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通信制高校は人生終わりではない!就職・進路の実態と対処法

結論

通信制高校卒でも就職・大学進学は十分に可能です。文部科学省の学校基本調査によると、通信制高校卒業者の就職率は全日制と同水準であり、「通信制だから人生終わり」という考えは事実に基づかない誤解です。卒業後の行動次第で、正社員就職や進学の道は広く開かれています。

牛田

「通信制高校に行ったら就職できないのかな…」とご相談に来られる方は多いんですよ。でも安心してください、データを見れば人生終わりどころか、十分に正社員を目指せます!

この記事では、「通信制高校=人生終わり」という誤解の理由から、卒業後の進路の実態、就職を成功させる具体的な方法まで、公的データをもとに解説します。

通信制高校が「人生終わり」と言われる理由

この章のポイント
  • 「人生終わり」という印象は事実ではなく、社会的な誤解や偏見が原因
  • 全日制が「当たり前」という思い込みが偏見の根本にある
  • 就職・進学に不利というイメージは実態と乖離している

「通信制高校に行ったら人生終わり」という言葉は、ネット上や身近な会話でよく耳にします。

しかし、この考えが広まっている背景には、社会的な誤解や時代遅れのイメージがあります。

「通信制に転入したら将来が不安…」「就職できなくなるんじゃないか…」と感じている人も多いでしょう。

ここでは、「人生終わり」と言われてしまう理由を整理します。

全日制が「当たり前」という社会的な思い込み

日本では長年、「高校生は毎日学校に通うもの」という意識が根づいています。

全日制高校に通う生徒が多数派であるため、通信制や定時制を選ぶことが「普通ではない」という印象を持たれやすい状況があります。

実際には、文部科学省の令和5年度学校基本調査によると、通信制高校の在籍者数は全国で約29万人にのぼり、10人に1人程度の高校生が通信制に在籍している計算になります。

「通信制=特別」という感覚自体が、データとかけ離れた古いイメージと言えるでしょう。

就職・進学に不利というイメージが根強い

「通信制卒だと採用されにくい」「大学受験で不利になる」という声も根強くあります。

しかし、後述のデータが示すように、通信制高校卒業者の就職率は全日制と同水準であり、大学進学率も年々上昇しています。

このイメージが広まっている主な理由は、通信制高校の「進路未定・その他」の割合が全日制より高いことです。

ただし、これは通信制卒という学歴のせいではなく、入学前から不登校・休学を経験しているなど、個別の事情を抱えた生徒が通信制を選ぶことが多いためだと考えられています。

中退・不登校のイメージと混同されやすい

通信制高校には、不登校や病気、家庭の事情などで全日制を続けることが難しかった生徒が転入するケースが多くあります。

このため、「通信制=問題を抱えた学校」というイメージが定着しやすい側面があります。

しかし近年は、芸能・スポーツ活動との両立や自分のペースで学びたいという理由で通信制を積極的に選ぶ生徒も増えており、在籍理由は多様化しています。

「通信制高校に通っている=何か問題がある人」という見方は、現実とはかけ離れた古い認識です。

通信制高校が「人生終わり」ではない3つの根拠

牛田

「通信制は本当に不利なの?」と思っている人のために、ここでは公的なデータを使って事実をきっちりお伝えしますね。

この章のポイント
  • 卒業資格は全日制と完全に同等で、履歴書に「通信制」の記載も不要
  • 就職率・進路の選択肢は全日制と大きく変わらない
  • 在籍者数は約29万人、もはや特別な選択肢ではない

「通信制高校は人生終わり」という考えが誤解である根拠を、データと事実で確認しましょう。

卒業資格は全日制と完全に同等

通信制高校を卒業すると取得できる「高等学校卒業資格」は、全日制・定時制と完全に同じ資格です。

学校教育法のもとで、通信制も全日制も「高等学校」として同等に位置づけられており、卒業証書に「通信制」と記載されることはなく、企業の採用担当者が学歴で判別することもできません。

