「女性エンジニアが少ない理由は何だろう」「女性エンジニアに向いてる人はどんな人?」と疑問に思われる人もいるのではないでしょうか。確かに女性のITエンジニアは男性に比べて少ないですが、女性が未経験からITエンジニアの転職を成功させて活躍している人も存在しており、スキルアップして年収が上がるなどのメリットも多数あります。
そこで今回は、女性がITエンジニアに向いてないと言われる理由と向いている人、向いてない人の特徴、未経験から転職を成功させるための実践的なポイントについてそれぞれ解説します。女性がITエンジニアとして活躍するポイントも紹介しますので、気になる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
1.女性がITエンジニアに向いてないと言われる理由
まずは女性がITエンジニアに向いてないと言われる理由を詳しく見ていきましょう。
(1)長時間労働になりやすいから
ITエンジニアの仕事は目標を達成するための計画をチームで進めていく「プロジェクト」が基本の働き方となっており、納期がかかると長時間労働となることがあるため、女性にとって大きな負担となることがあると言われています。
なぜ長時間労働が女性にとって負担になるのかというと、日本社会では男女格差があるため男女平等とは言えない現実的な問題があるからです。
世界経済フォーラムが公表した各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数2023」によると下記のデータとなっています。
(参考:内閣府 男女共同参画局「男女共同参画に関する国際的な指数」)
上記のデータによると日本の順位は146か国中125位となっており、先進国の中では最下位です。
このデータからもわかるように日本社会では男女不平等の実態があるなかで、女性は家事や育児との両立が求められることが多く、オフィスで長時間過ごすのが難しくなっています。さらに体力面や健康面の影響から家庭と両立しながらの長時間労働が厳しいことがあります。
近年ではIT化が進んだことからリモートワークやフレックスタイム制度の導入企業が増加しており、女性も働きやすい環境が整いつつあります。IT企業の中には、女性エンジニアが子育てと両立を図りながらフルタイムで活躍しているケースが見られます。
働く女性にとって重要なのは、自分のライフスタイルや働き方に合った企業を見つけることです。
時代と共に働き方は多様化しているため、女性も十分に活躍できる環境整備が進んできていますので、価値観やニーズに合わせて職場環境を選ぶことが長く働く秘訣となるでしょう。
(2)理系出身者が少ないから
ITエンジニアになるためには、理系のバックグラウンドが有利とされていますが、女性の理系出身者は少ないため、一部で女性がITエンジニアに不向きだと言われています。
下記のグラフは大学・大学院の男女別割合を専門分野別に見たデータです。
(参考:令和3年度男女共同参画社会の形成の状況)
上記のデータから医学部を除くと理系を専攻する女性は3割以下であることがわかります。
理系の教育プログラムでは、論理的思考やプログラミングスキルが養われるため、これらのスキルはITエンジニアとして働く上で重要な要素となります。
現在では多くのオンライン環境で、理系出身者でなくても学べるプログラムを受けることができます。
そのため文系出身者であってもオンラインスクールでITスキルを学んでITエンジニアとして成功するケースもありますので、ITエンジニアを目指すなら自身の経歴や学びたい内容に合わせて、適切な学習環境やコースを選ぶことが重要です。
また、企業側でも女性が働きやすい環境作りや、研修プログラムの充実化を進めているところがあります。
理系出身者が少ないからと言って、女性がITエンジニアに不向きであるというのは旧態依然とした考え方です。学習の意欲や努力、適切な研修があれば文系出身の女性であっても十分にITエンジニアとして活躍することができるでしょう。
(3)ライフイベントに影響されるから
女性はライフイベントにより職場を離れることがあることから、ITエンジニアのような急速に変化のある分野ではデメリットになるという見解があります。
