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実績がない人でも魅力的な職務経歴書は書ける!書き方のコツとテンプレートを紹介

「職務経歴書に書けるような実績がなくて筆が進まない…」
「職務経歴書を書いてみたけど受かるか自信がない…」

このように悩んでいないでしょうか。

職務経歴書に書ける実績がないと悩んでいる人でも魅力的な職務経歴書を書くことは可能です。

職務経歴書は今までの結果ではなく過程が大事であり、採用担当が「この人は将来的に自社に貢献しそう」と思ってもらえるかどうかが重要です。

この記事では、「職務経歴書に書ける実績がない」と悩むの人の特徴や職務経歴書を作るときのコツ、職種別での職務経歴書の作成のポイントや例文テンプレートなどをわかりやすく解説します。

1.実績がなくても魅力的な職務経歴書は書ける

大きな成功経験や目立った実績がなくても、魅力的な職務経歴書を書くことは可能です。

『職務経歴書』とは業務経験とスキルを確認するための書類で、採用担当が「この人は入社後に活躍してくれそうか」を確認する書類です。

そのため、特別な成功体験をしていなかったとしても、仕事の取り組み方や過去の経験から将来的に活躍する人材と思ってもらうことが一番重要です。

過去に成功しかしていない人はほとんどおらず失敗体験の方を多くしている人がほとんどです。

そのため、成功体験にこだわらずに「過去にどんな仕事をしてどんな課題に直面して取り組んできたか」「その経験をどう活かすか」をアピールすることで十分にあなたの魅力を伝えることができます。

2.「実績がない」と感じる人の4つのパターンと対策

「職務経歴書に書ける実績がない」と感じてしまっている人のパターンはいくつかありますが、どのパターンでも魅力的な職務経歴書を書くことは可能です。

ここでは、「実績がない」と感じている人のよくあるパターンを4つ紹介します。

  1. 社会人経験が短いと感じている
  2. 決められた仕事しかしていないと感じている
  3. 結果的に数字に繋がっていないと感じている
  4. 働いていない期間がある

