「ENTJ(指揮官型)だけど、自分に合った仕事はなんだろう…」
「ENTJ(指揮官型)の業務における強み、弱みはなんだろう…」
このように悩んでいないでしょうか。
ENTJ(指揮官型)の人は組織や企業のリーダーシップを発揮できる仕事に向いているといわれています。
そのため、自信に満ちてリーダーシップに優れた個性を持っており、計画的で効果的な意思決定をする仕事に適しており、企業で多くの人が活躍しています。
この記事では、ENTJ(指揮官型)の特徴と強み・弱み、向いている職業や避けた方がいい仕事についてわかりやすく解説します。
「そもそもMBTI診断とはなんだろう?」「他のタイプについても知りたい」という人向けに以下の記事で詳しく解説しています。
1.ENTJ(指揮官型)の特徴とは?
ENTJ(指揮官型)は、天性のリーダーシップとカリスマ性を持ち、高い目標を掲げてゴールに向かって邁進できる全人口の3%しかいないタイプです。
論理的な思考を持って大局的な視点を得意とし、長期的な計画を立てて目標を推進することができます。
さらに、効率的な決断をすぐにすることができ、人とのコミュニケーション能力にも優れているため、リーダーのようなまとめ役に推薦される場合が多いです。
一方で、何事にも本気で真面目に取り組み過ぎてしまう性格のため、仕事が得意でないメンバーに対して冷たくあたってしまうことがあるので注意が必要です。
出典元:16Personalities│指揮官型(ENTJ)の性格
2.ENTJ(指揮官型)の3つの強み
ENTJ(指揮官型)の性格的な特徴から強みを3つ紹介します。
ENTJ(指揮官型)の強みを理解し、自分に合った仕事を探すための参考にしてください。
(1)自信に溢れカリスマ性がある
ENTJ(指揮官型)タイプの人は、生まれつきのカリスマ性があり自信あふれる態度から周囲を惹きつける力を持っています。
戦略的に考えながら長期にわたって集中して実行できるため、他の人を巻き込みながら推進して目覚ましい成果を生み出すことができます。
そのため、チームリーダーとして期待されることが多く、プロジェクトの責任者を任されることも多いです。
(2)意志が強くエネルギッシュ
ENTJ(指揮官型)タイプの人は、確固たる自信から意思が強く、今の自分より大きな自己実現に向けてエネルギッシュに行動します。
さらに、大小関わらず課題に取り組むことが好きで、交渉の場面などでも非常に厳しい姿勢で臨み、機知に富んだ対応で目標を達成することを得意とします。
そのため、率先して決断をして新しい問題に立ち向かっていくため、周囲に信頼されながら様々な経験を楽しみながらキャリアを積むことができます。
(3)戦略的な思考力を持つ
ENTJ(指揮官型)は、戦略的な深い思考力を持つ分析家としての側面を持ち、大局を見ながら2手3手先を見ながら状況を判断することが得意です。
さらに、前述のような固い意志で他の人ならば目標達成を諦めるかもしれない状況でも、楽しみながら目標を追求できます。
ENTJ(指揮官型)タイプの戦略的思考力は、問題が起きる前にその傾向を察知し、先手で対応策を打つことで大きなトラブルに見舞われることなく業務を進めることが可能です。
3.ENTJ(指揮官型)の3つの弱み
ENTJ(指揮官型)の人は強みが多い一方で、弱みとなってしまうこともあります。
ここでは、ENTJ(指揮官型)の性格的な特徴から読み取れる弱みを3つ紹介します。
弱みに対してどう取り組むかも紹介してますので、ENTJ(指揮官型)の弱みに前向きに向き合いましょう。
(1)周囲にも高いコミットメントを期待してしまう
ENTJ(指揮官型)は、強い自信と高い問題解決意識から、怠惰と思ってしまうメンバーに対してリスペクトに欠ける態度をとってしまうことがあります。
自分自身への目標達成へのプレッシャーを高く持つために、同じように周りに対しても仕事へのコミットメントを期待してしまうためです。
ENTJは高い分析力と思考力を持っているため、その分析力を生かして「なぜこの人は怠惰と思ってしまうのか。怠惰になっている原因はなにか」を考えてみましょう。