ITエンジニアは技術の進展が早いため、常に最新の知識やスキルが求められているため、キャリアにブランクがあると、技術のアップデートが追いつきにくいと言われています。
そんな中でもITエンジニアの女性のなかには、子育てをしながらフレックスタイム制を利用して、在宅勤務やオンライン学習を活用して技術習得しながら活躍している人も存在しています。
企業側でも女性がライフイベントとキャリアを両立させやすい環境を整えており、フレックスタイム制の導入や在宅勤務の推進、育児支援策の拡充など、多様な働き方の支援が進んできています。そのため、ライフイベントのブランクを克服する対策やサポート体制を活用することで、女性も十分にITエンジニアとして活躍することができるでしょう。
(4)論理的ではないから
女性は感情表現豊かで直感的なため、論理的な思考が要求されるITエンジニアの仕事には向いていないと思われる人が一部います。
ITエンジニアはプログラミングやデータ解析など、論理的な思考や問題解決能力が非常に重要とされる分野なため、論理的でないとされる女性が適性を持つとは考えにくいという意見がでてくるのです。
しかし、世界的なIT企業で活躍する女性エンジニアは多く、論理的思考能力に長けて優れたプログラムやシステムを開発しています。
また、性別による論理的思考能力の違いは科学的には証明されておらず、むしろ教育や機会の提供によって女性も男性と同等のパフォーマンスを発揮できます。
そのため、女性が論理的でないということは事実ではなく、女性もITエンジニアとして十分に活躍できる能力を持っています。社会全体で女性の能力を正しく評価して多様性のある職場環境を作ることで、より優れた技術やサービスが生まれるでしょう。
(5)女性のITエンジニアが少ないから
IT分野は歴史的に男性が主体なため、女性はITエンジニアの環境のなかでは少数となっています。
下記のグラフは、ITエンジニアの男女比率のデータとなっています。
(参考:JISA基準統計調査2021)
上記のグラフからITエンジニアの男女比は4:1であることがわかります。
このため女性がこの業界で成功するイメージが希薄になり、女性自身がITエンジニアを目指しにくい状況が生まれています。
実際には、Facebookのシェリル・サンドバーグやYouTubeのスーザン・ウォジッキなど、IT分野で成功を収めている女性リーダーの著名人は数多く存在しており、その能力と業績で世界をリードしていきました。
このことからも、イメージだけで能力を判断するのではなく、実際の能力や適性、成果に基づいて評価すべきでしょう。女性がITエンジニアに少ないことは事実ですが、それが女性の能力や適性の問題であると断定するのは早計です。女性もITエンジニアとして十分に成功できるポテンシャルを持っているため、より均等で多様性のある環境が整備されれば、女性のITエンジニアは今後さらに増えるでしょう。
2.女性がITエンジニアになるメリット
女性がITエンジニアになるメリットは下記の通りです。
(1)肉体労働の仕事ではない
ITエンジニアは知識やスキルを駆使してシステムやネットワーク開発に携わる仕事のため、肉体的な労働が少なく、女性にとって働きやすい職種と言えます。
たとえば、建築現場や工場での仕事は重い物を運んだり、機械を操作したりするため体力的な負担が大きいです。
それに比べてITエンジニアはオフィスワークが主体であり物理的な負担が比較的少ないため女性にとって長く健康的に働き続けられる環境が整っています。
(2)年収の男女格差が少ない
ITエンジニアの仕事は性別よりも個人のスキルや知識、実績が評価されやすい職種のため、年収の男女格差が他の業界よりも少ないです。IT企業の中には性別に関わらず能力や成果を正当に評価して報酬に反映させる企業が増えているため、女性エンジニアも男性と同等の評価・報酬を受けるチャンスが広がっています。
そのため、ITエンジニアの道でスキルアップに励んで実力を高めることで、キャリアアップと年収アップを目指すことが可能となるでしょう。
(3)リモートワークの仕事がある
ITエンジニアはインターネット環境とパソコンがあればどこでも作業ができるため、リモートワークに適しており柔軟な働き方が実現しやすいです。
