キャリアスタートに相談してみる

既卒は就職できない?就活成功のコツやおすすめの仕事まで解説!

既卒は就職できない?就活成功のコツやおすすめの仕事まで解説!

既卒は就職できないのではないかと不安を感じる人がいますが、実際には未経験歓迎の求人が増えていることもあり、真剣に就職活動に取り組めば、既卒でも正社員として就職する事は十分に可能です。

この記事では、既卒が就職できないと言われる理由を解説しつつ、既卒から就活を成功させるコツやおすすめの仕事、就職を目指す上での注意点を分かりやすく解説します。

これから正社員を目指して行動していきたいものの、既卒であることがどのように影響してくるのか不安を感じている人は、記事の内容を参考にしてみてください。

既卒だと就職できないと言われる理由

既卒だと就職できないと言われているのは、根強い先入観やイメージで語られていることが理由だと考えられます。例えば、新卒や経験者よりも相対的に見劣りすると思われてしまったり、既卒になった人自体に問題があると思われているなどがあります。

また、そもそも既卒の人の割合が少なく、既卒の就職の実態を知らない人も多いのが実態です。まずは既卒だと就職できないと言われる理由を3つの観点から解説します。

新卒や経験者よりも見劣りすると思われがちだから

日本企業の多くは、新卒採用で一斉に学生を受け入れ、教育や研修を通じてキャリア形成を育む仕組みが整っています。そのため、既卒は「新卒就活でタイミングを逃した人」と見られやすいだけでなく、経験者と比較しても即戦力にならないなどネガティブなイメージを持たれやすい傾向にあります。

ただし、既卒が見劣りするというのは表面的なイメージに過ぎず、実際にはコミュニケーション能力や仕事に対する熱意の伝え方によって、面接で十分に評価される可能性があります。

特に近年では人手不足を受け、ポテンシャルや成長性を重視する企業が増えてきており、既卒のネガティブイメージを払拭できれば正社員として就職することも可能です。

本人に問題があると思われやすいから

多くの人が新卒就職を実現させている現状において、既卒に対して「なぜ卒業後すぐに就職しなかったのか」という懸念を持つ採用担当者は少なくありません。

既卒になった理由を明確に伝えられないと、「計画性がない」など本人に問題があると思われやすい点も、就職できないと言われる理由の1つです。

そのため、既卒が就職活動を進めていく上では、書類選考や面接において既卒になった理由を前向きに伝えることが重要です。進路変更やスキル習得、家庭の事情など既卒の背景を分かりやすく伝えることで、ネガティブな印象を払拭できます。

自己分析や面接対策などを行い、既卒になった理由や既卒期間にどんなことに取り組んでいたかを事前に言語化しておくことで、不利な状況を避けられるようになります。

既卒の人がそもそも少ないから

そもそも既卒という立場の人が全体の中でも少数派であることで、採用担当者の理解が得にくいという点も、就職活動で不利に働く理由の1つです。企業にとっては新卒や第二新卒の方が採用実績が豊富であり、既卒に対する評価基準が整っていないケースも珍しくありません。

また、身の回りにおいても就職を成功させている既卒の人を見つけることができないと、イメージだけでネットやSNSに書き込んでしまい、結果的に既卒が就職できないと都市伝説的に言われていることも考えられます。

近年では多様な人材を受け入れる企業が増加してきており、既卒という立場自体が大きな障害になる事は少なくなってきています。とは言え既卒に対するイメージは良いわけではないため、自己PRの作り込みを始め、自分の魅力を分かりやすく伝えられるように準備しておきましょう。

既卒でも就職できる理由

既卒でも約5割は内定を獲得できているといったデータがあるため、きちんと対策をすれば就職することが可能です。特に現代においては正社員不足に悩む会社が半数以上存在し、未経験歓迎の募集で応募者を集めるようなケースが増えてきています。

労働人口が減少している背景もあり、既卒にとってこれから就職をしやすい状況と言えるため、できるだけ早く就活に取り組むことがポイントです。

ここからは、既卒でも就職できる理由を3つの観点から解説していきます。

既卒でも約5割は内定を獲得できているから

株式会社マイナビの「2024年度既卒者の就職活動に関する調査」によれば、2024年における既卒者の内定保有割合は49.3%と、約半数となっています。この結果から、既卒だからといって就職ができないということはないと言えます。

