「転職エージェントの連絡がしつこくて迷惑している…」
「転職エージェントに面接辞退や内定辞退したいけど、どうしたらいいんだろう…」
このようなお悩みはありませんか?
転職サービスを利用している中で、やむを得ない事情などで面接や内定を辞退する人は少なくありません。
そういったときに転職エージェントからしつこい連絡が来るのは理由があり、そういった理由を理解して対処することでしつこい連絡もなくなります。
ここでは、転職エージェントの連絡がしつこい理由やその対処方法などをわかりやすく解説します。
1.面接辞退しているのに転職エージェントがしつこい!その理由とは?
面接辞退しているのに転職エージェントがしつこい理由は、辞退をすることを避けてほしいと考えている場合が多いです。
転職エージェント経由で面接が決まっても、面接のどの段階でもルールやマナーを守れば問題なく面接を辞退することができます。
企業への辞退の連絡は転職エージェントが代行してくれることが多く、面接の辞退は企業に直接ではなくまずは転職エージェントに相談しましょう。
また、面接辞退以外のときでも転職エージェントの連絡がしつこい場合は、以下のような理由が挙げられます。
- 営業ノルマがあるため
- 企業への連絡をスムーズにしなければいけない場合があるため
- 同じ求人に別の求職者がいるため
- おすすめの案件を早く紹介したいため
- 募集人数の枠が埋まりそうなため
- 求職者の連絡や回答がないため
求職者は転職エージェントを無料で利用することができますが、転職エージェントは求職者が企業に就職することで初めて報酬が発生するため、ノルマのためにしつこい転職エージェントがいることも事実です。
ただし、エージェント自身のためではなく、紹介先の企業や求職者のためを思ってしつこくなってしまうことも多く、しつこい転職エージェントとの対処法を理解することで、うまく付き合うことができます。
2.転職エージェントに迷惑のかからない辞退のタイミングとは?
転職エージェント経由での申し込みであっても、面接辞退などをすることは可能です。
一方で、まったく迷惑がかからないかというとそうではないため、場合によってはしつこく連絡が来てしまうことも。
そこで、それぞれのタイミングで迷惑がかかるかどうかについて解説します。
それぞれのタイミングでの伝え方のポイントも紹介します。
(1)求人紹介時点での辞退:迷惑がかかりにくい
企業を紹介された時点で辞退することは、転職エージェントに迷惑がかかることはありません。
履歴書や職務経歴書などを企業に提出する前の状態となっており、むしろ希望に沿わない求人があれば素直に伝える方がよいです。
求人を断る際はその理由を担当者に伝えることで、その後の紹介される求人があなたの希望に沿ったものになりやすくなります。
そのため、求人を紹介された時点ではあなたの希望に沿っているかしっかりと検討し、希望条件を担当者に伝えましょう。
(2)面接前での辞退:迷惑がかかる場合がある
書類選考に応募した後で面接までの間に辞退をすると、転職エージェントと先方企業に対して迷惑がかかる場合があります。
なぜなら、応募書類を提出した時点であなたの書類を見たり面接官の日程調整をする等、先方企業で手間が発生しているためです。
そのため、面接前に辞退連絡するとしつこく面接に行くことを促されることが多いです。
ただし、断ること自体は可能ですので、「この企業の転職はできない」と思った時点で早めに転職エージェントに連絡し、理由とともに説明しましょう。
(3)面接後での辞退:迷惑がかかりにくい
面接後での辞退は、転職エージェントに迷惑がかかりにくいことが多いです。
なぜなら、実際に面接を受けて先方企業と話すことで、「自身と合わない」と感じたのであれば、遠慮なく辞退できるためです。
ただし、転職エージェントが応募先企業に説明しやすいように、辞退理由を素直に伝えてあげると親切です。
(4)内定辞退:迷惑がかかりにくい
内定が出た後の辞退は、転職エージェントに迷惑がかかりません。
選考を受けて、最終的な条件を確認した上で辞退することはよくあることです。
ただし、このタイミングで転職エージェントからしつこく連絡が来る可能性があります。
なぜなら、転職エージェントは企業側にて内定を承諾すると売上になるためです。
ただし、強い引き止めにあったとしても、転職は今後の人生を左右する大きなイベントですので、引き止めに流されることなくしっかりと断るべきです。
もし「内定を辞退したい」と思ったら、すぐに理由とともに転職エージェントに連絡しましょう。
(5)入社辞退 : 迷惑がかかるので原則しない
内定承諾後の入社辞退は、転職エージェントにだけでなく、受け入れ企業にも多大な迷惑がかかります。
なぜなら、内定承諾をすると企業側は採用活動を終了して、内定するあなたの受け入れに向けた業務を進めますが、それらの活動がムダになってしまうためです。
そのため、このタイミングで転職エージェントからしつこく連絡が来る可能性があります。
