ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるには?効率的な求職活動実績の作り方
「ハローワークの職業相談をすぐに終わらせる方法はないかな?」
「求職活動実績を効率的に作りたい」
このようなお悩みはありませんか?
雇用保険の受給者だけど今は就職したくない人にとって、求職活動実績になる職業相談はできるだけ短時間で切り上げたいですよね。
ハローワークの職業相談は、簡単な準備ですぐ終わらせることができます!
この記事では、ハローワークの職業相談を短い時間で済ませるポイントと具体的な質問例、求職活動実績の効率的な作り方をまとめています。
併せて、本気で就職・転職活動をする人が活用したい就職支援サービスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
1.ハローワークの職業相談をすぐ終わらせる3つのポイント
雇用保険(求職者給付)を受給するための求職活動実績は、職業相談だけで作ることができます。
ここでは、職業相談を短時間で終わらせるポイントを以下3つ紹介します。
順に説明します。
(1)前もって質問を考えておく
職業相談を早めに終わらせるコツは、事前に相談内容を考えておくことです。
相談が始まってから質問を考えていると時間がかかってしまうので、「2.職業相談を早く終わらせるための質問例」を参考に相談内容を考えておきましょう。
職業相談を短時間で切り上げるポイントとしては、「具体的な質問」を考えておくことです。
職員から質問に答えてもらったら、「自宅で検討します」と伝えれば相談終了となります。
この時の注意点は、同じ質問を使いまわさないことです。
ハローワークでは質問内容が記録されているので、職業相談で行った質問と回答はメモしておきましょう。
(2)興味のある求人情報を用意しておく
職業相談を早く終わらせるためには、求人に関する質問を行うことも一つの方法です。
そのためには、前もって求人情報を見ておきましょう。
求人票を印刷しておくか、ハローワークインターネットサービスで興味のある求人情報の画面をスクリーンショットしておき、「2.職業相談を早く終わらせるための質問例」を参考に職業相談で聞く質問の準備をします。
職業相談で質問に答えてもらったら、「もう一度検討してみます」と答えれば相談が終わります。
ただし、この方法は就職する気のない人が何回も行わないほうが良いでしょう。
同じ相談員に複数回当たってしまった場合、「どんな求人なら応募したいのか」「この求人の気になる点は何か」と聞かれる可能性があります。
また、手当たり次第に求人情報を出すのではなく、少しでも興味を持てる求人を選びましょう。
すぐに就職するつもりはなくても、多数の求人情報を閲覧していくうちに自分が目指したい職種や優先したい労働条件が見えてくることがあります。
(3)朝一番でハローワークに行く
ハローワークでの待ち時間を減らすためには、朝一番の職業相談がおすすめです。
ハローワークの開庁時間は、原則平日8時30分から17時15分までとなります。
開庁してすぐに受付をした方が、少ない待ち時間で職業相談を受けられます。
ただし、求人紹介をしてもらう場合は多くの企業が営業前で連絡が取りづらいため、朝8時30分から9時の間は避けましょう。
そのほか、企業の昼休みに当たる12時から13時、営業終了となる 17時過ぎの時間帯も、求人紹介を希望するのであれば避けるべき時間帯です。
以下の記事でも、ハローワークの職業相談を短時間で終わらせるコツを紹介していますので、こちらも参考にしてください。
2.職業相談を早く終わらせるための質問例
職業相談を短い時間で切り上げやすい具体的な質問例を、以下3つのカテゴリーに分けて紹介します。
順に説明します。
(1) 就職・転職活動に関する質問
就職・転職活動を進める上での質問例は以下のとおりです。
- ○○の資格を活かせるのは、どのような仕事でしょうか
- 未経験でも挑戦しやすい職種はありますか
- 履歴書の自己PRの書き方を教えてください
- ハローワークでは、どのようなセミナーが開催されていますか
- 自分の短所や退職理由など、答えづらい質問にはどう答えたら良いでしょうか
- 面接で気を付けることを教えてください
上記の質問は相談員がよく受けるものなので、すぐに答えてくれます。
この時のポイントは、質問に具体性を持たせることです。
例えば、「履歴書の書き方を教えてください」より「履歴書の自己PRの書き方を教えてください」と質問した方が、相談員の説明する時間が短くなります。
求職活動実績を作る目的で相談するのであれば、相談員に多く寄せられる質問で具体的な質問を心がけましょう。
(2)特定の求人情報に関する質問
「興味のある求人情報を用意しておく」で用意した求人情報をもとに相談する場合の質問例を紹介します。
- この求人には、今どのくらい応募者がいますか
- この求人の採用人数は何人ですか
- この会社の離職率を教えてください
