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専門学校を休学すべき人の特徴は?辞めて後悔しないためのコツも解説

結論

専門学校は休学制度が用意されているため、籍を残したまま自分の状況を客観視することが可能です。ただし卒業時期の後ろ倒しといったデメリットもあるため、休学の目的を明確にしたうえで、復学のタイミングや過ごし方をあらかじめ具体化することが、後悔しない判断のポイントとなります。

牛田

「専門学校、もう辛いから一度休みたい…」って悩む方は多いんですよ。休学はメリットもデメリットも両方あるので、判断材料を一緒に整理していきましょうね。

専門学校は休学をすることができ、籍を残したまま自分の状況を客観視できるため、精神的に辛い思いをしている人や、経済的に学費が支払えないような人は、休学を経て卒業を目指すというのも1つの手でしょう。

この記事では、専門学校を休学すべき人の特徴やメリット・デメリット、後悔しないためのコツや就活への影響までを一気に解説します。あわせて大学中退・専門学校中退からの就職活動全般のポイントも解説していますので、専門学校に通うことに疲れてしまった人は、記事の内容を参考にしてみてください。

専門学校を休学する理由

この章のポイント
  • 休学理由は7パターンに大別され、ポジティブな目的での選択もある
  • 文部科学省調査では、モチベーション低下や精神的疾患が上位を占める
  • 休学を検討する際は、自分の理由を言語化することが何より大切

専門学校を休学する背景には様々な要因が存在します。文部科学省の「令和6年度専門学校生の中途退学者・入学者数等の調査結果」によれば、休学理由として多いものは以下の通りです。

・専門学校に通うモチベーションの低下
・精神的な疾患
・就職や起業
・学力不振
・別の専門学校や大学などへの転学
・経済的に学費が支払えない
・海外留学

このように、後ろ向きな理由だけでなく、ポジティブな理由で休学する人も一定数存在します。休学をするか検討する場合は、後々のキャリアに意味のあるものにするためにも、自分の休学したいと感じている理由を言語化しておくことが重要です。

まずは専門学校を休学する7つの主な理由を詳しく解説します。

専門学校に通うモチベーションの低下

専門学校に入学した当初は目標を持っていたものの、授業内容が想像と異なっていたり、日々の課題に追われる中で目的を見失うことで、モチベーションが低下して休学する人は多くいます。

特に専門学校は実践的かつ専門的なカリキュラムが多く、入学後に興味のベクトルが変わってしまった場合、強い負担を感じやすくなります。負担を感じた状態で無理に通い続けると、成績不振や欠席の増加に繋がり、自己肯定感が下がるといった悪循環に陥ることもあるでしょう。

どうしても専門学校に通い続けることにストレスを感じている場合は、一度休学し、自分が本当にやりたいことを見直す時間にしてみるのも良いかもしれません。

精神的な疾患

不安障害やうつ病など、精神的な不調を抱えながら通学を続ける事は非常に大きな負担となるため、休学を選択するケースも少なくありません。特に専門学校は出席率や課題の提出が厳しく求められる傾向も多く、心身の状態が不安定な場合は単位取得が難しくなることもあります。

無理して通い続けることで症状が悪化するくらいであれば、休学でリセットするのも1つの手です。医師の診断や自身の状態を踏まえ、早い段階で休学という選択肢を取る事は決して逃げではありません。回復を最優先し、安定した状態で卒業を目指すのも合理的な判断と言えます。

就職や起業

専門学校に在学している間に会社への就職のチャンスを得たり、起業の機会が訪れたことで、一度休学するケースもあります。特にITやクリエイティブの領域においては、学歴よりも実績が重視される世界ということもあり、早いうちから現場に出ることがキャリア形成に有利に働くこともあります。

このケースで休学する際は、就職準備や起業準備であることが多く、結果的に復学するといった決断をしたとしても、後々の就職活動でポジティブな説明がしやすい点が特徴です。ただし勢いで決断するとリスクも伴うため、将来的に復学できる可能性を残しておくと良いでしょう。

休学という形で専門学校に籍を残しておけば、たとえチャレンジがうまくいかなかった場合でも、専門学校を卒業するといった選択肢が確保できます。

学力不振

授業についていけなかったり、専門知識の理解が追いつかないといった理由から、学力不振に悩む学生も中退を選択するケースがあります。専門学校は実務スキルの習得を前提としているため、日々の理解が不足していると授業の難易度が高く感じられる傾向があります。

