キャリアスタートに相談してみる

休学の履歴書の書き方は?書くべき理由や例文、伝え方のコツも解説

休学の履歴書の書き方は?書くべき理由や例文、伝え方のコツも解説

大学や専門学校を休学した経験がある場合、「履歴書に書くべきか」「どのように書けば印象が悪くならないか」と悩む人は少なくありません。休学は珍しい経歴ではありませんが、書き方や伝え方を間違えると、面接で不利になる可能性もあります。

この記事では、休学を履歴書に書くべき理由から具体的な書き方のポイント、休学理由別の例文まで詳しく解説します。正しい書き方を理解し、休学した経験を前向きに伝えることに役立ててみてください。

休学を履歴書に書くべき理由

履歴書に休学の事実を書くべきか迷う人も多いですが、基本的には学歴に関わる情報として正しく記載することが望ましいとされています。履歴書は経歴を正確に伝える書類であることから、休学を省略すると在学期間と整合性が取れなくなる場合があります。

また、休学の理由や休学中の過ごし方によっては、企業に前向きな印象を与える材料になることもあり、うまく活用できれば書類選考の通過率を引き上げることもできるでしょう。

まずは、休学の事実を履歴書に書くべき理由を3つの観点で解説します。

面接では正しい情報を伝える必要があるから

履歴書は応募者の経歴を企業に伝える公式な書類であり、基本的には事実を正確に記載することが求められます。休学期間があるにもかかわらず、履歴書に記載しない場合、在学期間と実際の経歴にズレが生じてしまいますのでしっかりと書くことが重要です。

もし履歴書に記載していない状態で後から休学の事実が明らかになると、企業側から「なぜ最初から書かなかったのか」と疑問を持たれる可能性が高まります。意図的に隠していたと受け取られると、誠実さを疑われるリスクもあるでしょう。

したがって、休学の事実がある場合は学歴欄に簡潔に記載しておくことが無難です。最初から正確な情報を記載しておけば、面接でも落ち着いて説明しやすくなります。

休学の事実を隠すことがネガティブに映るから

休学の経験自体は珍しいものではなく、企業側も一定数の応募者が休学を経験していることを理解しています。そのため、休学の事実を隠そうとする姿勢が、企業からしてみればネガティブな印象に繋がりかねません。

特に入学から卒業までの期間が通常よりも長い場合、企業はその理由を確認することがほとんどのため、休学を隠していたことに焦点が当たってしまえば、本来アピールすべき内容に時間を使えなくなることも考えられます。

休学期間がある場合は最初から履歴書に記載し、面接で質問された際に簡潔かつ前向きに説明できるようにしておくことが重要です。事実を率直に伝えることで、誠実な人物というポジティブな印象を持ってもらうこともできるでしょう。

前向きな理由ならプラスになるから

休学の理由や休学期間中の過ごし方によっては、履歴書に記載することでプラス評価に繋がることがあります。例えば留学や資格取得、インターンシップへの挑戦などの明確な目的を持って休学していた場合は、主体的に行動できる人物として評価されるかもしれません。

企業は応募者の経歴を通じて価値観や行動原理を見ています。休学の経験が自分の成長や挑戦に繋がったものであれば、それを正しく伝えることがおすすめです。もしネガティブな理由で休学していたとしても、ポジティブに言い換えれば同じく企業に良い印象を与えることもできるでしょう。

このように、休学は必ずしもマイナスになる経歴ではなく、伝え方次第で強みに変えることができる点を認識しておいてください。

休学を履歴書に書く際のポイント

休学の経験がある場合でも、履歴書の書き方を工夫すれば、ネガティブな印象を与える事はありません。休学の経歴を履歴書に書く場合は、休学の理由も合わせて出来る限りシンプルに記載することがポイントです。

もし後ろ向きな休学理由の場合はポジティブに言い換えたり、やむを得ない理由の場合は取り繕わずに記載するなど、休学理由によってうまく書き方を変える意識を持っておきましょう。

