「営業職が楽しすぎるって本当?なぜそう言われるの?」
「営業職は楽しいと聞く一方、つらい・しんどいという声も聞く…。」
このように不安や悩みを抱えていませんか?
この記事を読めば、営業職が自分に向いているのかを理解することができます。
営業職の魅力ややりがい、苦悩を感じるポイントをはじめ、営業職に向いている人・向いていない人の特徴、営業職で成功するコツ、キャリアアップ、営業職の将来性まで徹底的に解説します!
営業職に向いているのかを判断して、キャリアップを目指しましょう!
1.「営業職楽しすぎ」といわれる理由5つ!魅力・やりがいとは?
営業職の魅力・やりがいを以下5つ紹介します。
- クライアントと直接関われる
- さまざまな人と出会える
- コミュニケーション能力が鍛えられる
- 結果が給与に反映される
- 会社に貢献している実感がもてる
順に解説します。
(1)クライアントと直接関われる
営業職は、法人に提案を行うBtoB営業でも、個人に提案を行うBtoC営業でも、クライアントと直接関わることとなります。
営業職の仕事は、クライアントの力になれるような商品やサービスの提案を行うことです。
時には、良い商品やサービスの提案により、「ありがとう」と言葉をかけられることもあります。
感謝の言葉をかけられることは、日々のやりがいになるでしょう。
(2)さまざまな人と出会える
営業職はクライアントと会い、商品やサービスを提案する仕事です。
そのため、多くのクライアントと出会うチャンスがあります。
一般社員だけでなく、管理職や社長と商談をすることも少なくありません。
さまざまな人と出会う中で、ビジネスマンとして、人間として尊敬できるような人との出会いもあります。
クライアントに気に入られれば自分が独立するときの顧客となってくれたり、場合によってはヘッドハンティングをされることも。
多くの出会いがあり、さまざまな刺激を受けられることが営業職のやりがいになります。
(3)コミュニケーション能力が鍛えられる
営業職のコミュニケーション能力とは、ただおしゃべり好きなだけではありません。
クライアントに応じて会話のキャッチボールを行える能力こそ、営業職に必要なコミュニケーション能力です。
時には厳しい意見や思いがけない質問を投げかけられることもありますが、焦ることなくきちんとコミュニケーションを取ることが大切です。
営業職は非常に多くのクライアントと会話をするので、自然とコミュニケーション能力は高まっていきます。
(4)結果が給与に反映される
営業職は、クライアントが商品やサービスの契約をすることにより、給与がアップします。
なぜなら、ほとんどの企業がノルマを達成した時に臨時ボーナスを与えるインセンティブ制を導入しているためです。
ノルマの達成率によってインセインティブの金額が変動するため、やる気につながります。
自分の頑張った結果が給与に反映されることは、日々の営業活動のやりがいとなるでしょう。
(5)会社に貢献している実感がもてる
クライアントからの契約により、企業の売上を上げる営業職は、会社への貢献性が非常に高いです。
営業職は、商品やサービスを契約してもらうために、よりよい提案方法を考え営業活動を行います。
結果として契約に繋がり、利益を出すことができれば、企業全体の売上につながります。
企業の売上につながれば、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
2.営業職は大変?営業マンの苦悩とは
営業職は楽しい一面、苦しく大変一面も持ち合わせています。
営業職の大変な部分を以下5つ紹介します。
- ノルマがある
- クライアントの窓口である
- 出勤や移動が多い
- 労働時間が長い場合がある
- 休日に電話がかかってくる場合がある
順に解説します。
(1)ノルマがある
営業職は、「〇件成約する」「〇〇円売り上げる」などのノルマがあることが多いです。
提案が思うように上手くいかず、ノルマを達成できない時期が続くことも少なくありません。
「ノルマを達成しなければならない」というプレッシャーに苦しむこともあるでしょう。
(2)クライアントの窓口である
クライアントと直接会話をし、商品やサービスの提案を行うのは営業職です。
つまり、クライアントとの窓口となるのは営業職になります。
もし、商品やサービスに欠陥があった場合、営業職の責任でなくともクライアントに頭を下げるのは営業職です。
また、クライアントの要望と自社の要望が食い違い、板挟みになることもあるでしょう。
非常につらい立場になることもあり得ます。
(3)出張や移動が多い