受け入れ企業にとっては大損害となり、入社前の辞退が起きると転職エージェントにも厳しいフィードバックがなされることになります。
内定承諾後の入社前辞退は極力避けるべきですが、やむを得ない事情がある場合は、すぐに転職エージェントに相談しましょう。
3.転職エージェントがしつこいときの5つの対処法
ここでは、転職エージェントからの連絡がしつこい時の対処法を5つ紹介します。
(1)面接・内定辞退の連絡はすぐに入れる
内定辞退の連絡をすぐに入れないと、転職エージェントからしつこく連絡が来る場合が多いです。
内定辞退は、企業側が採用活動を終了しても良いのか、入社準備を進めて良いかなどの判断をする必要があり、できる限り早く結果を知りたいものです。
そのため、内定辞退をする場合は早く連絡するようにしましょう。
もし連絡をせずに無視してしまった場合は、先方企業にも転職エージェントにも双方に大きな迷惑をかけるため、しつこく連絡が来ることは避けられません。
また、転職エージェントに辞退の連絡をする場合は、しっかりと謝罪もしましょう。
内定辞退をすることは内定者の権利であり迷惑がかかりにくいものもありますが、迷惑が0ではありません。
そのため、権利があるからとあるからといっても「申し訳ない」という一言を添えることで、転職エージェントへの心証は改善します。
辞退する理由を伝えることで今後の紹介する案件に生かされるようになるため、「なぜ辞退するのか」を伝えることも重要です。
(2)内定辞退ではなく内定保留も検討する
内定辞退ではなく内定保留という形で転職エージェントに連絡することも重要です。
たとえば、複数企業に応募して選考を進めている場合など、第二志望の内定が第一志望より先に出ることがあります。
内定を保留する場合の企業への連絡も転職エージェントによって行われます。
そのため、電話や面談などでしっかりと転職エージェントに「なぜ悩んでいるのか」「いつまでに決めたいか」を相談しましょう。
転職エージェントには素直に状況を伝えたうえで、企業からは転職エージェントが言葉を選んで説明してくれます。
なお、なにも連絡せずに放置することはしつこく連絡が来るのでNGです。
転職エージェントにしっかりと連絡をし、相談をしましょう。
(3)担当者にしつこくて迷惑をしていることを伝える
内定辞退の理由や意思をきちんと伝えても、しつこく連絡をしてくる担当者もいます。
その場合は、担当者にはっきりと連絡を控えるように伝えましょう。
はっきりと迷惑していることを伝えられれば、担当者もしつこく連絡ができなくなります。
もしそれでも内定の説得を受ける場合は「よくない担当者」であるため、別の担当者に変えることや転職エージェントの変更も検討しましょう。
(4)本部に相談する
担当者にはっきりと伝えても、しつこい連絡が止まらないという場合もあります。
そのような場合は、担当者ではなく転職エージェントの本部に対してクレームを入れるようにしましょう。
もしそれでもしつこい連絡が止まらない場合はその転職エージェント自体が良くないため、転職エージェントの変更も検討することをおすすめします。
(5)他の転職エージェントを利用する
自分に落ち度がない中で転職エージェントの改善が見られない場合は、転職エージェントの変更を検討しましょう。
転職というのはあなたの人生を左右する大きなイベントであり、自分の希望通りに改善してくれない転職エージェントに付き合う必要はありません。
また、新しい転職エージェントを活用することで、状況をリセットすることができ、転職活動に集中しやすくなります。
4.転職エージェントとの相性がそもそも悪い可能性も
転職エージェントがしつこいと感じている理由として、そもそもその転職エージェントとの相性が悪い可能性があります。
自分と相性が良い転職エージェントの場合はしつこいと感じることはなく、逆に「手厚いフォローをしてくれる」と感じることでしょう。
そのため、今の転職エージェントからの連絡をしつこくて迷惑と感じている場合は、転職エージェントの見直しのサインでもあります。
まとめ
本記事では、転職エージェントの連絡がしつこいと感じる人向けに、転職エージェントの連絡がしつこい理由やその対処方法などを紹介しました。
転職は、あなたの人生を左右する大きなイベントですので、転職エージェントに振り回されるのは健全な状態とはいえません。
また、転職エージェントは若い世代特化型や職種特化型など多種多様です。
そのため、今の転職エージェントに少しでも不満があれば、複数の転職エージェントを比較して、同時並行で検討することをおすすめします。
なお、弊社では20代の若手に特化した転職エージェント・就職エージェントサービスを提供しています。
求人の応募から内定まで「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」「給与交渉」も無料で代行します。
そのため、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。