特に志望動機を明確に伝えられる人や、既卒になった理由を前向きに説明できるようにしておくなど、就職活動に真剣に取り組むことで、少なくとも2社に1社は採用してもらえる計算となります。

このように、データから見ても既卒者は就活において一定の成果を出せているため、悲観的になりすぎることなく、前向きに就職を目指して努力する意識を持っておきましょう。

正社員不足に悩む会社が半数以上いるから

近年では、少子高齢化や慢性的な人手不足を受け、多くの企業で正社員が不足しているといった実態が見られます。特に帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)」によれば、正社員の人手不足を感じている企業の割合は50.8%にも登ります。

中でも介護業やサービス業、IT業界など、需要が高いのにもかかわらず応募者が不足しているような業界においては、新卒や経験者だけでは採用人数が不足することもあり、既卒者を採用対象としている傾向が見られます。

このような背景もあり、学歴や経歴よりも働きたい意欲やモチベーションを重視する企業が増えてきていると言えますので、既卒の就活において大きな追い風と言えます。

人手不足で未経験歓迎の求人が増えているから

先ほど解説した通り、慢性的な人手不足が日本全体で起こっていますが、その中でも必要な人材を採用し続けるために未経験歓迎の求人が増えてきているといった実態があります。特にITエンジニアや営業職などの仕事においては、経験よりも意欲や人柄を重視して採用する企業が増えています。

実際にいくつかの求人サイトを見てみても、未経験歓迎の求人は数千から数万件以上募集されており、既卒であっても求人選びを工夫すれば、様々な業界・職種に挑戦できる環境だと言えます。

加えて、未経験者を積極的に募集している企業では研修体制や教育制度を整備していることも多く、既卒から未経験でキャリアをスタートさせてもスキルを身に付けていきやすい状況にあります。

既卒で就活に自信がない人は、未経験歓迎の求人に応募していくことで、過去の経歴の不利を感じることなく就職できるでしょう。

既卒で就職できないと悩む人の特徴

既卒でも就職しやすい状況にはあるものの、すべての人が必ず就職できるというわけではありません。特に空白期間が長引けば長引くほど、正社員就職できる割合は下がっていくことから、就職活動に時間をかけすぎると就活で苦戦するでしょう。

また、就活に慣れていないうちは、応募しても書類選考で見送りになってしまうことが多いため、応募数が少ないことも就職できないと悩む原因になりがちです。加えて、人気業界や大手企業にばかり応募していても、内定獲得が難しくなる点は認識しておく必要があります。

ここからは、既卒で就職できないと悩む人によくある特徴を3つの観点から解説していきます。

就職活動に時間をかけすぎている

特に今まで正社員経験がない人は、慎重に就職活動を進めたいと考えがちであるものの、時間をかけすぎると行動量が不足し、内定獲得のチャンスを逃してしまいます。例えば履歴書や自己PRをいつまでも作り込んでいると、選考タイミングに乗り遅れるリスクが高まります。

また、既卒の場合は就職活動に時間をかけることで、その分空白期間が長引く原因となりますが、空白期間が長引けば長引くほど採用担当者からの印象が悪くなってしまうため、とにかくスピード感を意識して就職活動を進めていく意識が重要です。

就職活動を進めていくにつれ、徐々に志望動機や自己PRなども洗練させていく意識を持っておくと、はじめの1歩を踏み出しやすいでしょう。どうしても就職活動を進めることに不安がある場合は、就職エージェントに相談してみることもおすすめです。

応募数が少ない

パーソルキャリア株式会社の調査によれば、内定を獲得するまでの平均応募数は32社というデータがあります。特に既卒は書類選考で見送りになる機会が多くなりがちなため、応募数が少ない人も就職が難しくなりがちです。

新卒採用よりも中途採用は募集人数が少なく、必然的に倍率が高くなる傾向がありますので、複数応募を前提に進めることが不可欠です。求人を幅広く検討するとともに、多くの企業に応募することで面接経験を積むこともでき、自分の改善点を把握するチャンスにも繋がります。

既卒で就職ができないと悩んでいる人は、まずは10社以上の応募をすることを目安に積極的な行動を進めていくことを意識してみてください。

検討している求人の業界や職種が偏っている

例えば、大手企業の事務職や有名メーカーの正社員など、検討している求人の業界や職種が偏っていると、応募できる求人が極端に限られてしまい、行動量が落ちることになります。

