
「専門学校、もう辞めたいけど将来どうなるんだろう…」って悩む方は多いんですよ。退学の影響と退学後の選択肢を、一緒に整理していきましょうね。
「専門学校を退学するか迷っていて、ずっと結論が出ない」
「専門学校を退学したら就職できないって本当?」
このように悩んでいる人は少なくありません。
専門学校の退学は珍しいことではなく、実際に一定数の人が中退という選択をしていますが、就職への影響や進路の選び方を理解せずに決断すると、後悔につながる可能性があります。
この記事では、専門学校を退学する人の割合や理由、就職への影響、そして後悔しないための判断基準や退学後の選択肢までを具体的に解説します。あわせて大学中退者向けの就職活動全般のポイントも解説していますので、進路に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
専門学校を退学する人の割合
- 専門学校の中退者は1年間で約28,450人、割合は6.05%
- 退学理由の最多は「学生生活不適応・修学意欲低下」で25%
- 心神耗弱や就業・起業を理由とした退学も一定数存在する

2025年の文部科学省の調査によると、令和6年4月1日から令和7年3月31日までの1年間に専門学校を中退した人の人数は28,450人、割合にして6.05%です。
(出典:令和6年度専門学校生の中途退学者・休学者数等の調査結果)
専門学校を中退してしまう理由は以下のようになっており、学生生活の不適応が25%、次いで心神耗弱や疾患、就業・起業という理由で退学する人が多い結果になっています。
- 学生生活不適応・修学意欲低下…25%
- 心神耗弱疾患…12.6%
- 就業・起業等…12.5%
- 学力不振…11.7%
- 転学等…8.6%
- 経済的困窮…5.1%
- 病気・けが・死亡…4.8%
- 海外留学…0.3%
- その他…15%
- 不明…4.6%

割合がわかったところで、次は気になる「退学が就職にどう影響するか」を見ていきましょう。データを踏まえると判断材料が増えますよ。
専門学校の退学による就職への影響とは
- 中退者の正社員就職率は24.5%と、卒業者の約半分にとどまる
- 最終学歴が高卒となり、専門卒向け求人に応募できなくなる
- 新卒枠や学校の就職支援も使えず、就活の難易度が上がる

専門学校を中退すべきか迷っている人は、中退が将来にどの程度影響するか不安に感じているはずです。
事実、専門学校の退学者は正社員就職率は卒業者と比べると低くなっており、その他就職で得られるはずのサポートが受けられないなどのデメリットも否定できません。
専門学校の退学が就職へどのように影響するか解説します。
- 正社員就職が難しくなる
- 最終学歴が高卒になるため応募できる求人が減る
- 新卒採用枠で応募できない可能性がある
- 専門学校での就職支援が受けられない
- 採用に足る専門的なスキルがないと見なされる
正社員就職が難しくなる
専門学校を退学した人は、卒業者と比べて正社員就職が難しくなる傾向があります。
専門学校及び短大、高専を中退した経歴がある人の2012年時点の就業状況と、卒業した人の就業状況を比較すると以下のようになっています。
| 区分 | 卒業者 (専門・短大・高専卒) | 中退者 (専門・短大・高専中退) |
|---|---|---|
| 正社員 | 48.8% | 24.5% |
| 非正規 | 23.4% | 40.6% |
| その他有業者 | 17.6% | 12.1% |
| 無業・求職者 | 5.1% | 10.4% |
| 無業・就業希望 | 2.9% | 7.3% |
| 無業・非就業希望 | 2.4% | 4.9% |
専門学校卒業者は半数近くが正規雇用されているのに対して、中退者で正規雇用されているのは25%弱、40%以上が非正規雇用です。
このデータから、専門学校の中退が就職へ少なからず影響することがわかるでしょう。
最終学歴が高卒になるため応募できる求人が減る
専門学校を中退した場合の最終学歴は高卒となり、専門卒向けの求人には応募できません。
専門学校卒業者向けの求人は専門的なスキルを獲得していることが前提であり、卒業していないと応募資格がないと判断されるためです。
あなたが専門学校で学んでいたジャンルの職業に就きたい場合は、就職の選択肢を自ら狭めることになる可能性があります。
新卒採用枠で応募できない可能性がある
専門学校を中退すると、新卒採用枠への応募が難しくなります。
新卒採用枠とは規定年度に卒業する学生を対象とした求人枠であり、中退した時点で応募ができません。
既卒枠はすでに社会に出ている人向けの求人で、新卒枠よりも経験やスキル面を厳しくみられます。
転職経験者とも肩を並べて就職活動することになり、スキルや経歴の面でやや不利になることもあるでしょう。
専門学校での就職支援が受けられない
専門学校を中退した場合、学校からの就職支援が利用できません。
通常専門学校を中退する場合、学校へ来ている就職案内から応募できたり、OBやOGのつながりで起業を紹介してもらえたりします。
しかし、専門学校を中退すると、このような案内やコネクションを利用できません。
結果として一人で就職活動をすることとなり、その分就職の難易度も上がってしまいます。
採用に足る専門的なスキルがないと見なされる
専門学校を中退した場合は採用側から「スキル的に不成熟である」と思われる可能性があります。
専門学校を中退した時点で学習が中断されており、専門的なスキルを身に付けられていないと判断されるためです。
専門的なスキルが必要な職種を目指す場合は、就職に不利になる可能性があることは理解しておきましょう。
専門中退から正社員を目指すための具体的な方法については、以下の記事も参考になります。