学力不振の状態で無理に進級を目指すと、単位不足や留年のリスクが高まるだけでなく、学校に通うことそのものが負担に感じるケースもあるでしょう。したがって、一度休学して基礎知識を復習したり、学習環境の見直しを行う事は有効な選択肢となります。

自分のペースで学び直せば、復学後にスムーズに授業に適応できるようになるかもしれません。

別の専門学校や大学などへの転学

通っている専門学校で学んでいる分野が将来像と一致しないと気づいたとき、別の進路への変更を検討するために休学するケースもあります。進路変更の際は、転学の準備に時間がかかるということもあり、情報収集や受験対策を行う期間を確保する観点でも、休学は有効な手段です。

休学中であれば、時間的な余裕を持って進路選択ができるため、焦って興味のない進路を選んでしまうといったリスクも減らせるでしょう。仮に進路変更がうまくいかなかった場合でも、元の学校に復学できるだけでなく、就活においてもポジティブな休学として評価されることも考えられます。

経済的に学費が支払えない

家庭の事情やアルバイトの収入減少により、学費の支払いが困難になったことを受けて休学する人もいます。専門学校は年間数十万円から100万円以上の費用がかかることもあるなど、継続的な支払いが前提となります。

この状態で無理に通い続けると、生活費を圧迫してしまったり、借金が増えるといったリスクが考えられます。したがって、一時的に休学してアルバイトなどで資金を確保する期間を設ける事は現実的な選択です。

働きながら資金を貯めたり、奨学金や支援制度を活用することで、復学後には安心して卒業を目指すことが可能になります。

海外留学

語学力の向上や国際経験を積むために、海外留学を目的とした休学を選択する人もいます。この場合、在籍を維持したまま休学することで、帰国後にスムーズに復学できる点が大きなメリットです。

特に語学学校やワーキングホリデーなどは一定期間の滞在が必要となるため、休学を活用する人は少なくありません。

ただし、留学の目的が曖昧なままだと、十分な成果を得られない可能性もあります。加えて、留学には一定のお金がかかってきますので、必要に応じて親に相談することも検討すべきでしょう。

このように、休学理由は人によってさまざまですが、人によっては休学ではなく中退して新たな道に踏み出すケースもあります。専門学校を辞めて新しい道に進んだ人のリアルな声については、以下の記事も参考になります。

専門学校を辞めてよかった?後悔しないためのポイントと今後の進路を紹介!
牛田

休学理由が見えてきたところで、次は「どんな人が休学すべきか」を整理していきましょう。自分が当てはまるかどうか、チェックしてみてくださいね。

専門学校を休学すべき人の特徴

この章のポイント
  • メンタル面で限界を感じている人は早めに休学の検討を
  • 学んでいる分野と将来像のズレを感じている人にも有効
  • 一時的な経済的困窮なら、中退ではなくまず休学を選ぶ

休学は誰にでも適した選択ではありませんが、一定の状況にある人にとっては有効な手段となります。

例えば、精神的な負担が大きく通学が困難になった人や、学んでいる分野と将来のビジョンにズレを感じている人は、無理に続けるよりも一度休学で立ち止まることが重要です。また、経済的な理由で学費の支払いができない場合は、休学を経て状況を立て直すのも1つの手です。

共通して言えるのは、今のまま専門学校に通い続けることが最適ではないと合理的に判断できるかでしょう。ここからは、専門学校を休学すべき人の特徴を3つの観点で解説します。

メンタル的に学校に通うことに限界を感じている人

日々の通学や授業の参加、友人とのコミュニケーションに強いストレスを感じ、朝起きられなかったり体調不良が続くといった状態は、心身の限界が来ている可能性があるため、休学を検討しても良いでしょう。

このような状況を続けると、症状が悪化したり社会に復帰できなくなるリスクが高まります。特に授業内容そのものよりも、環境や人間関係が原因のストレスの場合は、短期間での改善が難しいこともあります。

休学期間中は医師等の専門家に相談したり、生活リズムを意識的に整えることで、復学後に再び日常生活に戻りやすくなるため、合わせて意識してみてください。

学んでいることが将来のビジョンと違うことに気づいた人

入学後に「思っていた授業内容と違う」「将来やりたい仕事と結びつかない」と感じる事は珍しくありません。自身の感じた違和感を放置したまま通い続けるとモチベーションが低下し、結果として中途半端なスキルしか身に付かない可能性が高まります。

