「新卒で辞めてしまったから、もうこの先きちんとした仕事が見つからないかも」
「新卒で辞めたら人生終わりと聞いて、辞める勇気が持てない」
新卒で会社を辞めたら就職に不利になると思い込んで、今後のキャリアの見通しが暗いと思っている方もいるでしょう。
また、今の会社が合わないと感じつつも、辞める勇気が出ない人もいるはずです。
しかし、結論からいえば新卒で辞めたからと言って人生終わりではなく、新しいキャリアはいくらでも築けます!
この記事では、新卒で辞めると人生終わりと感じる理由、辞めても問題がない根拠、辞めるか迷っている人向けの判断基準を紹介しています。
最後に転職する際のポイントも解説しているので、ぜひお読みください。
1. 「新卒で辞めたら人生終わり」と感じる4つの理由

なぜ「新卒で辞めたら人生終わり」と感じるのでしょうか。
それには主に4つの理由があります。
- 新卒カードを失うことへ不安がある
- 短期離職者は「すぐ辞める人」と採用側から悪印象をもたれる
- スキルや経験が浅く転職時の強みがない
- スキルや経験が浅く転職時の強みがない
(1)新卒カードを失うことへ不安がある
新卒ですぐに会社を辞めると、もう新卒ではなく中途採用を狙わなければなりません。
入社後すぐに会社を辞めた人ほど「スキルもない、経験もない状態で、中途採用枠で経験者と戦わなければならない」と不安になります。
新卒のときのように丁寧な研修を受けられたり、ある意味「新卒だから」と甘く見てもらえるアドバンテージがなくなることから、「もう人生終わりだ」と感じてしまうのでしょう。
しかし、新卒から3年目であれば第二新卒枠という選択肢もありますし、未経験OKの求人もたくさんあります。
過剰に新卒カードを失うことを恐れる必要はないでしょう。
(2)短期離職者は「すぐ辞める人」と採用側から悪印象をもたれる
採用側から見れば、短期離職の経歴がある人は「根気がない」「不満があればすぐ辞める人」と思われがちです。
企業としてもコストをかけて採用をおこなっているため、すぐ辞める懸念がある人は避けたいのが本音。
そのため、新卒で入社した会社をすぐに辞めたことで、今後のキャリアに不利になる可能性を強く感じている状態です。
しかし、新卒入社して退職をしても、退職履歴はまだ1回だけです。
短期離職を繰り返していれば転職にも不利になりますが、1回の短期離職なら「前の会社が合わなかったのだろう」と考えてもらえる可能性はあるでしょう。
短期離職を繰り返すとどうなるか知りたい方は、こちらをご覧ください。
(3)スキルや経験が浅く転職時の強みがない
新卒ですぐ会社を辞めると、十分なスキルや経験が身につきません。
そのため「経験もないし、きっと就職できないだろう」という考え方に至る人も多いでしょう。
確かに、短期離職すれば業務で得られる経験やスキルは積めません。
しかし、新卒ですぐ辞めた人には「若さ」という強みがあります。
企業もまだ若い人材に対して経験やスキルを過剰に求めることはないので、若さとその会社へ貢献する熱意が伝われば、大きく不利になることはないでしょう。
(4)周囲やネットの声が極端だから
周囲やネットの極端な意見に影響を受けて「新卒で辞めたら人生終わり」と思い込んでいるのかもしれません。
確かにかつて日本には終身雇用という考え方があり、1つの会社に定年まで勤めるのが一般的でした。
長く勤めれば給与が上がり、出世していく風土の会社が多く、また社員も長年会社に在籍することが美徳とされていたのです。
新卒で入った会社を辞めるのが「悪」という考え方は、この価値観を反映したものです。
しかし、現代では景気の影響もあり、働き方の価値観は変化しています。
1つの会社に勤め続けるより、キャリアのために職場を変えるのは一般的になっています。
価値観が変わり転職は珍しいことではなくなっています。短期離職は不利ではないという根拠は、こちらの記事をご覧ください。
2. 新卒で辞めても人生終わりではない理由

