ハローワークは意味ない?職業相談へ行く前に知っておきたい情報まとめ

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「ハローワークは、良い求人がないから職業相談する意味ない…」
「ハローワーク職員に相談しても時間の無駄かな?」

このように思ったことはありませんか?

ハローワークは、扱っている求人の質にかなりばらつきがあるため、職業相談をしてもなかなか希望する仕事が見つからないことがあります。

また、職業相談といっても、相談員は非正規雇用が多く求人票の情報以外は知らないので、求職者一人ひとりに親身にアドバイスをするといった対応は期待できません。

そのため、職業相談に行っても目指したい企業がなかった、悩みが解決できなかった時に「職業相談した意味がないな」と感じることもあるでしょう。

しかし、ハローワークの職業相談にはメリットもあります。

この記事では、ハローワークの職業相談でできることやメリット、「職業相談は意味ない」と言われる理由と考えられるデメリットをまとめてます。

併せて、職業相談を効率的に行う方法や併用したい転職支援サービスなど、ハローワークへ行く前に知っておきたい情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.ハローワークは意味ない?職業相談でできることとは

ハローワークの職業相談とは、求職者が就職・転職活動を円滑に進められるよう相談員がアドバイスを行うサービスです。

就職活動の進め方から職業選択のアドバイス、希望条件に合う求人の紹介、応募書類の作成方法・面接対策などを受けることができます。

また、希望する職種に必要なスキルの習得を目指す職業訓練やセミナー、企業説明会などの案内も行っています。

職業相談は、全国に500か所以上あるハローワークのどこでも予約不要で行えるので、気軽に利用できる就職支援サービスといえるでしょう。

2.職業相談のメリット・デメリット

ハローワークの職業相談を利用するメリットは、以下のとおりです。

ハローワーク職業相談のメリット
  • 地域密着の中小企業の求人が多い
  • 求職活動実績になる
  • 強く求人応募を勧められるケースは少ない
  • 予約不要で相談できる
  • 応募書類の添削など一般的な選考対策をしてもらえる

ハローワークの最大の魅力は、地元の中小企業の求人が多いことです。

そのため、今住んでいるところで働きたい人や大規模すぎる企業が苦手な人にとっては、希望に合う求人が見つかりやすいといえます。

また、ハローワークの職業相談は、雇用保険の受給要件である求職活動実績になるので、退職して雇用保険を受け取る人にとってはメリットでしょう。

さらに、ハローワークでは求職者の意思を尊重するため、求人応募を急かすことや強く勧めることはほとんどありません。

そのため、自分のペースで就職・転職活動を行いたい人はハローワークが利用しやすいでしょう。

一方で、ハローワークの職業相談には以下のデメリットもあります。

ハローワーク職業相談のデメリット
  • 大企業の求人は少ない
  • 求人の中にブラック企業が紛れていることがある
  • 相談員によって対応の丁寧さが異なる
  • 求人票に記載されている情報以外はわからないことがある
  • 自主的に求職活動を行う必要がある

人気のある大企業は求人情報を出すと応募者が殺到することから、ハローワークではなく会社とマッチした人材を紹介する転職エージェントを活用するケースが少なくありません。

また、ハローワークは求人掲載を無料で行えるため、採用経費を出せない企業や離職者が多く常に求人を出しているブラック企業が紛れている可能性があります。

さらに、ハローワークの相談員はほとんどが非正規雇用なので、十分な職種や業種の知識がないまま事務的に相談をする人が多いようです。

上記のことから、自分に合う求人探しや企業情報収集、業界研究などは、ハローワークに頼るのではなく自分で積極的に行わなければなりません。

3.ハローワークの職業相談を効率的に行う方法

雇用保険受給者は、失業認定期間に原則2回の求職活動実績を作る必要があります。

そのため、ハローワークの職業相談は意味がないと感じる人でも、求職活動実績作りのために職業相談を利用する人はいるでしょう。

ここでは、職業相談を効率的に行う方法を以下3つ紹介します。

  1. 求人活動実績は職業相談ばかりでも問題なし
  2. 職業相談が早く終わる質問内容
  3. 職業相談に行くタイミング

順に説明します。

(1)求人活動実績は職業相談ばかりでも問題なし

求職活動実績目当てで職業相談をしても大丈夫です。

例えば、失業認定日が近づいてきたため2日連続で職業相談をしたとしても、ハローワーク側から「実績狙いで相談に来ているのではないか」と思われることはありません。

相談員は職業相談後に雇用保険受給資格者証に求職活動実績の証拠を押印するので、職業相談が求職活動実績の目的の一つであることがわかっているのです。

そのため、ハローワークではなく民間の人材紹介会社や転職サイトで転職活動をする人であっても、雇用保険受給のために職業相談することは問題ありません。

転職エージェントや転職サイト経由で求人応募した場合も求職活動実績になるので、より多くの求人から自分に合う就職・転職先を探すなら、ハローワーク以外の就職支援も積極的に活用しましょう。

