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12月に転職する方法は?スケジュール・メリット・注意点・コツを解説

12月に転職する方法は?スケジュール・メリット・注意点・コツを解説

12月は1年の中でも企業の採用活動や求職者の動きに特徴があるため、転職を検討する人はメリットとリスクをしっかりと理解しておくことが重要です。特に年末年始を挟む時期なので、計画的なスケジュール管理が求められますが、工夫次第で転職活動を有利に進められます。

この記事では、12月の転職を目指す際に知っておきたいスケジュールやメリット、注意点、転職成功のコツを解説します。どの時期に転職活動をすべきか悩んでいる人は、記事の内容を参考にしてみてください。

12月に転職を目指す際のスケジュール

12月に転職を実現するためには、余裕を持って4ヶ月前の8月から準備を始め、自己分析や業界研究を行い、方向性を固めるところから始めましょう。下準備ができたら、9月には応募書類や面接対策に取り組み、9月から10月にかけて求人応募を本格化していきます。

きちんと準備ができていれば10月から11月には内定獲得ができるため、内定承諾や条件交渉を進めつつ、現職の退職準備を11月に進めていくような流れとなります。

まずは12月に転職を目指す際のスケジュールを、それぞれ意識すべきポイントとともに詳しく解説していきます。

【8月】自己分析・業界研究

12月の転職に向けて余裕を持って活動するためにも、8月から自己分析や業界研究に取り組み、転職活動の本格化に向けた基盤を固めていきます。まずは自己分析で自分の強みや弱み、これまでのキャリアで経験したスキルを言語化し、どのような職場で働きたいか方向性を見定めます。

興味のある業界に目星がつけられたら業界研究を行い、どのようなビジネスをしているかや働き方を調べていきます。転職理由を明確にすればするほど、職務経歴書や面接で説得力を持って伝えることができ、良い印象に繋がります。

特に12月の転職を目指す場合、限られた時間の中で効率的に動く必要があるため、早い段階から転職活動の軸を固める意識を持っておきましょう。

【9月】書類準備・面接対策

自己分析や業界研究で転職活動の軸を定められたら、9月には具体的な準備を進めていきます。履歴書や職務経歴書といった応募書類は、書類選考を突破する上で非常に重要なため、自己PRと志望動機の作り込みを意識してブラッシュアップをしていきます。

また、本番の面接に向けて想定質問に対する回答を準備したり、受け答えを練習しておくなどの面接対策に取り組んでおきましょう。特に最近はオンライン面接も増えていますので、通信環境や表情、声のトーンにも注意することがポイントです。

応募書類の作成や面接対策は、就職エージェントを使うことで丁寧なサポートが受けられます。スケジュール管理とともに、転職活動の準備をプロからサポートしてもらいたい人は、就職エージェントの利用もこのタイミングで検討してみてください。

書類準備のポイント

履歴書や職務経歴書は、簡潔かつ具体的にまとめることがポイントです。特に職務経歴書においては、自己PRの際に具体的な成果や数字をエピソードを交えながら記載することで、魅力的な人材というアピールに繋がります。

また、志望動機は出来る限り応募企業ごとにカスタマイズすることで熱意のアピールに繋がります。どの企業も同じような志望動機になっていると、選考官から見破られてしまい、書類選考の通過率が下がるリスクも考えられます。

合わせて、誤字脱字や基本的な文法の乱れがないかを第三者に確認してもらうと、より良い応募書類が作り上げられます。

面接対策のポイント

面接対策においては第一印象が非常に重要です。清潔感のある服装や挙動を意識するとともに、質問への回答は簡潔かつ自信を持って答えることを意識しましょう。

また、事前に面接を受ける会社の企業研究を行って、仕事内容や社風を加味した上で志望理由を伝えられるように準備することが大切です。

自己紹介やこれまでの経歴と自己PRを話す際は、面接官に伝わりやすいよう結論から述べることがポイントです。合わせて、企業への逆質問をする場面では、就職後に長く働きたいと考えていることが伝わるような質問を用意しておくことで良い印象を与えられます。

面接対策は、自分がどのように見られているかを客観的に知ることも重要なため、自分の回答している姿を動画に撮って見返したり、就職エージェントの模擬面接を活用することがおすすめです。

【9月〜10月】求人応募〜選考

12月の転職を目指す場合、9月から10月は求人への応募や面接の選考が本格化する時期となります。複数の企業へ並行して応募してチャンスを広げることで、12月入社を実現しやすくなるため、気になる求人には積極的に応募していく意識を持っておきましょう。