本社のみの企業や、支店が少ない企業の場合、県外への出張が多くあります。
また、出張以外にも多くの企業を訪問するために移動が多くなります。
特に徒歩での移動の場合、気候の変化により苦労することもあるでしょう。
出張や移動を楽しむ方もいますが、つらいと感じる方もいます。
(4)労働時間が長い場合がある
基本的に外回りを行う営業職は、見積もり作成や提案書作成などの事務仕事は帰社後に取り組むこととなります。
1日中外回りをしていた場合は、残業で仕事をしなければいけないため、労働時間が長い場合があります。
(5)休日に電話がかかってくる場合がある
営業職は、着信の多い仕事です。
出勤中だけでなく、業務終了後や休日にも、クライアントや社員からの連絡で着信があります。
プライベートの時間でも落ち着く時間が少ないことに苦しみを感じる営業職の方も多くいるのです。
3.営業職に向いている人の特徴
商品やサービスを売る営業職には、必要なスキルがあります。
必要なスキルを以下5つ紹介します。
- コミュニケーション能力が高い
- 好奇心旺盛である
- クライアント目線で物事を考えられる
- コツコツと努力ができる
- 体力やストレス耐性に自信がある
順に解説します。
(1)コミュニケーション能力が高い
営業の相手は、『人』です。
クライアントはもちろん、社内の人間とも円滑なコミュニケーションを取り、良好な関係を築く必要があります。
そのため、コミュニケーション能力の高い方や人あたりの良い方は営業職に向いています。
(2)好奇心旺盛である
営業職は、異業種のクライアントに営業活動を行うことが多くあります。
好奇心旺盛な方であれば、クライアントはどんな業界で、どんな仕事をしていて、どんなことに困っているのか、リサーチしてから提案を行うことができます。
成果につながりやすいだけでなく、クライアントからの評価も受けられるため、好奇心旺盛な方は営業職に向いています。
(3)クライアント目線で物事を考えられる
営業職は、クライアントの目線に立って物事を考え、課題や要望、悩みに寄り添うことが大切です。
どれほど提案する商品やサービスが優れていても、クライアントにどのようなメリットがあり、どのように課題を解決し、要望を叶えられるのかを説明できなければ購入してもらえません。
相手の立場になって物事を考えることが得意な方であれば、営業職に向いているでしょう。
(4)コツコツと努力できる
営業活動で成果を得ることは簡単ではありません。
正解のない営業活動の中で、自分なりの営業の仕方や提案方法を考えるなど、日々努力することが重要です。
時には上手く契約が取れない場合もありますが、くじけずにコツコツと努力出来る方が営業職に向いています。
(5)体力やストレス耐性に自信がある
営業職は外回りが多いため、移動が多く、体力が必要となります。
また、クライアントにお叱りの言葉をもらったり、成果があげられず責任感を覚えたりなど、ストレスを感じる場面が多いです。
そのため、体力やストレス耐性に自信がなければ、厳しい世界だと言えます。
4.営業に向いていない人の特徴
営業職に就きたくても、営業職に就職すると苦しんでしまう性格・性質があります。
そんな性格・性質を4つ紹介します。
- 人と話すことが苦手
- 行動力がない
- プライドが高い
- 体力がない
順に解説します。
(1)人と話すことが苦手
営業職は、人と話すことがメインの仕事です。
初対面の人と話すのが苦手であったり、会話が続かず気まずいと感じることが多かったり、そもそも人と話すことに苦手意識を持っている方は営業職に向いていません。
(2)行動力がない
営業職には、物事を決断してすぐに行動する力が必要です。
例えば、急なトラブルや依頼により、スケジュール以外の資料作成や訪問をする場合があります。
クライアントのニーズに合わせることが営業職にとって大切であるため、行動力がないと信頼や成果を得られません。
(3)プライドが高い
営業職は、時にクライアントから辛辣な言葉を浴びせられたり、頭を下げたりすることがあります。
また、社内のメンバーや上司にお願いをする場面も多く、下手に出なければならない場面もあり得ます。
そのため、プライドの高い方は上手く立ち回れず、苦労するでしょう。
(4)体力がない
外回りが多い営業職は、1日多くの企業を訪問します。
スケジュールが詰まっている場合は、休憩する時間もなく1日中動き回ることもあります。
また、帰社後も事務的な仕事を行う日もあるため、体力のない方にとって非常にハードな仕事です。
5.営業職を楽しみ、成功させるコツ
