高校生が就職活動で不安を感じる際、学校以外にも相談先があります。ハローワークや地域若者サポートステーション、就職エージェントなどの専門機関を活用することで、就職活動の進め方をアドバイスしてもらえるだけでなく、自分にマッチした求人を紹介してもらえるため、安心して就職活動を進められます。
この記事では、高校生が就職活動中に利用できる主な相談先やおすすめの仕事、就職相談する際の注意点について分かりやすく解説します。1人で就職活動を進めることに不安を感じている高校生の人は、記事の内容を参考にしてみてください。
高校生の就職活動における相談先
高校生が就職活動を進める際は、学校以外にも多くの相談先を活用することがおすすめです。ハローワークや地域若者サポートステーションでは、キャリア相談や求人紹介が受けられるため、とりあえず就職活動を始めてみたいという人におすすめです。
また、高校の進路指導の先生は、自分の学校での立ち振る舞いを見た上で向いている就職先を考えてくれます。就職エージェントであれば、就職支援のプロが客観的な視点で相談に乗ってくれるため、内定獲得まで安心できる点が特徴です。
まずは高校生が就職活動を進めていくにあたっての主な相談先を5つ解説します。できるだけ多くの相談先を併用し、多角的な視点でアドバイスをもらう意識を持っておくと良いでしょう。
ハローワーク
ハローワークは、高校生の就職活動において基本的な相談先の1つです。職員による就職相談はもちろん、ハローワークに掲載されている企業の紹介や面接練習、履歴書の書き方、就活セミナーなど幅広いサービスが無料で受けられます。
高校生向けの専用窓口を設けている地域もあり、地元企業の高卒採用求人を中心に紹介してもらえるため、初めてでも安心して就職活動に取り組めるでしょう。特に地元で腰を据えて働き続けたい人だと、ハローワークで理想の求人を見つけられる傾向があります。
ハローワークで相談したい時は、最寄りのハローワークに足を運んで求職申し込みをする必要がありますので、事前にホームページなどで営業時間を確認しておくと良いでしょう。
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、働くことに不安を感じる若者の就職支援を行う公的機関です。対象年齢は15歳からとなっていますので、高校生はもちろん、高校に進学できなかった人でも利用できる点が特徴です。
就職相談だけでなく、キャリアカウンセリングや職場体験のプログラムを通じて、自分に合う仕事を見つける手助けをしてくれます。就職活動に不安がある人だけでなく、一度は就職を諦めかけた人にとっても心強い存在となってくれるでしょう。
高校の進路指導担当
高校生が最も気軽に就職相談できるのは、高校の進路指導担当です。多くの高校では、就職や進学を含めたこれからの進路について一緒に考えてくれる専任の先生がいますので、就職活動をそもそもどのように進めていけばいいかといった気軽な相談が可能です。
就職に力を入れている高校であれば、高校経由で応募できる企業の求人票を見せてくれたり、面接日程の調整や履歴書の添削など、ハローワークや就職エージェントと同じようなサポートを受けられます。
加えて、普段通っている高校の先生だからこそ、過去の卒業生の進路データや、学校生活での立ち振る舞いから自身に向いているキャリアを教えてもらえるなど、納得のいく相談が実現できるでしょう。
ただし学校の先生はキャリアの専門家ではないため、就職支援のプロからアドバイスをもらうためにも、他の相談先と併用することがおすすめです。
就職エージェント
就職エージェントは、国家資格を持ったキャリアアドバイザーが一対一で幅広い就職支援をしてくれる民間のサービスです。高校生でも利用できるサービスもあり、登録した後は自分専任のアドバイザーが担当につき、就職相談に加えて履歴書の作成サポートや面接対策、企業との日程調整を行ってくれます。
就職エージェントは、自宅にいながらしてキャリア面談や求人の紹介をしてくれるため、高校生活や部活動が忙しい人でも安心して利用できます。さらに、学校経由で紹介してもらえないような求人も多く保有していますので、とにかく幅広い求人の中から就職先を探したい人におすすめできます。