新卒で辞めたからと言って人生が終わるわけではありません。
事実、新卒で入社した会社を早期に退職してキャリアを切り開いている人はたくさんいます。
なぜ新卒で辞めても人生終わりとはいえないか、その理由を解説します。
- 新卒入社した会社を辞めたあと転職に成功している人は多い
- 多くの企業が伸び代の多い若手社員を求めている
- 第二新卒枠など新卒ブランドを使える手段が残されている
(1)新卒入社した会社を辞めたあと転職に成功している人は多い
初職(初めて就いた仕事)正社員が離職後に転職に成功し、正社員になった人の割合は男性で76%、女性で54.6%という割合になりました。(参考:若年者の初職離職後のキャリア形成,21p)
「初職正社員」という区分には中途採用者も含まれますが、日本の雇用慣行や若年層を対象とした調査背景を考慮すれば、その大半は新卒入社者によるものと見て差し支えないでしょう。
このデータを見れば、新卒で入社した会社を辞めても「次がある」ことがわかります。
(2)多くの企業が伸び代の多い若手社員を求めている
新卒入社した会社をすぐに辞めたとしても、まだ20代で伸び代がある年齢です。
多くの企業は育成のうえ、長期的に会社に貢献してくれる若者を求めているので、仮に一度短期離職の経歴があっても採用してくれる可能性があります。
また、年齢が若いことからスキルや経験不足は「仕方がないこと」と捉えてもらえるので、むしろ30代すぎてからの転職よりも、熱意が伝われば採用される可能性は高いです。
(3)第二新卒枠など新卒ブランドを使える手段が残されている
新卒後3年以内に退職した場合、第二新卒枠も狙えます。
第二新卒枠とは、一般的に新卒後3年以内の人向けの求人枠で、新卒と同様の扱いで入社できるのが特徴です。
簡単にいえば、厳密には新卒でなくても、新卒扱いで入社できる枠になります。
第二新卒枠がなくても、20代前半など年齢が若いほど「まだ若いから、これからスキルなどを身につければ良い」と考える企業は多いです。
このことから、新卒後すぐに会社を辞めても、まだまだ市場価値は高い状態といえるでしょう。
3. 新卒で辞めたらどうなる?考えられるその後の選択肢

新卒で入社した人は働くのも、退職も初めての経験です。
大事なのは退職後に何をするのかしっかり決めておくことです。
あなたが退職したあとに、どのような選択肢があるかを説明します。
(1)第二新卒枠を狙って転職活動を進める
会社を辞めたあと3年以内なら、第二新卒枠を狙えます。
早めに転職活動を始めて、第二新卒枠が使えるうちに次の仕事を決めると良いでしょう。
第二新卒枠は若手向けの求人枠で、中途採用と違って即戦力ではなく、伸び代を重視してもらえます。
そのため、未経験の職種などにも挑戦しやすく、本当にやりたい仕事へ就く良いチャンスになるでしょう。
もちろん、次の会社ではすぐ退職という事態にならないように、前の会社を辞めた理由を深掘りして、企業研究や自己分析をして長く勤められる会社を探してください。
第二新卒枠におすすめの業界、企業選びのコツはこちらでまとめています。
(2)転職のために必要な資格やスキルを取得する
転職のために必要な資格やスキルを取得するのもおすすめです。
やりたいことが明確に決まっている場合、その業界で役立つ資格やスキルの勉強をして、それを転職活動の強みとして活用できます。
また、単に転職のためだけでなく、能力開発の勉強をすること自体が、自信につながります。
あなたがやりたいことは何かを考えて、将来のために役立つ勉強をしてみましょう。
4. 新卒で辞めるべきか迷った場合の考え方