合わせて、応募した企業の業界の動向や社風を調査し、自分の希望とのギャップを確認しておくことも重要です。9月や10月は一般的に期末と期初にあたる時期となりますので、面接のスケジュール調整が難しいこともあります。

早い段階で有給休暇を確保しておくなど、余裕を持って対応できるよう心がけてみてください。

【10月〜11月】内定承諾・条件交渉

ここまでスケジュール通りに活動できると、10月には内定を獲得できる期待が持てます。そのため、10月から11月にかけては企業の内定承諾や雇用条件の交渉などを行う期間となります。企業から提示された雇用条件を鵜呑みにすることなく、給与や勤務地、福利厚生などをしっかりと確認しましょう。

少しでも雇用条件に疑問や不安が残る場合は、遠慮することなく企業に質問することが重要です。また、複数の企業から内定を獲得した場合は、将来のキャリアビジョンや働きやすさを基準に、納得のいくまで比較検討することがポイントです。

もし内定承諾の場面で妥協してしまうと、ここまで頑張ってきても入社後にミスマッチを感じて早期離職に繋がるリスクが高まるため、慎重に判断するようにしてください。

【11月】業務引継・入社準備

転職先への入社時期も固まったら、遅くとも11月には現職での業務の引き継ぎを進めていきます。円満退職を実現するためにも、自分がやっていた業務を整理したり、マニュアルの作成を行うことで後任者がスムーズに対応できる環境を整えておきましょう。

なお、会社を辞める際は法律上14日前までに退職申し出をすることが定められていますが、会社によっては、それよりも前に退職申し出をすることが定められているケースが見られますので、内定を獲得できたタイミングあたりで現職の就業規則を確認しておくことがおすすめです。

合わせて、新しい職場に求められる知識やスキルをインプットしておけると、就職後の立ち上がりが早くなるため安心です。特に業務に関連する資格の勉強や業界の情報をキャッチアップしておくことで、就職後の評価を高めることも可能です。

12月に転職するメリット

12月に転職を目指して転職活動を進めることで、お盆期間やシルバーウィークなどの長期休暇を通じて、転職活動にじっくりと取り組めるといったメリットがあります。また、ボーナスをもらって12月から転職活動を進めようとする人が増える関係で、ライバルが少ない点もポイントです。

加えて、年始から新しい環境で仕事に取り組めることや、忘年会や新年会を通じて職場に馴染みやすいなど、他の時期にはない魅力的なメリットが様々見られます。

ここからは、12月に転職するメリットを5つの観点から解説します。本当に12月に転職していいのか悩んでいる人は、それぞれのメリットについて理解を深めておきましょう。

長期休暇で転職活動を進められる

12月の転職を目指す場合、3〜4ヶ月前から転職活動を進めることになりますが、お盆期間やシルバーウィーク、祝日などが多い時期ということもあり、集中して転職活動を進めやすいといったメリットがあります。

特に転職中の場合は、平日で転職活動に時間を確保することが難しかったり、面接日時の調整に苦労するケースが多いものの、長期休暇を利用すれば複数の企業への面接や選考を効率的に受けやすく、12月の転職を目指す場合ならではのメリットと言えます。

加えて、長期休暇中に心身ともにリフレッシュすることで自分の状況を冷静に分析でき、転職先選びのミスマッチを減らすような期待もできます。スケジュールを立てて計画的に取り組めば、12月の転職は長期的なキャリア形成という観点でも良いタイミングと言えるでしょう。

年始に新鮮な気持ちで仕事に取り組める

12月に転職できると、年明けには新しい職場環境で仕事をスタートできるため、気持ちをリフレッシュしやすいというメリットもあります。企業側も新年に合わせて組織体制を整えるタイミングということもあり、受け入れ体制が整っていることも安心して働けるポイントです。

また、年始は企業や組織が新しい目標を立てるような時期ということもあり、自分だけでなく周囲の社員もモチベーションが高いケースも多く、転職後にネガティブな気持ちになりにくいという点も12月転職ならではの特徴と言えます。

ライバルが少ない

12月はボーナスの時期ということもあり、一般的に12月に転職を目指す人は少ない傾向にあります。したがって、他の時期と比べてライバルとなる応募者が減少し、相対的に転職しやすい状況にあるといったメリットが見られます。

特に人気企業や条件の良い求人に挑戦したい場合、ライバルが少ない事は選考を有利に進める要因となります。合わせて、企業側も年明けに向けて採用活動を終わらせたいと考えることが多く、採用意欲が高まるといった傾向も見られます。

その結果、選考スピードが早まってスムーズに内定獲得まで繋がる可能性もあるでしょう。ライバルが少ない12月という時期だからこそ、自分の強みを最大限にアピールし、理想の転職を叶えることが期待できます。

