「入社3ヶ月だけど、もう辞めたい…」
「3ヶ月で退職したら転職に不利になる?」
入社してまだ3ヶ月。
辞めたい気持ちはあるものの、短期離職が転職に響くのではないかと不安を感じている方も多いでしょう。
実は、3ヶ月で退職する人は全体の約2割おり、決して珍しいことではありません。
ただし、退職前に考えるべきことや注意点を押さえておかないと、次の転職でも同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。
この記事では、3ヶ月で退職した人の理由や退職するメリット・注意点、そして次こそ長く働ける会社を見つけるためのポイントを解説します。
1. 3ヶ月で退職すると転職に不利になる?

入社から3ヶ月で退職すると転職に不利になるのでしょうか?
一般的に3ヶ月での退職は短期離職に該当し、採用側に不安を与えるのは事実です。
令和2年転職者の実態調査の結果によると、転職経験者のうち1年未満で退職した人の割合は9.5%(約1割)となっています。
さらに、株式会社ネオマーケティングの調査が実施した入社から1年以内に離職を経験した人500名へのアンケートによると、在籍期間が3ヶ月以内だった人は全体の約2割でした。
この2つの統計から見えてくるのは3ヶ月以内での退職者は全体を通して見ると決して多くはないものの、一定割合以上は早期に会社に見切りをつけて、次のキャリアへ踏み出す人がいるという事実です。
そのため、3ヶ月での退職を過度に不安視せず、自分に合う環境を再定義する機会と捉えて前向きに動くことが大切です。
短期離職が不利という考え方が変わりつつあることについては、以下の記事をご覧ください。
2. 3ヶ月で退職した人の理由とは

「辞めたい理由が、退職に見合うものか分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。
ここからは、3ヶ月で退職した人がどのような理由で会社を辞めたのかを紹介します。
- 3ヶ月働いてみて仕事が合わないと感じた
- 職場に馴染めない・人間関係がうまくいかない
- 労働環境や残業時間に不満がある
- やりたかった仕事ができない
- 健康面や精神面でつらくなってしまった
(1)3ヶ月働いてみて仕事が合わないと感じた
入社して3ヶ月経過し、改めて「仕事が合わない」と感じたことで、退職を決意した人もいます。
3ヶ月は環境にも慣れ、仕事の全体像も見えてくる頃です。
落ち着いて考えてみると「相性が悪い」「この仕事を続けても、やりがいがない」と気づき、見切りをつけて理想の職場探しを始めている人は多いです。
仕事が合わない場合の辞めるべきサイン、転職の流れはこちらの記事で紹介しています。
(2)職場に馴染めない・人間関係がうまくいかない
職場に馴染めないこと、人間関係に問題を抱えていることも、退職を選ぶ理由のひとつです。
3ヶ月経過すればある程度同僚とも話せるようになり、仲の良い人もできる頃です。
しかし、なかなか職場で話せる人ができなかったり、お局的な立ち位置の人に目をつけられたりすると、仕事へ行くのも辛くなってきます。
職場は週に40時間以上を過ごす場所です。
その環境に馴染めず、疎外感を覚えていれば、当然仕事を辞めたくなるでしょう。
(3)労働環境や残業時間に不満がある
労働環境や残業時間への不満で、退職を決意した人もいます。
人が少なく仕事の負荷が大きかったり、残業時間が長くプライベートの時間が取れないことへの不満です。
このような状況が3ヶ月も続けば疲労も出て、ストレスも溜まってくるでしょう。
労働環境や残業時間はすぐに改善されるものではないと考えて、退職を検討する人もいます。
(4)やりたかった仕事ができない
入社して3ヶ月経つものの、やりたかった仕事を任せてもらえず、退職する人もいます。
入社前に抱いていた仕事のイメージと、実際の業務のギャップを感じてしまったパターンです。
もちろん、入社してすぐに責任のある仕事を任されるのは難しいですが、業務のイメージが全く違えば辞めたくなるのも当然です。
毎日の仕事につまらなさを感じ、退職してやりたい仕事ができる職場への転職を目指して退職します。
(5)健康面や精神面でつらくなってしまった
入社3ヶ月の間に体調を崩したり、精神的な問題を抱える人もいます。
職場で受けるストレスが原因を考えられる場合は、会社から離れるしか選択肢はないので、妥当な選択といえるでしょう。
また、仕事とは関係なく体調を崩したり、家庭の問題が影響しており、通勤が難しくなって辞める場合もあります。
3. 3ヶ月で退職するメリット

