SES営業職におすすめの転職先は?転職を成功に導く3つのコツも紹介!

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「SES営業職には、どんな転職先があるのかな?」
「そもそも、SES営業は転職することができるのだろうか」

このような疑問をお持ちではありませんか?

結論、SES営業で得たスキルを上手に活かせば、転職は可能です!

この記事では、SES営業職におすすめの転職先を紹介します。

併せて、SES営業職が転職活動時にアピールできることや転職成功のコツも解説するので、この記事を読めばあなたが希望する企業への転職が叶いやすくなりますよ。

SES営業職からの転職を考えている方は、ぜひご一読ください。

1.SES営業職はエンジニアと企業の橋渡し役!

SESとは、「System Engineering Service」の頭文字を取ってつけられた名称で、システムエンジニアを企業に派遣するサービスです。

近年、IT技術の発達によってシステムエンジニアの需要が高まり、技術者の人材不足が加速しています。

そのため、システムエンジニアを十分確保できていない企業は、人手不足をアウトソーシングで解消する場合が多いのです。

SES営業の仕事は、システムエンジニアの需要がある企業に対して、その労働力を提供すること。

一般的な営業職のようにモノやサービスではなく、システムエンジニア(人材)の能力を売り込む営業職で、企業と技術者をつなぐ役割を担います。

プロジェクトに最適なエンジニアを提案するため、紹介するエンジニアは自社所属のエンジニアとは限りません。

案件によっては、他社のエンジニアやフリーランスエンジニアを紹介する場合もあります。

つまり、SES営業はIT業界の仕事ではありますが、業務内容は人材コーディネーターの仕事に近いといえるでしょう。

2.SES営業職の仕事内容は?求められるスキル

SES営業の仕事内容は、以下があげられます。

  • アポイントメントを取る
  • ヒアリング・商談を行う
  • システムエンジニアをクライアントに紹介・契約締結
  • システムエンジニアのフォローを行う
  • トラブル対応

まずは、アポイントメントを取りますが、SES営業の場合は問い合わせがあった企業やプロジェクトを開始しそうな企業を対象とするため、一般的な営業に比べてアポ取りの難易度は高くないといわれています。

次に、プロジェクトの内容や必要なエンジニアの人数、求めるスキルセットなどをヒアリングして、顧客のニーズに合ったエンジニアを提案します。

顧客に最適な人材を提供するためにも、商談時のヒアリングは徹底して行うことが大切です。

契約成立してエンジニアを派遣した後は、エンジニアのフォローを行います。

仕事で困っていることがないか、今後どのような仕事をしたいかといったことを聞いて、エンジニアのパフォーマンスが上がるようサポートをします。

また、顧客とエンジニアの間で起こったトラブルや顧客からのクレームなどに対応することも、SES営業の業務の一つです。

以上の業務をこなしていくためには、コミュニケーション能力が非常に重要となります。

顧客へのヒアリング力や提案力、エンジニアにこまめな声掛けをすることで、スムーズなサービスを提供するためです。

また、担当するプロジェクトを正しく理解するための情報収集やITに関する知識の習得など、常に情報を吸収するマインドも求められます。

3.SES営業職の転職先

前項まで、SES営業について紹介しました。

SES営業の業務は多岐にわたり、さまざまなスキルが求められます。

そういったSES営業の経験を活かせるおすすめの転職先として、以下5つ紹介します。

  1. 同業他社
  2. SaaSを提供する企業の営業職
  3. システム開発会社の営業職
  4. ITコンサルタント
  5. 独立する

順に説明します。

(1)同業他社

これまで培ったスキルをそのまま活かすのであれば、同業他社への転職がおすすめです。

SES営業経験者は即戦力になるため転職ハードルが低いため、挑戦しやすいでしょう。

また、会社の得意な技術領域や社風などが変わることで、SES営業としてより活躍できる場が広がる可能性があります。

さらに、規模の大きな企業に転職できれば前職よりも待遇がよくなったり、年収が上がる可能性もあります。

(2)SaaSを提供する企業の営業職

SaaSとは「Software as a Service」の略で、インターネット上のソフトウェアやサービスをクラウド上で提供するサービスのことです。

SaaSの営業は、インサイドセールス、カスタマーサクセス、フィールドセールスと役割が分けられていますが、どの仕事でもSES営業で培ったコミュニケーション能力などのスキルを活かすことができます。