履歴書の学歴欄も「○○高等学校 卒業」と記載するだけでよく、「通信制」を明記する必要はないとされています(詳細はFAQで後述)。

資格の面では、通信制卒だからといって不利になる要素は法律上存在しないと言えます。

就職率は全日制と同水準、進路の選択肢も豊富

文部科学省の令和5年度学校基本調査(高等学校通信制 卒業後の状況)によると、通信制高校卒業者の就職率は約14〜15%で、全日制高校の就職率(約14%)とほぼ同水準です。

また、大学・専門学校への進学率は合計で約47%にのぼり、卒業後の進路として「就職」「進学」双方の選択肢が機能しています。

  • 大学等進学:約21〜24%
  • 専修学校(専門学校)進学:約23%
  • 就職:約14〜15%
  • その他・進路未定:約34〜38%

「その他・進路未定」の割合が高い点は課題ですが、これは通信制高校卒業者全体の問題ではなく、入学前の事情や卒業後のサポート体制によるところが大きいとされています。

在籍者数は約29万人、もはや特別ではない

令和6年時点で、通信制高校に在籍する生徒数は全国で約29万人(文部科学省「学校基本調査」)とされており、これは高校生全体の約10人に1人に相当します。

通信制高校の学校数も全国で300校以上あり、広域通信制・単位制など多様な形態で展開されています。

もはや通信制は「特別な事情がある人のための学校」ではなく、多様な学び方のひとつとして社会に定着しつつある選択肢と言えるでしょう。

高卒就職全体の事情については、高卒の就職に関するガイド記事もあわせて参考にしてみてください。

通信制高校卒業後の進路の実態

通信制高校 卒業後の進路内訳(進学約47%・就職約14〜15%・その他約34〜38%/文科省学校基本調査)
牛田

「実際に卒業後どうなるの?」という疑問は当然ですよね。データと実態をしっかり確認しておきましょう。

この章のポイント
  • 進学率(大学・専門学校合計)は約47%で、半数近くが上の学校に進む
  • 就職者は主にサービス業・製造業などに就いており、幅広い業種が選択肢
  • 進路未定が多い背景を理解し、早めに動くことが重要

ここでは、文部科学省のデータをもとに通信制高校卒業後の進路の実態を確認します。

大学・専門学校への進学ルート

文部科学省の学校基本調査によると、通信制高校卒業者のうち大学等への進学が約21〜24%、専修学校(専門学校)への進学が約23%で、合計すると約47%が進学を選んでいます。

10年前と比べると大学進学率は大幅に上昇しており、受験対策に力を入れる通信制高校も増えています。

また、通信制高校在籍中に資格取得や専門スキルを身につけ、専門学校でさらに深く学ぶという進路も選びやすくなっています。

「通信制だから大学に行けない」という認識は事実と異なります。

就職ルートの実態と業種の傾向

就職を選んだ通信制高校卒業者の就職先として多い業種は、サービス業(約30%)、製造業(約21%)、販売業(約12%)などです(文部科学省 令和5年度学校基本調査より)。

接客・販売・物流・製造など、未経験でも採用している職種が多く、20代であれば高卒資格があれば十分に応募できる求人は多数存在します。

一方で、「通信制卒だから採用されなかった」という事例は、企業規模や職種によっては起こりうる点も正直にお伝えしておきます。

そのため、自分の強みを正直に伝えられる応募先選びと、面接での自己表現力を磨くことが大切です。

高卒就職の現実は?メリットやおすすめの仕事、就活のコツも解説

進路未定が多い背景と対策

通信制高校卒業者のうち、約34〜38%が「その他・進路未定」となっています。

この割合が高い背景には、卒業後の就活・進学サポートが学校によって差が大きいこと、および入学前から不登校・休学などの経験があり、卒業後もすぐ動き出しにくい状況にある卒業者が含まれていることが挙げられます。