原因と対策を立てて物事を進める能力に長けているため、配置転換や1on1ミーティングなどで解決することもあります。
(2)冷たい人と思われてしまう
ENTJ(指揮官型)は感情表現が得意ではないとされており、周囲の人から冷たい人と思われてしまうこともあります。
高い能力から周囲を強引にでも引っ張ることがことができるため、独裁者のようなリーダーになってしまう場合があります。
そのため、自分でチームを引っ張るリーダー意識を持ちつつ、常に周囲の人への気配りを忘れないようにしましょう。
(3)柔軟性に欠けた対応をしてしまう
ENTJ(指揮官型)タイプは、意志が強く強い自信も持っているために、時に他人の意見や状況に対しての柔軟性がなくなってしまうことがあります。
当初の計画や目標に対してずれが生じた場合でもポジティブに粘り強く進めることは重要ですが、不確定な未来では軌道修正が必要になってきます。
そのため、同じ思考レベルで信頼できるメンバーを見つけ、時には相談しながら計画を練り直すことも重要です。
4.ENTJ(指揮官型)に向いてる仕事8選
ここまで、ENTJ(指揮官型)の人の特徴や強み、弱みについて紹介しました。
ここからは、そんなENTJの人に向いている職業を8選を紹介します。
強みを生かすことができるため、ぜひ自分の興味のある職業を探す糸口として活用ください。
(1)ENTJに向いてる「戦略の立案・実行する職業」4選
ENTJ(指揮官型)の人は、組織を指揮して方針を確立するリーダーポジションができる職業で才能を発揮します。
ここでは、ENTJ(指揮官型)に向いている組織を管理する仕事を3つ紹介します。
強みを生かした計画性やリーダーシップ力を遺憾なく発揮することができるでしょう。
#1:コンサルタント
コンサルタントは専門的な知識やスキルを持ち、クライアントに対してアドバイスやサポートを提供する職業です。
企業や組織に対して、ビジネスの中長期の戦略設計や実行支援、業績向上のための提案を行います。
また、目の前の課題に対して迅速に原因分析・解決策を探し、すぐに判断して推進する決断力も求められます。
ENTJはコミュニケーションスキルがあり、クライアントの期待に応えることができるため信頼構築を得意とします。
#2:マーケティング職
マーケティング職とは、有形・無形の製品開発や販売プロモーション、ブランド構築を担当し、サービスの販売促進をする職業です。
マーケティング施策の実施には市場調査や適切な目標設定・現状分析が重要であり、計画性や決断力を生かすことができます。
高いリーダーシップを生かして大小問わずキャンペーンをリードすることができ、チームで進めるプロジェクトも成功に導くことを得意とします。
#3:士業
士業は弁護士や税理士、会計士などの専門知識を使ってクライアントをサポートする職業です。
士業は法律等で厳格なルールがありますが解釈次第で自分で計画と戦略を立てることができるため、高い能力を発揮することができます。
ENTJはコミュニケーション能力が高く、戦略実行力・計画力に優れているため、大きな成果を残すことができるでしょう。
#4:コーチ業
コーチ業は企業の中長期的なトレーニングプログラムを計画し、学習プログラムや教育資材の開発をする職業です。
コーチ業はコミュニケーションスキルが求められ、トレーニングプログラムの設計や実施、進捗の管理をすることが求められます。
ENTJは戦略的な思考から計画的にタスクを進めることが得意であり、持ち前のポジティブさで参加者のモチベーターとしても効果的に働きます。
コーチ業では計画の立案・実行だけでなく、最終的にその結果のフィードバックも重要なため、ENTJの分析力も大きなメリットとなります。
(2)ENTJに向いてる「チームを率いて目標達成する職業」4選
ENTJ(指揮官型)の人は責任感をもってチームを率いて目標達成をする職業で才能を発揮します。
ここでは、ENTJ(指揮官型)に向いている人に関わる職業を4つ紹介します。