影響を知ったうえで、次は「本当に辞めるべきか」を冷静に考えるステップです。後悔しないために確認したい4つの対処法を見ていきましょう。
専門学校を退学すべきか迷った場合の対処法
- 学生窓口や先生に相談すれば、退学以外の選択肢が見つかることもある
- 中退してやりたいことが明確かどうかを基準に判断する
- 感情的な逃げではないか、長い目で考えることが大切

専門学校を退学すると就職に影響が出る可能性は否定できません。
今あなたが専門学校を退学するか迷っているなら、安易に判断せずに、以下の対処法を試してみてください。
- 学生窓口や先生に相談してみる
- 中退してやりたいことが明確か
- 学んでいる内容への熱意はあるかどうかを考える
- 辞めたい理由が感情や逃げによるものでないか考えてみる
学生窓口や先生に相談してみる
専門学校を退学すべきか迷ったら、学生窓口や先生に相談してみましょう。
学校によっては学生のためにカウンセラーが在籍していることもあるので、退学が本当に必要な判断なのか、その他の選択肢を選べないか相談に乗ってもらえます。
他者と話すことで「自分が何に悩んでいるか」が明確になれば、退学以外の選択肢を選べる可能性も高まります。
例えば、「学校とアルバイトの両立が辛い」という理由に気づいた場合、親に相談して生活面の援助を受け、アルバイトの時間を減らすことで学業に集中できる環境を整える、といった選択もできます。
一人で退学するか悩み続けるよりも建設的な意見が出る場合もあるので、まずは相談をしてみましょう。
中退してやりたいことが明確か
専門学校を退学する前に、中退してやりたいことがあるか考えてみましょう。
「辞めたい」という気持ちだけで判断して後先を考えていないと、中退後に進路を考え始めるので、実際の行動までタイムラグが生じます。
まだ若いうちならポテンシャルで採用してくれる企業も多いですが、進路を考える間の生活のためにバイトを始め、そのままフリーターになってしまう人も少なくありません。
このような事態にならないためにも、中退後に就職してキャリアを築きたい、あるいは別の専門学校で違う分野について学びたいなど、何をしたいのかを明確にしましょう。
学んでいる内容への熱意はあるかどうかを考える
今学んでいる内容に少しでも興味や将来性を感じているなら、無理に辞める必要はありません。
一時的に「辛い」と感じているだけで、続けることでまた意欲が戻ってくる可能性があります。
例えば、人間関係の問題が原因であれば、担任に相談してクラス替えすれば、勉強を諦める必要はありません。
また、環境が合わないだけであれば、同じ分野の別の学校へ転学するという選択肢もあります。
原因が環境なのか、学びそのものなのかを切り分けて考えることが重要です。
辞めたい理由が感情や逃げによるものでないか考えてみる
あなたが専門学校を退学したいのが、一時的な感情や逃げ場としての選択でないか考えてみましょう。
退学は人生に大きな影響を与える決断であり、一時的な感情で判断すると後悔するケースが多いです。
例えば、課題のことで担任に叱責されたことが原因の場合は、時間の経過とともに悔しい感情は消えていくことが多いです。
また、退学を逃げとして使ってしまうと、この先嫌なことがあれば逃げる癖がついてしまいます。
退学するかどうかは将来のことまで長い目で見て、後悔のないように決断しましょう。
反対に専門学校を辞めて良かったと感じている人がいるのも事実です。そういった人の声は、こちらの記事で紹介しています。