たとえば、子育て中の女性エンジニアのなかには、子供の送り迎えの時間に合わせて仕事のスケジュールを調整したり、自宅で子供の世話をしながら仕事をしている人も存在しています。
女性がITエンジニアとしてリモートワークを利用し働くことは、毎日の通勤時間が削減されるため、生活の質の向上にも繋がります。
リモートワークの普及によって、女性がITエンジニアとして活躍する機会はますます増えていくでしょう。
(4)手に職つけられる
ITエンジニアとしてのスキルを身につけることで、女性は安定した職業を持つことができるため、自身のキャリアを築くことが可能です。IT技術は幅広い産業で必要とされており、特にプログラミングスキルやシステムの理解は、多くの職場で高く評価されているためチャンスが広がります。
たとえば、ITエンジニアとしてスキルを身につけた女性は、フリーランスとして様々なプロジェクトに参加したり、スキルを活かして起業できるため、自身のライフスタイルや価値観に合わせた働き方が選べるようになります。
ITエンジニアとして手に職をつけることで自身のキャリアをより自由にすることができますので、人生の選択肢も広がっていきます。自身の力で未来を切り開き自分に合った働き方を実現していきましょう。
3.女性エンジニアに向いている人の特徴
女性エンジニアに向いている人の特徴は下記の通りです。
(1)男性比率が高くても抵抗がない人
男性が多く在籍する環境でも屈せずポジティブに取り組むことができる女性は、ITエンジニアとして成功する可能性が高いでしょう。ITエンジニアの仕事はチームワークが重要なため、男性が多い環境でもコミュニケーション能力や協力の精神を持ち合わせていると、スムーズにプロジェクトを進めることができるからです。
たとえば、男性が多く在籍する職場でも女性から自分の意見をしっかりと伝えることで、他のメンバーと協力して仕事に取り組むことができ、チームの一員としての位置を確立していくことができるでしょう。
性別に関わらず、開かれたコミュニケーションと協力の精神は、ITエンジニアリングの現場で成功するための鍵です。
これにより多様な視点が集まり、よりクリエイティブで革新的なアイディアが生まれるでしょう。このように、男性が多い環境でも抵抗感を感じず、ポジティブに取り組むことができる女性は、ITエンジニアの職場で成功へと導く強固なスキルを備えています。
(2)忍耐力がある人
ITエンジニアは、プログラムソースの命令や文字コードの修正など複雑な問題解決が日常的に求められるため忍耐力が必要です。そのため忍耐力がある女性はITエンジニアとして成功する可能性が高いです。
ITエンジニアの仕事は、試行錯誤を重ねながら解決策を見つけ出す過程が多いため、忍耐力があるとトラブルなどの困難な状況でも冷静に対処して長期的にプロジェクトを成功に導くことができるからです。
また、忍耐力はITエンジニアとしてのスキル向上にも直結するため、持続的な成長と成功のためには、忍耐力を育てて困難なタスクにも積極的に取り組むことが重要です。
そのため忍耐力がある女性エンジニアはITエンジニアとして非常に適性のある特徴となります。
(3)成長意欲が高い人
IT分野では新しい技術やツールが次々と登場するため、成長意欲が高い人がITエンジニアとして成功しやすいです。成長意欲が高いと自ら積極的に学びスキルを高めることができるため、業界の変化に柔軟に対応してキャリアの展望を広げられるからです。
近年ではチャットGPTのような革新的なAIツールが開発されていますが、いち早く情報を習得してツールを活用して効率化となる仕組みが作れる人材が求められています。
ITエンジニアの分野で活躍するためには、スキルアップと情報の習得が不可欠ですので、成長意欲が高い女性エンジニアは適性があると言えるでしょう。
(4)細かいコツコツ作業が得意な人
細かいコツコツ作業が得意な女性エンジニアは、その特性を活かして高品質な成果を出すことができる可能性が高いです。ITエンジニアの仕事は、英数字や記号を用いてプログラムの命令文を書く、不具合を修正するなど、細かく丁寧な作業が求められる場面が多いからです。
具体的には英語のスペルが1文字違ったり、半角、全角の違い、空白の有無などのひとつのミスをしただけでシステムは動かなくなってしまいます。
