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留年で人生終わりは本当?就活への影響と不利にならないための対処法を解説

「留年したら人生終わりって本当?」
「単位が足りなくて留年…就活で恥ずかしくて理由を答えられない」

周囲より卒業が遅れることで、就職や将来に強い焦りを抱える方は少なくありません。

しかし、実際には留年したからといって必ずしも就職が不利になるわけではなく、多くの学生がその後も問題なく社会に出ています。

本記事では、留年が人生終わりといわれる理由や、実際の就職への影響、不利になりやすいケースをわかりやすく解説します。

あわせて、留年経験を前向きに活かすための考え方や就活対策も紹介しますので、将来に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

「留年したら人生終わり」は嘘

大学を留年してしまったら人生終わりと極端な意見を聞くこともありますが、それは真実ではありません。

確かに留年が決まった瞬間は「この世に留年するのは自分だけだ」と絶望的な気持ちになることもあるでしょう。

しかし、留年には人それぞれ事情があり、仮に単位を落としたなど自分に原因があるとしても、それでこの後の人生全てがメチャクチャになるほどのことではありません。

大学における休学・退学・留年学生に関する調査第43報(2020年度調査結果)」の結果によると、2020年の大学留年者は4.8%と、約20人に1人が留年しています。

これを実際の大学生の人数262万人(2024年時点統計)に当てはめると、単純計算で13万人が留年していることになります。(参考:令和6年度学校基本調査(確定値)について公表します。

もし「留年=就職できない」という構図が本当に成り立つのであれば、毎年十数万人規模の若者が進路を失っていることになりますが、実際の大卒者の就職率は2024年時点で98%と高水準です。

ここまでのデータを見ても、留年を経ても就職が極端に難しくなるとは言い切れません。(参考:令和5年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)