もし同じような状況で「実績がない」と感じているのであれば、この章を参考にしてぜひ自信をもって職務経歴書の作成を進めていきましょう。

(1)社会人経験が短いと感じている

就職してすぐに転職を考えている人などは、実績はないと感じやすくなってしまいます。

しかし、このような社会人経験が少ない場合でも魅力的な職務経歴書は書くことができます。

「売上120%アップに貢献」などの実際に大きな数字に繋がったケースがなかったとしても、日々の業務の中で少しでも貢献したことはあるはずです。

短い期間で結果が出ていなかったとしても、言われたことだけでなく自分から行動をしていたことは大きなアピールになります。

なお、仕事をすぐに辞めてしまった場合は「なぜ辞めたのか。どうしてこの会社で働きたいと思うのか」のアピールを考える方が重要です。

採用する企業としては教育コストや採用コストがあるため、自社に長く貢献してくれる人材を求めているために「なぜ辞めたのか」をしっかりと説明できるようにしましょう。

(2)決められた仕事しかしていないと感じている

決められた仕事をずっと行ってきた人も、実績はないと感じてしまいます。

決められた仕事しかやってきていないと考えている場合でも、コツコツと決められた仕事をこなすことは誰にでもできるものではありません。

例えば、「毎日〇件のデータ処理をしていた」「毎日〇件のテレアポをしていた」など、日々やってきたことは十分アピールポイントになります。

どんな仕事でも自分がやりたいことだけではなく、会社で決められた業務が少なからずあります。

そのため、細かいことでも1つ1つ振り返っていくことで、目に見える実績に繋がっていなかったとしても自分でも気がついていなかった良いところを見つけられるでしょう。

(3)結果的に数字に繋がっていないと感じている

「担当エリアで売上1位」などの分かりやすい数字の結果を出せなかった人も、職務経歴書でアピールは可能です。

結果に結びつくかどうかは自分の力だけではなく、業界のトレンドなどの市場動向などの自分の力ではどうしようもない場合もあります。

そのため、「結果に結びつかなかった理由はなにか」「その中で自分が工夫したことはなにか」を整理しましょう。

数字には現れていなくても実はあなたが辞めた数年後に結果がでる行動であったり、別の業界・業種では逆に評価されるスキル・行動であった可能性もあります。

(4)働いていない期間がある

働いていない期間がある場合でも、職務経歴書に書ける実績がないと感じてしまうかもしれません。

例えば、直近で働いていなくて過去の経験しか書けない、ブランク期間についてどのように説明したらよいかわからないといった場合です。

ブランク期間がある人は「その間になにをしていたのか」「なぜブランクがあったのか」を自己PRで書いてみましょう。

また、ブランク前の過去の経験であってもあなたの仕事への取り組み方をアピールする重要な要素ですので、自信をもってしっかりとアピールできます。

働いていない期間があっても、マイナスとは捉えずにあなたをアピールすることができますので、なにを考えてなにをしていたかを洗い出しましょう。

3.実績なしでも職務経歴書を作成する4つのステップ

実績なしでも職務経歴書を作成することはできますが、作成の方法がわからない人もいるかと思います。

ここでは、実績なしでも職務経歴書を作成する4つのステップを紹介します。

  1. キャリアの棚卸しをする
  2. アピールできそうな要素を探す
  3. 魅力的な自己PRを作成する
  4. 他の人に職務経歴書を見てもらう

このステップを踏むことで誰でもすぐに職務経歴書をできます。

(1)キャリアの棚卸しをする

まずは、キャリアの棚卸しをしましょう。

具体的には社会人として働きだしてからこれまでのキャリアを1年ごとに振り返ってみてください。

棚卸には次のような項目をしっかりと洗い出していくことがポイントです。

  • 携わった業務内容
  • 具体的な実績
  • 他者からの評価
  • どのような課題があったか
  • 課題をどう乗り越えようとしたか など

この際には具体的な実績は「大きな実績」でなくても問題なく、小さなことでも洗い出すことであなたの仕事への貢献を見つけることができます。

アピールできる実績がないと悩んでいても、じっくり振り返ってみることでこれまでの経験や実績を忘れているだけだったことに気づく場合も多いでしょう。

(2)アピールできそうな要素を探す

これまでのキャリアを振り返ったら、企業にアピールできそうな要素を探します。

目指す職種やポジションによってマネジメント力が評価される場合や、プレイヤーとしてコツコツと作業ができる経験が評価される場合などバラバラです。

アピールする内容がかぶってしまった場合は、「売上〇%アップ」などの数値化して表すことができる経験を選びましょう。

さらに、応募先の企業で活かせるスキルや資格もあれば、応募先で活かせる能力をピックアップすることも重要です。

(3)魅力的な自己PRを作成する

アピール内容やスキルを洗い出したら、最後に自己PRを作成します。

職務経歴書には自己PR欄があるため、過去の経歴を踏まえて自分の魅力をアピールしましょう。

自己PRを作成する際のポイントは、その企業の求められている人物像に合う要素をしっかりとアピールすることです。

募集要項や企業のウェブサイトなどで求める人材像を調べておきましょう。

もし大きな実績がない場合でも、業務にコツコツと取り組んだ経験や工夫を続けた姿勢などと絡めて粘り強さをアピールするなど、自分の良さを伝えることができます。

(4)他の人に職務経歴書を見てもらう

自己PRを作成したら、他の人に職務経歴書を見てもらいましょう。

どんな企業に採用されたいと考えて、どういうアピールをしたいかを伝えて、他の人から「職務経歴書からどう感じたか」を聞きましょう。

周りに聞くことで、あなたが関係ないと思って書いていない経験が実はよりアピールできる内容だったとわかることもあります。

もし周りに相談できる人がいなければ転職エージェントを活用してみましょう。

転職エージェントは転職のプロに無料で相談することができ、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策なども無料で代行します。

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4.実績なしで職務経歴書を作成する3つのコツ

職務経歴書はただ単にやってきたことなどを列挙するだけでなく、より採用率を上げるコツがあります。

ここでは、実績なしでも職務経歴書を作成する3つのコツを紹介します。

  1. 自分を採用するメリットをしっかりと書く
  2. テンプレートを活用する
  3. 数字や比較を使ってアピールする

このコツに気を付けるだけで、あなたの職務経歴書の魅力は大きくアップします。

(1)自分を採用するメリットをしっかりと書く

自分を採用するメリットを自信をもってしっかりと記載しましょう。

経歴に自信がないと恥ずかしくて記載できない人も多いです。

しかし、企業側は過去の結果からだけでなく、その人の仕事への姿勢や取り組んできたことに対して自社で活躍できるかを判断します。

例えば「コミュニケーション能力が高く社内外に良い影響を与えそう」「勉強熱心で自社の製品知識をすぐに身につけて活躍できそう」などさまざまな側面から判断します。

分かりやすい大きな成果がなかったとしても、自分を採用したときのメリットを企業側がイメージしやすいように、具体的なエピソードを記載しましょう。

(2)テンプレートを活用する

職務経歴書を作成する際は、まずはテンプレートを活用しましょう。

職務経歴書は作文をしてアピールする必要があり、一から自分で作成しようと思うと大変です。

職種や業界別のテンプレートや他の人の職務経歴書などさまざまな情報が世の中には転がっており、これらを活用することで効率的に作成できます。

採用担当者も多くの求職者の職務経歴書を見ているため、同じ形式で書いていることで内容を理解しやすく、「読みにくい」と足切りされることがなくなります。

(3)数字や比較を使ってアピールする

大きな成果を出していなかったとしても、数字や比較を使うことでアピールしましょう。

「前年比〇%」などの比較データや「〇件対応」などの数字は目で見えて分かりやすく、何をどれだけやったかを採用担当者に理解しやすくできるためです。

もし結果を数字で出せない場合は、部署やチームの人数の規模などを数値化して記載することで、どれだけの規模の場所で働いていたかを伝えましょう。

大きな規模であれば集団で働くことができるアピールになり、小規模であれば裁量が大きい可能性が高いために責任のかかる仕事をしていたアピールになります。

5.【職種別】職務経歴書のコツと例文テンプレート3選

最後に、よく使われる職種ごとの職務経歴書のコツとテンプレートを紹介します。

  1. 事務職
  2. 販売職
  3. 営業職

自分が目指している職種を確認し、ぜひ参考にしましょう。

(1)【事務職】職務経歴書のコツと例文テンプレート

事務職は数値化した実績を記載することが難しい場合が多く、資料作成などのパソコンスキルをアピールしましょう。

以下のような内容をアピールすることが重要です。

  • どのような事務処理をどのくらいの量をこなしていたか
  • どんなPCソフトを使って、どんな作業をしていたか など

特に、WordやExcelなどのソフトウェアの使用経験や、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)やITパスポートなどのパソコンに関連した資格などを記載しましょう。