(2)職業相談が早く終わる質問内容

職業相談を早く終わらせるためのポイントは、「求人のことを聞く」「具体的に質問する」です。

特定の求人について質問する場合は、興味のある求人票を持っていき、「この求人には現在どのくらいの応募者がいますか」と聞くと相談員がすぐに調べてくれます。

人数を教えてもらったら、「もう一度検討してみます」と伝えれば職業相談は終了し、求職活動実績の証明のハンコがもらえます。

また、短時間で職業相談を済ませるためには、なるべく具体的な質問をしましょう。

例えば、「自分に合う仕事を教えてほしい」と相談すると、ヒアリングから始まるため相談時間が長引く可能性があります。

しかし、「○○の資格を活かせる仕事は何ですか」「人とあまり関わらずにできる仕事はありますか」と質問に具体性があれば、相談員の説明時間を短くすることができます。

以下の記事では、職業相談を短時間で終わらせるコツを紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

ハローワークの職業相談に行きたくない…。短時間で終わらせるコツ3選と求職実績の作り方

2022.08.26

ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるには?効率的な求職活動実績の作り方

2022.09.26

(3)職業相談に行くタイミング

失業認定日に職業相談をすれば、ハローワークに行く回数を減らすことができます。

また、職業相談の順番待ちの時間をなるべく作りたくない人は、朝一番の職業相談がおすすめです。

ただし、求人紹介を受ける人は、8時30分から9時、12時〜13時、17時以降は企業との連絡が繋がりにくくなるため避けましょう。

求人紹介を受ける予定がない人は、比較的空いているハローワーク開庁すぐの8時30分や昼食時の12時から13時の時間帯がねらい目です。

4.ハローワークの職業相談が向いている人・向いていない人

ここでは、ハローワークの職業相談に行った方が良い人と、行っても「意味がない」と思ってしまう可能性がある人をそれぞれ紹介します。

(1)ハローワークに向いている人

ハローワークに行くべき人は、雇用保険を受給する人です。

雇用保険の手続きもハローワークで行いますので、受給資格を満たしている人は必ず行きましょう。

そのほかハローワークに向いている人は、以下のようなタイプが挙げられます。

ハローワークに向いている人
  • 中小企業を目指している人
  • 地元で転職したい人
  • 目指したい仕事や希望条件が明確な人
  • 積極的に転職活動ができる人自主的に相談員に質問ができる人

雇用保険受給者でない求職者は、必ずしもハローワークへ行く必要はありません。

そのため、ハローワークインターネットサービスで求人の検索・閲覧をして、自分の希望に合う求人が見つかった場合に相談へ行くのも一つです。

(2)ハローワークに向いていない人

ハローワークに向いていない人は、仕事を続けながら転職活動をしたい人です。

ハローワークの開庁時間は、原則平日の8時30から17時15分までなので、在職状態でハローワークに足を運ぶのは難しい可能性があります。

そのほかハローワークが向いていない人は、以下のようなタイプが挙げられます。

ハローワークに向いていない人
  • 大企業に勤めたい人
  • 年収を上げたい人
  • 専門性の高い資格を持っている人
  • ブラック企業を避けたい人
  • 自分の適性がよくわからない人

ハローワークは、経費をできるだけかけたくない中小企業の求人が多くあります。

そのため、人件費や採用経費が多少かかっても優秀な人材を確保したい大企業や優良企業の求人は少ない傾向です。

たまに好条件・好待遇の求人が出ても大量の求職者が応募するため、高倍率になってしまいます。

また、ハローワークの相談員は求職者からの質問には答えてくれますが、積極的に求職者の適性を見て求人紹介をすることはほとんどありません。

そのため、「そもそもどんな仕事に就きたいのかわからない」といった人は、転職のプロがサポートしてくれる転職エージェントの方が向いているでしょう。

5.ハローワークと転職エージェントの併用がおすすめ

就職・転職活動はハローワークだけでなく、転職エージェントや転職サイトでも行えます。

転職サイトは、多くの企業の求人情報がWebサイト集まっており、自分のペースで転職活動が行えますが、選考対策や情報収集はすべて自分で行わなければなりません。

転職エージェントは、キャリアアドバイザーが面談を通して求職者の適性や強みを客観的に見たうえで、希望条件に合う企業の求人を紹介してくれます。

また、転職エージェントは求人紹介だけでなく、長期キャリアプランの考え方のアドバイスや企業に合わせた選考対策、年収などの労働条件の交渉代行など求職者一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。

そのため、効率的かつ長く勤められる転職先を見つけるのであれば、転職エージェントの活用がおすすめです。

雇用保険受給者でハローワークを利用している人でも、より幅広い選択肢から自分に最適な転職先を見つけるのであれば、ハローワークと転職エージェントを併用しましょう。

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以下の記事では、ハローワークだけで転職活動を行うデメリットを解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

ハローワークだけで20代の転職を成功させるのは難しい?支援内容を紹介

2022.07.27

まとめ

この記事では、「ハローワークの職業相談は意味ない」と感じている人向けに、職業相談のメリット・デメリットや短時間で職業相談を終わらせるコツなど、職業相談に関する情報を紹介しました。

ハローワークは、求人情報や相談員の質にばらつきがあるため、時間を割いて職業相談したのに転職できなかったケースも多々あります。

ハローワークに向いていない人は、いつまでも職業相談に通うよりも他の転職支援サービスを併用した方が転職先が決まりやすくなるでしょう。

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