会社を3ヶ月で退職するのに罪悪感を覚えている人もいるでしょうが、それによって環境を切り替えられるのは大きなメリットです。
3ヶ月で退職するメリットを具体的に3つ紹介します。
- 本当に相性の良い会社へ転職できる
- 転職により新しい環境で働ける
- 次の職場ではやりたい仕事ができる可能性がある
(1)本当に相性の良い会社へ転職できる
退職後の転職により、本当にあなたと相性の合う会社へ転職できる可能性があります。
合わない会社へ長くいても、徐々に辛くなって体調やメンタルを崩すか、モチベーションの低い状態で働き続けることになります。
それよりも退職して次の職場を探し、あなたが生き生きと働ける会社を探す方が、長期的にはあなたにとってメリットになるでしょう。
もちろん、転職すれば相性の良い会社へ入れるとは限りません。
転職の前の自己分析や企業研究を徹底したうえで、あなたの理想が叶う会社への転職を目指す必要があります。
(2)転職により新しい環境で働ける
今の会社にいづらさを感じている方は特に、転職によって新しい環境で働ける機会が得られます。
人間関係や環境もすべてリセットし、次の職場でより良い環境で働けるかもしれません。
とくに人間関係などは会社に居続けても改善が難しいので、転職をした方が周りが変化するのを待つよりも解決は早いです。
退職は勇気がいることですが、転職によってあなたにとって最適な環境を見つけるためのステップでもあります。
(3)次の職場ではやりたい仕事ができる可能性がある
今の仕事の業務に不満がある人は、次の職場でやりたい仕事に就ける可能性があります。
大規模な配置転換がない限りは、業務内容が大きく変わることはありません。
それなら、転職をして本当にやりたいことに取り組んだ方が、毎日の仕事も楽しくなります。
転職する際に何をやりたいかを明確にし、それができる企業を探す必要はありますが、それによってあなたのキャリアも大きく変わるでしょう。
4. 3ヶ月で退職する前の注意点

会社を3ヶ月で退職することで新天地で働けるのはメリットですが、短期離職には変わりありません。
それによって不利益を被ることもあるので、以下の注意点をよく理解しておきましょう。
- 経歴や状況によっては転職に不利になることがある
- スキルや経験が身につかない
- 失業手当がもらえない
(1)経歴や状況によっては転職に不利になることがある
3ヶ月での退職は一般的には短期離職です。
短期離職とは会社を早期に辞めることで、その回数が多いほど転職活動では不利になります。
短期離職を繰り返している人に対して、採用側は「また辞めるかもしれない」と不安を抱くため、採用を見送ることがあります。
また、転職を志す業界がいわゆる「お堅い業界」であるほど、短期離職を嫌う傾向にあるのも事実です。
金融系や不動産系など、信用商売の会社は短期離職の経歴を気にする傾向があるので、志望業界によっては3ヶ月ではなく、少し我慢してから転職を目指した方が良い場合もあるでしょう。
(2)スキルや経験が身につかない
3ヶ月で退職してしまうと、その仕事で身につくはずだったスキル、経験が得られません。
そのため、次の転職活動でアピールするスキルや経験がなく、自己PRを作るのに苦労することがあります。
転職の際にスキルや経験を重視する企業の場合は、それが原因で内定が獲得できないこともあるでしょう。
(3)失業手当がもらえない
3ヶ月で会社を辞めた場合、失業手当がもらえません。
失業手当をもらう要件は、離職前2年間に12ヶ月以上雇用保険に加入していることだからです。
そのため、退職後の転職活動中は収入がなくなるため、貯金を切り崩して生活しなければなりません。
貯金がまだ少ないなどの事情がある場合はボーナス後に辞めるなど、なるべく資金面の余裕があるタイミングを狙って辞めた方が良いでしょう。
失業手当の受給条件については、こちらの記事で紹介しています。
5. 3ヶ月で退職する前に考えるべきこと

