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大学休学理由がうつの時に考えるべきことは?中退のメリットも解説

結論

うつによる大学休学は珍しい選択ではなく、まずは焦らず療養に専念し、回復後に復学か中退かを冷静に判断することが重要です。休学や中退の事実があっても、しっかり対策すれば正社員就職は十分に可能です。

牛田

「うつで大学を休学したいけど、その後はどうなるんだろう…」って悩む方は多いんですよ。休学・中退・就職、それぞれの判断材料を一緒に整理していきましょうね。

大学を休学する理由として、うつは決して珍しくありません。心身の不調により大学に通い続けることが難しくなった場合は、無理に通い続けるよりも、一度立ち止まって考える時間を設けるのも1つの手です。

しかし、休学をする際はあらかじめ認識しておかなければならないことがありますので、衝動的に大学を休学することは避けておくと良いでしょう。

この記事では、うつが原因で大学を休学する場合、事前に考えておくべきことをまとめて分かりやすく解説します。あわせて大学中退からの就職活動全般のポイントや、中退を選ぶメリット・デメリットについても解説しますので、今後の将来をどうしていきたいか悩んでいる人は記事の内容を参考にしてみてください。

大学休学理由として「うつ」は多い

この章のポイント
  • うつなどの精神疾患は大学休学理由の中で2番目に多い
  • メンタルヘルスへの理解が進み、休学を選ぶ学生が増加傾向
  • 休学を支援する制度や環境を整える大学も増えている

大学を休学する理由として、うつなどの精神的な不調は決して珍しいものではありません。文部科学省の「令和6年度学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によれば、大学休学理由の中で2番目に多いのが精神疾患となっています。

大学では学業のプレッシャーだけでなく、ゼミやサークルを始めとした人間関係、将来への不安などが複合的に重なり、心身のバランスを崩しやすい環境にあります。近年では、メンタルヘルスへの理解が進んでいることもあり、無理に通学を続けるのではなく、休学という選択を取るケースが増えてきています。

それに合わせて、制度や支援が整備されている大学も増えてきており、以前よりもうつなどの精神疾患で休学しやすい環境にあると言えます。

牛田

うつによる休学が珍しくないことが分かったところで、次は「休学する前に考えておくべきこと」を整理していきましょう。後悔しない判断のための5つのポイントですよ。

大学休学理由がうつの時に考えるべきこと

この章のポイント
  • まずは回復を最優先し、療養に専念することが大切
  • 回復後はストレスの原因を分析し再発防止につなげる
  • 復学か中退か、就職への影響を理解した上で判断する

うつを理由に大学休学をする場合は、まず回復を最優先事項にしつつ、段階的に将来の方向性を整理することを考えましょう。最初のうちは無理に進路を考えず療養に専念し、回復してきたら、ストレスの原因を分析することでうつの再発防止に繋げます。

その上で、将来の就活に対する影響を正しく理解してから復学するか中退するかといった選択を検討すれば、後悔のない決断ができるでしょう。

まずは、うつ病が原因で大学を休学したいと考えている人が検討すべきポイントを5つの観点から解説します。

まずは何も考えずに療養に努める

うつ状態にあるときは、将来や進路について無理に考えるべきではありません。なぜなら、判断力や思考力が低下している状態で決断しても、後悔に繋がる可能性が高いためです。

したがって、まずは十分な休息を取り、生活リズムを整えることに専念するのが最優先です。医療機関の受診やカウンセリングの活用も検討し、ゆっくりと回復を目指す意識を持ちましょう。

とにかく、焦らずに心身の状態を安定させることがうつからの回復に重要であり、その後の選択肢を広げる土台ともなることを念頭に置いておくことをおすすめします。

うつになる人は少なくないことを知る

うつを経験する人は決して少なくありません。厚生労働省のデータによれば、日本では12ヶ月の間に約50人に1人がうつ病を経験していると言われています。そのため、うつになったからといって「自分だけが弱い」「自分はダメな人間だ」などと考える必要はありません。

そうした認識は自己否定に繋がり、うつからの回復を遅らせる要因にもなります。むしろ、多くの人が自分と同じように悩みを抱えていることを理解できれば、過度なプレッシャーを軽減しながら療養に努められるようになります。

