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フリーターの職業選び|正社員転職におすすめの7職種と成功のポイント

「フリーターが正社員を目指しやすい職業ってどんなものがあるの?」
「フリーターは職業と認められない?」

実際フリーターという言葉は就業形態を表す表現であり、履歴書の職業欄に記載するべき職種ではありません。

『職業』を名乗りたいなら、あなたがやりたいことを見つけて企業へ就職し、正社員を目指しましょう。

本記事では、フリーターの方が正社員を目指しやすい具体的な職種や、その選び方のポイントについて、詳しく解説していきます。

後半では、フリーターの就職活動のコツについて解説していますので、ぜひご一読ください。

フリーターは職業?履歴書の職業欄の書き方

フリーターは職業を表す言葉ではなく、就業形態を示す表現なので、履歴書の職業欄にフリーターと記載するのは不適切です。

代わりに、現在の仕事内容に即した職種名を記載しましょう。

例えば、小売店でアルバイトをしている場合は「〇〇(小売店)にてアルバイト勤務」、飲食店で働いている場合は「〇〇(飲食店)にてアルバイト勤務」のように記入しましょう。

フリーターが辛いなら向いている職業を徹底的に探そう

フリーターが辛いと感じる方の多くが、収入の安定性の低さ、社会的な信用度の不足、そして将来への漠然とした不安を抱えています。

しかし、この状況を打開するために「とにかく正社員になればいい」という考えで就職活動を行うのは危険です。

ここからは、フリーターから抜け出すための適職探しの基本となる考え方を紹介します。

  • 適正のない仕事だと長く続きにくい
  • 正社員だからと収入の不安がないわけではない
  • 職業探しを間違えるとそもそも就職できない可能性がある

フリーターが辛いと感じる方は、以下の記事も参考にしてください。

適正のない仕事だと長く続きにくい

フリーターから正社員になる際に適当に仕事を選ぶと、仕事が長続きしないリスクがあります。

例えば、人と話すのが苦手な人は営業や接客業の仕事についても、ストレスを感じて仕事が嫌になってしまうでしょう。

この場合は夜間警備など、人とあまり接する機会がない仕事の方が向いている可能性があります。

まずはあなたが何の仕事に向いているかを分析したうえで、適職を探しましょう。

正社員だからと収入の不安がないわけではない

フリーターの多くが抱いているのが「正社員は収入の不安が一切ない」という誤解です。

正社員は月給制で賞与がある会社も多いため、アルバイト時代と比べれば収入が安定しやすいのは事実です。

しかし、月給の設定が低い会社や賞与がない会社もあります。

また、入社した会社がすぐに潰れてしまってお給料がもらえないような事態も起こりえます。

しっかり職業を選んで仕事内容とそれに見合った収入が得られる仕事を探さないと、収入面でも後悔が生まれるかもしれません。

職業探しを間違えるとそもそも就職できない可能性がある

志望する職業によっては、就職試験に受からず正社員になれない可能性があります。

例えば、資格も知識もない方がイメージだけで「エンジニアになりたい」と志望しても、いきなり正社員での採用は難しいでしょう。

特殊な資格や技術を必要とする業種・職種は未経験者採用が難しいケースがあるので、今の自分のスキルでも就職できる仕事を選ぶことも重要です。

フリーターから正社員を目指せる職業7選

フリーターから正社員を目指せる職業を7つ紹介します。

なぜフリーターの方におすすめなのか、どんな人に向いている仕事なのかを詳しく解説します。

  • 営業職:未経験でも活躍できる
  • IT職:需要が高く安定している
  • 事務職:基本的なPCスキルがあれば可能
  • サービス業:接客経験を活かせる
  • 製造業:モノづくりの現場から始められる
  • 運送業:人手不足なので採用のハードルが低め
  • 警備職:人との接点が少ない職場を希望する人におすすめ
  • 介護職:需要が非常に高く将来的にも役立つスキルを学べる

