「転職エージェントから連絡が来ないけど、なんでだろう…」
「転職エージェントから連絡が来ないのは自分のせいだろうか…」
転職エージェントから連絡が来ない理由は、あなたのせいではなく運営会社や担当者側が原因の場合もあります。
転職を成功させるためには、転職エージェントを活用することが近道です。
しかし、中には転職エージェントからなかなか連絡が来ない場合も少なくありません。
この記事では、転職エージェントから連絡が来ないケース別の理由や対処法、連絡が来ないときの問い合わせ例文などを分かりやすく紹介します。
1.【ケース別】転職エージェントから連絡が来ない理由
ここでは、各ケースに分けて転職エージェントから連絡が来ない理由を紹介します。
(1)サービス登録後に連絡がこない理由 |
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(2)面談後に連絡がこない原因 |
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(3)選考中に連絡がこない原因 |
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なぜ連絡が来ないかを理解して、適切に対処をしていきましょう。
(1)サービス登録後に連絡がこない理由
転職エージェントを利用しようと登録してもなかなか連絡が来ない場合の3つの理由を紹介します。
原因を理解して、連絡が来るように改善しましょう。
#1:エージェント側での対応が漏れている
登録完了していたとしても転職エージェントの担当者から連絡ができていないために、連絡がこない場合があります。
特に大手やベンチャー企業などで転職エージェントのリソース不足や連絡漏れなどが原因です。
そのまま待っていたとしても連絡が来ない可能性が高いため、お問い合わせフォーム等から連絡をし、対応状況を確認しましょう。
もしそれでも連絡が来ない場合は、別の転職エージェントを探すなど見切りをつけることも検討することをおすすめします。
#2:紹介できる求人がない
紹介できる求人がなくサービス対象外として、転職エージェントから連絡をしていない場合があります。
例えば、20代前半の人が管理職向けの幹部候補向けの転職エージェントに申し込みをするなどの場合です。
このように申し込み情報から該当なしと判断され、無視されるケースも少なくありません。
転職エージェントに登録する際は、自分の状況にあった転職エージェントに登録するようにしましょう。
#3:登録が完了していない
利用登録がちゃんと完了していない場合があります。
登録時の情報未入力のままやインターネットに接続不備などで自分ではできていると思っていても、実はできていなかったというケースです。
このようなサービス申し込み後の自動メールは迷惑メールに分類されている可能性も少なくないため、迷惑メールも必ずチェックしましょう。
もし登録完了メールが確認できない場合は、未登録や登録時のアドレス誤りなどの可能性が高いため、再度登録フォームから申し込みしましょう。
(2)面談後に連絡がこない原因
転職エージェントに登録後に、担当者と面談を行います。
面談後に転職エージェントから連絡が来ない場合の理由を3つ紹介します。
原因を理解して、連絡が来るように改善しましょう。
#1:転職意欲が低いと思われている
転職意欲が低いと思われてしまうと、担当者から連絡が来なくなることがあります。
転職エージェントは求職者が入社したときに企業から報酬が支払われるビジネスであるため、転職可能性の高い人を優先しがちです。
例えば以下のような行動の場合、転職意欲が低いと思われてしまいます。
- エージェントからとの面談設定の日程が少ない
- 次回の面談日程等が不明確でなかなか決まらない
- 希望条件やスキルなどがあいまいでよく変わる
このように担当者から企業への紹介がしにくいと判断され、連絡が来なくなるという状況に陥ってしまいます。
もし実際に転職意欲が低い「様子見」であるならば、素直に伝えましょう。
素直に伝えることで今後のサポートスケジュールの調整など、転職活動に本腰入れた際にスムーズにサポートを受けることが可能です。
#2:ビジネスマナーを守れていない
社会人としてのマナーを守れない場合、転職エージェントの連絡が来なくなる場合があります。
エージェントは求職者の味方であるとともに紹介先の企業の味方でもあり、「良い人材を紹介したい」と考えているためです。
サービスの利用者はお客様ではなくビジネス上で対等な関係ですので、お互いリスペクトをもって接することを忘れないようにしましょう。
「この人を紹介したい」と思われるような信頼関係をエージェントと築くことが重要です。
#3:希望条件が細かすぎる
求人を選り好みしてしまうことで、転職エージェンから連絡が来なくなる可能性があります。
希望条件を高く設定したり条件を限定しすぎているために、求人を紹介されにくいことがよくあります。