就職エージェントによって得意としている領域や、紹介できる求人の多さが異なりますので、はじめのうちは多くの就職エージェントに登録し、自分に向いていそうなサービスを絞っていくような進め方が良いでしょう。
家族や友人・先輩
身近な家族や友人、高校の先輩も就職活動において重要な相談先となります。家族においては、就職後の働き方を生の言葉で教えてくれるだけでなく、生活面や将来設計など自分の人生に対してもアドバイスしてくれるでしょう。
同じ高校を卒業して就職した先輩であれば、高卒で働く際の雰囲気や仕事の大変さなど、学校では聞けない情報が得られます。他にも、友人に相談しながら情報交換を通じて自分の進路を決めるなど、就職相談は身近な存在から頼ってみるというのもおすすめです。
高校生の就職活動でプロに相談すべき理由

高校生が就職活動のプロに相談することで、客観的な視点から自分の強みや適性を見極められ、ミスマッチの少ない就職が実現させやすくなります。
また、就職エージェントやハローワークであれば、模擬面接や履歴書の添削、求人紹介を行ってくれるため、アドバイスだけでなく具体的な就職活動のサポートが受けられる点が特徴です。うまく就職相談を活用し、不安な気持ちを解消していきましょう。
ここからは、高校生の就職活動においてプロに相談すべき理由を詳しく解説します。
客観的な視点でアドバイスがもらえる
就職活動では自分の長所や短所、適性を正しく理解することが重要ですが、1人で考えると誤った判断をしてしまうリスクがあります。就職エージェントやハローワークを始め、プロのキャリアアドバイザーに相談することで、客観的な視点から自分の強みを分析してどんな仕事が向いているか明確にできます。
面接での話し方や履歴書の書き方については、高校で教わることができないものです。いきなり本番の選考に進んでしまうよりも、模擬面接や履歴書の添削を通じてアドバイスをもらっておけば、理想の職場に就職できる可能性を高められるため、適切に相談することが重要です。
そのまま求人も紹介してくれる
就職支援のプロに相談することで、アドバイスだけでなく具体的な求人紹介を受けられるのもメリットです。就職エージェントやハローワークでは、企業との繋がりを活かして高校生でも就職できる求人を紹介してくれます。
また、インターネットで公開されているような求人だけでなく、就職エージェントやハローワークにしか存在しない非公開求人を紹介してくれることもあり、学校では見つけられない選択肢を見つけられる点も大きなメリットです。
様々な求人の中から就職先を選択したいと考える高校生であれば、校外のプロに就職相談をすることも検討してみてください。
安心して就職できる
特に高校生の就職活動は、人生でも初めてというケースが多く不安を感じやすいものです。アドバイザーは企業の雰囲気や仕事内容を詳しく理解しているため、自分に合った環境を提案してくれるといった安心感があります。
また、ブラック企業を避けるためのアドバイスや、入社後に長く働ける職場を見極めるコツも教えてもらえるため、ミスマッチを防ぐことも可能です。適切に相談しながら就職活動を進めることで、初めての就職でも落ち着いて取り組めるでしょう。
高校生の就職先としておすすめの仕事
高校生から就職を目指す場合、未経験から始めやすく、成長機会の多い仕事を選ぶことが大切です。例えば、事務職や営業職といったオフィスワークは汎用的なスキルが身に付きますので、将来のキャリアの選択肢を広げやすい点が特徴です。
また、施工管理や製造スタッフ、介護職といった技術・専門職であれば手に職をつけられるため、高校生から中長期的なキャリアを築けるという観点でおすすめできます。
ここからは、高校生の就職先としておすすめの仕事を5つご紹介します。気になる仕事を見つけたら、具体的な求人を見てみたり、自分に向いていそうか相談してみましょう。
事務職
事務職は企業を支える縁の下の力持ちとして、書類作成やデータ入力、電話対応などを担当します。パソコンスキルや正確さが求められ、コツコツした作業が得意な人に向いています。
高卒からでも就職しやすく、働きながらスキルを磨けば経理や総務など専門的な事務職へキャリアアップも可能です。