留年で「人生終わり」と感じる理由

留年したからといって就職の道が閉ざされるわけではありませんが、悲観的になる人が多いのも事実です。

どうして留年にそこまでのインパクトがあるのか、その理由を3つ紹介します。

  • 新卒カードが使えなくなると思うから
  • 周囲の人と比べて劣等感や焦りを抱きやすい
  • ネット上の極端な声を聞いてしまうから

新卒カードが使えなくなると思うから

留年で人生が終わったと感じてしまう大きな理由の一つが、「新卒カードが使えなくなるのではないか」という不安です。

新卒採用は在学中にしか挑戦できないというイメージが強く、留年すると既卒扱いになり就職が難しくなるのではないかと心配する方も多いですが、心配は不要です。

一般的に、新卒採用とは「大学を卒業・修了予定の学生」を対象とした採用を指します。

そのため、留年したとしても大学に在籍している限りは新卒として就職活動を行うことが可能です。

実際、多くの企業では留年歴の有無だけで応募資格を制限することはほとんどありません。

また、近年は既卒3年以内であれば新卒扱いとする企業も増えており、卒業後であっても新卒枠に近い形で応募できるケースもあります。

つまり、留年したからといって新卒としてのチャンスが完全になくなるわけではありません。

周囲の人と比べて劣等感や焦りを抱きやすい

同級生が進級・卒業していくのを見て「自分だけ留年してしまった」と劣等感、焦りを感じ、それが「人生終わり」という極端な考え方につながっています。

確かに、身近に留年する人がいない状況だと、「自分だけ他者より著しく劣っているのではないか、今後の人生大丈夫なのか」と不安になるでしょう。

しかし実際には、留年は一定数の学生が経験しているものであり、決して特別なケースではありません。

進級や卒業のタイミングが多少前後したとしても、その後の進路が大きく制限されるとは限らないものであることは理解しておきましょう。

ネット上の極端な声を聞いてしまうから

留年に対する不安が大きくなる背景には、インターネット上の極端な意見の影響もあります。

SNSや掲示板では、「留年したら就職できない」「人生終了」といった強い表現が目につきやすく、そうした情報を見て不安を増幅させてしまう人も多いでしょう。

しかし、これらは個人の体験や感情が強調された発信であることが多く、必ずしも一般的な事実とは限りません。

実際には、留年を経験しながらも問題なく就職している人は多く存在します。

ネット上の情報だけに影響されて将来を悲観するのではなく、公的データや実際の就職状況など、客観的な情報をもとに冷静に判断することが大切です。

大学の留年が不利になるケースとは

留年に対しての向き合い方、その後の行動改善ができないようなケースでは、就活において留年がネガティブに捉えられることもあります。

具体的に大学の留年が不利になるケースを説明します。

  • 留年の理由を明確に説明できない
  • 留年の理由に対して反省や改善をしていない
  • 就活の準備を怠っている

留年の理由を明確に説明できない

留年の理由を明確に説明できない場合、面接で不利に働く可能性があります。

企業は、なぜ留年したのかという事実以上に、その背景や考え方を重視しています。

理由が曖昧だったり、「なんとなく単位が足りなかった」といった説明になってしまったりすると、自己管理能力や計画性に疑問を持たれることがあります。

例えネガティブな理由であっても、事実を整理し、簡潔に説明できれば大きな問題にはなりません。

まずは留年に至った経緯を客観的に振り返り、自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

留年の理由に対して反省や改善をしていない

留年した理由に対して反省や改善が見られない場合も、評価に影響する可能性があります。

企業が知りたいのは、「同じことを繰り返さない人物かどうか」です。

留年の原因が生活習慣の乱れや学業への取り組み方にあった場合でも、その後どのように改善したのかを具体的に説明できれば、前向きな印象につながります。

一方で「仕方なかった」「自分は悪くない」といった姿勢が伝わると、成長意欲が低いと判断されてしまう可能性があります。

留年の経験から何を学び、どのように行動を変えたのかをセットで伝えることが重要です。

就活の準備を怠っている

留年しているかどうかに関係なく、就職活動の準備が不十分な場合は選考で苦戦しやすくなります。

自己分析や業界研究が不足していると、志望動機や自己PRに説得力が出ません。

また、面接対策をしていない状態では、留年理由をうまく説明できず、不安そうな印象を与えてしまうこともあります。

逆にいえば、留年していても早い段階から準備を進めていれば、大きなハンデにはなりません。

エントリー時期や情報収集を後回しにせず、計画的に就職活動を進めることが大切です。

留年で人生終わりにならないためのポイント

留年したとしても適切に行動すれば、留年期間をマイナスではなく準備期間として活用することもできます。

ここでは、留年しても将来を悲観しすぎないために意識したいポイントを紹介します。

  • 学業に専念して単位を修得する
  • インターンや資格の取得など就活に役立つ挑戦をする
  • 就活の準備を1年かけておこなう

学業に専念して単位を修得する