また書籍やうつ経験者の体験が分かる情報に触れることで、自分の状況を客観視し、必要に応じて活用してみることもおすすめです。自分1人だけ孤立することなく、社会的な支援を受ける前提で考えれば、より前向きに療養と向き合えるはずです。

余裕が出たらストレスの原因を考える

ある程度うつから回復できたら、自分がうつ状態に至った原因を整理すると良いでしょう。原因を特定することないまま復学や就職をすると、同じ環境でうつが再発するリスクがあるためです。

うつの原因としては、学業や人間関係、生活リズム、将来への不安など複数の要因が絡んでいるケースも多く、それぞれの要素を分解し「何が負担だったのか」「どの条件なら再発しにくいか」を具体的に言語化していくことがポイントです。

これらの自己分析を大学休学中に行っておけば、就職活動の自己分析にも役立ちます。どうしても自分の思考がまとまらない場合は、親や専門機関などの第三者に相談する形で言語化してみるのも1つの手です。

復学するか中退するか決める

回復の見通しが立ってきた段階で、復学するか中退するかの判断を行います。復学を選ぶ場合は、うつの再発リスクを下げるために生活習慣の見直しや学習計画を立てておくことがポイントです。一方で中退を選ぶ場合は、就職や別の進路への具体的な計画を考える必要があります。

どちらを選んでもメリット・デメリットがありますので、短期的な感情ではなく、中長期的な視点で判断する必要があります。後悔のない選択をするためにも、大学の支援窓口やキャリア支援サービス等で第三者の意見を取り入れておくと良いでしょう。

人生においても大きな決断ポイントとなるため、うつ状態から回復しきった段階で取り組むことをおすすめします。

休学が就職にどう影響するのか調べておく

休学や中退は今後の就活に少なからず影響を与えるもののため、余裕があれば情報収集を進めていくと良いでしょう。近年では多くの企業で人手不足になっているほか、多様なキャリアを認める風潮が整っているため、うつで休学していてもしっかりと対策することで正社員として就職は可能です。

特にうつを経験している場合は、うつの再発がないかが企業が懸念するポイントのため、面接でうまく説明する方法を身に付けておくためにも、就職エージェントの活用を検討してみてください。一人で説明を組み立てるのが不安な人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

休学後の就活では事前の対策が重要になりますので、大学のキャリアセンターも活用しながら現実的な就職活動のイメージを持っておきましょう。

休学経験を履歴書でどう書くか迷っている人は、以下の記事も参考になります。

休学の履歴書の書き方は?書くべき理由や例文、伝え方のコツも解説
牛田

休学前に考えるべきことが整理できたら、次は「中退」という選択肢のメリットを見ていきましょう。一見ネガティブな決断でも、状況によっては前向きな選択になりますよ。

うつで大学休学してる人が知っておくべき中退のメリット

この章のポイント
  • 学業のプレッシャーから解放され、療養に集中できる
  • 大学という環境を離れることで再スタートが切りやすい
  • 学費などの固定支出が止まり、経済的負担が軽減できる

うつで休学する人にとって、中退はネガティブな選択肢に見えがちですが、状況によってはメリットのある判断になります。中退することで学業のプレッシャーから解放され、心身の回復に集中できる環境を整えやすくなる点は見逃せないポイントです。

また、大学という環境から完全に離れることでストレスの原因を断ち切り、新しい環境で再スタートを切れる点もメリットです。加えて、学費などの経済的な負担が軽減される点も、場合によっては中退ならではの魅力と言えます。

ここからは、うつで大学休学をしている人が知っておくべき、3つの中退のメリットを解説します。

心身の回復を最優先にできる

中退することで学業や単位取得のプレッシャーから完全に解放され、心身の回復に集中できるといったメリットが受けられます。実際休学中であっても「いつかは戻らなければならない」という潜在的な負担を感じる人が少なくなく、療養の妨げになるケースもあります。

中退という決断をすることでその前提自体を取り払えることから、うつ状態の純粋な療養に意識を向けやすくなるでしょう。また、自分に合った働き方や学び方を模索する時間も確保でき、将来に向けた準備期間として有効活用できる点もメリットです。