- この会社の平均残業時間はどのくらいですか
- この会社は転勤があるのでしょうか
この中で最も早く相談を切り上げられるのは、相談員が調べればすぐにわかる応募者数や採用人数についての質問です。
相談員が答えてくれたら「自分でも会社について調べてみます」と伝えれば、相談は終了します。
(3)希望条件に合う仕事を探してもらう質問
ハローワークでは、職業相談で相談員と一緒に自分の希望に合う求人を探すこともできます。
その時に使える具体的な質問例は、以下のとおりです。
- ○○の地域で働ける求人を教えてください
- 完全週休二日制の事務職の求人を見せてください
- 今週掲載された営業職の求人を教えてください
- 未経験歓迎のIT職の求人はありますか
- リモートワークができる求人は、どのくらいありますか
相談員が希望に合う求人のリストを出してくれるので、受け取って「自宅でじっくり見てみます」と伝えれば相談終了となります。
3.効率的な求職活動実績の作り方
効率的に求職活動実績を作る方法を以下3つ紹介します。
順に説明します。
(1)職業相談は失業認定日に行う
失業認定日はハローワークに行かなければならないので、ついでに職業相談をしましょう。
雇用保険の受給要件は、前回の認定日から今回の認定日の前日までの失業認定期間に、原則2回の求職活動を行うことです。
失業認定日に職業相談を行えば、あと1回分の求職活動実績作りで受給要件を満たせるので効率的といえるでしょう。
(2)興味があるセミナーや講習に参加する
ハローワークや転職エージェントが開催しているセミナーや講習への参加も、求職活動実績となります。
求職者が直接会場に出向くタイプのセミナーや転職フェアなどもありますが、オンラインセミナーや動画を観るだけの講習など、気軽に参加できるものもあります。
自宅からハローワークまで距離がある人は、こういった自宅で受講できるセミナーや講習に申し込むこともおすすめです。
(3)求人応募する
興味のある求人に応募した場合も、求職活動実績となります。
求職活動実績となる求人応募は、ハローワーク経由である必要はありません。
転職サイトや転職エージェントで目指したい企業が見つかった場合は、積極的に応募しましょう。
ただし、入社するつもりのない企業に求職活動実績目当てで応募するのはNGです。
4.ハローワークと転職エージェントの併用がおすすめ!
失業給付を受け取るために、ハローワークの職業相談を受けるケースは少なくありません。
しかし、次の就職に向けて本気で「自分の適性を知りたい」「自分に合う会社と出会いたい」と思うのであれば、ハローワークだけでは不十分です。
ハローワークの相談員は非正規雇用の場合が多く、求人票に掲載されている情報以上のことは知らないことが多々あります。
また、業界や職種についての知識も不十分であるために、的外れなアドバイスをされる可能性も考えられます。
キャリアのプロの就職・転職支援を受ける場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントは、人材を求めている企業と求職活動を行っている人をマッチングするサービスを展開しています。
ハローワークと転職エージェントはどちらも無料で利用できますが、以下の特徴が挙げられます。
ハローワーク | 転職エージェント | |
求人数 | 多い | ハローワークほど多くはないが、非公開求人の扱いがある |
求人の特徴 | ブラック企業が紛れていることがある 地元密着の中小企業の求人が多い |
一定の質が担保されている 中小企業に加えて大企業の求人もある |
提供される情報量 | 基本的に求人票に記載されている情報のみ提供される | 企業風土、内情、詳しい仕事内容、業界動向など求人情報以上の情報も提供される |
選考対策 | 一般的な選考対策 | 応募企業に合わせた選考対策 |
労働条件交渉 | 自分で行う | 代行してくれる |
このようにハローワークと転職エージェントには、大きな違いがあります。
そのため、雇用保険を受給する人はハローワークに行く必要がありますが、自分に最適な転職先・就職先を探している人は転職エージェントの活用がおすすめです。
20代向けの転職エージェントなら、キャリアスタート!
キャリアスタートでは、キャリアのプロが求職者一人ひとりに寄り添って、好条件の求人紹介から選考対策、入社後のサポートまで行っています。
ハローワークとキャリアスタートを上手に併用して、ベストな再就職を目指しましょう!
以下の記事では、ハローワークのみで就職・転職活動を進めるデメリットを紹介していますので、こちらも参考にしてください。
まとめ
この記事では、職業相談を短時間で終わらせるコツを紹介しました。
雇用保険受給者の中には、さまざまな理由ですぐには働きたくない場合もあるでしょう。
求職活動実績になる職業相談は、簡単な準備をしておくだけですぐ終わらせることができます。
失業認定日までに上手に求職活動実績を作りつつ、転職エージェントも併用して最適な就職・転職活動をしましょう!