| 平均年収 | 529万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・コツコツとした作業を正確にこなせる人 ・人をサポートすることにやりがいを感じる人 ・几帳面で整理整頓が得意な人 |
| 求められるスキル | ・パソコン操作(Word・Excelなど)の基本スキル ・電話や来客対応などのビジネスマナー ・正確なデータ処理力と確認力 |
| 高卒からのキャリアパス例 | ・一般事務→営業事務→総務・経理職 ・事務アシスタント→チームリーダー→管理職 ・事務職→業務改善担当→オフィスマネージャー |
平均年収出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
営業職
営業職は、顧客に商品やサービスを提案して契約を獲得する仕事です。人と話すことが好きで、行動力とコミュニケーション力がある人に向いています。
高卒からでもOJTを通じて実践的なスキルを習得できる企業が多く、成果次第で昇進・昇給のチャンスも豊富です。成長意欲の高い人であれば、将来の転職を見据える意味でもファーストキャリアにおすすめです。
| 平均年収 | 594万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・人と話すことが好きでコミュニケーション力が高い人 ・目標達成や成果を出すことにモチベーションを感じる人 ・明るく前向きで行動力のある人 |
| 求められるスキル | ・提案力やヒアリング力などの対人スキル ・商品やサービスを理解する情報収集力 ・粘り強く成果を追求する営業力 |
| 高卒からのキャリアパス例 | ・法人営業→主任→営業マネージャー ・個人営業→チームリーダー→支店長 ・営業職→商品企画・マーケティング職へキャリアチェンジ |
平均年収出典:厚生労働省「自動車営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
施工管理
施工管理は、建設現場で工程や品質、安全を管理する仕事です。現場のリーダー的存在として、職人や関係者と協力しながら建物を完成させます。
体を動かす仕事が好きな人や、責任感の強い人に向いている仕事です。未経験者向けの資格取得支援制度を設ける企業も多く、経験を積むほど安定したキャリアが築けます。
| 平均年収 | 641万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・リーダーシップがあり周囲と協調できる人 ・計画的に物事を進めるのが得意な人 ・体を動かす仕事や現場仕事にやりがいを感じる人 |
| 求められるスキル | ・スケジュール管理や進行調整のスキル ・安全・品質への意識と現場対応力 ・報告・連絡・相談などのコミュニケーション力 |
| 高卒からのキャリアパス例 | ・現場スタッフ→施工管理技士→現場監督 ・施工管理補助→現場主任→工事責任者 ・施工管理→設計職・建設コンサルタントへの転職 |
平均年収出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
介護職
介護職は高齢者や障がい者の生活を支える仕事で、食事や入浴の介助、会話など人との関わりが業務の中心です。
未経験でも始めやすく、働きながら介護福祉士などの資格を取得することで、キャリアアップが可能です。少子高齢化で今後も需要が高く、手に職をつけられる点が特徴です。
| 平均年収 | 376万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・人の役に立つことに喜びを感じられる人・思いやりがあり相手に寄り添える人・根気強く丁寧な対応ができる人 |
| 求められるスキル | ・利用者との信頼関係を築くコミュニケーション力・身体介助や生活支援の実務スキル・観察力と臨機応変な対応力 |
| 高卒からのキャリアパス例 | ・介護スタッフ→介護福祉士→サービス提供責任者・介護職員→ケアマネジャー→施設管理者・介護職→福祉系専門学校進学→指導職・教育職 |