加えて、選考に落ちたときに立ち直ることができず、就活が長期化するような悪循環に陥ることも考えられます。

これからキャリアを積み上げようとしている既卒の場合、まずは未経験歓迎の求人や成長産業など、様々な選択肢を広げることが重要です。幅広い選択肢を考えながら就活を進めることで、結果的に自分にマッチした仕事を見つけやすくなります。

既卒が就活を成功させるコツ

既卒が就職活動を成功させるには、ゴールを明確にした上で、既卒になった理由を言語化することから始めましょう。また、面接対策や資格取得を進めることで、選考における通過率を高めることが期待できます。

就職活動そのものの経験が少ない場合は、就職エージェントを活用して幅広いサポートを受けることもポイントです。

ここからは、既卒が就活を成功させるコツを5つの観点から解説していきます。これらのコツを意識しておけば、初めて正社員を目指すような場合でも理想の就職を実現できるでしょう。

ゴール設定をしてから就活を進める

就活においてゴールが定まっていないと、応募先の選定や志望動機の作り込みに一貫性がなくなり、自分の魅力を伝え切れないリスクが高まります。また、ダラダラと就活を続ける理由にもなるため、モチベーションを維持するという意味でもゴール設定がポイントです。

例えば「安定して長く働ける職場に就職する」「◯◯年の◯◯月までに内定を獲得する」といったゴールを具体化しておけば、一貫性とメリハリを持って就活に臨めますので、迷わずに行動できるようになるでしょう。

既卒になった理由を言語化する

既卒に対する考え方が社会的に変わってきていると言っても、採用担当者によっては既卒に対してネガティブな印象を抱えていることがあります。既卒という立場をマイナス評価に繋げないためにも、既卒になった理由を言語化しつつ自分の言葉で伝えることがコツです。

特に既卒の場合、「なぜ既卒になったのか」といった質問が聞かれやすいため、「資格取得に時間をかけた」「自分の進路と真剣に向き合うため」など、前向きな理由と具体的なエピソードを伝えればポジティブな評価を受けることも可能です。

既卒になった理由を言語化するためにも、就職エージェントなどを活用しつつ、自己分析に取り組んだ上で就職活動を進めていくと良いでしょう。

面接対策に取り組む

既卒はコミュニケーション能力や熱意をアピールして内定を獲得するような動きとなりますので、面接対策は就職を成功させる上で極めて重要です。面接対策に取り組む上では、自己紹介や志望動機を暗記するのではなく、面接官の質問に応じて自然に話せるレベルで練習しておくことがポイントです。

また、面接対策では回答内容だけでなく、話し方や身だしなみ、座っているときの挙動などの非言語領域もチェックポイントのため、受け答えしている自分の様子をカメラで録画して見返すといった方法もおすすめです。

面接の場で緊張しやすいような人は、就職エージェントと本番形式で模擬面接を繰り返し練習しておくことで、当日落ち着いて臨めるようにもなります。

面接対策を徹底しておけば、自分の魅力を最大限にアピールできるとともに、志望度の高い会社から内定をもらえる可能性も高められます。

資格取得を並行して進める

既卒はこれまでの経歴をアピールすることが難しいため、資格取得をアピールポイントにするのも良いでしょう。

例えば事務職を目指す場合は、マイクロソフトオフィススペシャリストや日商簿記検定、営業職であれば、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士、ITエンジニアなら基本情報技術者試験などが挙げられます。

応募する職種に関連した資格であれば、取得するだけでアピールポイントになるだけでなく、仮に合格できなかったとしても、資格取得までに努力した経験や計画性は自己PRのエピソードとして語ることができます。

就職エージェントを活用する

効率的に内定を獲得したい人や、そもそも自分にどんな仕事が向いているのか分からない場合は、既卒向けの就職エージェントを活用することがおすすめです。

就職エージェントは自分の希望やキャリアにマッチした求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書の添削や模擬面接、企業との面接日時の調整代行など幅広いサポートが受けられます。

特に既卒の就職支援に強いエージェントであれば、既卒採用に理解のある企業を優先的に紹介してもらうことも可能です。それだけでなく、就職エージェントはネットで公開されていないような非公開求人も紹介してくれますので、応募先の選択肢の幅を広げられるといったメリットもあります。