例えば「まったく未経験の業界・職種への転職で年収などで好待遇を希望する」など、今のスキルでは該当する求人がない場合です。
好待遇を希望すると即戦力として働ける人材が求めらるために求人の紹介が難しくなり、連絡が来なくなる場合があります。
しっかりと面談時に担当者と相談しながら、求人を受けられる条件をすり合わせましょう。
(3)選考中に連絡がこない原因
転職エージェント経由で企業に応募した後に、書類選考や面接の合否の連絡がなかなか来ないと不安になるかと思います。
ここでは、選考中に転職エージェントから連絡が来ない場合の理由を2つ紹介します。
原因を理解して、連絡が来るように改善しましょう。
#1:応募先の企業からの返答を待っている
応募先から返答が来ていない場合、担当者から連絡が来ないことがあります。
人気のある企業などの求職が多い求人の場合など、選考の結果が出るまでに長くて1週間以上かかることも少なくないです。
応募先企業内で他の採用者を見るために保留をしたり、対応が遅れていることなどが原因で起こります。
もし選考途中で担当者から連絡が来なくなったら、担当者に連絡をして企業側に連絡をとってもらいましょう。
翌日など過度な催促でなければ催促が採用にマイナスに働くことは少なく、担当者に相談をして確認することをおすすめします。
#2:転職エージェントの担当者が連絡を忘れている
転職エージェントの各担当者が何らかの事情で連絡が漏れている場合もあります。
担当者は複数の求職者を担当しており、タイミングによっては多忙な状態になることもあるためです。
この場合、求職者に何も非はなく連絡が来ないことは担当者に原因があります。
そのため、担当者に連絡をして選考状況を確認しましょう。
もしそれでも連絡が来ない場合は、転職エージェントの本部に連絡をして改善をお願いするか担当者変更をお願いし、対策をとってもらいましょう。
2.転職エージェントの連絡がこない場合の対処法5つ
転職エージェントから連絡が来ない場合、対処法として以下の5つあります。
転職エージェントから連絡が来ない・遅いことで悩んでいる人は、以下の対処をしてください。
(1)3日以上連絡が来ない場合、担当者へメールや電話で連絡する
まずは連絡が来ない場合は、躊躇せずに自分から電話やメールをしてみましょう。
転職エージェントの連絡は遅くても3営業日以内に返ってくるケースが一般的であり、それ以上でも連絡がこない場合は、対応漏れの可能性が高いです。
この場合、担当者が忙しく手が回っていない可能性が高く、電話をしても繋がらないことが考えられるためにメールで一報を入れましょう。
もしすぐに回答を知りたい場合は2日後にメールをし、その翌日に電話でリマインドをすることも効果的です。
担当者は求職者に合わせてスケジュール調整を行い、不安を与えないようにサポートすることが使命です。
そのため、少しでも不安になることがあれば対応改善も含めて相談をしてみることをおすすめします。
(2)転職エージェント本部などに問い合わせする
担当者に連絡をしても連絡が返ってこない場合、その転職エージェント会社へ直接連絡しましょう。
名刺などに記載の運営会社の代表番号やお問い合わせフォームに状況を相談することで、運営から担当者に連絡をしてくれます。
問い合わせをする際には以下の内容を記載して、スムーズに連絡が行くようにしましょう。
- 自分の会員番号などの情報
- 状況(例:○○の選考結果が◎日来ていない)
- 困っている理由(例:〇日までに転職を決めたいと考えている など)
このように具体的に問い合わせをすることで、担当者から連絡が返ってきやすくなります。
(3)担当者の変更を申請する
このように本部に連絡をしても改善されない場合、その担当者自体がよくない担当者の可能性があります。
そのため、担当者を変更し、より自分に合ったサポートをしてくれる担当者に変更しましょう。
転職エージェントとしても他のサービスに変更されてしまうよりもサービスを続けてもらう方がよいため、前向きに検討してくれる可能性があります。
なお、担当者を変更する場合は、担当者を変更したい具体的な理由をしっかりと伝えましょう。
以下の記事で、あなたと相性が合わない転職エージェントのポイントや対処法を紹介しています。
(4)他の転職エージェントへ切り替える
ほかの転職エージェントを利用することも解決策の一つです。
そもそも本部に連絡しても改善されない場合、担当者自体だけでなく、会社として良くない可能性があるためです。
担当者の能力不足もあるかと思いますが、そうした担当者を雇っているのは企業の責任です。
転職エージェントには幅広い職種を扱うエージェントや業種などに特化したエージェントがあります。
そのため、いまの転職エージェントと並行してさまざまな転職エージェントを試してみましょう。
(5)希望条件の見直し、転職意欲の高さをアピールする
最後に、もし連絡が来たとしてもその後連絡が来なくなった場合の対処法をご紹介します。
もし連絡が来なくなった場合は、次のような対応をしましょう。