ここからは、休学を履歴書に書く際に意識しておきたいポイントを3つの観点で解説します。

学歴欄には理由も合わせてシンプルに記載する

休学を履歴書に記載する際は、学歴の欄にシンプルな形で記載するのが基本です。学歴欄では、時系列でこれまでの経歴を整理して伝えることが求められるため、休学の事実も学歴の流れの中で簡潔に記載することで採用担当者が状況を理解しやすくなります。

具体的な書き方としては以下の通りです。

〇年〇月 〇〇大学〇〇学部入学
〇年〇月〜〇年〇月 休学(理由:留学のため)

このように、休学期間と理由を短くまとめて記載すれば問題なく、休学理由を長く記載する必要はありません。履歴書だけで事情を全て説明しないことを意識するとともに、詳しい経緯や背景は面接で説明する形にすると、読み手にも伝わりやすくなります。

後ろ向きな休学理由の場合は言い換える

休学の理由が学業不振やモチベーションの低下など、ややネガティブに見えるものの場合は、履歴書で言い換えて表現することが重要です。正直に書く意識は大切ではあるものの、表現を変えるだけで受け取られ方が大きく変わる事は認識しておきましょう。

例えば「勉強についていけなくなったため休学」などと書くよりも、「学習環境を見直すための留学や将来の進路を再検討するための休学」といった表現にすることで、主体的に行動した印象を与えられるようになります。

企業が見ているのは休学という事実よりも、そこからどのように考え行動したかという点です。履歴書だけでなく、面接においてもできるだけ前向きな言い回しを意識して準備しておくことがポイントです。

やむを得ない理由なら素直に書く

病気や家庭の事情、経済的な理由など、自分ではコントロールが難しい事情で休学した場合は、無理に言い換えようとせずに素直に書く方が良いでしょう。採用担当者もこうした事情で休学する学生がいる事は理解していますので、正直に伝えてもマイナス評価に繋がる事はほとんどありません。

例えば、「家庭の事情により休学」「病気療養のため休学」など、理由を簡潔に記載するだけで充分です。大切なのは、現在は問題なく働ける状態であることを面接で伝えることです。

休学の理由よりも、その後どのように回復し、現在どのような状態であるのかを説明できるよう準備しておきましょう。

休学理由別の履歴書に書く具体的な例文

休学の理由は人によって様々ですが、履歴書の記載においては簡潔で分かりやすい表現を使うことが重要です。理由によって書き方を工夫すれば、ネガティブな印象を避けられるだけでなく、休学そのものを前向きな経験として伝えることもできます。

ここからは、代表的な休学理由ごとに履歴書に記載する具体的な例文を5つ解説します。履歴書の書き方が分からなくなってしまった場合は、例文を参考にしながら応募書類の作成を進めてみてください。

勉強についていけず休学した時の例文

【履歴書の記載例】
2021年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2023年4月〜2023年9月 学習環境を見直すため休学
2024年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

勉強についていけなくなったことが理由で休学した場合は、そのままの表現を書く必要はありません。履歴書では「学習環境を見直すため」「進路を再検討するため」など、前向きに聞こえる表現に言い換えると良いでしょう。

履歴書では簡潔な理由を書き、面接では休学を通して行った気づきや行動を説明できるように準備しておくことがおすすめです。

留学のために休学した時の例文

【履歴書の記載例】
2020年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2022年9月〜2023年8月 語学留学のため休学(アメリカ・カリフォルニア州)
2024年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

留学のために休学した場合は、比較的ポジティブな理由として受け取られやすいため、面接でも目的や場所を明確に書くことがポイントです。特に留学先の国や留学期間を簡潔に補足することで、より具体的な経験として伝えられます。

面接においては、語学力だけでなく、異文化交流の中でどのような経験をしたのか、何を学んだのかを説明できるようにしておくと、休学を強みに変えられるでしょう。

経済的な理由で休学した時の例文

【履歴書の記載例】
2021年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2022年10月〜2023年3月 学費準備のため休学
2024年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

経済的な事情で休学した場合は、「家庭の事情」や「学費準備のため」といった表現を使うと簡潔に伝えられます。細かい事情まで深く履歴書で書く必要はなく、採用担当者が状況を理解できる程度の書き方で充分です。