営業職:未経験でも活躍できる

営業職は多くの企業が未経験者の採用に積極的で、コミュニケーション能力があればその強みを活かして結果を出しやすい仕事です。

例えば、コンビニエンスストアでのアルバイト経験者であれば、接客時の話し方や気配りといったスキルを営業の場面で活かすことができます。

また、営業職は基本給に加えて歩合給があることも多く、努力次第で収入を増やせる可能性があります。

IT職:需要が高く安定している

IT業は慢性的な人材不足により、未経験者でも門戸が開かれていることから、比較的転職を狙いやすい職業です。

実際に、数ヶ月のプログラミングスクール修了後に、年収300〜400万円クラスの正社員として採用される例もあります。

さらに、在宅勤務の機会が多く、ワークライフバランスを取りやすい環境が整っています。

事務職:基本的なPCスキルがあれば可能

事務職は、基本的なPCスキルがあればフリーターから挑戦しやすい職種です。

例えば、飲食店でのシフト管理や在庫管理の経験があれば、それらのスキルを事務職でも活かすことができます。

また、正社員としての事務職は、社会保険完備で福利厚生も充実していることが多く、長期的な安定性を求めるフリーターの方に向いています。

サービス業:接客経験を活かせる

サービス業はアルバイトやパートでの接客経験が、正社員としての業務に直接活かせる職業です。

例えば、飲食店でのアルバイト経験があれば、接客マナーやクレーム対応といった実践的なスキルをすでに身につけています。

これは企業にとって大きな魅力となり、未経験者と比べて採用される可能性が高くなります。

製造業:モノづくりの現場から始められる

製造業は経験がなくても基礎から学べる研修制度が充実している企業が多いです。

入社後の研修が充実しているため未経験採用に積極的なので、フリーターから正社員も目指せます。

例えば、自動車部品の製造ラインでは、最初は簡単な作業からスタートし、徐々に複雑な工程や品質管理の仕事を任されるようなステップが組まれています。

また、多くの製造業では資格取得支援制度があり、キャリアアップの機会も豊富です。

運送業:人手不足なので採用のハードルが低め

運送業は、慢性的な人手不足により未経験者でも積極的に採用されやすいです。

例えば、普通自動車免許があれば、まずは軽貨物車での配送からスタートし、経験を積んで中型・大型免許を取得していくことができます。

企業によって免許取得の補助が出るので、働きながらスキルや資格を身につけられるのもメリットです。

警備職:人との接点が少ない職場を希望する人におすすめ

警備職は、特に対人コミュニケーションに苦手意識を持つフリーターの方に適した職種です。

夜間警備や施設警備など、比較的人との接点が少ない仕事を選択できる可能性があります。

例えばオフィスビルの夜間警備では、建物の巡回や防犯システムの監視が主な業務となり、接客対応は最小限で済みます。

介護職:需要が非常に高く将来的にも役立つスキルを学べる

介護職は、フリーターから安定したキャリアを築ける可能性がある仕事です。

高齢化により介護職の人手が不足しているため採用に積極的かつ、今後も継続的な人材需要が見込めるためです。

また、介護福祉士などの上位資格を取得することで、より専門的な役割や管理職も目指せます。

資格は働きながらでも取得できるので、まずは介護の世界に足を踏み入れてみるのも良いでしょう。

フリーターから正社員になれる職業の選び方

フリーターから正社員になれる職業を見つけるときは、以下3つのポイントをチェックして選びましょう。

  • 自分の強みを活かせる仕事
  • 未経験でも応募できる求人の探し方
  • 研修制度が充実している企業の見つけ方

自分の強みを活かせる仕事

あなたがこれまでの仕事、人生で得た強みを活かせる仕事なら、今後も長く続けられるでしょう。

人にはそれぞれ得意分野があり、得意なことを仕事にすれば業務に慣れるスピードも早く、また仕事自体を楽しめるはずです。

自己分析をおこなってあなたが得意なこと、今までのバイト先で貢献できたことを考えて、職業を選んでみてください。

未経験でも応募できる求人の探し方

資格やスキルに自信がない方は、未経験でも応募できる求人を探しましょう。

介護や営業領域の仕事は未経験歓迎の場合が多いので、重点的に探すのがおすすめです。

また、同時に仕事内容をチェックして特殊なスキルが必要ないかなども確認しておきましょう。

研修制度が充実している企業の見つけ方

フリーターから正社員になる場合は、研修制度が充実している企業を選ぶのがおすすめです。

研修が充実している企業は未経験を積極的に採用しているほか、仕事をしながら技能やスキルを身につけられます。

求人サイト等で探す際はフリーワード「研修」を入れて絞り込みをかけましょう。

その他、企業のホームページなどを見て研修制度があるか確認する方法もおすすめです。

フリーターからの職業探しで失敗しないコツ