退職はキャリアの転換点です。
良い転換にするためにも、退職前に今後のキャリアについてのあなたのビジョンを固めておく必要があります。
「3ヶ月という短期間で辞めるのが正解なのか」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。
- 辞める理由がハッキリしているか
- 今までも同じように短期離職を繰り返していないか
- 退職以外の選択肢がないか
(1)辞める理由がハッキリしているか
まず考えたいのが、あなたがなぜ会社を辞めたいのかです。
辞める理由がハッキリしていれば、転職先を探す際に同条件の会社を選ぶことはないでしょう。
一方で、「なんとなく辞めたい」「なんか楽しくない」という理由なら、今は退職しない方がいいかもしれません。
次の転職先でも同じような感情が湧いて、その度に退職を繰り返していれば、キャリアに傷がつくことになるからです。
「仕事が合わない」「もっとやりたい仕事がある」など、明確な理由がある人は、今の会社を辞めて次を探しても良いでしょう。
(2)今までも同じように短期離職を繰り返していないか
これまでも同じように短期離職を繰り返している場合は、今は踏みとどまった方がいいかもしれません。
何度も短期間で退職を選んでいる場合、会社に問題があるのではなく、辞めぐせがついている可能性があります。
このままだと1つの会社に長く働くことができず、どんどん転職先が見つかりにくくなります。
短期離職の癖を治すためにも、「もう1ヶ月は頑張ろう」と短期の目標を立てて、仕事を長く続ける習慣をつけた方が良いかもしれません。
(3)退職以外の選択肢がないか
退職するか迷っている場合は、退職以外の選択肢も探してみましょう。
あなたが辞めたい理由によっては、退職せずにその問題を解消できるかもしれません。
例えば、残業が多い場合は上司に話してしばらく残業なしにしてもらうこともできます。
また、人間関係に問題があるなら部署を異動させてもらって、環境を変えるのも選択肢です。
やりたかった仕事ができないという人は、まだ経験が浅いのが原因かもしれません。
希望する仕事がキャリアを積めば経験できるなら、会社に残って経験を積むのも良いでしょう。
6. 「3ヶ月の壁」が超えられない人は転職活動自体を見直そう

入社して3ヶ月は『3ヶ月の壁』とも呼ばれ、入社後のギャップや疲れ、ストレスから辞めたくなる人が多い時期です。
転職のたびに3ヶ月で壁にぶつかるという人は、転職活動における仕事選びに問題があるのかもしれません。
ここからは、3ヶ月の壁を超えるための仕事探しの方法を紹介します。
- 自己分析や企業研究を徹底する
- 辞めた理由をリストアップして就職先の条件を絞り込む
- 転職エージェントの力を借りるのもおすすめ
(1)自己分析や企業研究を徹底する
自己分析や企業研究が不足していると、あなたの適性に合わない会社に入社してしまうミスが起こります。
何度も3ヶ月で退職してしまう場合は、これらが不足しているかもしれません。
転職活動の前に自己分析を実施して、あなたの強みや弱みはもちろん、「仕事でやりたいこと、やりたくないこと」も把握するようにしましょう。
また、企業研究も重要です。
入社前に志望先企業の研究を実施し、共感できる理念があるか、口コミサイトの情報などを参考にして社風や風土についても調べておきましょう。
これにより、理想とのギャップが大きい会社を避けて、理想に近い環境を手に入れられます。
(2)辞めた理由をリストアップして就職先の条件を絞り込む
転職活動の前に、辞めた理由にも向き合ってください。
辞めた理由をリストアップして、次の転職先の条件選びに役立てましょう。
例えば、残業時間に問題があったなら、次の職場では残業時間が少ない企業を選べます。
小規模な会社で人間関係が近すぎるのに違和感を覚えたなら、次は大企業で部署の人数が多く、ドライな社風の会社を選ぶと気が楽かもしれません。
できるだけ多く前の会社への不満をリストアップし、そこから理想の転職先の希望を決めることで、より良い環境へ転職できる可能性が上がります。
もちろん全ての条件を叶える会社を探すのは容易ではないので、リストアップした希望の条件から優先順位をつけることは忘れないようにしてください。
(3)転職エージェントの力を借りるのもおすすめ
相性の良い会社を探す自信がない人は、転職エージェントの力を借りましょう。
転職エージェントは転職活動を包括的にサポートするサービスで、求職者の自己分析から内定後の交渉まで支援を提供しています。
あなた専任のスタッフがマンツーマンで相談に乗ってくれるので、前の会社の退職理由ややりたくない仕事など、言いにくいことまで話せるのが特徴です。
深い話をしてから適性にあった仕事を紹介するので、相性がよくマッチ率の高い企業を紹介してもらえます。
3ヶ月の壁で退職するパターンを抜け出したいなら、プロの力を借りて本当に相性の良い会社を探しましょう。
次こそ長く働ける会社を見つけたいならキャリアスタートへご相談ください
3ヶ月での退職は短期離職に該当しますが、5人に1人が経験していることであり、過度に不安視する必要はありません。
大切なのは、辞めたい理由を明確にし、次の転職で同じ失敗を繰り返さないことです。
退職前には「辞める理由がハッキリしているか」「退職以外の選択肢はないか」をしっかり考えましょう。
そのうえで転職を決意したなら、自己分析や企業研究を徹底し、本当に相性の良い会社を見つけることが重要です。
一人での転職活動に不安がある方は、転職エージェントのサポートを受けるのもおすすめです。
次こそ長く働ける会社を見つけたいなら、ぜひキャリアスタートへご相談ください。
キャリアスタートは独自のデータ分析に長けており、定着率の高い就職先のご紹介が可能です。
一般では公開されない非公開求人情報も多数保有しているので、あなたの理想の仕事がきっと見つかります。

