このような場合は、一度立ち止まって自分のキャリアビジョンを再整理するという意味でも、休学が有効な手段になります。休学期間中に業界研究や資格取得などに取り組むことで、自分が本当に進みたい方向性が明確になります。

もし方向転換をしない場合でも、休学であれば元の学校に戻る選択肢を残せるため、中退するよりもリスクを抑えた意思決定が可能です。

なお、休学を経て最終的に専門学校を中退するという選択をした場合の就職活動の進め方については、以下の記事も参考になります。

経済的に学費が一時的に支払えなくなった人

家庭の収入変化により学費の支払いが難しくなった場合は、すぐに中退するのではなく、まずは休学することがおすすめです。学費の支払いが厳しい中で通学を続けると、学業どころではなくなるリスクがあります。

特にアルバイトに過度に集中してしまうと、学業との両立が難しくなり、成績の低下や心身の悪化など様々なリスクに繋がります。この時は、休学して一時的に収入を確保することに集中した方が、結果的に自分のためになるでしょう。

なお、一時的なお金不足であれば、休学によって状況を立て直すことが可能ですが、あらかじめ親や専門学校の事務担当者に相談し、資金の工面ができないか行動してみるのもおすすめです。

牛田

休学すべき人の特徴がイメージできましたか?次は「休学することで具体的に何が得られるのか」というメリット面を見ていきましょう。

専門学校を休学するメリット

この章のポイント
  • 在籍状態を維持できるため、復学という選択肢を残せる
  • 休学中は授業料の支払いが免除・軽減されるケースが多い
  • 時間的な余裕が生まれ、将来を冷静に考え直せる

専門学校を休学する最大のメリットは、在籍したまま自分の状況を見直せる点にあります。退学とは異なり、復学という選択肢を残したまま行動ができるため、将来のキャリアの柔軟性が高められる点は大きなメリットです。

また、休学中は授業料の支払いが軽減または免除される場合が多く、経済的な負担を一時的に抑えることが可能です。加えて、時間的な余裕が生まれ、自身の将来を冷静に考え直せる事は魅力的なポイントでしょう。

ここからは、専門学校を休学するメリットを3つの観点で解説します。

専門学校に在籍したまま自分の状況を見直せる

休学の最大のメリットは、退学とは異なり在籍状態を維持できる点です。これにより、専門学校を卒業するといった将来の選択肢を手放すことなく、一時的に自分の状況を見直すための時間が作れるようになります。

例えば、進路に迷いがある場合でも休学期間中に情報収集や自己分析を行い、納得した上で、復学や進路変更が判断できます。もしうまくいかなかった場合でも、元の学校に戻れる安心感は、心理的な余裕に繋がるでしょう。

このように、リスクを抑えながら柔軟にキャリアを見直せる点は、休学ならではの魅力と言えます。

休学中の学費支払いをなくせる

多くの専門学校では、休学中は授業料の支払いが不要であったり、大幅に軽減される制度が設けられています。このことから、休学中の学費支払いを一時的に抑えられるといったメリットが挙げられます。

特に家庭の事情や収入減少により学費の支払いが困難になった人は、休学が良い選択肢になるでしょう。学費の負担を止めつつ、生活費や将来のための資金確保に集中すれば、精神的に安定した状態で復学も可能になります。

ただし、専門学校によっては休学中も最低限の費用が発生するケースもあるため、事前に自分が通っている専門学校の制度の内容を確認しておいてください。

将来やりたいことを冷静に考え直せる

日々の授業や課題に追われていると、自分の将来について深く考える時間を確保することが難しくなります。休学をすれば時間的な余裕が生まれ、キャリアについて客観的に見直せるだけでなく、自分にとって納得感のある将来を歩みやすくなる点は休学のメリットです。

例えばアルバイトやインターン、資格取得などを通じて社会に触れることで、自分の適性や興味を具体的に把握できるようになります。また、自分の将来に確信が持てるようになることもあるでしょう。

このように、短期的に学業から離れて視野を広げる経験を持つという観点でも、休学にはメリットがあると言えます。

牛田

メリットだけ見て決めるのは危険ですよ。次はデメリットも一緒に確認していきましょう。両方を天秤にかけてはじめて、納得感のある判断ができますからね。

専門学校を休学するデメリット

この章のポイント
  • 休学期間分だけ卒業時期が遅れ、就活が後ろ倒しになる
  • 生活リズムや学習習慣が崩れ、復学のハードルが上がる
  • 同級生と進路がずれることで焦りや不安を感じやすくなる