忘年会や新年会で転職先と仲良くなりやすい

12月の転職ならではのメリットとして、忘年会や新年会といった社内イベントが直近に存在し、新しい職場に早く馴染みやすいという点も挙げられます。転職したばかりで緊張している状況であっても、飲み会など非公式の場でコミュニケーションを取ることで、関係性を築きやすくなります。

また、年末年始という節目を一緒に過ごすことで、入社したばかりであっても一体感が生まれ、心理的な距離を縮めやすい点も魅力です。転職後に職場に早い段階で溶け込めるという事は、その後の仕事のやりやすさにも直結しますので良いタイミングと言えます。

新しい職場で気疲れしてもすぐに長期休暇がある

転職を経て新しい職場に入社すると、環境の変化や人間関係への気配りから精神的にどうしても疲れを感じがちです。しかし、12月に入社した場合、年末年始の長期休暇がすぐに控えているため、気疲れしても一度リセットする時間を確保できるといったメリットがあります。

慣れない職場環境で無理を続けることで心身の負担を感じやすいものの、長期休暇を挟むことでリフレッシュでき、再スタートを切るような余裕が生まれます。また、年末年始で実家に転職を報告することができたり、知識のインプットをする自己研鑽の時間を確保できるなど数多くのメリットがあります。

新しい環境に飛び込みながら休息を取りつつ、すぐにリフレッシュできる点は12月転職ならではのメリットと言えるでしょう。

12月に転職する際の注意点

12月に転職する事はメリットだけでなく、12月という時期特有の注意点も存在します。例えば会社によっては、前職でもらえるはずであったボーナスが受け取れないリスクがあったり、入社後すぐに年末年始を挟むことで、立ち上がりが遅れるような注意点が考えられます。

他にも、転職活動のスケジュールが遅れてしまい、年末年始を超えてしまうと企業の選考が遅れ、転職したいのになかなか転職先が決まらないような状況に陥る可能性もあります。

ここからは、12月に転職する際に意識しておくべき注意点を3つ解説します。

前職でボーナスがもらえないことがある

12月に転職する際に最も注意すべきなのは、タイミングによって前職でのボーナスが受け取れない可能性がある点です。多くの企業では12月に冬のボーナスを支給していますが、支給基準日に会社に在籍していることが条件になる場合が一般的です。

そのため、12月転職だと退職日が基準日よりも前になってしまうことが多く、これまでの成果にかかわらずボーナスがもらえないことに繋がりかねません。転職のタイミングを見誤ると、数十万円単位の損失に繋がることもありますので、慎重にタイミングを見計らうことが重要です。

12月の転職を目指して活動を進める際は、現職の就業規則や賞与の支払い規定を確認し、うまくスケジュール調整をする意識も持っておきましょう。

転職後の立ち上がりが遅れやすい

12月に転職すると、年末年始の休暇をすぐに挟むことになるため、業務に慣れるまでの立ち上がりが遅れやすい点にも注意が必要です。

入社直後に学ぶべき知識や社内のルールなどが十分に理解できないまま年末年始に入ってしまうと、休暇明けに再度覚え直す必要が出てきて、結果的に仕事を覚えるまでに時間がかかりやすくなることもあります。

また、引き継ぎをしてくれる人や教育担当が休暇に入ってしまうと、十分にサポートを受けられない期間が長引くことも考えられるため、周りと比較して遅れをとっているような焦りを感じる可能性もあるでしょう。

したがって、12月に転職する場合は、出来る限り積極的に業務を覚えておき、短期間で基礎を身に付けるといった意識が重要です。加えて、年末年始で自己研鑽のインプットを進めるなど、自分から積極的にスキルアップすることで遅れを最小限に抑えることができます。

年末年始にかかると企業の選考が遅れる

12月は企業にとって繁忙期であったり、年末年始の休暇と重なるため、少しでも転職活動のスケジュールが遅れてしまうと、想定以上に転職できるまでの期間が長引いてしまうといった注意点もあります。

特に面接担当者や採用権を持つ上司が不在になる場合、面接日程が先延ばしになってしまったり、合否の連絡が年明けまで持ち越されたりするケースも少なくありません。こうした事態を避けるためにも、早めに転職活動を進めていく意識が重要です。

すぐに転職活動を始めたいものの、何からしていけばいいか分からない場合は、まず就職エージェントに登録してみることもおすすめです。

12月に転職を成功させるコツ

12月に転職を成功させるには、効率性を重視することがコツになってきます。まずは就職エージェントを活用し、非公開求人も含めて応募先となる選択肢を増やしつつ、少しでも興味を持てる求人を見つけたらできるだけ多く応募していくことがポイントです。