早い段階で環境を一気に変えられる

中退を選択することで大学という環境から完全に離れ、新たな環境に移行しやすくなる点もメリットです。特にうつの原因が学業や人間関係など特定の要素に紐付いている場合、休学後の復学が大きなストレスに発展するリスクがあります。

例えば、アルバイトやインターンを通じて社会との接点を持ったり、別の分野の学習を始めたりすることで、新しい価値観や目標を見つけるきっかけにもなります。

環境のリセットにはリスクも伴いますが、状況によっては前向きな転機となるため、自分のうつの原因によって中退も検討すると良いでしょう。

経済的な悩みから解放される

大学に在学し続ける場合、学費や生活費の負担が継続的に発生します。休学期間中は、基本的に学費の支払いが不要になるものの、在籍費用等が必要なケースもあるため、経済的なストレスが止まらない可能性も考えられます。

その点、中退を選択すれば固定支出を止めることができますので、経済的な負担が軽減できるといったメリットに繋がります。経済的な余裕は精神的な安定にも直結するため、うつからの回復を優先したい状況においては、最適な選択肢になることもあるでしょう。

ただし、一人暮らしをしている場合は、実家に戻ることも検討しなければならないため、中退を決断する前に親や家族に相談しておくことを忘れないようにしてください。

親に中退を伝えるのが心配な人は、以下の記事も参考になります。

牛田

メリットだけ見て中退を決めるのは危険ですよ。次はデメリットも一緒に確認していきましょう。両方を天秤にかけてはじめて、納得感のある判断ができますからね。

うつで大学休学している人が知っておくべき中退のデメリット

この章のポイント
  • 最終学歴が高卒になり、応募できる求人の幅が狭まる
  • 今後の就活で中退理由を問われ続けることになる
  • 同じ大学への復学は基本的にできない不可逆な決断

中退にはメリットがある一方で、長期的に見るとデメリットの方が大きい点は見逃せません。特に最終学歴が高卒になることで、応募できる求人の幅が狭まってしまうリスクが生じる点は、明確なデメリットとして認識しておく必要があります。

また、就職活動では中退理由を説明する必要が出てくるだけでなく、うまく中退理由を答えられないと評価に直結する可能性もあります。さらに、一度中退すると同じ大学に復学する事は基本的にはできないこともデメリットの1つです。

ここからは、うつで大学を休学する人が知っておくべき3つの中退のデメリットを詳しく解説します。

学歴は高卒になる

大学を中退した場合、最終学歴は高卒になります。これによって、求人の応募条件で大卒以上と指定されている求人には応募できなくなる点は大きなデメリットです。

特に大手企業や専門職などでは、学歴要件が明確に設定されているケースも多く、職業の選択肢が狭まる点はリスクとして認識しておきましょう。ただし、すべての企業が学歴を重視しているわけではなく、昨今では実力やポテンシャルだけを評価する企業も増えています。

したがって、学歴が高卒になることを過度に恐れる必要はありませんが、応募可能な求人の幅が変わるという事実は理解しておく必要があります。

就活では将来に渡って大学中退理由を求められる

中退の事実は履歴書に記載し続けなければならないため、今後の人生における就職活動や転職活動において、中退理由を問われる機会がほぼ確実に発生する点もデメリットです。場合によっては、企業の面接で複数回説明を求められることもあるため注意してください。

中退理由の準備が不十分なまま面接に臨むと、評価を下げることに繋がります。当時の状況やうつからどのように回復したかなどを論理的に説明する必要がありますので、適宜就職エージェントに相談し、面接対策に取り組むことがポイントです。中退理由の伝え方が分からず躊躇している人は、中退者の就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

面接での中退理由の具体的な伝え方については、以下の記事も参考になります。

大学中退理由を面接で効果的に伝える方法!例文や伝え方のコツも解説

もう一度大学に戻ることができない

中退を選択した場合、原則として同じ大学に復学することができません。休学であれば回復後に復学する選択肢が残りますが、中退はその選択肢を手放す決断になります。したがって、将来学び直したいと考えた際は、別の大学や専門学校などを検討する必要が出てきます。

再度大学などに戻ろうとする際は、時間と費用が再びかかるため、経済的な負担も考慮しなければなりません。このように、中退は休学と異なり不可逆な決断となるため、現時点の感情だけでなく、将来の可能性も含めて慎重に検討する意識を持っておきましょう。

牛田

「うつで休学したら就活で不利になるのでは…」と心配される方は多いんですよね。次の章でその真相を一緒に確認していきましょう。安心してもらえる情報も多いですよ。

大学休学理由がうつだと就職は不利?