休学にはメリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します。まず休学した期間分だけ卒業時期が遅れるため、就職活動のタイミングが後倒しになる点が挙げられます。また、一度学業から離れることで生活リズムが崩れ、復学のハードルが高くなることもあるでしょう。

さらに同級生と進路のタイミングがずれることで、焦りや不安を感じやすくなる点も見逃せません。休学の目的や行動計画を明確にし、主体的に判断することがデメリットを最小限に抑えるためのポイントです。

ここからは、専門学校を休学するデメリットを3つの観点で解説します。

卒業時期が遅れて就職が後ろ倒れる

休学をすることで、その期間分だけ卒業時期が遅れるため、就職活動のタイミングも後ろ倒しになるといったデメリットがあります。特に新卒採用を前提とする企業の場合、一般的な就活スケジュールから外れることにより、応募できる求人が限られるリスクがある点は認識しておきましょう。

ただし、近年は通年採用や既卒採用を行う企業も増えているため、必ずしも就活で不利になるというわけではありません。休学期間をどのように活用したのかをしっかりと説明できれば、就活が後ろ倒れたとしても納得のいく企業に就職することは充分可能です。スケジュールが後ろ倒しになった状態から効率よく就活を進めたい人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

モチベーションが落ちて復学しつらくなる

休学は学校から離れられるという反面、生活リズムや学習する習慣が崩れ、復学するハードルが高くなってしまうといったデメリットもあります。特に明確な目的を持たずに休学した場合、休み続けている状態に慣れてしまうことでそのまま中退するようなケースも考えられます。

加えて、周囲の友人が先に卒業していくことで孤立感を覚えることもあり、精神的なストレスが増すリスクもあるでしょう。したがって、休学前は必ず復学するタイミングや、休学中の目標を具体的に設定しておくことが重要です。

期間や目標を明確にしておけば、休学後に復学するといった意識を保ちやすくなります。

周囲と比べて焦りや不安を感じやすくなる

同級生の友人が順調に進級・卒業していく中で、休学している自分だけが足踏みしてしまっているように感じ、焦りや不安を感じやすくなるといったデメリットも考えられます。特にSNSなどで同年代の状況が可視化されやすい現代では、他人と自分を比較することによるストレスが溜まりやすい傾向にあります。

焦りや不安を感じる状態が続くと、自己肯定感が下がったり、将来に対する不安が強まるなど、様々な精神的デメリットに繋がりやすくなります。このことから、休学期間中は人と余計に比較しないといったスタンスを持っておくことが重要です。

他人と比較するのではなく、自身の成長に目を向ける姿勢を持ちながら、自分のペースで将来に向かって行動することを重視してください。

牛田

メリットとデメリットを押さえたところで、次は「休学すると実際どうなるのか」を具体的に見ていきましょう。学費や手続きなど、知っておくと安心ですよ。

専門学校を休学したらどうなる?

この章のポイント
  • 休学中は授業料が免除・軽減されるが、在籍料が発生する場合も
  • 休学期間中は目的を持って過ごさないと時間を無駄にしやすい
  • 復学には申請・面談など所定の手続きが必要なケースが多い

専門学校を休学すると、在籍したまま学校生活が一時停止する状態になります。多くの場合、授業料は免除または軽減されますが、在籍料等の費用が発生することもあるため注意が必要です。

また、休学には申請手続きが必要であり、休学できる期間や条件は学校ごとに異なります。休学中は自由な時間が増える一方で、目的を持たずに過ごすと時間を無駄にするリスクがあるため、あらかじめどのように過ごすのかを考えておくことがおすすめです。

復学する際には申請や面談等の手続きが必要な学校もあり、タイミングによっては復帰時期が制限される場合もありますので注意してください。ここからは、専門学校を休学したらどうなるのか、様々な観点から解説していきます。

休学中の学費・在籍・制度

専門学校を休学する場合、基本的には在籍した扱いのまま学校に通うことを一時的に停止する形になります。多くの学校では、休学期間中の授業料の支払いは免除もしくは軽減されますが、在籍料や施設維持費などがかかり続けるケースもあるため、休学する前に事前に確認しておくことがポイントです。