また、休学期間中にアルバイトや仕事をしていた場合は、面接でその経験を伝えるとプラスの評価に繋がることがあります。責任感や主体性を示すエピソードとして説明できるように整理しておくことをおすすめします。

健康上の理由で休学した時の例文

【履歴書の記載例】
2021年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2022年7月〜2022年12月 療養のため休学
2024年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

健康上の理由で休学した場合は、「療養のため休学」といったシンプルな書き方が一般的です。企業は現在の健康状態と業務に支障がないかを気にするため、面接においては働く上で問題がないことを伝える準備をしておきましょう。

必要以上に深刻な印象を与えてしまわないためにも、履歴書は簡潔に書きつつ、面接では前向きな情報を補足する形で説明することがポイントです。

中退するか悩んで休学した時の例文

【履歴書の記載例】
2020年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2022年4月〜2022年9月 進路を再検討するため休学
2024年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

中退を検討した結果として休学した場合でも、「中退と迷ったため休学」と書く必要はありません。履歴書では「進路を再検討するため休学」といった表現を使うことで、将来を真剣に考えた期間であることを示せるようになります。

企業にとっては休学した事実よりも、その後どのような意思決定をしたかが重要なポイントであり、最終的に卒業できているのであれば、必要以上に問題視されるような事はほとんどありません。

面接でうまく説明できるようにするためにも、進路を選んだ理由を整理しておいてください。

休学を履歴書だけでなく面接でうまく伝えるためのステップ

履歴書に休学を記載した場合、面接でその理由や休学期間の過ごし方を質問される可能性が高まります。したがって、履歴書の記載だけで終わりにするのではなく、面接でどのように説明するかまで準備しておくことが重要です。

休学を面接でうまく伝えるための具体的なステップとしては、以下に分けられます。

・1.休学理由を言語化する
・2.休学期間で取り組んだことを思い出す
・3.休学を経てどう成長できたかをリストアップ
・4.面接に向けてポジティブな言い回しに変える
・5.就職エージェントの模擬面接を活用する

この流れで面接対策に取り組んでおくと、休学をポジティブに伝えやすくなるだけでなく、面接官に良い印象を与えることも可能です。ここからは、休学を面接でうまく伝えるために意識しておきたいステップを5つに分けて解説します。

1.休学理由を言語化する

休学について質問されたときに最も重要なのが、理由を分かりやすく説明できることです。面接では休学した理由をほぼ必ず聞かれるため、曖昧な説明にならないように事前に整理しておく必要があります。

具体的には、事実を簡潔に伝えた上でその背景や当時の状況を補足すると良いでしょう。例えば、「学習環境を見直すために休学しました」とだけ答えるよりも「当時は学習方法が合っていないと感じたため、一度学習環境を見直す時間を取る目的で休学しました」と説明すると、より納得感のある回答になります。

まずは、休学当初の自分の考えや思いを冷静に言語化することから始めると、そのまま面接対策にも繋がりますのでおすすめです。

2.休学期間で取り組んだことを思い出す

面接では休学した理由だけでなく、休学期間に何をしていたのかもよく質問されます。企業は休学期間をどのように過ごしていたのかを通して、応募者の主体性や行動力を見ようとしていますので、休学期間中に取り組んだことも具体的に整理しておきましょう。

例えば、アルバイトに力を入れていた場合は、どのような業務を担当していたのか、どのような工夫をしていたのかを思い出しておくことがおすすめです。また、資格取得の勉強や自己分析、将来の進路について考える時間に使っていた場合も、その経験を説明できるようにしておくと評価に繋がります。

休学期間で取り組んでいた事は、特別なことじゃなくても問題ありません。休学に至った当初の目的が達成できているかどうかといった観点で、過去を思い出すことに取り組んでみてください。

3.休学を経てどう成長できたかをリストアップ

休学経験を面接で前向きに伝えるためには、経験から何を学んでどのように成長したかを整理しておくことも大切です。企業が知りたいのは休学の経験が応募者にどのような影響を与えたのかのため、自身の成長実績をリストアップすることに取り組みましょう。