退学する決断ができたら、次は「退学後どう動くか」がカギになりますよ。代表的な5つの選択肢を一緒に確認しましょう。
専門学校退学後の選択肢
- 転学や職業訓練で学び直し、スキル習得の道もある
- 公務員試験や未経験歓迎求人は中退者にも開かれた選択肢
- 就職エージェントの活用で進路と就活を一括サポートしてもらえる

専門学校を退学するのは簡単ですが、さらに重要なのが「その後何をするか」です。
退学後には幾つかの選択肢がありますが、その中からあなたが熱意をもって取り組める進路を決めておきましょう。
- 興味のある分野に転学する
- 職業訓練を受けてスキルを身につける
- 公務員試験を受ける
- 未経験歓迎の求人に応募する
- 就職エージェントに登録する
興味のある分野に転学する
あなたがほかに興味がある分野があるなら、転学して学び直す方法もあります。
今の環境があなたに合わないとしても、転学で環境を変えることで気持ちも新たに学習を始められます。
なお、転学の場合は『転入学』と『編入学』の2種類があり、前者は単位を引き継ぐ形式で、後者は完全に退学をしてから再入学する手続きが必要です。
新たに費用がかかる可能性もあるため、費用面もしっかり検討しておきましょう。
編入のメリット・デメリットや具体的な流れについては、以下の記事も参考になります。
職業訓練を受けてスキルを身につける
専門学校を退学し、職業訓練を受けることもできます。
職業訓練によってスキルや資格を身につけることで、就職でのアピールポイントにもなるでしょう。
例えば、IT業界に憧れがあるならプログラミングなどを学ぶことで、未経験であっても就職に直結するスキルを習得できます。
就職活動を有利に進めるためにも、職業訓練などで生きたスキルを身につけましょう。
公務員試験を受ける
安定した進路を希望するなら、公務員試験を受ける選択肢もあります。
公務員試験の中には高卒区分で受験できるものもあり、中退後でも挑戦は可能です。
たとえば、国家公務員一般職や地方公務員(地方初級)などは高卒でも受験できます。
なお、公務員試験には年齢制限がある自治体も多いため、要項を確認したうえで挑戦しましょう。
中退から公務員を目指す際の注意点や向き不向きについては、以下の記事も参考になります。
未経験歓迎の求人に応募する
専門学校中退後に就職する場合は、未経験歓迎の求人に応募すると良いでしょう。
特別なスキルや経験を必要としない職種が多く、やる気や基本的なコミュニケーション能力があれば採用される可能性が高いです。
例えば、営業職やサービス業などは未経験からでも採用されやすい傾向があります。
実務経験を積みながらキャリアを築ける選択肢も検討しましょう。
中退者におすすめの就職先や仕事探しのコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
就職エージェントに登録する
就職エージェントに登録して、進路を相談するのもおすすめです。
専門学校を退学したあとに進路をイチから考えて、就職活動を進めるのは大変な労力です。
しかし、就職エージェントを活用すればキャリアプランの策定から就職活動まで、幅広いサポートを受けられます。
退学後の不安な状態の強い味方になってくれるので、是非一度相談してみましょう。
中退者に求人サイトより就職エージェントが向いている理由については、以下の記事も参考になります。

ここまでお疲れさまでした。最後に、退学後の就職の不安をどうカバーしていくかを一緒に整理しましょうね。
専門学校退学後の就職についてはキャリアスタートにご相談ください
専門学校の退学は珍しい選択ではありませんが、就職への影響は確実に存在します。
感情だけで判断するのではなく、「なぜ辞めたいのか」「その後どうするのか」を整理したうえで決断することが重要です。
もし退学後に就職を目指すのであれば、サポートを活用することで不利をカバーできます。
専門学校退学後の就職に不安がある方は、キャリアスタートへの相談も検討してみてください。
キャリアスタートは専門学校を中退した人向けのキャリア支援を提供しています。
一人では進めにくい自己分析や各種書類の作成、またおすすめの会社紹介まで支援しますので、退学後の進路にお悩みの方はぜひご相談ください!

専門中退後の就活に不安がある方は、ぜひキャリアスタートにご相談くださいね。20代未経験の就職支援に特化していて、中退者の就職実績も豊富です。一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!



























専門学校の退学は珍しい選択ではありませんが、正社員就職率の低下や応募できる求人の減少など、就職への影響は確実に存在します。後悔しない判断のためには、退学理由を整理し、退学後の進路を明確にしたうえで決断することが重要です。