また、休学をするためには申請手続きが必要であり、学校によっては休学申請理由書や保護者の同意が求められることもあります。加えて、休学できる期間は学校ごとに上限が定められており、一般的には半年から1年単位であることが多いです。

奨学金を利用している場合は、休学中に支給が停止されるか、返済が開始される可能性もありますので、あらかじめ貸与を受けている奨学金の事務局に確認しておくことがおすすめです。

このように、休学中は特殊な制度が設けられていることもありますので、関係各所への確認を怠らないようにしましょう。

休学期間中の過ごし方

休学期間は自由度が高い反面、目的を持たずに過ごすと時間を無駄にしてしまうリスクがあります。繰り返しになりますが、事前に何のために休学するのかを明確にし、それに基づいた行動計画を立てておくことが重要です。

例えば、アルバイトで資金を貯める、インターンシップに参加して将来のビジョンを明確化する、資格取得に集中するなど、将来に繋がる活動を目標にすると良いでしょう。また、休学期間中に生活リズムを乱さずに整えておくことも重要なポイントです。

昼夜逆転の生活が続くと、復学後の日常に適応することが難しくなるリスクが考えられます。加えて、休学期間中も定期的に将来を見直しながら行動すれば、有意義な過ごし方が実現できるでしょう。

復学までの一般的な流れ

復学する際は、事前に学校へ申請を行い、所定の手続きを組む必要があります。一般的には復学願の提出や学校との面談の実施を経て、正式に復学が認められる流れとなります。場合によっては、休学中の活動内容や現在の体調・家庭状況について説明を求められることもあることを認識しておいてください。

また、復学のタイミングは楽器単位で区切られていることが多く、中途半端なタイミングでの復帰が難しいケースもあります。したがって、復学する時期をあらかじめ見据えた上で、計画的に復学の準備を進めると良いでしょう。

加えて、カリキュラムの変更やクラス編成が変わってくると、復学前と復学後で学習環境が変わる可能性もあります。インターネットだけでなく、通っている専門学校の事務員等から情報収集を行い、スムーズに復学できるような準備が求められます。

牛田

休学の制度や流れがイメージできましたか?次は「後悔しないために事前にやっておくべきこと」を3つに絞ってお伝えしますね。

専門学校の休学で後悔しないためのコツ

この章のポイント
  • 休学期間と達成目標をセットで決めておくことが重要
  • 親や家族と話し合い、理解と協力を得ておくと安心
  • 休学中の行動計画を具体化し、時間を有効活用する

休学を後悔しないためには、事前に準備しておくことが重要です。まずは休学期間を明確にし、その間の目標や目的を具体化することがポイントです。加えて、親や家族と十分に話し合って理解と協力を得ておくことで、精神的にも安定した状態で休学期間が過ごせます。

さらに、休学中の行動計画をあらかじめ立てておくことで、時間を有効活用することができるでしょう。資格取得や将来の進路の検討など、未来に繋がる行動を意識することが重要です。

ここからは、専門学校を休学する上で後悔しないための3つのコツを解説します。

休学期間をあらかじめ決めておく

休学を検討する際は、期間を曖昧にせずにいつまで休むのかを明確に設定をしておくことが後悔しないためのコツです。期間を決めないまま休学すると生活に緊張感がなくなり、休学のメリットを享受できなくなるだけでなく、休学後に復学できなくなるリスクが高まります。

目安としては、休学期間を半年から1年単位で区切り、その間に達成すべき目標を設定することで、自分を律した行動がしやすくなります。例えば、半年で資格試験に合格するといった具体的な目標を設定すると、後悔するリスクを大幅に減らせるでしょう。

合わせて、休学期間中は1ヵ月など短いスパンで自身の状況を振り返り、計画の軌道修正も意識してください。休学期間と目標をセットで管理することで、休学期間を無駄にすることなく将来に繋げていくことが可能になります。

親と休学について話し合っておく

休学は自分だけでなく、家族にも影響を与える決断です。特に学費や生活費を親に負担してもらっている場合は、休学する前に十分に話し合いを行っておきましょう。相談せずに一方的に休学を決めてしまうと、後からトラブルや言い争いに繋がって後悔する可能性が高まります。

親と休学について話し合う際は、休学の理由や期間、休学中の過ごし方、将来の見通しを具体的に説明することが重要です。考えられるリスクを話し合っておくことで、親子間の関係を傷つけることを避けられるでしょう。