また、12月の転職を目指す場合は、少しでも選考が長引いてしまわないように、戦略的に面接回数が少ない企業を選ぶことも有効です。

ここからは、12月に転職を成功させるコツを3つの観点から解説していきます。

就職エージェントを活用する

12月の転職を成功させるには、就職エージェントを積極的に活用することが有効です。就職エージェントは非公開求人を多く抱えており、ネットでは見つけられない求人も含めて応募先を比較検討できるため、効率的に理想の職場を見つけやすい傾向があります。

また、12月の転職を目指す場合は、年末にかけて面接調整に難航することもあるため、就職エージェントにサポートしてもらい、企業との面接日時の調整ややりとりを代行してもらえるのは大きなメリットです。

さらに、応募書類の添削や模擬面接といったサポートを受ければ、選考通過率を高めることも期待できます。計画的に短期間で転職活動を進めていく必要がある12月の転職だからこそ、プロの知識と企業とのコネクションを持っている就職エージェントの活用がポイントです。

できるだけ多くの求人に応募する

12月は企業の新規求人数が減りやすいタイミングということもあり、1つの企業に絞り込まず、複数の求人に積極的に応募していく姿勢が重要です。応募数を増やすことで内定獲得の可能性が高まるとともに、条件を比較しながら転職先を選ぶ余裕も生まれます。

また、転職の場合だと求人が早く募集締め切りになることもあるため、気になる求人には躊躇せずすぐに行動を移すことが望ましいでしょう。ただし、闇雲に応募するのではなく、応募書類や面接準備も欠かさず行うといった効率的に進める意識が重要です。

なお、就職エージェントを活用すれば、希望や理想にマッチした求人を自動的に紹介してくれますので、現職で忙しく求人の比較検討の時間がなかなか取れない場合でも、多くの求人に応募できます。

面接回数が少ない企業を選ぶ

12月の転職を目指す場合、長期休暇や繁忙期にかかることから、面接の調整が想定していたよりも後ろ倒れるリスクがあるため、確実に12月に転職したい人は、戦略的に面接回数が少ない企業を選ぶこともコツの一つです。

通常は2回から3回の面接を行う企業も多いものの、中には1回で内定を出す企業も存在します。面接回数は企業の採用戦略に基づくもののため、必ずしも面接回数が1回だからといって悪い企業というわけではありません。

選考が早い企業であれば、応募してから1ヵ月以内に内定獲得まで進められるケースもあります。もちろん、条件面や業務内容の確認は慎重に行う必要がありますが、短期間で効率よく転職を進めたい場合は、面接回数が少ない求人を中心に検討していくと良いでしょう。

よくある質問

最後に、12月の転職を目指す人によくある質問を3つ取り上げて解説します。

12月に転職したら年末調整はどうなりますか?

12月に転職した場合、年末調整の取り扱いには注意が必要になります。通常、年末調整はその年の最後に在籍している企業が実施しますので、12月に転職した場合は新しい勤務先での年末調整を行うことが基本です。

ただし、前職での源泉徴収票を必ず提出しなければなりませんので、前職を退職する際にもらう各種書類は、紛失することのないように管理しておくことが重要です。また、転職のタイミングによって、前職でも転職先でも年末調整が行えない場合は、自分で確定申告をする必要があります。

12月に退職するタイミングはいつがベスト?

12月に退職する場合、タイミングを考える上で最も意識すべきなのはボーナスの支給日です。多くの企業では12月中旬から中旬にかけて冬のボーナスを支給するため、その日を過ぎてから退職すれば損を防げます。

また、退職日を月末に設定すると、業務の引き継ぎの観点からも区切りをつけやすく、職場全体の理解を得やすいタイミングと言えます。

ただし、退職日を遅らせれば遅らせるほど消化できる有給休暇の日数が減ってくるケースもありますので、事前にボーナスの支給日や有給休暇の取り扱いを把握してから退職タイミングを決めていきましょう。

12月入社を目指すならいつから転職活動をすべきですか?

12月入社を目指す場合、余裕を持って4ヶ月前の8月から準備を進めるのが理想です。8月に自己分析や業界研究を進め、9月には応募書類を整えつつ面接対策を行っておくと、後々スムーズに転職活動を進められます。

その後、9月から10月にかけて求人応募や選考を進め、10月から11月にかけて内定先との条件交渉を行えば12月入社が現実的なスケジュールとなります。企業の採用活動は年末年始にかけて停滞しやすい傾向があるため、早めに動くことを意識しましょう。

計画的に転職活動を進めていきたい人は、若手就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。