営業職は、楽しい一面がある一方で、その分苦しい場面も出てきます。
その中で、どうすれば営業職を楽しみ、成功できるのか、コツを3つ紹介します。
(1)事前準備をしっかり行う
営業活動を行う場合には、事前準備が必須です。
例えば、新規のクライアント先に営業活動をする際は、クライアントの業界市場や、ホームページをチェックしなければなりません。
また、既存のクライアントの場合も、商品やサービス導入後の反響など、直近のデータを頭に入れておく必要があります。
(2)期日に余裕を持って行動する
提案書の作成や、商品の納品、メールの送信など、営業職には多くの期日が発生します。
毎回ギリギリに提出していると、不測の事態が起きた時に期日を過ぎてしまう可能性があります。
期日を過ぎてしまうと、クライアント・社内のメンバーから信用を失い、売上も落ちてしまう可能性が多いです。
そのため、不測の事態が発生しても対応できるよう、期日に余裕を持って行動することが大切になります。
(3)見込顧客をたくさん見つける
営業職は、日々多くの方々と出会います。
その中には、自分の課題感は理解しているものの、その解決方法がわかっていない方が多く存在します。
自社の商品やサービスで解決できないかを考え、提案方法が探し出せれば見込顧客が本当のクライアントに変化するかもしれません。
出会った方々の悩みを解決できないか、常に考えて行動することが大切です。
6.営業職でキャリアアップする方法
営業職ですでに活躍されている方はもちろん、これから営業職に就き、キャリアアップしたいという志の高い方に、キャリアアップ方法を4つ紹介します。
- 自社内で管理職を目指す
- 同業他社に転職する
- 他の業界に転職する
- 独立・起業する
順に解説します。
(1)自社内で管理職を目指す
多くの企業では、営業部長や課長、営業所の所長といった営業部門の管理職には、営業職として会社から高い評価を得た人が就くことが一般的です。
まずは営業職で自分自身の成果をしっかり出すことが重要です。
また、管理職は、社員をまとめ、リードする力が必要です。
管理職に必要なマネジメント能力をアピールすることも良いでしょう。
(2)同業他社に転職する
同業他社に転職することで、これまでの経験で身につけたスキルや知識を存分に活かし、即戦力として活躍することができます。
また、会社の待遇や職場環境、個人に与えられる裁量などが変化することで、より活躍できるようになるかもしれません。
(3)他の業界に転職する
これまでとは違う業界で身に付けた営業スキルを活かすこともできます。
さまざまな業界を見比べたうえで、成長業界の企業を選択すれば、営業職として大きくキャリアアップできる可能性が高まります。
(4)独立・起業する
企業内で培ったスキルや知識、そして人脈を活かして独立・起業する選択肢もあります。
独立・起業には高いスキルと知識が必要です。
7.営業職の現状と将来性
営業職への就職を考える中で、営業職の将来性があるのかどうか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
今後の営業職の需要と、AIの影響はあるのかどうかを解説します。
(1)営業職の需要は伸び続けている
どの業界でも、今までと同じ営業手法をするだけでは顧客を獲得するのが難しくなっており、新しい施策を試しつつ、常に新規顧客を探し回っているため、営業職の需要が尽きることはありません。
また、少子高齢化の影響で就職希望者が減少していることから、積極的な求人が行われています。
さらに、体力が必要な飛び込み営業だけでなく、カウンターセールスやインサイドセールス、紹介営業なども主流となってきており、男女関わらず、力を最大限発揮できる環境が整ってきています。
営業手法が多くなったことにより、さらに人材の確保が難しくなっているのです。
(2)AIが進化していっても営業職はなくならない
伝票処理、帳票作成などの定型作業をしている事務作業はAIの進化により、仕事がなくなってしまう可能性があります。
しかし、営業職は、どれだけ機械が進化してもなくなることはありません。
商品やサービスを売るために、提案を行う『人』の存在は非常に重要です。
まとめ
営業職は、大変な面がある一方、事前準備をしっかり行い、クライアントとしっかりコミュニケーションを取ることで楽しさを見出せる仕事だということがわかりました。
営業職が自分に向いているのか、そうでないかを判断し、職種を選ぶ第一歩としてこの記事を参考にしてみてください。
もし自分で判断できない場合や、将来の相談をしたい場合はプロに頼ることをおすすめします。