そのため細かいコツコツ作業が得意な女性は、複雑で緻密なコードを丁寧に書くことができるため、ミスが少なくプロジェクトがスムーズに進むため、高品質な商品・サービスが生み出される可能性が高まります。
ITエンジニアとして成功するためには、細かい作業を丁寧にこなし質の高いプログラムをつくることが不可欠です。細かい作業が得意な女性エンジニアは、この要件を満たすためプロジェクトの成功に大きく貢献することができるでしょう。
4.女性エンジニアに向いてない人の特徴
女性エンジニアに向いてない人の特徴は下記の通りです。
(1)論理的に思考することが苦手な人
ITエンジニアの仕事は問題解決が中心で論理的に物事を考える力が不可欠なため、論理的思考が苦手な人はエンジニアの仕事で困難に直面する可能性があります。
ITエンジニアは複雑な問題に遭遇することが日常的なため、問題を解決するために試行重ねて分析して、論理的に原因と結果を結びつける能力が求められます。
そのため論理的に思考することが苦手な人は、問題解決において効率的なアプローチが難しくなるでしょう。
たとえば、システムの不具合を修正するときに、論理的思考が苦手なITエンジニアは、不具合の原因を特定して適切な修正を行うのが難しくなるでしょう。その結果、プロジェクトの進行が遅れるとチーム全体の生産性に影響が出る可能性があります。
ITエンジニアとして成功を収めるために論理的思考能力の向上が欠かせないのは、効率的に問題解決ができるようになり、より質の高い成果を上げることができるからです。
論理的に思考することが苦手な人でもトレーニングや経験を積むことで改善が可能ですので、ITエンジニアに興味がある人は、論理的思考力を高めるためのスキルアップに励んでみましょう。
(2)細かいコツコツ作業が苦手な人
ITエンジニアの仕事は細部に注意を払う緻密な作業が必要なため、細かい作業が苦手な人はこの分野での作業にストレスを感じやすく、効率的なパフォーマンスが難しいかもしれません。
ITエンジニアは、システムの命令文を英数字や記号で記述したり、不具合箇所の特定と修正、システムのテストなど、細かい作業を日常的に行います。細かい作業が苦手な人は、これらの作業において適切な成果を上げるのが難しくなるからです。
たとえば、プログラム命令文の不具合の修正作業の場面では、一見すると複雑な呪文のように見えますが、一つ一つの細かい部分が全体の機能に大きく影響します。そのため細かいコツコツ作業が苦手な人は、このような作業に時間がかかり作業効率が低下する可能性があります。
細かいコツコツ作業が苦手な人でも、適切なトレーニングや練習によってスキル向上できますので、自身の弱点を理解してそれを補うための克服することで、ITエンジニアとしての道が開けるでしょう。
(3)勉強が継続できない人
ITエンジニアは進化が著しいため継続的な学習が必要なため、勉強が継続できないと最新の技術トレンドに遅れをとって業務の効率やクオリティに影響する可能性があります。
新しいプログラミング言語の出現、システムのアップデート、セキュリティ対策の変化など、ITエンジニアとして働く上で知っておくべき情報は日々更新されるため適応しなければ、時代遅れの知識しかないITエンジニアとなってしまうからです。
たとえば、あるプログラミング言語がアップデートされた場合、新機能の追加やセキュリティの強化が行われます。アップデート情報を把握して新しい知識を学習しないと、効率的なプログラミングやセキュリティのシステム構築が難しくなります。学習習慣がないからといって、ITエンジニアになれないわけではありません。
学習方法を見直し、短時間でも効率よく学べる方法を探ることで、継続的な学習が可能となります。
ITエンジニアの勉強は、光のような早さで絶え間なく進化していますが、勉強を継続できない人でも、適切な学習法やツールを見つけることによって克服することができるでしょう。
(4)常にのんびりと仕事がしたい人
ITエンジニアは常に変化と挑戦の連続のため、のんびりとした作業スタイルでは対応が難しい場面があります。ITプロジェクトは、クライアントの要望変更、予期せぬ不具合、技術的な障壁など、多くの課題に直面します。
これらに適切に対応するためには柔軟かつ迅速な対応が必須であり、常にのんびりとした作業スタイルは困難だからです。