新卒で入社したばかりで「辞めるべきか」迷っている方もいるでしょう。
あなたが今の会社にいるべきかどうかの判断基準を解説します。
- 辞める理由や将来の展望はハッキリしているか
- 一時的な感情や周りに流されての退職ではないか
- 次の仕事が決まるまでの生活費を賄えるか
(1)辞める理由や将来の展望はハッキリしているか
あなたは今、上司に辞めたい理由を聞かれてはっきり答えられますか?
また、退職したあとに何をしたいか決まっている状態でしょうか?
この2つが曖昧になっている場合、仮に転職できても「前の会社の方が良かった」「次の会社も合わない」と感じる可能性があります。
まず、今の会社への不満は、あなたが希望する会社の条件のヒントになるものです。
例えば、若手に裁量が少ないことに不満があれば、次の会社では若手が活躍している実力主義の仕事を選ぶ…というように、不満から理想の会社の条件を見つけることが可能です。
挑戦したい業種や職種が決まっていれば、転職先を探す際に絞り込みがしやすく、そこから理想の条件に当てはまる会社を探せます。
このような条件が明確でないと、新たな不満が出たり、仕事に退屈さを感じて辞めてしまう可能性が高くなるでしょう。
辞めたい理由ややりたいことを考えて、言語化できるかを基準にしてみてください。
(2)一時的な感情や周りに流されての退職ではないか
あなたが「辞めたい」と思っているのは、あなた自身の決断でしょうか?
新卒で入社してしばらく経つと仕事にも慣れ、徐々に周りが見えてきて、不満や不安を抱きやすくなります。
最初は仕事を覚えるのに精一杯で余裕がなく、不満を持つ余裕もないからです。
しかし、仕事に慣れてくると同期で集まったときに会社や上司への愚痴を言ったり、退職者が出たりして「自分も辞めたい」と感じることも増えるでしょう。
しかし、周りに流されて辞めて、次の会社でさらに条件が悪い会社へ入社したら後悔するはずです。
あなた自身が本当に辞めたいのか、人の意見や影響で辞めたいのかをもう一度振り返ってみてください。
(3)次の仕事が決まるまでの生活費を賄えるか
現実的に考えておきたいのが、次の仕事が決まるまで生活ができるかです。
新卒入社して間もない場合、まだ貯金も十分に出来ていない可能性があります。
また、入社から最低でも1年間は雇用保険に加入していないと、失業保険が給付されません(自己都合退職の場合)。
次の仕事がすぐに決まるとは限りません。
最低でも半年間は生活できる貯金がある、あるいは実家の援助を受けられるなど、生活ができるかどうかを判断基準にしましょう。
「貯金がないが、すぐにでも辞めたい」という場合は、退職前に転職活動を始めて、次を決めてから退職を申し出ると安心です。
5. 新卒ですぐ辞めたい人向けの転職活動の進め方

次の仕事ではすぐ辞めることがないように、前回以上に慎重に就職活動を進めましょう。
具体的にどのような点に注意すれば良いか、3つのポイントを紹介します。
- 新しい就活の軸をハッキリさせてから就活する
- 自己分析と企業研究を前回以上に徹底的におこなう
- 転職エージェントなどの力を借りる
(1)新しい就活の軸をハッキリさせてから就活する
転職活動の際は、改めて就職の軸を考えましょう。
新卒入社の際の就活で決めた軸は、あくまで「社会人未経験」のときの目線で作ったものです。
社会を経験したあなたの価値観は、その時とは変化しています。
前の会社を辞めたいと思った理由、不満を感じたポイントなどを徹底的に洗い出して、次の会社に求める軸を改めて考えてみましょう。
そのうえで転職活動を進めれば、ミスマッチも起きづらく、良い環境の会社を探しやすくなります。
(2)自己分析と企業研究を前回以上に徹底的におこなう
自己分析や企業研究も改めておこないましょう。
就職活動の際にした自己分析は概ね正しいかもしれませんが、社会経験を経てあなたの考え方が変わっていたり、新たな強みを身につけているかもしれません。
また、企業研究も前回以上に慎重におこないましょう。
面接に受かるための研究ではなく、本当にあなたが望む条件と合致するかを見極めるためです。
OB・OGに話を聞いたり、転職サイトの口コミをチェックすることも含めて、慎重に企業について研究してください。
(3)転職エージェントなどの力を借りる
「次の仕事では失敗したくないけど、自信がない」と感じるなら、転職エージェントの力を借りましょう。
転職エージェントは、書類作成のサポートや面接アドバイスだけでなく、あなたの強みを一緒に探してくれたり、キャリアプランの作成まで手伝ってくれます。
退職の理由や自己分析を通じて、あなたに本当にマッチする企業を紹介し、内定まで包括的なサポートが可能です。
新卒ですぐ会社を辞めた人は、転職活動も初めてのはず。
プロの力を借りて転職活動をした方が、スムーズかつ今後のキャリアにも良い選択ができるでしょう。
新卒で辞めて新しい人生を切り開くならキャリアスタートへご相談ください!
「新卒で辞めたら人生終わり」と言われることもありますが、実際にはそうではありません。
確かに短期離職の経歴は採用側から見れば懸念材料ですが、まだ若く、離職回数が少ないならさほど問題にはなりにくいでしょう。
大切なのはあなたが「長く働きたい」と思える会社を見つけて、充実した社会人生活を送ることです。
長く働ける会社を見つけるには「どんな会社で、何をしたいか」を言語化すること。
それが難しいと思うなら、キャリアスタートへご相談ください。
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