まずは、確実に卒業できる状態を整えることが最優先です。

単位不足が原因で留年した場合は、同じ失敗を繰り返さないよう履修計画を見直し、計画的に単位を取得していく必要があります。

授業への出席や課題提出など基本的な学業管理を徹底し、確実に進級・卒業できる状態を作りましょう。

就職活動では、卒業見込みがあるかどうかが重要な前提になります。

まずは学業を安定させることが、その後の進路を考えるうえでも大切です。

インターンや資格の取得など就活に役立つ挑戦をする

留年期間は、就職活動の準備に時間を使える期間でもあります。

長期インターンへの参加や資格取得、アルバイト経験など、将来のキャリアに役立つ活動に取り組むことで、履歴書や面接でアピールできる材料を増やすことが可能です。

特に、志望業界に関連する経験を積んでおくと、志望動機の説得力も高まります。

留年期間をただ過ごすのではなく、自分の強みを増やす時間として活用することで、就職活動を有利に進めましょう。

就活の準備を1年かけておこなう

留年したことで時間に余裕が生まれる場合は、その期間を就職活動の準備に充てることも重要です。

自己分析や企業研究、業界理解を早めに進めておけば、いざ本格的な就活が始まった際にも落ち着いて行動できます。

OB・OG訪問やインターン参加なども含め、長期的な視点で準備を進めるとよいでしょう。

焦りから場当たり的に動くのではなく、「1年かけて準備できる」と前向きに捉えることで、納得のいく就職活動につながります。

就活で留年の理由を前向きに伝える方法

就職活動では、留年の事実をどのように伝えるかによって印象が大きく変わります。

留年した理由を隠したり、曖昧にしたりする必要はありませんが、伝え方には工夫が必要です。

具体的に就活で留年の理由を伝える方法を解説します。

  • やむを得ない事情で留年した場合の答え方
  • 勉学をおそろかにして単位を落とした場合の答え方
  • 留学などで計画的に留年した場合の答え方

やむを得ない事情で留年した場合の答え方

体調不良や家庭の事情など、やむを得ない理由で留年した場合は、採用側も事情を理解してくれます。

伝える際は事実を簡潔に伝え、その後どのように立て直したかを説明することが重要です。

例えば、体調不良が理由であれば以下のように答えられます。

答え方の例

「体調を崩した時期があり学業に影響が出ましたが、現在は回復し、生活習慣や体調管理を見直したことで問題なく学業に取り組めています。

このように事実に加えて、現在は支障がないことを明確に伝えましょう。

企業側が不安に感じやすいのは「入社後に同じことが起きないか」という点です。

そのため、再発防止のためにどのような工夫をしているか、現在は安定しているかを具体的に説明できると安心感につながるでしょう。

勉学をおそろかにして単位を落とした場合の答え方

学業への取り組みが不十分だったことが原因で留年した場合は、言い訳をせず正直に伝え、そのうえで、どのように意識や行動を改善したのかを明確に示しましょう。

例えば、以下のような答え方が適切です。

答え方の例

アルバイトや課外活動に時間を使いすぎ、学業とのバランスを崩してしまいました。
しかし、この経験から自己管理の重要性を痛感し、スケジュール管理を徹底したことで、その後は計画的に単位を取得し卒業見込みとなりました

企業は失敗そのものよりも、その後の姿勢を重視しています。

自分の課題を客観的に認識し、改善できていることが伝われば、マイナス評価につながる可能性は高くありません。

責任転嫁をせず、自分の成長につながった経験として整理して伝えましょう。

留学などで計画的に留年した場合の答え方

留学や研究活動など、自分の意思で計画的に留年した場合は、目的と成果を明確に伝えることがポイントです。

単に「留学していたため」と説明するだけではなく、その経験から得た学びやスキルを具体的に示しましょう。

例えば、以下のような答え方が適切です。

答え方の例

語学力向上と異文化理解を目的に1年間の留学を行い、現地での学修や生活を通じて主体性やコミュニケーション力を高めることができました。

計画的な留年は必ずしもマイナスではなく、経験次第では大きな強みになります。

なぜその選択をしたのか、その結果どのような成長があったのかを整理しておくことで、前向きな評価につながりやすくなるでしょう。

留年して人生終わりと思い込まずキャリアスタートへご相談ください!

大学の留年は、決して珍しいものではありません。
大切なのは留年した事実そのものではなく、その後どのように行動し、就職活動に向き合うかです。

理由や経験を整理し、前向きに伝える準備ができていれば、過度に不利になることはありません。

とはいえ、「留年理由をどう説明すればいいのか」「就活をどこから始めればいいのか」と不安を感じる方も多いでしょう。

そのような方は、一人で悩まずキャリアスタートへご相談ください。

専任アドバイザーが、留年経験を踏まえた自己PRや面接対策まで丁寧にサポートします。

大学を留年して就活への影響が不安な方は、まずは気軽にご相談ください。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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