たとえば、プロジェクトで重大な不具合が発見された場合に一人でのんびりとした対応をしていると、修正対応が遅れてプロジェクト全体の遅延になるため、クライアントやチームに対して責任の果たせない行為となります。
できるだけ自分のペースで仕事がしたいという人は、仕事の効率化やタイムマネジメントを学ぶことで、忙しいなかでも適切なバランスを見つけてITエンジニアの世界で活躍することが可能です。
ITエンジニアとして働くためには、時に迅速かつ的確な判断と行動が求められますが、これには慣れが必要です。自分に適した働き方を見つけて少しずつ適応していくことで、のんびり派でもITエンジニアリングの分野に適応できるでしょう。
5.女性がITエンジニアとして活躍するには
女性がITエンジニアとして活躍するには、スキルの向上、マインドセット、人脈づくり、そして自分の状態を把握して必要な支援を要請する力が鍵となります。技術の変化が激しいIT分野では常に最新の知識やスキルの習得が必要です。また、メンターやロールモデルを見つけることで、キャリアの方向性を見定めることができます。
さらに、人脈を広げて自身の意見やアイディアを積極的に発信することが重要です。実際に多くの成功した女性エンジニアたちは、定期的な学習、メンターとの定期的なミーティング、業界イベントへの参加、そしてSNSやブログでの積極的な情報発信を通じて、キャリアを築いています。
このような戦略を実践することで、女性エンジニアも男性エンジニアと同等、またはそれ以上に成功することができますので、積極的なアクションを通じて自身のキャリアをデザインしましょう。
性別に関わらず、ITエンジニアとして成功するためには、絶えず学び、努力してコミュニティに参加することが大切です。これらの行動をとることでプロフェッショナルな世界で力強く歩んでいくことができるでしょう。
6.女性が未経験からITエンジニアになる方法
女性が未経験からITエンジニアになる方法は下記の通りです。
(1)業界・職種研究をする
女性が未経験からITエンジニアになるには、まず業界・職種研究が必要です。IT業界は非常に幅広く、システム開発、テスト、分析、ネットワークなど様々な職種が存在します。そのため業界・職種研究をすることで、自分の興味や適性に合った分野を見つけて効率的に学習やキャリアプランを進めることができるからです。
たとえば、ネットワークに関心がある場合にはAWS(Amazon Web Services)というAmazonがサービスを展開するクラウドコンピューティングのサービスの学習が重要です。 (クラウドとは利用者がどこの場所からアクセスしても手元のサーバと同じように扱うことができる仕組みを指します)
初めての業界であっても前もって十分なリサーチを行うことで、迷いなく一歩踏み出せるようになり、自分に合った職種や企業を見つけることで、長く充実したキャリアを築くことができるでしょう。
業界・職種研究は未知の分野への第一歩ですので、自分の能力や適性を見極めて自身のキャリアをデザインする大切なステップとなります。興味や関心を持った分野があれば、どんどん深堀りして、未経験でも活躍できる場所を見つけていきましょう。
(2)資格の勉強をする
資格の勉強を通じて未経験者でも基礎からITの知識を学ぶことができると、自信を持って業界に飛び込むことができます。
ITの資格は、コンピュータの基礎知識からプログラミング、ネットワーク構築まで幅広くカバーしていますので、自身の興味や適性に応じた分野の知識を系統的に学ぶことができます。
たとえば、「ITパスポート」はIT業界の未経験者が基本知識を幅広く学べる資格として人気です。また、「Cisco認定資格」などは、ネットワーク領域での専門性を証明できます。これらの資格を取得することで、業界での信頼性を得られて、採用の際にも有利に働くでしょう。
資格の勉強は未経験者がスキルセットを築く第一歩ですので、計画的に学習を進めて資格取得を目指しましょう。ITエンジニアとしての基盤を固めることで業界での競争力を高めることができますので、一歩一歩知識を深めていくことで未経験からでもITエンジニアへ熱意や適性をアピールしていきましょう。
(3)求人サイトで求人を探す