就職エージェントは登録から利用まで全て無料となっていますので、既卒の就職支援実績が豊富なサービスを見つけたら、積極的に登録するところから始めてみてください。

就職できないと悩む既卒におすすめの仕事

既卒で就職できないと悩んでいる場合は、未経験歓迎の求人が多い仕事や、人手不足で積極的に採用活動を進めている業界の仕事がおすすめです。具体的には事務職や営業職、販売職、介護職、ITエンジニアなどが挙げられます。

ここからは、就職できないと悩む既卒におすすめの仕事を5つご紹介します。それぞれ求められるスキルや向いている人の特徴も合わせて解説しますので、仕事選びの参考にしてみてください。

事務職

事務職は未経験からでも挑戦できる求人が多いだけでなく、安定した需要があるためおすすめです。業務内容としては電話応対やデータ入力、書類作成などのルーティンワークが中心で、基本的なパソコンスキルがあれば長期的に活躍できます。

また、マイクロソフトオフィススペシャリストや日商簿記検定などの資格を取得することで、既卒であっても選考で有利になる可能性があります。誰かをサポートするような役割として働いていきたい人であればやりがいも感じやすいでしょう。

平均年収510万円
求められるスキル・基本的なパソコン操作スキル・正確性や細かい作業に対する注意力・基本的なコミュニケーション能力
向いてる人の特徴・コツコツと地道な作業を続けられる人・サポート役としてチームを支えたい人・几帳面で整理整頓が得意な人

平均年収出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

営業職

営業職は学歴や経歴に関係なく成果主義の職場が多いため、既卒でもコミュニケーション力や行動力を示せれば採用してもらえるおすすめの仕事です。

未経験歓迎の求人が多く、実績次第で昇進の可能性もあるため、成長意欲が高い人や高い収入を目指したい人に特におすすめです。

平均年収620万円
求められるスキル・提案力やプレゼンテーション能力・顧客との信頼関係を築くコミュニケーション力・行動力や粘り強さ
向いてる人の特徴・人と話すことが好きで明るい対応ができる人・成果に応じた評価を得たいと考える人・挑戦心や成長意欲が強い人

平均年収出典:厚生労働省「営業(IT) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

販売職

販売職はアパレルや飲食店、家電量販店をはじめ様々な業界で未経験歓迎求人が募集されているため、既卒からでも挑戦しやすい仕事です。

接客を通じてコミュニケーション力を磨けるだけでなく、実績を積み上げることで店長やスーパーバイザーなど、マネジメント経験を積める点も特徴です。全国各地で募集もありますので、ファーストキャリアとして幅広い人におすすめできます。

平均年収361万円
求められるスキル・接客マナーや顧客対応力・商品知識の習得力・柔軟な状況対応力
向いてる人の特徴・人と接することにやりがいを感じる人・笑顔で対応できる人・現場の雰囲気に順応する柔軟性を持つ人

平均年収出典:厚生労働省「衣料品販売 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

介護職

介護職は少子高齢化により需要が高く、未経験からでも採用してもらいやすい仕事です。体力や気配りさえ発揮できれば既卒でも活躍できるだけでなく、人に直接感謝されるなどやりがいを感じやすい点が特徴です。

就職後に介護福祉士などの国家資格を取得することで、手に職をつけられる点もポイントであり、長期的に安心して働きたい人におすすめです。

平均年収371万円
求められるスキル・利用者に寄り添うコミュニケーション力・体力や健康管理能力・介護技術や安全意識
向いてる人の特徴・人の役に立つことに喜びを感じる人・忍耐力があり思いやりを持てる人・安定した職に就きたい人

平均年収出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

ITエンジニア

ITエンジニアは人手不足が続いており、既卒でもポテンシャルの高さをアピールできれば採用してもらえます。就職後に研修制度を受けている会社も増えてきており、手に職をつけたい人に特におすすめです。

スキルを習得すれば、市場価値が高まるだけでなく、将来的にフリーランスとして活動できるなどキャリアの幅が非常に広い点がポイントです。

平均年収684万円
求められるスキル・プログラミングやシステムに関する既卒知識・問題解決力や論理的思考力・新しい技術を学び続ける姿勢
向いてる人の特徴・集中して作業することが得意な人・論理的に考えることが好きな人・スキルアップや成長を継続したい人

平均年収出典:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

就職できない既卒が注意すべきポイント

活動を進めてみたものの、なかなか就職ができずに悩んでいる既卒は、まず既卒であることをネガティブに捉えすぎないことがポイントです。また、資格取得に時間をかけすぎると就職活動全般が遅れるだけでなく、空白期間が長引くため注意してください。