- 希望条件の見直し
- 転職意欲の高さをアピール
一時的にでも連絡が来るようになっていますので、担当者の中でサポートがしにくくなっているという場合があります。
希望条件の見直しには「自己分析」をすることをおすすめします。
さらに、あなたが転職したいかどうかがわからずアプローチを控えている場合があるため、転職に対して意思の強さをしっかりとアピールすることも重要です。
そのため、連絡が来なくなった場合は、自分から行動し「積極的に支援したい」と協力関係を築くことも重要です。
3.【ケース別】連絡が来ない場合の問い合わせ例文
ケース別で連絡が来ない場合の問い合わせ例文を紹介します。
この例文を使うことでメールや問い合わせフォームでの連絡だけでなく、電話でもこの流れで話すことでスムーズに話が進みます。
ぜひ参考にして、適切な対応をしてもらいましょう。
(1)サービス登録後の連絡がこない場合の問い合わせ例文
転職エージェントに登録後に連絡が来ない・連絡が遅い場合の問い合わせのメール例文を紹介します。
<件名>
登録後の状況について(自分の氏名:会員番号)
<本文>
株式会社〇〇〇〇 ご担当者様
お世話になっております。
〇月〇日に貴社のサービスに登録いたしました、〇〇と申します。
登録より〇営業日が経過しましたが、まだ面談日程に関するご連絡を
いただいていないため、念のためお問い合わせいたしました。
登録後のご状況について、一度ご教示いただけますと幸いです。
万が一こちらの入力不備がある場合は、速やかに修正をさせていただきます。
お手数をおかけしますが、ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします。
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自分の氏名・メールアドレス(または電話番号)
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(2)面談後に連絡がこない場合の問い合わせ例文
転職エージェントの担当者と面談に連絡が来ない・連絡が遅い場合の問い合わせのメール例文を紹介します。
<件名>
面談後の求人状況について(自分の氏名:会員番号)
<本文>
株式会社△△エージェント ××様
大変お世話になっております。〇〇です。
先日はお忙しいなか面談の機会をいただき、ありがとうございました。
自身のキャリア観や強みが整理され、非常に有意義な時間となりました。
個人的には○○月までに転職を決めたいと考えているのですが、
その後求人の状況はいかがでしょうか。
希望条件が厳しいようでしたら優先順位を絞るようにいたしますので、
いつでもお申し付けください。
お手数をおかけしますが、一度現状の進捗についてご共有いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
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自分の氏名・メールアドレス(または電話番号)
======================
(3)選考中に連絡がこない場合の問い合わせ例文
転職エージェントの選考中に連絡が来ない・連絡が遅い場合の問い合わせのメール例文を紹介します。
<件名>
面接後の合否連絡について(自分の氏名:会員番号)
<本文>
株式会社〇〇〇 ××様
大変お世話になっております。○○です。
いつもご丁寧にサポートくださり、本当にありがとうございます。
連絡の入れ違いや私の見落としの可能性もあり、念のためご連絡しております。
先日○月○日に、□□株式会社の応募をさせていただいたのですが、
本日時点でまだ合否連絡をいただいておりません。
お手数をおかけし申し訳ございませんが、
その後、合否の結果は届きましたでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、現状についてご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
======================
自分の氏名・メールアドレス(または電話番号)
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まとめ
本記事では、転職エージェントから連絡が来ないとお悩みの人向けに、転職エージェントから連絡が来ないケース別の理由や対処法、連絡が来ないときの問い合わせ例文を紹介しました。
転職エージェントから連絡が来ないのは、あなた側に問題があるのではなく運営会社や担当者側に問題がある場合があります。
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そのため、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。