この章のポイント
  • 企業が重視するのは過去の経歴ではなく今働ける状態か
  • 休学理由は簡潔かつ前向きに伝えれば不利になりにくい
  • 中退して高卒になっても応募できる企業は多数存在する

うつを理由に休学した場合でも、必ずしも就職で不利になるわけではありません。企業が重視するのは、過去の経歴よりも現在問題なく働ける精神状態にあるかのため、うつから復帰していることを客観的に示せれば就職も充分可能です。

特に面接において、休学理由は簡潔かつ前向きに伝える意識を持っておくと、ネガティブな印象を和らげられるため、事前の準備を心がけましょう。近年では、人手不足を受けて休学や中退をしていても就職できる求人は多くありますので、そこまで不安に感じる必要はありません。

ここからは、大学を休学した理由がうつであっても就職に不利ではない理由について詳しく解説します。

休学理由よりも、今回復しているかが重要

企業が採用活動において最も重視するのは、休学した理由よりも現在問題なく働ける状態にあるかどうかというポイントです。うつで休学していたとしても、現在は回復していて安定して勤務できる状態であれば、企業側も安心して採用することができます。

一方で、回復状況が不透明な場合は、企業側に不安を与える要因となります。したがって、医師の診断結果や生活リズムが安定していることなど、客観的に回復している事実を示す意識を持っておきましょう。

あくまでも過去ではなく、現在の状態が就職活動における評価の軸であることを理解しておいてください。

簡潔かつポジティブに伝えれば不利にならない

休学の事実がある場合、なぜ休学したのかは確実に聞かれますが、休学理由を伝える際は詳しく説明しすぎる必要はなく、簡潔かつ前向きな表現にまとめれば問題ありません。例えば、「体調不良のため一定期間療養し、現在は問題なく働ける状態まで回復できた」といった形で、事実と現状を端的に伝えることがおすすめです。

その上で休学期間中の気づきや成長を補足できれば、うつの過去があっても不利にならずに面接を進められるでしょう。合わせて、うつ状態にならないために取り組んでいる習慣や工夫、考え方を伝えることで、さらに企業側の懸念を軽減することもできます。

どうしてもネガティブな印象を与えたくない場合は、過去の言い訳ではなく、過去の経験から得た学びを軸にしながらポジティブな発言を心がけると良いでしょう。

たとえ大学中退しても応募先はたくさんある

仮にうつによる大学休学を経て中退してしまった場合でも、応募できる企業が極端に少なくなるわけではありません。大学を中退をすると学歴上は高卒になりますが、近年は多様な人材の受け入れが進んでいることもあり、学歴よりも人物面やポテンシャルを重視する企業が増えてきています。

特に未経験歓迎の求人や若手中心の採用では、これまでの経歴や過去よりも意欲や適性が評価される傾向が強くなっています。加えて、志望する業界や職種によっては学歴要件がほぼないようなケースもあるため、就職エージェントなどを使って求人を選べば問題なく就職できます。

うつの経験があっても就職を不利にしないためには、自分の状態や希望条件にマッチした企業を選び、適切にアピールする意識を持っておいてください。

大学中退から正社員を目指すための具体的な方法については、以下の記事も参考になります。

大学中退でも正社員に!最適な職場を見つける方法と成功のコツ
牛田

就職への影響が分かったところで、次は「後悔しないためにどう判断するか」を整理していきますね。自分に合った判断軸を持つことが、納得感のある選択につながりますよ。

大学休学理由がうつの人が後悔しないための判断軸

この章のポイント
  • 理想ではなく今の自分にできることを基準に判断する
  • 休学期間に期限を設けて迷い続ける状態を防ぐ
  • 中退を悪と決めつけず1つの選択肢として冷静に捉える