また、市場調査会社であるREPORTOCEANが発表したレポートでは、SaaS の市場は2030年まで年平均成長率18.83%で成長すると予想されています。

今後も市場拡大が見込める業界であるため、SaaSの営業職は好待遇が期待できるでしょう。

参考: Saas(サービスとしてのソフトウェア)市場は2030年まで年平均成長率18.83%で成長すると予想される|PRTIMES

(3)システム開発会社の営業職

業界的に似ており、SES営業で培ったスキルやITに関する知識を活かしやすいシステム開発会社の営業職もおすすめです。

システム開発会社の営業職は、ソフトウェアやハードウェア、システムなど自社開発した商材を顧客に提案することが業務となります。

この営業職は、システムを顧客の要望に合わせてカスタマイズする場合などに開発者と顧客の橋渡しを行うことや、顧客がシステム利用を継続している間フォローを行うといった業務もあります。

このような業務で、エンジニアと顧客の仲介やエンジニアのフォローなどを行ったSES営業の経験が活かせるといえるでしょう。

以下の記事では、IT営業について詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

IT営業の平均年収・他業界の営業との年収比較!IT営業に必要なスキルも解説

2022.04.28

(4)ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、会社の経営課題に対してITの側面から解決する仕事のことです。

SES営業で培ったヒアリング力や提案力が活かせる職種といえます。

しかし、顧客の経営状態に最適な提案をするためには、ITの知識だけでなく経営知識や顧客会社の業界知識も必要となります。

より専門的なIT知識に加えて幅広い分野の知識が求められるため、難易度は非常に高い職種ですが、そのぶん高収入が期待できる仕事といえるでしょう。

(5)独立する

SES営業の経験を活かして、独立するのも選択肢の一つです。

SES営業をしながら人脈を広げ、一緒に働いてくれるシステムエンジニアを見つられたら、起業はそれほど難しくないでしょう。

優秀なエンジニアとのつながりを構築し、これまでSES営業で培った営業力を活かすことができれば、業績を伸ばして成功する可能性も十分あります。

4.SES営業の転職時のアピールポイント

前項でSES営業職におすすめの転職先を紹介しました。

ここでは、実際に他の企業へ転職活動をする際に使えるSES営業職のアピールポイントを3つ紹介します。

  1. コミュニケーション能力
  2. 情報収集能力
  3. 学習能力

上記のアピールポイントは、どのような転職先であっても必要とされる能力なので、ぜひ参考にしてください。

順に説明します。

(1)コミュニケーション能力

株式会社識学が企業に対して行った「中途採用で重視すること」の調査では、「コミュニケーション能力がありそうか」という点を重視する企業が76.1%と最も多いことがわかりました。

引用:中途採用に関する調査 企業編|PRTIMES

SES営業では、顧客とアポイントメントを取ることから商談でのヒアリング力、提案力、交渉力、エンジニアへのフォローなどさまざまなコミュニケーション能力が求められます。