また、親からの意見を聞いておくことで、自分では気づかなかったリスクや選択肢に気づけることもありますし、経済的な支援がもらえれば、休学を選ばなくても良くなることもあります。

自ら休学について切り出す事は気まずいと感じるかもしれませんが、家族と認識をすり合わせておけば、精神的なサポートを得られるだけでなく、計画期間中も安心して行動できる環境を整えられるため必ず取り組んでおいてください。

親に休学や中退を伝えるときの気まずさや反対への対処については、以下の記事も参考になります。

休学中に何をするか明確に計画立てておく

休学を後悔することなく有意義な時間にするためには、具体的な行動計画を立てることが不可欠です。単に休むだけでは時間を持て余すだけでなく、後から振り返って無駄な時間だったと後悔に繋がる可能性があります。

例えば資格勉強、アルバイト、インターン、語学学習など将来に直結するような活動を中心に計画を組み立てると良いでしょう。合わせて、短期・中期・長期といったスパンで目標を分解し、段階的に達成していく仕組みを作っておけば、計画期間中もモチベーションを維持しやすくなります。

前もって計画的に休学期間を過ごす準備をしておくと、休学期間が単なる空白期間ではなくなるため、就職活動でも企業に説明がしやすくなります。このように、休学を前向きに捉えて行動していく意識こそ、後悔しない最大のポイントと言えるでしょう。休学期間中に何から始めればいいか分からず躊躇してしまう人は、若手就職支援に強いキャリアスタートにご相談ください。

牛田

コツが見えてきたところで、次は多くの人が一番気になる「休学って就活に響くの?」というテーマを掘り下げていきますね。

専門学校の休学が就活に与える影響

この章のポイント
  • 休学の事実だけで就活が不利になることはほぼない
  • 1年以上の長期休学は理由や活動内容を深掘りされやすい
  • 休学理由や活動内容次第で、プラス評価につながることもある

休学しても就職活動にそこまで不利な影響があるわけではありません。企業は休学の事実よりも、休学期間で何をしていたのかを重視する傾向があります。したがって、目的を持って行動していた場合は休学がネガティブにならず、内定を獲得することも充分可能です。

一方で、長期間の休学については理由や活動内容を詳しく聞かれることが多く、うまく説明ができないとネガティブな印象に繋がることもあります。

ここからは、専門学校を休学することが就活にどのような影響を与えるのかについて詳しく解説します。

休学だけで就活に不利になることはない

休学という事実だけで就活が不利になるケースは多くありません。企業側は応募者のポテンシャルや人柄、スキルを総合的に判断するため、単に学歴上の空白期間があるだけで評価を下げる事は少ないということを認識しておきましょう。

特に近年では多様なキャリアが認められる傾向にあるため、休学経験そのものがネガティブに捉えられにくくなっています。ただし、休学理由や休学期間中に何をやっていたかが説明できない場合は、計画性や主体性に欠けるといったネガティブな印象を与える可能性があります。

したがって、休学経験者が就活に取り組む際は、「なぜ休学を選んだのか」「休学期間中で何を学んだのか」「休学を経てどのような成長に繋がったのか」を具体的に言語化しておくことが不可欠です。

休学について適切に説明できれば、むしろ主体的に意思決定をしたとして評価されることも考えられます。

履歴書に休学経験をどう書けばいいか具体的に知りたい人は、以下の記事も参考になります。

休学の履歴書の書き方は?書くべき理由や例文、伝え方のコツも解説

1年以上休学すると面接で説明を求められやすい

企業が休学の事実だけで何かを判断する事は少ないものの、休学期間が1年以上と長期にわたる場合は、書類選考の時点で懸念に思われやすくなるだけでなく、面接で詳細な説明を求められる可能性が大幅に高まります。

具体的には、「なぜ1年以上の休学が必要だったのか」「毎日どのように過ごしていたのか」といった点を深掘りされることが考えられます。この際、事実を隠すような曖昧な回答や、自己PRなどと一貫性のない説明をしてしまうと、ネガティブな印象を持たれやすくなるため注意してください。

一方で、1年以上の休学期間を明確な目標・目的を持って行動していることが説明できれば、自己管理能力や行動力をアピールすることに繋げられます。繰り返しになりますが、休学を検討する以上、その期間で何を得るのか自分自身で言語化しておく意識を持っておきましょう。