うつによる休学後の進路は正解が1つではないため、自分の状態に合った判断軸を持つことが重要です。例えば、将来の理想や周囲の期待ではなく、今の自分にできることを基準に現実的な判断を行うことで、後悔のない選択をしやすくなります。

また、判断を先延ばしにすることなく、あらかじめ期限を設けることで迷い続ける状態を防ぐといった意識も重要になります。さらに中退という選択を悪いことと思わず、1つの選択肢として冷静に捉えると納得感のある意思決定がしやすくなるでしょう。

ここからは、うつで大学を休学する人が後悔しないための判断軸を持つ上で、認識しておきたいポイントを3つ解説します。

今の自分にできることを基準にする

将来の理想や周囲との比較を基準に判断してしまうと、無理な選択をして後悔するリスクが高まります。したがって、まずは今の自分にできる事を基準に考えるといった判断軸を持っておいてください。

例えば、毎日決まった時間に起きられるか、外出や人と会うことが負担なくできるか、といった具体的な行動レベルでできることを把握します。その上で復学なのか就職なのかといった選択肢の中から現実的なものを判断すれば、後悔しない意思決定に繋がるでしょう。

また、今の自分にできる小さな成功体験が積み重なれば、自己肯定感を高めることにも繋がります。うつからの復帰にも役立ちますので、理想を高く持ちすぎることなく、現実的な基準で物事を考えることがおすすめです。

休学の期間を決めずに迷い続けない

休学中に将来の結論を出さずに判断を先送りにし続ける事は、精神的な負担を増やす要因になるだけでなく、後々焦って決断し後悔するリスクが高まることに繋がります。したがって、うつ状態からある程度回復した段階で、いつまでに方向性を決めるかといった具体的な目標を設定する意識を持っておきましょう。

期限を設けることで考えが整理されやすくなるだけでなく、主体的に選択するといった意識が生まれます。ただし、無理に短期間で決める必要はなく、自分の回復状況に応じて現実的な期間を設定するように心がけてください。

また、目標の途中経過を振り返るタイミングを意識的に設けることにより、さらに後悔するリスクを減らせます。1人で迷い続けても結論が出ない場合は、医師や家族、友人などに相談することもおすすめです。

中退は悪いことと思わない

中退という選択に対してネガティブなイメージを持つ人は多いですが、必ずしも悪い選択とは限りません。自分にとって適切なタイミングで環境を変えることが最優先のため、無理に復学すると、かえって後悔するリスクが高まります。

現代では多様なキャリアパスが存在しており、学歴だけで人生が決まるわけではありません。さらに、早いうちから社会経験を積むことで、新たな可能性が広がるといった考え方もあります。

したがって、最初から中退を選択肢として排除するのではなく、1つの選択肢として冷静に捉えることがポイントです。

牛田

判断軸が見えてきたら、次は「休学中に避けたいNG行動」を確認していきましょう。回復を遅らせる落とし穴を知っておくと、安心して療養に集中できますよ。

うつで大学休学中にやってはいけないこと

この章のポイント
  • 他人と自分を比較して自己否定を強めるのは避ける
  • 焦って早く回復しようとすると逆に症状が悪化しやすい
  • 一人で抱え込まず家族や専門家を頼ることが大切

大学を休学している間は、うつからの回復に専念することが重要になるため、取るべきではない行動や思考がいくつか考えられます。例えば、他人と自分を比較すると、自己否定感を強めかねないため避けるのが無難です。

また、焦って回復しようとすると、空回りしてうつが長期化することもありますので、自分のペースで進める意識が重要です。合わせて、1人だけで悩みを抱え込むと症状の悪化に繋がるリスクが高まることから、専門家や家族などとコミュニケーションを取る意識を持っておきましょう。