求人サイトを活用することで未経験者でも応募可能なITエンジニアの仕事を幅広く探すことができます。
求人サイトは企業が募集するさまざまな職種、条件、業界の情報が集まるため、自分の希望や条件にマッチした求人を見つけることが可能です。
求人サイトには、「未経験歓迎」や「研修制度あり」といったタグで検索できる機能がありますので、初心者歓迎の企業や、基礎から学べる研修プログラムが整っている企業を見つけることができます。
求人サイトを活用することで、未経験者でも幅広い選択肢からITエンジニアの道を見つけ出すことができますが、膨大な数の求人の中から自身の適性に合った未経験可能な企業を見つけ出すことは困難となることがあります。
当社ではあなたの適性に合った未経験可能なITエンジニアの求人をご紹介できますので、お気軽にご相談ください。
(4)面接対策をする
ITエンジニアを目指す未経験の女性は、しっかりとした面接対策を行うことで自分の魅力や熱意を伝えることができます。
面接はあなたの努力や適性を企業が評価する重要なステップですので、未経験からでも自分がこれまで異分野で経験してきたことを武器にしていきましょう。
たとえば、前職で接客業をしていた女性が、チームワークでのコミュニケーション能力の重要性とエピソードを面接でアピールした場合、未経験ながらもそのポテンシャルを評価されることがあります。
また、趣味でパソコンを操作することが好きで、独学でIT分野について学んだという話は、熱意の高さをアピールする良い材料になるでしょう。
面接対策をする際は、自分の経歴や得意なことを、それをどのように振り返ってITエンジニアの職に活きるか考えてみましょう。また、業界の動向や基本的な専門知識を学ぶことで、熱量を示す材料にもなります。
未経験からITエンジニアを目指す女性は、適切な面接対策を行うことで、自分の魅力をしっかりと伝えることが可能ですので、しっかりと準備をして新しいキャリアへの扉を開きましょう。
面接で緊張しすぎてしまうという人はこちらの記事も参考にしてみてください。
(5)転職エージェントに相談する
未経験で自分ひとりで転職活動するのは心細いという人は転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントは個人のスキルや希望に合わせて適性にマッチする求人を紹介できるので、未経験からスムーズにITエンジニアの職に就けるようにサポートしてくれるからです。
具体的には、業界・職種研究、求人の紹介、書類の作成のサポート、企業への推薦応募、面接対策などトータル的な支援を受けられます。また、転職エージェントは多くの企業と繋がりを持ち、未公開求人なども紹介してくれるため、より広範囲な選択肢から自分に合った職を見つけることができます。
転職エージェントエージェントが提供するサービスをフルに活用し、アドバイスを真剣に受け入れることが成功の鍵となります。当社では未経験からのITエンジニアへ転職サポート実績が多数ありますので、トータル的に転職のサポートが可能です。当社キャリアアドバイザーが伴走してあなたをサポートしますので、新しいキャリアへの道を切り開きましょう。
まとめ
今回の記事では女性がITエンジニアに向いてないと言われる理由と、ITエンジニアになるメリット、適性のある人の特徴や未経験から転職を成功させるポイントについて解説しました。未経験からITエンジニアに転職したい場合には「未経験OK」と記載のある求人に応募することがポイントとなります。
その中でも「成長したい」、「収入を上げたい」「プライベートと両立したい」など希望があるかと思います。
まずは、自分の得意なことや将来叶えたいことはどのような転職先が合うのかを考えて、業界・職種を選択すると良いでしょう。私たちキャリアスタートでは、これまで数多くの女性を未経験からITエンジニアへの転職をサポートしてきました。キャリアスタートでは、ホワイトな企業を中心に、求人サイトでは見つけることのできない非公開求人も含めてご希望にマッチした求人をご紹介可能です。
今の仕事を続けるかお悩みの方、これから転職を考えている方は、ぜひキャリアスタートにご相談ください。
(2)理系出身者が少ないから
(3)ライフイベントに影響されるから
(4)論理的ではないから
(5)女性のITエンジニアが少ないから