例えば、休学を通じて自己管理の重要性に気づいた場合は、「休学期間を通して計画的に物事を進める大切さを学びました」といった形で自己PRに繋げることもできます。また、進路について深く考えた場合は「自身の将来について改めて考えたことで、計画を立てる能力が身に付きました」といった表現も有効です。

休学の経験を振り返るとともに、自分の価値観や行動にどのような変化があったのか整理することで、休学が合理的な判断であったと面接官に印象づけることが可能です。

4.面接に向けてポジティブな言い回しに変える

休学の理由が仮にネガティブなものであったとしても、面接ではできるだけ前向きな言い回しで伝えられるよう準備しておいてください。同じ内容であっても、言葉の選び方によって印象は大きく変わるため、面接の通過率に影響してきます。

例えば、勉強についていけなくなったため、休学したと伝えるよりも、「学習方法を見直す必要があると感じたため、一度立ち止まって学習環境を整える時間を取りました」と表現する方が、同じ内容であっても主体的に行動した印象を与えられるようになります。

ただし、事実と異なる内容を話す必要はありません。あくまでも事実をベースとしながら、前向きな学びや行動を強調する意識を持っておいてください。休学を経て現在どのような姿勢で仕事に向き合おうとしているのか伝えられると、面接の通過率も上がるはずです。

5.就職エージェントの模擬面接を活用する

休学の説明に不安がある場合は、就職エージェントの模擬面接を活用するのも1つの方法です。模擬面接では、実際の面接に近い形で質問を受けられるだけでなく、自分の説明が第三者にとって分かりやすいかを客観的にフィードバックしてもらえます。

特に休学理由の説明は、自分では問題ないと思っていても第三者から見ると分かりにくかったり、ネガティブな印象に聞こえたりすることもあります。模擬面接を通じてフィードバックを受けておくことで、より面接官に伝わりやすい表現に改善できるといったメリットがあります。

また、本番前に何度か練習しておくことで、面接においても落ち着いて話しやすくなる点もポイントです。模擬面接に取り組みたいと感じた場合は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

休学を履歴書に書く際のよくある質問

最後に、休学を履歴書に書く上でよくある質問を3つ取り上げて解説します。

大学を休学する理由はどんなものがある?

大学を休学する理由は人によって様々ですが、代表的な理由としては、留学や資格取得などの挑戦を目的とした休学、経済的な事情による休学、健康上の理由による休学等が挙げられます。また、学業へのモチベーションが低下したり、勉強についていくことが難しくなったことをきっかけに休学する人も少なくありません。

企業も学生が様々な理由で休学する可能性は理解していますので、休学をしたことだけで合否が決まる事はほぼありません。大切なのは、休学した理由を簡潔に説明できることと、その期間をどのように過ごしていたのかを伝えることです。

休学の事実を隠すのではなく、正しく説明できるように前もって準備しておきましょう。

履歴書に休学の理由を書かなくてもいい場合は?

履歴書には休学の理由を必ず書かなければならないわけではありません。多くの場合、履歴書の学歴欄においては、いつからいつまで休学したといった形で、休学期間だけを記載するのが一般的です。

ただし、留学やインターンシップなどの前向きな理由で休学している場合は、休学理由を簡潔に書くことで経験をアピールすることができます。一方で、健康上の理由や家庭の事情などプライベートな理由の場合は、休学とだけ書いておいて面接で補足説明する形でも問題ありません。

履歴書はあくまでも経歴を整理して伝える書類のため、詳細な説明は面接で補足するといった意識を持っておくと良いでしょう。

履歴書に浪人や留年は書く必要ある?

履歴書では浪人や留年について必ずしも記載する必要はありません。履歴書の学歴欄には「入学」と「卒業」を中心に記載するのが一般的であり、浪人や留年は記載していなくても、虚偽の説明とはならないのが一般的です。

ただし、在学期間が通常より長い場合は面接で理由を聞かれる可能性がありますので、その時にしっかりと説明できるようにしておくことが大切です。履歴書に書く必要はなくても、面接では正直に説明できる準備をしておくことで、余計な誤解を防げるようになります。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
\未経験者に特化してるからサポート充実/
向いてる仕事を紹介してもらう
\未経験者に特化してるからサポート充実/
向いてる仕事を紹介してもらう