ここからは、うつで大学を休学している最中にやるべきではないことを3つ解説します。

他人と自分を比べてしまうこと

自分がうつで動けない時、同級生が就職活動を進めていたり、SNSで充実した生活を発信している様子を見ると、嫌でも比較して落ち込んでしまう可能性があります。

うつの回復過程において、他人との比較はそれだけで大きなストレス要因となり、自己否定を強める原因になるため避けるようにしましょう。

人それぞれ置かれている状況や人生の歩み方は異なりますので、単純な比較には意味がありません。特にうつで大学を休学している最中は、自分の中の小さな変化や全身に目を向ける意識を持つようにしてください。

早くうつから回復したい場合は、他人ではなく、過去の自分と比較して今の自分がどうなっているかを常に比較することがおすすめです。

焦って回復しようとすること

「早く復学して社会のレールに戻らなければならない」という焦りは、かえって回復を遅らせる原因となるため避けましょう。

うつからの回復には個人差がありますが、一定の時間が必要である事は変わりません。短期間で回復しようとすると心身に負担がかかり、かえって症状が悪化することがあります。

また、調子が良い日と悪い日があることを前提に、波がある状態を受け入れる意識も重要です。継続的に安定した状態を目指すためにも、無理のない範囲で少しずつ行動できる範囲を広げていくといった意識を持つようにしてください。

誰にも相談せずに一人で抱え込むこと

うつの状態にあると、他人に相談すること自体が負担に感じることがあり、問題を1人で抱え込んでしまいがちになります。

しかし、精神的に孤立した状態は症状を悪化させる原因に繋がりやすく、回復を遅らせることにもなります。そうならないためにも、家族や友人、医療機関を始め、頼れる相手に少しでも今の気持ちを共有することを意識してください。

特に専門家に相談することで、客観的なアドバイスを得られるため、自分では気づけなかった視点を得られるでしょう。物事や自分の回復に対する考え方を正しくアップデートできますので、1人で抱え込む事を避ける意識を持つことが重要です。

仮に専門家相手でなかったとしても、第三者と話すことで自分の気持ちが整理でき、心が軽くなるといった効果も期待できます。うつという自分が困っている状態だからこそ、他人を頼ってみましょう。

牛田

NGを避けつつ回復が進んできたら、いよいよ次の一歩を踏み出す段階ですね。焦らず小さく動くコツを一緒に確認していきましょう。

大学休学理由がうつの人が次の一歩を踏み出す方法

この章のポイント
  • まずは生活リズムを整える小さな行動から始める
  • 復学だけにこだわらず幅広い選択肢を視野に入れる
  • 家族や専門機関に頼りながら現実的な判断をしていく

うつからの回復後に次の行動へ進む際は、1歩ずつ着実に踏み出していくことが重要です。まずは生活リズムを整えるなど小さな行動から始めることで、安定的に復帰することが可能になります。

また、大学に復学することにこだわらず、就職や資格取得など幅広い選択肢の中から検討することで、後悔のない人生が歩みやすくなります。加えて、家族や専門機関などのサポートを積極的に活用できれば、より現実的な判断ができるでしょう。

ここからは、大学をうつで休学した人が、回復後の1歩を踏み出す方法について詳しく解説します。

小さな行動から生活リズムを整える

うつから回復したからといって、いきなり大きな行動を取ると、心身に大きな負担をかけてしまうリスクがあります。まずは、日常生活の基盤となる生活リズムを整えることから一歩踏み出すようにしてください。

例えば、毎日同じ時間に起きる。軽い散歩をする。決まった時間に食事を取るといった小さな行動が挙げられます。こうした行動を積み重ねることによって、体内のリズムが安定し、心身の状態も徐々に整ってきます。

また、達成しやすい小さな目標を設定することで、成功体験を積み重ねることができ、うつから回復できているといった自己肯定感の向上にも繋がります。日々の行動を記録し、自分の変化を客観的に把握することに努めてみても良いでしょう。

大学復学以外の選択肢も広く考える

うつから回復したからといって、大学に復学することだけが選択肢というわけではありません。うつの原因や休学期間中に分かった自分の適性を踏まえると別の進路が適している場合もあるため、様々な選択肢を考え直してみることがおすすめです。

例えば、就職や専門学校への進学、資格取得など、人生の選択肢は豊富に存在します。視野を広げることで、自分に合った環境や働き方を見つけやすくなるだけでなく、精神的に安定した日々を送れることもあるでしょう。

