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正社員を2ヶ月で辞めると転職で不利になる?転職を成功させる方法5選

「正社員を2ヶ月で辞めると転職で不利になるのかな」
「入社して2ヶ月で退職するのは甘いの?」

このようなお悩みはありませんか?

正社員を2ヶ月で退職すると転職の難易度が上がる可能性はありますが、体調を崩しかねない状況や転職でなければ解決できない悩みがある場合など、転職した方が良いケースもあります。

この記事では、正社員を2ヶ月で辞めた人の実態や短期間で離職するデメリット、転職活動を成功させる方法を紹介します。

入社して2ヶ月で転職したいと考えている人や転職すべきかどうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

1.正社員を2ヶ月で辞めることはできるの?

民法627条では、当事者が雇用の期間を定めなかった場合、各当事者はいつでも解約の申入れをすることができ、解約の申入れの日から2週間後に雇用は終了すると定められています。

正社員は雇用の期間を定められている場合に該当するので、務期間によって報酬を決められている場合でなければ、入社して2ヶ月であっても退職することは可能です。

ただし、会社とトラブルなく穏便に退職するのであれば、会社の就業規則に則った退職手続きが望ましいでしょう。

そのため、場合によっては「辞めたい」と思ってから実際に退職するまで時間がかかることもあります。

(1)早期離職をする人は一定数存在する

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」では、学卒後就職して3年以内に退職する割合は高校卒業者で36.9%、短大等卒業者で41.4%、大学卒業者で31.2%と発表されています。

また、リクルートワークスの「11.8%が“半年未満”で離職する。「超早期離職」問題」によると、入社3年以内の離職者のうち、9.9%の人が入社後1ヶ月以上3ヶ月未満で離職しているようです。

上記のことから、入社して数カ月で早期離職をする人は一定数存在することがわかります。

(2)正社員を2ヶ月で辞めたいと思う理由

入社してから短期間で退職を考える主な理由は、以下が考えられます。

主な離職理由
  • 給与が低かった
  • 人間関係が良くなかった
  • 社風が合わなかった
  • 実際に働いてみたら仕事内容が合わなかった
  • 休日や労働時間に不満がある

実際に働くと仕事内容に対して給与が低すぎると感じたり、上司や先輩と相性が悪い、あるいは職場の雰囲気が悪く働きづらさを感じたりするなど、職場環境によって退職を考える人が多いようです。

また、仕事内容や社風、労働条件など新入社員では変えられない部分に不満を感じて、退職につながるケースもあります。

以下の記事でも新入社員が会社を退職する理由を詳しく紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

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2.正社員を2ヶ月で辞めると転職で不利になるの?

自分で入社を決めた会社を2ヶ月で退職するのは、企業から見てマイナスなイメージを持たれるおそれがあります。

また、2ヶ月という短い勤務期間ではアピールできる経験やスキルもないため、転職で不利になる可能性は否めません。

本章では、転職すべきかどうか悩む人が知っておきたいことを以下3つ紹介します。

  1. 早期退職のデメリット
  2. 入社2ヶ月でも辞めた方が良いケース
  3. 本当につらいなら入社して2ヶ月でも退職してOK

順に説明します。

(1)早期退職のデメリット

正社員を短期間で退職するデメリットは、以下があげられます。

正社員を短期間で退職するメリット
  • 転職の難易度が上がる
  • 辞め癖がついてしまうことがある
  • 転職を繰り返す場合、さらに転職しにくくなってしまう
  • 自信をもてなくなる