スキルが具体的に記載されていれば、即戦力として期待してもらうことができます。

例文:事務職

ABC株式会社(2018年4月 – 現在)

職種: 事務スタッフ

担当業務:

  • 入出庫データの管理と更新
  • 社内外とのメールや電話によるコミュニケーション
  • 会議のアシスタント業務
  • 営業サポート業務

成果や達成した目標:

  • Excel関数などを駆使し、入出庫データのエラー率を20%削減して精度向上に貢献
  • 社内の会議サポートにおいて、タスクの整理と進行管理を行い、効率的な会議を実現
  • 営業サポート業務において、顧客からの問い合わせに対し、的確で迅速な対応を行い、カスタマーサービス向上に寄与

スキル/ツール:

  • Microsoft Office Suite(Word、Excel、Outlook)
  • データベース管理ツールの熟練利用
  • ビジネスメールの作成とコミュニケーションスキルの向上

(2)【販売職】職務経歴書のコツと例文テンプレート

販売職は売上の達成に向けて努力した成果を数字でアピールしましょう。

もし数字でアピールできない場合は、店舗の規模や職種、取り扱い商品、工夫した点などをメインに記載します。

例文:販売スタッフ

ABCリテール株式会社(2019年6月 – 現在)

職種: 販売スタッフ

担当業務:

  • 顧客への製品の説明と提案
  • 販売目標の達成と売上報告
  • 商品陳列とストック管理
  • 顧客サービスとクレーム対応

成果や達成した目標:

  • 前年比15%の売上増加を達成
  • 顧客サービスの満足度向上により、クレーム率を10%減少させる
  • 新製品の導入キャンペーンにおいて、売上げを2倍に増加

スキル/ツール:

  • 顧客対応スキル向上トレーニング
  • POSシステムの熟練利用
  • 販売目標設定と達成の経験

(3)【営業職】職務経歴書のコツと例文テンプレート

営業職の職務経歴書では、取り扱い商品やどんな顧客向けに営業していたかを記載しましょう。

特に以下のような内容を記載することが重要です。

  • 個人向けか法人向けか(大企業か中小企業か)
  • 新規開拓か既存顧客のどちらがメインだったか
  • テレアポや飛び込み営業などをしていたか
  • 取り扱っていた商材は、無形商材か有形商材か など

売上達成率や営業チームの中で自分が工夫したことなどを説明できるようにしておきましょう。

例文1:営業アシスタント

ABC商事株式会社(2017年8月 – 2019年3月)

職種: 営業アシスタント

担当業務:

  • 営業プロセスのサポートと進捗管理
  • 法人顧客からの問い合わせ対応
  • 営業資料の作成と提出
  • 営業会議のアシスタント業務

成果や達成した目標:

  • 営業プロセスの進捗管理を改善し、営業部門の情報共有を向上
  • 法人顧客からの問い合わせ対応でクレーム率を20%減少
  • 営業資料のクオリティ向上により、提案成功率を向上

スキル/ツール:

  • 営業サポートツールの利用経験
  • 顧客対応スキル向上トレーニング
  • Microsoft Office Suiteの高いスキル(Word、Excel、PowerPoint)
例文2:営業担当

XYZ株式会社(2019年4月 – 現在)

職種: 法人営業担当

担当業務:

  • 新規法人顧客の開拓と獲得
  • 既存法人顧客との関係構築と契約更新
  • 製品やサービスの提案とカスタマイズ
  • 営業プロセスの改善と効率化

成果や達成した目標:

  • 新規法人顧客獲得により、売上を前年比25%増加
  • 既存法人顧客の契約更新率を90%以上に維持
  • 製品提案の効果的なカスタマイズにより、クロージング率を向上

スキル/ツール:

  • CRMツールの熟練利用
  • 法人営業向けのプレゼンテーションスキル
  • ネゴシエーションおよび契約交渉の経験

まとめ

本記事では、「職務経歴書に書ける実績がない」と悩んでいる人向けに、同じように悩む人の特徴や職務経歴書を作るときのコツ、職種別での職務経歴書の作成のポイントと例文テンプレートを紹介しました。

職務経歴書に書ける実績がないと悩んでいる人も、職務経歴書を書くことはできます。

しかし、自分で職務経歴書を書くことは自分の強みの洗い出しや経歴の棚卸、魅力的な職務経歴書、自己PRの作成など大変です。

そのため、効果的な選考対策をするためには専門分野に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。

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そのため、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。