「休学からは復学しなければならない」といった固定観念にとらわれず、複数の選択肢を比較検討することが、結果として自分にとって納得感のある進路選択に繋がるはずです。

大学中退後の進路パターンについては、以下の記事も参考になります。

大学中退したその後の進路は7パターン!就活する時のコツも解説

積極的に他人を頼る

次の一歩を踏み出す際は、自分1人で全てを決めようとせず、積極的に他人を頼ることも重要です。家族や友人はもちろん、大学のキャリアセンターや就職エージェント、医療機関など専門的な支援を受けられる環境は多く存在します。

特に就職活動にシフトしたい場合は、自分1人で行動するよりも、就職支援のプロである就職エージェントに相談することが有効です。つらい思いを抱えることなく、自分にマッチした求人に出会いやすいため、うつから回復した直後であっても安心して仕事探しが進められるでしょう。何から始めていいか分からず躊躇している人は、若手就職支援に強いキャリアスタートにご相談ください。

うつから回復したとしても、引き続き誰かに頼りながら自分の人生を良くしていくといった意識を重視して、日々を過ごすようにしてください。

牛田

最後に、大学休学とうつについてご相談者さんから本当によく聞かれる質問にお答えしていきますね。気になる項目があればぜひチェックしてみてください。

大学休学 うつに関するよくある質問

最後に、大学休学とうつに関するよくある質問を3つ取り上げて解説します。

大学を休学すると人生終わり?

大学を休学したからといって、人生が終わる事はありません。むしろ心身の状態を立て直すために一度立ち止まる事は、長期的に見て合理的な判断となることもあります。

むしろ無理に通学を続けると、状況が悪化することも考えられますので、休学も1つの選択肢と認識しておくと良いでしょう。

現代では多様なキャリアパスが存在しており、大学卒業だけが成功の条件ではありません。休学期間を通じて自分の状態や価値観を整理できれば、その後の進路選択の質が高まることも期待できます。

あくまでも中長期的な視点で自分の人生を考えるようにしてください。

うつ病の時の休学期間は?

うつによる留学期間に明確な正解はなく、個人の症状や回復状況によって大きく異なります。一般的には数ヶ月から1年程度の金額を選択する人が多いですが、無理に期間を区切る必要は無いでしょう。

重要なのは、どれだけの期間休むかということではなく、回復して安定した生活が送れる状態になっているかです。医師と相談しながら適切な休学期間を定めることを意識してください。

ただ、大学によって休学できる期間の上限が定められていることもありますので、あらかじめ制度面を確認しておくと良いでしょう。

うつ病で休学した時に単位はどうなる?

うつで休学したときの単位の取り扱いは大学ごとによって異なりますが、一般的に既に取得済みの単位が失われる事はありません。ただし、休学期間中で取得予定だった単位は、基本的に取得ができませんので注意が必要です。

復学後は残りの単位を計画的に取得する必要があるため、単位について不安が残る場合は、大学の学務課などの窓口に相談することがおすすめです。また、休学期間によっては卒業時期が後ろ倒しになることもあり、就職活動のタイミングが人と異なる場合がある点は認識しておいてください。

牛田

ここまでお疲れさまでした。最後に、後悔しない判断のための要点をまとめておきますね。

まとめ

うつによる大学休学は決して珍しいものではなく、まずは焦らず療養に専念することが回復への第一歩です。回復してきた段階でストレスの原因を整理し、復学か中退かを冷静に比較することで、後悔のない判断ができます。中退にはプレッシャーからの解放という側面がある一方、学歴が高卒になる・中退理由を問われ続けるといったデメリットもあるため、休学という選択肢も含めて中長期視点で考えることが大切です。

そして次の一歩を踏み出す際は、生活リズムを整える小さな行動から始め、復学だけにとらわれず幅広い選択肢を検討してみましょう。一人で抱え込まず、家族や専門機関、就職エージェントといった頼れる先を活用しながら、納得感のあるキャリア選択を進めていってください。

牛田

うつで休学した後の就活に不安がある方は、ぜひキャリアスタートにご相談くださいね。20代未経験の就職支援に特化していて、休学・中退経験者の就職実績も豊富です。一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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