合わせて、少しでも内定獲得率を高めたいからといって手当たり次第に応募していると、自分の魅力が十分に伝えられず、すべて見送りになってしまう点はリスクとして認識しておきましょう。

ここからは、就職できない既卒が注意すべきポイントを3つの観点から解説します。

既卒をネガティブに捉えすぎない

既卒という立場を必要以上にネガティブに捉えてしまうと、自信のなさが応募書類や面接での態度に現れ、採用担当者にも伝わってしまいます。

「既卒だから不利」という固定観念に縛られるのではなく、自分がこれから何をしたいのかを前向きに伝える姿勢を持つよう心がけてください。

企業が面接で見極めるポイントから考えても、既卒であること自体が不合格になることは少なく、それ以上に人柄やコミュニケーション能力があれば採用してもらえるため、模擬面接を複数回取り組み、前向きな印象を与えられるように準備を進めましょう。

資格取得に時間をかけすぎない

資格取得は既卒の就活においてアピールポイントを増やせる手段ではありますが、勉強に時間をかけすぎて就職活動が遅れてしまうのは本末転倒です。

ほとんどの仕事において、資格がないという理由で不採用になるケースはなく、業務上必須な資格であっても、就職後に会社の支援で取得を目指せるケースがほとんどです。

したがって、資格取得を考える際は、就活と並行して進める意識を持つことに注意しましょう。面接において「資格取得を目指して勉強している」などと伝えるだけでも評価されますので、資格勉強を就職活動の遅れの言い訳にしないよう注意してください。

手当たり次第に応募しない

どこでもいいから早く内定が欲しいと考えて手当たり次第に応募してしまうと、仮に就職できたとしてもミスマッチに繋がり、早期離職をもたらすリスクがあります。既卒の就活において行動量は確かに重要ですが、闇雲に応募していても時間を無駄にしかねません。

意識しておくべきなのは、応募数を増やしつつも、一社一社志望動機を明確にするとともに、自身の就活の軸と会う企業を選ぶことです。応募先をうまくコントロールするためにも、就職エージェントを活用して情報整理することも検討してみてください。

よくある質問

最後に、既卒で就職できないと悩む人によくある質問を3つ取り上げて解説します。

既卒1年目で就職できますか?

既卒1年目であれば、企業によって新卒扱いで選考を受けられることもありますので、就職するチャンスが十分にあります。特に既卒1年目であれば、社会人経験がなくてもポテンシャルを重視して評価されやすかったり、若手というだけで有利に選考を進めることが可能です。

ただし、既卒になった理由や、既卒期間で何をしていたのかを問われることがありますので、あらかじめ自己分析に取り組み、既卒になった背景を説明できるように準備しておきましょう。

なお、既卒期間が長くなればなるほど空白期間が長引き、採用担当者にネガティブな印象を与えやすくなってしまいますので、できれば既卒1年目の期間中に就職活動を終えられるようにスケジュール管理をしておいてください。

既卒と第二新卒ではどちらが有利ですか?

一般的には第二新卒の方が企業からの需要が高い傾向が見られます。なぜなら、第二新卒は一度社会人の経験をしており、基本的なビジネスマナーを身に付けていることから、教育コストが既卒よりも低いと考えられやすいからです。

一方、既卒にも有利な点はあります。企業は柔軟に対応できる人材を求める傾向が強いため、社会人未経験であっても意欲や将来性を示せれば、第二新卒よりも柔軟に社風に馴染める存在として採用されやすいケースも見られます。

一概に既卒だから不利と決めつける必要はなく、自分の強みや希望するキャリアにマッチした就活を進める意識を持っておきましょう。

既卒から大企業に就職できますか?

既卒からでも大企業に就職する事は不可能ではありませんが、競争が激しくなりやすいため、戦略的に行動することが求められます。大企業は一般的に新卒一括採用で多くの学生を採用する企業が中心ですので、既卒や第二新卒枠を設けている企業を狙うと良いでしょう。

また、既卒からいきなり大企業に就職するのではなく、一度中小企業や中堅企業で実務経験を積んだ後に、具体的なスキルを活かして大企業に転職するといったキャリアパスを考えておくこともポイントです。

合わせて、大企業に就職したからといって将来が必ず安泰になるというわけではありませんので、自分にはどんな企業規模の会社が向いているのか明らかにするためにも、就職エージェントへの相談も検討してみてください。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。