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フリーターの履歴書の好印象な書き方から提出方法まで完全解説!

「フリーターが覚えるべき履歴書の書き方は?」
「就職活動が初めてなので、企業へ履歴書をどう送ればいいかわからない」

フリーター歴が長かった方は、いざ就職しようとしても履歴書の書き方でつまずいてしまうことがよくあります。

しかし、初めてなら誰でもわからないのは当然のこと。

この記事ではフリーターの履歴書の書き方のルールを、1項目ずつ丁寧に解説しています。

フリーターの履歴書の書き方の基本

フリーターの履歴書の書き方の基本ルールを説明します。

(1)正社員を目指す場合は履歴書と職務経歴書が必要

正社員を目指して試験を受ける場合は、履歴書と職務経歴書をセットで出すのが一般的です。

しかし、アルバイト経験は一般的に職務経歴に含まれないため、フリーター経験しかない方は提出しなくても構いません。

また最近はネットでの応募も一般的となっており、履歴書ではなく企業が指定したフォームへ情報を打ち込む形式の場合もあります。

応募要項をよく読み、必要書類を確認しておきましょう。

(2)学歴や職歴で嘘をつかない

当たり前ですが、学歴や職歴で嘘をついてはいけません。

万が一嘘をついて入社したとしても、それは「経歴詐称」に該当し、発覚すれば内定の取り消しや解雇につながるリスクがあるためです。

企業によっては事前に履歴書の情報を調査することもありますし、面接での発言で履歴書との矛盾が見つかることもあります。

仮に解雇などの処分がなかったとしても、履歴書に嘘を書いたことであなたの信用が落ちるのは免れません。

(3)消えないボールペンで書く

履歴書は消えないボールペンで書きましょう。

鉛筆や消せるボールペーんは改ざんできてしまうため、避けるのが基本です。

書き損じてしまった場合は新しい履歴書に書き直しし、ボールペンで仕上げた書類を出しましょう。

ただし、下書きとして鉛筆を使用するのは問題ありません。

その場合は筆圧で用紙が汚れないようになるべく薄く下書きし、清書後にきれいに消しゴムで鉛筆で書いた部分を消しておきましょう。

フリーターの履歴書|個人情報欄の書き方

履歴書の一番冒頭の部分「個人情報欄」の書き方を解説します。

  • 履歴書の日付は提出日または投函日
  • 姓と名の間はスペースを空ける
  • 証明写真は縦4cm×横3cmを貼り付ける
  • 現住所は省略しない
  • 連絡先は日中つながりやすいものを記載する
  • ミスが起こりにくいメールアドレスを記載する

(1)履歴書の日付は提出日または投函日

履歴書の日付は提出日、郵送で提出する場合は投函日を記載しましょう。

これは、履歴書の内容が「最新の情報である」ことを示すためです。

(2)姓と名の間はスペースを空ける

氏名を記載する部分の姓と名の間は、1文字分スペースを開けましょう。

これはどこまで姓、どこから名かを企業にわかりやすくするためです。

(3)証明写真は縦4cm×横3cmを貼り付ける

履歴書用の証明写真は縦4cm×横3cmが基本です。

履歴書の枠に合わせてカットするか、写真機で「履歴書用写真」を選んで撮影すると良いでしょう。

(4)現住所は省略しない

履歴書に記載する住所は省略せず都道府県から建物名、号室まですべて記載します。

基本的に身分証明書の住所と完全一致するように記載しましょう。

(5)連絡先は日中つながりやすいものを記載する

連絡先は日中連絡がつきやすいものを記載してください。

例えば、固定電話と携帯電話がある方で日中出掛けていることが多ければ、携帯電話を書くのが適切です。

(6)ミスが起こりにくいメールアドレスを記載する

履歴書に記載するメールアドレスは、シンプルなものを選びましょう。

例えば「yamada.tarou@…」のような、氏名を入れたものなどが適切です。

該当するメールアドレスがなければ、新たにフリーアドレスを取得すると良いでしょう。

趣味や好きな英単語を入れたプライベート用のアドレスは避けてください。

フリーターの履歴書|学歴の書き方

フリーターの履歴書の学歴欄の書き方を紹介します。

  • 大卒者の場合の書き方
  • 高卒者の場合の書き方
  • 学校名は正式名称を記載する
  • 入学・卒業は別の行に分ける

(1)大卒者の場合の書き方

大卒者の場合は高校入学から学歴を書き始めます。

履歴書の「年」に入学・卒業年、「月」に入学・卒業月を書きましょう。

例えば、以下のように記載します。

学歴・職歴
平成264東京都立〇〇高等学校 入学
平成293東京都立〇〇高等学校 卒業
平成294〇〇大学 ××学部△△学科 入学
令和33〇〇大学 ××学部△△学科 卒業

(2)高卒者の場合の書き方

高卒者の場合は中学卒業から記載するのが一般的です。

学歴・職歴
平成263東京都〇〇市立〇〇中学校 卒業
平成264東京都立〇〇高等学校 入学
平成293東京都立〇〇高等学校 卒業

(3)学校名は正式名称を記載する

履歴書の学歴に記載する学校名は省略せず、正式名称を記載します。

例えば、高校の場合は「高等学校」と記載するなど、その学校の正しい名称を書くのが基本です。

(4)入学・卒業は別の行に分ける

学校の入学と卒業は別の行に分け、それぞれ学校名を省略せずに記載します。

フリーターの履歴書|職歴の書き方

フリーターの履歴書の職歴の書き方を説明します。

  • アルバイト経験しかない場合
  • 正社員経験がある場合
  • 派遣社員経験がある場合
  • 職歴の多さで書き方を分ける
  • スポット勤務は記載しない
  • 職業訓練校の履歴は職歴に記載する