会社によっては、短期間で転職する人に対して「忍耐力が足りない」「採用してもすぐ辞めてしまうのではないか」といったネガティブな印象をもつことがあります。

採用活動や雇用には大きなコストがかかるため、短期間で転職をする人や転職を繰りかえす人の採用を避ける会社は存在します。

また、一度短期間で転職すると、転職先でちょっとした不満ができた際に「また辞めればいい」といった考えになって、転職を繰り返してしまうケースも少なくありません。

そういった場合は転職を繰り返してしまったり、仕事が長続きしないことで自信を失ってしまったりすることも考えられます。

(2)入社2ヶ月でも辞めた方が良いケース

早期離職にはデメリットがありますが、以下のような状況の場合は、勤務期間に関係なく転職を検討した方が良いでしょう。

入社2ヶ月でも辞めた方が良いケース
  • ハラスメントを受けていて、会社に相談しても改善されない
  • 過酷すぎる労働環境で体調を崩しかねない
  • 入社前と労働条件や仕事内容が著しく異なる

働き続けることで体調を崩してしまう可能性があれば、早めに転職を視野に入れましょう。

また、ハラスメントや長時間のサービス残業が常態化しているといった、従業員を大切にしない会社に20代の貴重な時間を費やす必要はありません。

労働条件や仕事内容の相違については、一度会社に相談したうえで納得する説明や改善がなければ転職を考えた方が良いでしょう。

(3)本当につらいなら入社して2ヶ月でも退職してOK

前項でも解説しましたが、我慢を続けて体調を崩してしまうくらいなら勤務期間にこだわらずに転職しましょう。

学卒後3年以内であれば、第二新卒として転職活動をすることができます。

少子高齢化の進行によって企業から若い人材への需要は高まっており、第二新卒枠を設けて中途採用を行う企業は増えてきています。

ただし、第二新卒として転職活動をするとしても短期間での退職であることに変わりないので、企業の人事担当が納得する転職理由や「次こそは長く働きたい」という意欲が伝わる志望理由を準備することが大切です。

3.正社員を2ヶ月で辞める人が転職を成功させる5つの方法

正社員を短期間で辞めても、しっかりと準備をすれば問題なく転職可能です。

本章では、入社後2ヶ月で退職して転職を成功させる方法を以下5つ紹介します。

  1. 転職理由と向き合う
  2. 自己分析に注力する
  3. 円満退社を目指す
  4. 応募先企業に合わせた選考対策を行う
  5. 転職エージェントのサポートを受ける

順に説明します。

(1)転職理由と向き合う

転職を成功させるためには、まず転職理由を書き出して状況を整理しましょう。

転職理由と向き合うために書き出したいことは、以下のとおりです。

転職理由を整理するために書き出したいこと
  • 今の仕事や会社への不満や悩みは何か
  • その不満や悩みを解消するために起こした行動はあるか
  • 理想の働き方や仕事は何か
  • その働き方を実現するためには、どうしたらよいか

今抱えている不満や悩みを整理しておくことで、自身の状況を客観視でき、「本当に今すぐ転職すべきかどうか」が判断しやすくなります。

たとえば、残業時間が多すぎることに負担を感じているのであれば、業務量や業務の進め方を上司や先輩に相談することで転職しなくても解決するケースもあります。

反対に今の会社では解決できない状況であることがわかって、転職を決意できることもあるでしょう。

会社や仕事への不満や悩みを書き出したあとに、解決したいことの優先順位も付けておくと、転職先選びの基準も見えてくるのでおすすめです。

また、転職理由が明確になったら会社や転職先への退職理由の伝え方も考えておきましょう。

その際のポイントは、転職理由がたとえ会社側に問題があっても他責にしないことと、ポジティブな転職理由にすることです。

(2)自己分析に注力する

自分に合った転職先選びをするためには、自己分析も重要です。

自己分析で書き出したいこと
  • これまでの経験から学んだこと
  • 得意なこと・苦にならないこと
  • これまで学んだことや得意なことを仕事にどう活かすか
  • 仕事を通して実現したいこと

入社して2ヶ月で転職する場合、経験やスキルをアピールすることは難しい可能性もありますが、短期間であっても上司や先輩に褒められたことや学んだことがあれば書き出します。

