメリットは取得済みの単位を引き継げる点と、再受験よりも短い期間で大卒の学歴を取得できる点にあります。一方、編入直後の慌ただしい就活スケジュールや、行きたい大学に編入枠がないリスクなどのデメリットも理解しておきましょう。
編入と就職のどちらを選ぶかは、大卒の学歴の必要性と経済的負担の2軸で判断するのが基本です。1人で進路選びに迷ったときは、信頼できる就職支援サービスへの相談も検討してみてください。

編入か就職か、進路選びは1人で抱え込まないでくださいね。20代未経験の就職支援に特化したキャリアスタートでは、大学中退者の支援実績も多数あります。完全無料で履歴書添削から面接対策、求人紹介まで手厚くサポートしますので、お気軽にご相談ください。



























大学を中退しても、条件を満たせば別の大学への編入は十分に可能です。取得済みの単位を引き継げるため、再受験より短い期間で大卒の学歴を目指せます。