(1)アルバイト経験しかない場合

アルバイト経験しかない場合は、フリーター経験をメインに職歴部分を記載します。

一般的にアルバイトは職歴にはなりませんが、フリーター経験しかない場合は職歴にまとめて構いません。

なお、アルバイトの業務が就職希望先の業務と関連性が高い場合は、担当業務を別の行に記載すると良いでしょう。

学歴・職歴
平成294株式会社×× アルバイトとして入社
2年間 調理補助の業務を担当
令和25料亭「〇〇」 アルバイトとして入社
現在に至る
以上

(2)正社員経験がある場合

正社員経験がある場合は、アルバイト歴よりも正社員歴を優先して記載します。

アルバイト歴は補足的に書く程度で十分です。

学歴・職歴
令和41〇〇株式会社 入社
令和53一身上の都合により退職
令和53居酒屋「〇〇」アルバイトとして入社
現在に至る
以上

(3)派遣社員経験がある場合

派遣で働いていた場合は、派遣元の会社名と配属先を併記するのが一般的です。

学歴・職歴
令和24株式会社ABC(派遣社員として入社)
株式会社DEFにて事務職に従事(2020年4月~2024年3月)
令和65居酒屋「〇〇」アルバイトとして入社
現在に至る
以上

(4)職歴の多さで書き方を分ける

フリーター歴が長く、短期のアルバイトや職場を転々としていた場合、すべてを細かく記載すると「一貫性がない」「定着しない人」という印象を与えてしまう恐れがあります。

このような場合は、業種や職種ごとにまとめて記載するのがおすすめです。

学歴・職歴
令和331年間 飲食店にてホール・キッチン業務に従事(複数店舗勤務)
令和54居酒屋「〇〇」 アルバイトとして入社
現在に至る
以上

(5)スポット勤務は記載しない

1日~数日の単発バイトや、週1以下のスポット勤務は履歴書に書かなくて構いません。

職歴としての信頼性が薄く、「腰を据えて働けない人」という印象を与えてしまいます。

(6)職業訓練校の履歴は職歴に記載する

職業訓練校は「雇用保険による訓練」の一環と見なされるため、職歴欄に記載できます。

資格取得や学んだ内容を明記すると、就職のために準備したことがわかりやすくなります。

学歴・職歴
令和33〇〇職業訓練校 入校(パソコン実務科)
令和39〇〇職業訓練校 卒校(パソコン実務科)
以上

フリーターの履歴書|免許や資格の書き方

免許や資格は、「取得した順番」で記載するのが基本です。

フリーターの場合、特に応募職種に関連する資格を優先的に書くことで、やる気やスキルを効果的にアピールできます。

運転免許のような一般的な資格でも、業務で使用する可能性があれば必ず書きましょう。

また、これから取得予定の資格があれば「〇年〇月 〇〇資格 取得予定」と記載してOKです。

フリーターの履歴書|志望動機・特技等の書き方

志望動機は、あなたの経験と応募先の仕事内容をどうつなげるかがカギです。

アルバイト経験しかない場合でも、接客力・継続力・責任感など、仕事を通じて得た強みを具体的に伝えましょう。

特技欄では、「人と話すことが好き」「体力に自信がある」など、職種に活かせる要素があればアピール材料になります。

趣味・特技が業務に直結しない場合も、人柄を伝えるポイントになるため、空欄にしないのが望ましいです。

フリーターの履歴書|本人希望欄の書き方

本人希望欄は「特に希望なし」と書いてもOKですが、伝えておくべきことがある場合は、簡潔に記載しましょう。

(1)入社の条件を記載する

勤務日数・勤務時間・曜日など、やむを得ない事情がある場合はここで伝えます。

ただし、条件を多く書きすぎると選考に不利になる可能性もあるため、必要最低限に留めましょう。

  • 週4日以上の勤務を希望しております
  • 17時以降の勤務が可能です

(2)連絡に対応できない時間帯を記載する

連絡可能な時間帯を明記することで、企業側もスムーズに対応できます。

  • 平日13時〜18時の間は勤務中のため、電話対応ができません。メールにてご連絡いただけると幸いです。

フリーターの履歴書の提出方法

履歴書の提出方法は、手渡し・郵送・メール添付の3パターンが一般的です。

指示がある場合はそれに従い、特にない場合は郵送またはPDFでのメール送信が一般的な方法になります。

なお、郵送の場合は、「送付状(添え状)」を同封し、折り目のつかないA4クリアファイルに入れて送付するのがマナーです。

メールで提出する場合は、PDF形式でファイル名を「履歴書_氏名.pdf」などにして送付しましょう。

履歴書の書き方でお悩みのフリーターはキャリアスタートへご相談ください

職歴の整理の仕方、志望動機の考え方、本人希望欄の活用など、ちょっとした工夫で履歴書の印象は大きく変わります。

とはいえ「まだ履歴書の書き方に自信がない」「書く内容がわからない」と悩んでいる方もいるはずです。

そんな時は、フリーター・未経験からの正社員就職を支援している「キャリアスタート」にご相談ください。

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