平均年収出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
製造スタッフ
製造スタッフは、工場での製品組立や検査を行う仕事です。集中力や正確さが求められ、ものづくりが好きな人に向いています。
自動車や食品、電子部品など幅広い業界で活躍でき、高卒からでも技術を磨けば生産管理や設備保全など専門職へのステップアップも可能です。
| 平均年収 | 366万円 |
| 向いてる人の特徴 | ・ものづくりに興味があり集中力がある人 ・決められた手順を正確に守れる人 ・コツコツと地道に作業するのが得意な人 |
| 求められるスキル | ・品質を守るための注意力と確認力 ・機械操作や生産工程の理解力 ・チームで働く協調性 |
| 高卒からのキャリアパス例 | ・製造スタッフ→技術職→生産管理職 ・ライン作業員→リーダー→工場長 ・製造職→設備保全・品質保証部門への異動 |
平均年収出典:厚生労働省「水産ねり製品製造 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
高校生の就職活動に役立つ資格

就職活動に不安を感じる場合、実務に関連する資格を取得しておくことも1つの手です。資格取得により汎用的なスキルが身に付くものや、合格率が比較的高い資格であれば、履歴書にかける強みにもなるでしょう。
ここからは、高校生でも現実的に取得が目指せるおすすめの資格を3つご紹介します。気になる資格を見つけたら運営元の公式ページを見てみると良いでしょう。
ビジネスマナー検定
ビジネスマナー検定は、社会人として必要な礼儀作法や言葉遣い、接遇の基本を身につけられる資格です。高校生のうちに取得しておくことで、面接時の立ち居振る舞いや印象づくりに役立ちます。
特に事務職や販売職などではマナーの理解度が評価されやすく、「社会人としての準備ができている人材」として信頼を得やすい点が強みです。
| 勉強時間目安 | ・3級:約20〜30時間 ・2級:約40〜60時間 ・準1級:約70〜100時間 ・1級:約120〜150時間 |
| 合格率目安 | ・3級:約80〜85% ・2級:約65〜75% ・準1級:約55〜65% ・1級:約40〜50% |
| 証明できるスキル | ・社会人としての礼儀作法や敬語の使い方 ・お客様対応や電話・来客応対の実務マナー ・職場でのコミュニケーション力と印象管理力 |
| 関連する職種 | ・事務職 ・販売職 ・営業職 |
ITパスポート
ITパスポートは、情報処理やネットワーク、セキュリティなどITの基礎を広く学べる国家資格です。企業のデジタル化が進む現代では、どの職種でもパソコン知識は必須のスキルです。
高校生の段階で取得すれば、ITリテラシーを持つ即戦力として評価されやすく、事務職やエンジニアへの就職にも有利に働きます。将来のキャリアアップにも直結する実用的でおすすめできる資格です。
| 勉強時間目安 | 約80〜120時間 |
| 合格率目安 | 約50〜55% |
| 証明できるスキル | ・情報セキュリティやネットワークの基礎知識 ・ITを活用した業務改善やデータ活用の理解 ・経営・会計・プロジェクト管理などのIT応用力 |
| 関連する職種 | ・事務職 ・システム運用サポート・ヘルプデスク職 ・ITエンジニア |
マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストは、WordやExcelなどの操作スキルを証明する資格です。高校生のうちに取得すれば、履歴書で「パソコンを使いこなせる人材」としてアピールできます。
事務職や営業職などパソコン操作を行う仕事で特に評価が高く、就職後すぐに実務で活かせる点が魅力です。社会人としての即戦力を示せる資格としておすすめです。
| 勉強時間目安 | ・一般レベル:約40〜60時間 ・上級レベル:約80〜100時間 |
| 合格率目安 | ・一般レベル:約80% ・上級レベル:約60% |
| 証明できるスキル | ・Word・Excel・PowerPointなどの操作スキル ・資料作成・データ集計・グラフ作成の実務力 ・オフィス業務の効率化やミス削減のスキル |
