「施工管理の未経験者はどのように志望動機を書けばいいの?」
「施工管理の志望動機を書くときに気を付けるところはどこなの?」
施工管理業界に興味を持っている方の中には、未経験でどのように志望動機を書けばよいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
実は施工管理は未経験者の志望者も多く、ポイントさえ押さえれば選考に通ることはできるのです!
本記事では、施工管理の志望動機を書くための準備や構成、書く際の注意点について紹介します。
この記事を読めば、未経験でも説得力のある志望動機を作ることができますよ!
1.施工管理業界の志望動機を書くための2つの準備
施工管理業界の志望動機を書くためには、念入りに準備をする必要があります。
特に重要なことは以下の2点です。
少しでも選考に通りやすくするためには、志望動機に時間をかけることが重要なので、説得力が生まれるようにしっかり準備しましょう。
(1)施工管理業界や企業に関する情報を集める
志望動機を書く前に、施工管理業界や応募する企業に関する情報を集めましょう。
採用担当者がエントリーシートで注目する部分の1つで、より具体的な内容になっている方が好印象を与えられます。
特に以下のような情報は、事前に時間をかけて調べておくことが重要です。
- 施工管理業界の仕事内容
- 施工管理で求められるスキル
- 施工管理のメリット・デメリット
- 企業の事業内容
- 企業の施工実績
- 企業の最新情報
選考に通るためには、施工管理業界に興味をあることを示し、説得力のある志望動機にしなければなりません。
何の理由もなく、何となく応募しただけでは、受かることはほとんどないです。
上記の内容を調べて志望動機に活用することで、採用担当者に高い入社意欲を示すことができます。
企業のHPや就活サイト、各企業のSNSアカウントを小まめにチェックして、施工管理業界のどこに興味を抱いて、企業のどこに注目して志望したいと思ったのかを考えましょう。
(2)自己PRや学生時代に力を入れたことを考える
自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を考えましょう。
自分にどのようなエピソードがあるか振り返り、その内容を志望動機に組み込むことで説得力を持たせられます。
転職の場合は、現職で学んだスキルや得意としていること、新卒入社の場合は、学生時代にどんなことに力を入れて取り組んだのかを振り返りましょう。
箇条書きで得意としていることや頑張った経験をメモしておくと、志望動機を書くときの参考にしやすくなります。
2.施工管理未経験者におすすめの志望動機の構成3ステップ
施工管理未経験者におすすめの志望動機の書き方があります。
主な構成は以下のとおりです。
順に紹介するので、この流れに沿って志望動機を作ってみましょう。
(1)志望した理由
まずは、結論の志望した理由を簡潔に伝えましょう。
採用担当者が一番知りたい情報は志望した理由です。
いきなりエピソードを話し始めると、面接官が志望理由を聞き漏らす可能性があり、上手くアピールできなくなります。
就活では一番伝えたい情報を最初に持ってくるのがセオリーなので、端的に志望理由をまとめましょう。
(2)理由に関するエピソード
志望理由を述べた後は、説得力を持たせるために、志望するきっかけとなったエピソードをまとめます。
自身の経験をもとに、準備段階で集めた施工管理業界や企業の情報を踏まえるのがポイントです。
たとえば、学生時代に建設現場のアルバイト経験があり、施工管理技士のリーダーシップに触れて、自分も建設現場の人たちをまとめる仕事に興味を持ったなど、論理的に話を展開すると説得力が増します。
施工管理と関連性のある経験談は、積極的に活用しましょう。
(3)入社後の抱負
最後に、入社後の抱負で締めます。
志望理由を説明するエピソードで終わるよりも、入社後にどのような活躍をしたいかまで伝えておくと、採用担当者に高い入社意欲のアピールが可能です。
たとえば、「入社した暁には、コミュニケーションスキルを活かして、工事に携わる人材の架け橋となる存在になりたいと考えています。」と締めれば、採用担当者に入社意欲の高さを伝えられます。
採用担当者も人間なので、やる気がある人ほど採用したくなるものです。
素直に、入社したい気持ちを力強く伝えましょう。
3.施工管理の志望動機を書く際の3つポイント
施工管理の志望動機を書くときには、いくつかの注意点があります。
特に意識すべきポイントは以下の3つです。
これらの注意点を意識しながら、クオリティの高い志望動機に作り上げましょう。
(1)自己PRにつなげる
志望動機で自己PRにつなげるのがポイントです。
ただ施工管理業界や企業の魅力を伝えるだけでは、志望動機の内容が薄くなります。
他の就活生と差別化するために自己PRを交えると、オリジナル性が強くなり効果的です。
自己PRやガクチカを踏まえて、自分が企業で何をしたいと思っているのか伝えましょう。
(2)度が過ぎたアピールをしない
自己PRは大事ですが、度が過ぎたアピールはしないのが鉄則です。
あまりにも自分を高く売りすぎると、ただの自慢話と捉えられるでしょう。
実績を証明できれば話は別ですが、単に自分で発信しているだけでは、説得力がなく採用担当者から冷めた目で見られる可能性が高いです。
自分のスキルが事業の役に立つことさえアピールできれば問題ないので、自己PRに説得力を持たせることを意識しましょう。
(3)成長意欲を見せる
成長意欲を見せるのも印象が良くなります。
採用担当者が就活生の働くイメージができるように、入社後にどのような人間になりたいか伝えるのがポイントです。
たとえば、「最初の1年間は、現場で活躍する先輩の姿から施工管理に必要なスキルを学び、少しでも早く戦力になれるように勉強に励みます。」のように、具体的にまとめると伝わりやすくなります。
入社した後も意欲的に働くことをアピールしましょう。
4.施工管理の志望動機の例文
施工管理の志望動機をどう書けばよいかイメージできていない方向けに例文を紹介します。
施工管理技士として工事現場をサポートする仕事をしたいと思い、貴社(御社)に志望します。
私は、大学2年生のときに、自宅近くの工事現場でアルバイトをしていました。
与えられた仕事をするだけの私は、工事現場全体を指揮していた施工管理技士の現場をまとめるリーダーシップに強く憧れを抱きました。
その工事現場の施工管理を貴社が担当していたこともあり、就活で貴社の名前を見た瞬間に志望を決意しました。
私は高校でサッカー部のキャプテンを務めていたため、組織をまとめる自信があります。
入社した暁には、施工管理技士の資格を取得し、持ち前のコミュニケーションスキルとリーダーシップを発揮して、現場で働く人たちの架け橋になりたいと考えております。(310文字)
簡潔に志望動機を述べ、説得力のあるエピソードを交えた後に、入社意欲を伝えるのがポイントです。
施工管理に興味を持った内容に焦点を当てて、志望動機をまとめましょう。
まとめ
施工管理の志望動機を作るときは、事前に施工管理業界や企業の情報を集めることが重要です。
情報収集が終わったら、志望理由、関連エピソード、入社後の抱負の順にまとめます。
自己PRや成長意欲を付け加えて、採用担当者に上手く自分をアピールしましょう。