フリーターが職業選びで失敗しないために、以下3つのポイントをよく見て求人を選びましょう。

  • 自分の強みを活かせる仕事
  • 未経験でも応募できる求人の探し方
  • 研修制度が充実している企業の見つけ方

求人情報の見極め方

求人情報を精査する際は、まず仕事内容の具体性をチェックしましょう。

曖昧な表現が多い求人は実際の業務が想定と異なり、入社後ギャップが生じる可能性があるためです。

また、給与条件についても、年収例や月給例が記載されていても、それはあくまでもモデルケースだということを理解しておく必要があります。

基本給、諸手当、賞与の内訳を必ず確認し、実際の収入を見極めましょう。

さらに残業時間については、求人票に記載された時間が実態を反映していない場合があるので、口コミサイトなどで実際の従業員の声を確認して、正確かどうか確認してください。

面接での自己アピール方法

面接ではフリーター経験を強みに変える自己アピールが重要です。

アルバイトでの経験も、価値ある実務経験として伝えることができます。

例えば接客業務での顧客満足度向上の実績や、売上向上に貢献した具体的な取り組みなどは、正社員としての資質を示すアピールポイントになります。

面接で緊張しないための準備や面接中の振る舞い方については、こちらの記事をご覧ください。

就職を成功させるポイント

フリーター経験を否定的に捉えず、そこで得た経験や学びを就職活動での強みとして活用しましょう。

また、理想の条件にこだわりすぎず、まずは正社員としてのキャリアをスタートさせることを優先することが重要です。

IT職や介護職など資格やスキルが必要な職種は、先に資格を取得してから就職活動を始めることで、より良い条件での就職が可能になります。

フリーターの就活を成功させるコツをまとめた記事も、併せてご覧ください。

フリーターの職業探しを支援してくれるサービス

フリーターの職業探しを支援してくれるサービスの利用で、就職活動を効率的に進めることができます。

以下のような支援サービスを利用して、理想の職業に就職するチャンスを掴みましょう。

  • 求人サイト
  • ハローワーク
  • 就職エージェント

求人サイト

求人サイトは豊富な求人情報が掲載されているサイトで、好みの求人を条件で絞り込んで検索、一括応募できます。

非常に便利でマイペースに就職活動ができる点はメリットですが、対人サポートがほぼなく、書類作成や面接サポートは利用できないサイトがほとんどです。

まずはどんな職業があるか知りたい方、マイペースに就職活動をしたい方におすすめのサービスです。

ハローワーク

ハローワークは厚生労働省の職業安定局が運営する職業紹介所です。

職探しをしている人なら誰でも無料で利用できるので、今お金がないフリーターの方でも安心して利用できます。

さらに、職探しだけでなくキャリアカウンセリングなども受けることができるので、これからのキャリアプランの相談も可能です。

ハローワークに行くメリットなどを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

フリーターがハローワークに行くメリットとデメリットを徹底解説!

就職エージェント

就職エージェントとはキャリアカウンセリングから面接対策まで、手厚いサポートを受けられるサービスです。

キャリアのプロのアドバイスを受けながら就職が可能なので、書類の作成や面接対策への不安が強い人におすすめです。

ハローワークと同様に無料で利用できるエージェントが多いので、費用の負担なく手厚いサポートを受けられます。

就活中のフリーターからのよくある質問

就活をしているフリーターが抱きやすいよくある質問とその回答をまとめました。

フリーターと正社員の違いはなんですか?

フリーターは雇用形態がアルバイトで、月給や賞与が保証されていません。

正社員は期間の定めのない雇用契約を結び、社会保険が完備されており、昇給や賞与といった待遇面でも大きな違いがあります。

また、社会的な信用度においてもフリーターよりも信頼されやすく、ローンの審査などにも通りやすいです。

フリーターのままでいるのと、正社員になるのとどちらが辛いでしょうか?

フリーターの場合は収入の不安定さや将来への不安、社会的信用の低さが課題となる一方、正社員は責任の重さや人間関係の複雑さ、時間的拘束されてしまう点が辛いところです。

しかし、正社員には安定した収入や社会保障の充実、キャリアアップの機会があり、有給休暇も取得できます。

自由度の低さをデメリットとして挙げる方もいますが、有給休暇を利用すれば休みの間も無給にならないメリットがあります。

フリーターが長く働ける職業を探すならキャリアスタートへ

フリーターから正社員への転換は、人生の重要な転機となります。

しかし、その第一歩を踏み出すためには、適切なサポートと専門的なアドバイスが必要不可欠です。

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