しかしながら、進路未定のまま時間が経過することで、就職難易度は上がる傾向があります。

早めに就活支援機関や就職エージェントを活用して、行動に移すことが重要です。

通信制高校卒が就職で不利になるケースと対策

牛田

通信制卒が就職で苦労しやすい場面は確かにあります。でも対策を知っていれば乗り越えられますよ。一緒に確認しましょう。

この章のポイント
  • 面接で「通信制」について聞かれてもポジティブに答えられる準備が重要
  • 履歴書の学歴欄は「○○高等学校 卒業」でOK、通信制の明記は不要
  • 空白・フリーター期間がある場合は、就活の対策をしっかり立てることが大切

通信制高校卒であることが就活で完全に不利にならないとはいえ、知っておきたい注意点はあります。

ここでは不利になりやすい場面と、その対処法を具体的に解説します。

面接で「通信制」について聞かれたときの答え方

面接では「なぜ通信制高校を選んだのですか?」と聞かれる場合があります。

この質問に対して、ネガティブな理由(不登校・体調不良など)を説明する場合でも、「現在は改善されている」「その経験から学んだこと」を合わせて伝えることが重要です。

たとえば「体調面で全日制への通学が難しかったのですが、通信制で自分のペースを取り戻し、卒業後は安定して働くことができています」といった形で、過去の事実と現在の状態をセットで伝えることで、マイナス印象を和らげることができます。

また、「通信制を選んで自己管理力が身についた」「自分のペースで主体的に学んだ」という視点でポジティブに語ることも有効です。

履歴書の学歴欄の正しい書き方

履歴書の学歴欄に「通信制」と記載する必要はありません。

一般的には「○○高等学校 卒業」と記載するだけでよく、「通信制課程 卒業」のように課程を明記することは法的に義務づけられていません。

ただし、面接や選考の中で「通信制ですか?」と確認されるケースはあります。

その場合は正直に答えつつ、前述の「ポジティブな伝え方」を活用してください。

嘘や隠し事は採用後のトラブルにつながるため、誠実に対応することが最善です。

空白期間・フリーター期間がある場合の就活対策

通信制高校卒業後に就職・進学せずフリーターや無職の期間がある場合、採用担当者から空白期間について質問されることがあります。

空白期間については「何をしていたか」よりも「今後どう活かすか」を前向きに伝えることが大切です。

また、20代であれば第二新卒・未経験歓迎の求人にも応募できるため、年齢的に不利な時期はまだ来ていません。

早めに行動することで、正社員就職の可能性は十分に残っています。

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通信制高校卒から正社員を目指す具体的な就活方法

通信制高校卒から正社員を目指す3ステップ
牛田

正社員を目指したいなら、具体的な方法を知って動き出すことが何より大事です。ここが一番のポイントですよ!

この章のポイント
  • 未経験・学歴不問の求人が多い業界を狙うことで就職のハードルが下がる
  • 20代向け就職エージェントは通信制卒・未経験者の就職支援が得意
  • 職業訓練を活用すれば、スキルをつけながら就職活動を進められる

通信制高校卒から正社員を目指すには、戦略的な就活が必要です。

ここでは、実際に役立つ3つのアプローチを解説します。

未経験・学歴不問の求人を狙う業界選び

通信制高校卒でも正社員を目指しやすい業界・職種は、未経験・学歴不問の求人が豊富な分野です。

  • 介護・福祉(資格取得支援が充実。人手不足で採用意欲が高い)
  • 製造業・軽作業(コツコツ取り組める人に向いており、未経験可が多い)
  • 物流・倉庫業(学歴不問の求人が多く、正社員登用制度を持つ企業も多い)
  • IT・エンジニア(スクールなどでスキルを身につければ学歴よりも実力重視)
  • 販売・接客(コミュニケーション力が評価されやすい)