戦略設計の場面だけでなく実行力も必要とされるため、高いカリスマ性を生かすことができます。
#1:施工管理
施工管理は、工事現場においてスケジュール通りに工事が完了するように現場を監督する職業です。
施工管理の担当者が直接工事をするこのではなく、工務店などの人を管理・監督する立場としてチームを運営します。
工事期間は厳密に定められており、天候や資材搬入トラブル等の問題が発生しても粘り強く乗り越える必要があり、強いリーダーシップが活かされるでしょう。
#2:不動産仲介
不動産仲介は、個人・法人等の様々な人に対して、不動産を売買する職種です。
不動産は非常に高い買い物であるため、高いコミュニケーションスキルと知識、自信をもって相手を不安にさせないような態度が重要です。
不動産仲介をする上では、不動産の売主・買主だけでなく司法書士や銀行員など多くの人を巻き込んで仕事を進めていく必要があります。
営業職でも強いリーダーシップが求められるため、ENTJタイプの強みを活かせる仕事です。
#3:経営者・起業家
経営者・起業家は、個人事業主や企業の経営者として事業を行う職業です。
自身の目指す高い目標に対してダイレクトに結果が返ってくるために、強いやりがいを感じて働くことができます。
もしいまやりたいビジネスがなかったとしても、ベンチャー企業等で社長の右腕やプロジェクトマネージャーとしてのポジションを任されやすいです。
ENTJの高い決断力は判断を求められることが多い起業家として重要な素質です。
決断の連続と向き合っていく必要があるため、前向きで粘り強いENTJに向いている仕事と言えます。
#4:イベントプランナー
イベントプランナーは様々なイベントの企画・準備・管理など、イベント全体を運営する職業です。
コンサートなどの大きなイベントから百貨店でのフェアや展示会など、様々な規模のイベントで活躍することができます。
しかし、ENTJはアイデアを得意とするタイプではないため、アイデアマンの力や過去の事例を見ながら、柔軟な企画を考えることが重要です。
どんな大きさのイベントでもアルバイトを含めて多くの人を適切に動かす能力が必要となってくるため、ENTJの周囲を引っ張る力は適職といえるでしょう。
5.ENTJ(指揮官型)が避けた方がいい仕事
ENTJ(指揮官型)の人は、裁量のない仕事や職場が苦手と言われています。
なぜなら、ENTJは自ら目標を設定して計画的に取り組みたいため、大きな枠にはまった仕事は物足りなく感じるためです。
例えば次のような職業は避けた方がよいでしょう。
そのため、ルーティーンワークの多い事務系や工場系の仕事や、言われたことに従う年功序列が強い職場で働くことにストレスを感じやすいでしょう。
まとめ
本記事では、「ENTJ(指揮官型)だけど自分に合った仕事はなんだろう」と思う人向けに、ENTJ(指揮官型)の特徴と強み・弱み、向いている職業などを紹介しました。
ENTJ(指揮官型)の人は高いカリスマ性を持っており、活躍の場面が多いです。
もし今の仕事で不安や不満を抱えている場合は、本記事を参考に他の環境を模索してみることもおすすめです。
弊社では20代の若手に特化した転職エージェント・就職エージェントサービスを提供しています。
求人の応募から内定まで「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」「給与交渉」も無料で代行します。
同じENTJ(指揮官型)ですが、どれだけ自己主張的であるか、また感受性や柔軟性にどれだけ焦点を当てるかが違います。
元々強い自己主張型の「ENTJ」に対して、「ENTJ-A」は強い意志や自己主張力が強調され、「ENTJ-T」は感受性や柔軟性が強調されています。
そのため、「ENTJ-A」はよりポジティブにエネルギッシュに目的達成のために突き進みます。
一方で、「ENTJ-T」は「ENTJ-A」よりも周囲の声に影響を受けやすいといわれますが、慎重さを兼ね備えた性格で常に相手を思いやることができます。