仕事は基本的に人と関わらなければできないため、コミュニケーション能力の高い人はどの企業でも重宝されるでしょう。

転職活動をする際は、SES営業での経験から培ったコミュニケーション能力をアピールすることをおすすめします。

(2)情報収集能力

SES営業には、プロジェクトに必要なスキルセットや開発案件の内容を理解するために、IT業界はもちろん、顧客の業界の最新情報を収集する能力が求められます。

こういった情報収集能力は、「3.SES営業職の転職先」で紹介したどの職業であっても求められる能力です。

転職活動で情報収集能力をアピールする時は、SES営業職の時に情報収集をして成功したエピソードなどを盛り込んで伝えると、説得力が増します。

(3)学習能力

IT業界は常に進化を続けているので、日々新しい技術や専門用語が生まれており、SES営業はそういった新しい情報について、貪欲に学ぶ姿勢が必要です。

これは、情報収集能力と同様、「3.SES営業職の転職先」で紹介したどの職業であっても求められる能力といえます。

また、未経験の業界や職種に挑戦するとしても、知識を吸収する能力や学ぶ姿勢がある人は成長が早いため、企業に採用したいと思ってもらえる可能性が高まります。

5.SES営業職への転職を成功させる3つのコツ

最後に、SES営業職から転職を考えている人に向けて、転職活動を成功させるコツを以下3つ紹介します。

  1. 転職理由を明確にする
  2. 転職先に活かせるアピールポイントを洗い出す
  3. 第三者にサポートしてもらう

順に説明します。

(1)転職理由を明確にする

株式会社ビズヒッツが転職活動で面接を受けたことがある500人に行ったアンケートでは、半数近くの239名が「退職・転職の理由」を聞かれたと答えています。

引用:転職の面接で聞かれた質問内容とおすすめの面接対策ランキング【500人アンケート調査】|ビズヒッツ

このことから、多くの企業で退職・転職理由は聞かれる可能性が高いため、転職理由は具体的かつ自分の言葉で伝えられるようにしましょう。

この時のポイントは、誠実かつ前向きに回答できるようにすることです。

企業側も前職に何か不満があるから転職するということは理解しているので、無理に取り繕うのではなく、第三者が聞いても納得する転職理由を挙げましょう。

前職で納得いかなかったことを改善する努力を行った点を伝えた上で、キャリアや自分の目標を考えて転職を決意したという流れで伝えれば、ポジティブな印象になります。

また、転職理由を考えることで転職先の企業選びの基準もできます。

数多くある求人情報を見ても、この基準があれば転職の軸がブレることなく自分に合う会社を探すことが出るでしょう。

(2)転職先に活かせるアピールポイントを洗い出す

株式会社識学が企業に対して行った「中途採用であらかじめ設定している評価項目」では、「人柄・性質」に次いで、「これまでの経験・実績」「持っているスキル・能力」を評価する企業も多いことがわかっています。

引用:中途採用に関する調査 企業編|PRTIMES

そのため、SES営業で得た経験や学んだこと、身に付けたスキルを洗い出して転職先でどう活かせるか考えてみましょう。

採用担当者にあなたが企業に役立つ人材であると認められ、一緒に働きたいと思わせることができたら、選考通過率は一気に上がります。

(3)第三者にサポートしてもらう

転職活動を成功させるためには、就職エージェントを活用することも大切です。

エージェントに登録すると、大量の求人情報からあなたの希望に合う企業を紹介してもらえるので、効率的に転職活動を進めることができます。

また、「(1)転職理由を明確にする」や「(2)転職先に活かせるアピールポイントを洗い出す」もキャリアのプロが客観的な視点でアドバイスしてくれます。

さらに、エージェントでは応募書類の添削や面接対策も行っているので、自信をもって採用試験に臨むことができるでしょう。

以下の記事では、転職活動の流れについて詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

仕事を辞めたい!転職活動のポイントと退職までの流れ

2020.01.27

転職する方法|活動を始めるタイミングと進め方、内定獲得後の流れ

2019.12.25

まとめ

本記事では、SES営業職の転職について解説しました。

SES営業職は、アポ取りから商談、契約成立後のフォローなどさまざまな業務を担当していることから、持っているスキルが多くあります。

そういったアピールポイントを洗い出して転職活動に活かせば、希望する企業への内定も獲得できるでしょう。

転職活動を行う際にエージェントを活用すると、あなたに合う求人情報が得られるだけでなく、効果的な選考対策もができるのでおすすめです。

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