これらの業界は、学歴よりもポテンシャルや人物評価、意欲を重視する採用を行う企業が多いため、通信制卒であっても十分に内定を目指せます。

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20代向け就職エージェントを活用する

一人での就活が不安な場合は、20代未経験者・高卒者の就職を専門に支援する就職エージェントの活用が有効です。

就職エージェントを活用すると、以下のサポートを受けることができます。

  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接対策(通信制卒の質問対策を含む)
  • 自分に合った求人の紹介(未経験・学歴不問の求人含む)
  • 内定後の条件交渉・入社後フォロー

キャリアスタートは20代の未経験者の就職支援に特化した人材紹介会社です。通信制高校卒・フリーター・ニートなど、就職に不安を感じている方の支援実績が豊富です。

履歴書作成から面接対策・求人紹介まで、内定まで無料で一貫サポートします。

「高卒から正社員になれない」と言われる理由とは?成功のコツ5選!

職業訓練・スキル取得で選択肢を広げる

就職活動を始める前に、職業訓練(ハロートレーニング)でスキルを身につける方法もあります。

職業訓練は、ハローワーク経由で申し込める無料(または低額)のスキルアップ制度です。

パソコンスキル・介護・ものづくり・IT基礎など、さまざまなコースがあり、訓練修了後に就職活動を進めることができます。

ただし、職業訓練は就職を先送りにするための手段にしないことが重要です。

訓練と並行して求人情報を収集したり、エージェントに相談したりして、行動を止めないようにしましょう。

高卒はハローワークを利用すべき?高卒者がハロワを使うときの注意点も解説

通信制高校に関するよくある質問

通信制高校の就職・進路に関してよく寄せられる疑問に回答します。

通信制高校卒では正社員になれないのですか?

なれます。通信制高校卒業者の就職率は全日制と同水準であり、未経験・学歴不問の求人に積極的に応募することで正社員就職は可能です。

ただし、一部の大企業や専門性の高い職種では高い学歴が求められることもあるため、求人の条件をよく確認して応募することが大切です。

履歴書に「通信制」と書かないとバレますか?

書かなくても問題ありません。一般的に「○○高等学校 卒業」と記載すれば十分で、課程(通信制・全日制)の記載は法的に義務づけられていません。

ただし、面接で問われた場合は正直に答えてください。採用後に虚偽が発覚すると信頼を大きく損なうリスクがあります。

通信制卒でも大手企業に就職できますか?

可能性はあります。大手企業の中にも、学歴よりも人物・スキルを重視する企業は存在します。

ただし、大手企業は倍率が高く競争が激しいため、資格取得・インターン経験・自己PRの強化などで差別化することが重要です。

まずは中堅・中小企業での就職実績を積み、キャリアアップを狙う方法も現実的な選択肢のひとつです。

通信制高校を卒業した後のフリーター期間はどれくらいまで大丈夫ですか?

20代前半〜半ばであれば、まだ十分に正社員を目指せます。ただし、フリーター期間が長くなるほど就職の難易度は上がる傾向があります。

「30歳になる前には動き出そう」と思っている方も、できれば25〜26歳のうちから行動を始めることをおすすめします。

一人で悩まず、就職エージェントや支援機関に相談することで、具体的な道筋が見えやすくなります。

まとめ

「通信制高校は人生終わり」という考えは、データや事実に基づかない誤解です。

通信制高校の卒業資格は全日制と同等であり、就職率も全日制と同水準です。大学・専門学校への進学率も年々上昇しており、卒業後の選択肢は着実に広がっています。

大切なのは「通信制か全日制か」という学歴の種類ではなく、卒業後にいかに早く動き出すかです。

就職で不安を感じている場合は、20代未経験者の就職支援に特化したキャリアスタートに相談してみてください。通信制卒・フリーター・ニートなどさまざまな背景を持つ方の支援実績があります。

牛田

一人で悩まず、ぜひキャリアスタートを頼ってくださいね!履歴書添削・面接対策・求人紹介まで、内定まで無料で伴走しますよ。一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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