休学理由によっては就活にプラスになることも

休学理由や給付期間中の活動内容によっては、就職活動においてプラスの評価に繋がることもあります。例えば、海外留学やインターンシップ、資格取得に取り組んだ場合、それらの経験は、スキルや行動力などの自己PR材料として活用することが可能です。

また、何らかの困難な状況から立ち直った経験や自ら進路を見直したプロセスは、課題解決力や主体性の高さといった長所を示す根拠として成り立ちます。一見すると休学はネガティブな事象と捉えやすいものの、実際に取った行動や自分の思いをうまく整理すれば問題ありません。

具体的にどのように休学期間をアピール材料の説明に繋げていけばいいか分からない場合は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

面接で休学・中退理由をどう伝えると好印象につながりやすいかについては、以下の記事も参考になります。

大学中退理由を面接で効果的に伝える方法!例文や伝え方のコツも解説
牛田

ここまでお疲れさまでした。最後に、専門学校の休学についてご相談者さんからよく聞かれる質問にお答えしていきますね。

専門学校の休学に関するよくある質問

最後に、専門学校の休学に関するよくある質問を3つ取り上げて解説します。

専門学校は休学できますか?

多くの専門学校では、一定の条件を満たすことで誰でも休学が可能です。一般的には所定の休学申請書類を提出し、学校側の承認を得ることで正式に休学扱いとなることがほとんどです。

休学理由としては、体調不良や家庭の事情、進路変更を検討するためなどが認められる傾向にあるものの、詳細な基準は学校によって異なります。また、休学期間は上限が設けられている場合もあるほか、休学中の学費や在籍料の扱い、奨学金の取り扱いも学校ごとに異なりますので事前に確認しておくことが不可欠です。

制度を正しく理解し、必要な手続きを踏むことで、スムーズに休学へ移行することができます。ただし、休学期間中に何をするのかをあらかじめ決めておかないと、無駄に時間を消費することになるため、計画性を持って意思決定をすることを心がけてください。

専門学校を休学したことは隠せる?

履歴書や就活において休学の事実を必ず伝える義務はありませんが、面接では在学期間の空白について質問される可能性が高いため、基本的に隠せないと思っておいた方が良いでしょう。

仮に意図的に隠した場合、後から発覚すると信頼性を損なう可能性もあります。休学をしただけでは就活に不利になるわけではありませんので、事実を正直に伝えた上で、その背景や休学中の学びを説明する方が無難です。

特に休学期間中に取り組んだことや身に付いた経験を具体的に話せれば、ネガティブな印象を払拭できるだけでなく、うまく自己PRに繋げられることもありますので、あらかじめ休学経験をどのように説明するのか準備しておいてください。

専門学校の休学率や中退率は?

文部科学省の「令和6年度専門学校生の中途退学者・入学者数等の調査結果」によれば、専門学校の休学率は1.54%、中退率は6.05%となっています。人数にして休学者数が1年間で7,240人、中退で28,450人となっていますので、専門学校生全体の人数と比較すると少ないことが分かります。

専門学校を休学する理由としても、通学のモチベーションが下がったり、精神的な問題によるものが半数を占めており、比較的ネガティブな理由で休学する人が多い事は認識しておくと良いでしょう。

もちろん、休学後に復学して卒業する人や別の進路で成功している人も多いため、休学をすると人生が終わりというわけではない点は認識しておいてください。

牛田

ここまでお疲れさまでした。最後に、後悔しない判断のための要点をまとめておきますね。

まとめ

専門学校の休学には、籍を残したまま自分の状況を見直せる、学費負担を抑えられる、将来を冷静に考え直せるといったメリットがある一方、卒業時期の後ろ倒しによる就活時期のずれや、復学のハードルが上がるといったデメリットもあります。後悔しない判断のためには、休学する理由を言語化し、メリットとデメリットを冷静に比較することが大切です。

そして、休学を決めたあとは期間と目標をセットで設定し、親や家族とも認識をすり合わせておきましょう。休学期間中に資格取得やインターンなど将来につながる行動を積み重ねれば、就活においても主体性をアピールできる経験として活用できます。一人で抱え込まず、必要に応じて周囲や就職エージェントに相談しながら、納得感のあるキャリア選択をしていきましょう。

牛田

専門学校を休学・中退した後の就活に不安がある方は、ぜひキャリアスタートにご相談くださいね。20代未経験の就職支援に特化していて、中退者の就職実績も豊富です。一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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