また、学卒後それほど時間が経っていないのであれば、学生時代の経験から学んだことを書き出しても良いでしょう。

学んだ経験は必ずしも成功体験である必要はなく、失敗したことから今後どう変わっていきたいかを考えてみるのも一つです。

得意なこと・苦にならないことについては、所有している資格だけでなく、他の人よりも早くできることや負担を感じずにできることを考えます。

それを活かすならどのような仕事が良いか、またはこれまでの経験を踏まえて転職先で実現したいことを書き出してみましょう。

自己分析を徹底することで、次に目指す仕事や会社が見えてきますし、転職先とのミスマッチも防げます。

(3)円満退職を目指す

転職活動に集中し、スムーズに転職をするためにも円満退職を目指しましょう。

そのためには、できるだけ会社の就業規則に則って退職手続きをすることと、退職の意思の伝え方に気を付けることが大切です。

1.正社員を2ヶ月で辞めることはできるの?」で解説したとおり、民法上は原則退職日から2週間前に退職を伝えれば良いことになっていますが、体調を崩しているといった状況でない限り就業規則に従いましょう。

また、退職の意思を伝える際は電話やメールではなく、直接上司に話すことをおすすめします。

厳しい言葉をかけられる可能性もありますが、社会的には直接伝える方が望ましいためです。

退職の理由を聞かれた際は「一身上の都合」で問題ありません。

理由の詳細を聞かれた場合は、会社への不満や要望を伝えるのではなく、体調不良など会社が引き止めにくい理由を伝えるようにします。

退職が決まったらお世話になった社員に感謝を伝えて、退職日まで誠実に働く姿勢をもちましょう。

(4)応募先企業に合わせた選考対策を行う

希望する会社に転職するためには、応募先企業に送る書類の準備や面接練習をしっかり行うことも大切なポイントです。

短期離職の場合は、「雇っても長続きしないのではないか」と会社から懸念されることもあるので、退職理由と志望動機には特に力を入れましょう。

企業研究を丁寧に行い、応募先企業ならではの魅力や企業が求めている人材、入社後に取り組みたいことなどを志望動機や自己PRに組み込むと説得力が増して内定率がグッと上がります。

(5)転職エージェントのサポートを受ける

正社員を2ヶ月で辞めて転職したい人は、転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。

その理由は、以下のとおりです。

短期離職をする人に転職エージェントをおすすめする理由
  • 転職すべきかどうかなど、転職前の相談が可能
  • 自己分析のサポートがある
  • 転職者の希望だけでなく、適性に合った求人を紹介している
  • 第二新卒を積極的に採用している求人を紹介してもらうことも可能
  • 非公開求人を保有している
  • 企業の内情など求人票以上の情報を持っている
  • 退職理由の考え方や伝え方のアドバイスがもらえる
  • 企業に合わせた選考対策ができる
  • 年収など労働条件の交渉の代行がある

上記のように、転職エージェントを活用することでさまざまなサポートを受けられますが、転職エージェントによって得意とする転職者の年齢層や転職先は異なります。

20代で短期離職を考えている人や、第二新卒枠で転職活動をしたい人におすすめの転職エージェントは、キャリアスタートです。

キャリアスタートは若い人材の転職に特化しており、これまで数多くの20代の転職支援を行った実績があります。

単に内定を取るだけではなく、長期的なキャリアを見据えた転職サポートを提供しているので、転職者の希望や強みと企業の需要にマッチした求人紹介を行っています。

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まとめ

本記事では、正社員を2ヶ月で辞めた人の実態や短期間で離職するデメリット、転職活動を成功させる方法を紹介しました。

入社して2ヶ月経つと、なんとなく仕事内容や人間関係、会社の雰囲気がわかってきて「自分には合わないかも…」と思うこともあるでしょう。

しかし、早期離職は企業からマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があるため、転職は慎重に行うことをおすすめします。

とはいえ、体調を崩しかねないなど状況によっては勤務期間に関係なく転職した方が良いケースもあります。

そういった場合や「辞めたいけど、今すぐ転職すべきかわからない」といった悩みがある場合は、キャリアのプロに相談しましょう。