| 関連する職種 | ・事務職 ・営業職 ・人事職 |
高校生が就職活動を成功させるコツ
高校生が就職活動を成功させるには、自分の得意分野や興味を言語化し、向いている仕事が何かを明確にすることが大切です。その上で迷いや不安を感じたら、早めに就職エージェントなどの第三者に相談しましょう。
また、早めに行動をスタートすることで、気になる求人を見つけたときに応募するタイミングを逃さずに済むため、行動の速さと計画性を持って就職活動を成功させましょう。
ここからは、高校生が就職活動を成功させるコツを3つの観点から解説します。
自分に向いてる仕事が何か言語化する
就職活動を始める際は、自分がどんな仕事に向いているのか明確にすることがポイントです。得意なことや苦手なこと、興味のある分野を整理することで、応募先を選ぶスピード感が変わってきます。
例えば人と話すことが好きであれば営業職、細かい作業が得意であれば事務職など、自分の性格と仕事の特徴を照らし合わせると良いでしょう。就職相談をする際も、自分の強みや弱みが分かっているとスムーズにアドバイスがもらえます。
いきなり求人票を見始めるのではなく、まずは自分自身の理解を深める意識を持っておいてください。
少しでも悩むことがあったら相談する
就職活動に少しでも不安を感じたら、1人で抱え込むことなく、周囲の信頼できる人に相談することが成功への近道です。学校の先生やハローワーク、就職エージェントを始め、高校生が選べる相談先は多くありますので、積極的に相談することで安心感を持って就職活動が進められます。
また、相談することにより、自分では気づかなかった自身の強みを教えてもらえることもありますので、就職先の選択肢が広がることにも繋がるでしょう。1人で無理に就職活動を進めてもミスマッチが起きることもありますので、周りに頼る意識を持っておくことをおすすめします。
早めに行動をスタートさせる
就職活動は準備の速さが結果を左右すると言っても過言ではありません。気になる求人が公開される前から自己分析や業界研究を進めておくことで、本格的に就職活動を進める際に希望にマッチした企業に出会える確率が高まります。
特に高校生の場合、学校推薦のスケジュールが決まっている場合が多いため、余裕を持った行動を意識しましょう。早めに行動をスタートさせるためにも適切に相談し、就職活動の軸を早期に持つ意識をしておくことで、長期的なキャリア形成が可能になるでしょう。
高校生が就職相談する際の注意点

高校生が就職相談する際は、相談相手の意見に流されすぎず、自分の考えも持っておくように注意してください。先生やアドバイザー、家族のアドバイスは参考にはなるものの、最終的な判断は自分で行うことが重要です。
また、なんとなくで就職活動を進めるのは避け、企業の仕事内容や条件をしっかり確認しましょう。さらに、相談後は次にやるべきことを明確にし、具体的な行動に繋げることを意識してください。
ここからは、高校生が就職相談する際の注意点について3つ取り上げて解説します。
相談の回答に振り回されないようにする
就職相談をする際は、相手の意見をそのまま鵜呑みにせず、自分の考えを持つように注意してください。アドバイザーや先生、家族の意見は参考になるものの、周囲の意見に流され続けてしまうと、入社後にミスマッチを感じるリスクが高まります。
就職相談をした際のアドバイスは複数聞き比べるとともに、自分の価値観と照らし合わせながら判断する意識を持っておいてください。あくまでも働くのは自分自身のため、結果的に納得のいく進路選択を実現するためにも、主体的に就職活動に向き合いましょう。
適当に就職活動を進めない
高校生だと就職活動をなんとなくで進めてしまうこともありますが、仕事内容や職場環境をよく調べずに応募すると早期離職に繋がり、自身のキャリアを傷つけてしまうリスクが高まります。
就職相談はしつつも、自分自身でも求人票をしっかり読み込み、仕事内容や勤務地、労働時間などを具体的に確認する意識を持っておいてください。また、どうしても就職したい企業については、就職口コミサイトなどで企業研究も行っておくと安心です。
就職は高校生にとっては進路の1つかもしれませんが、人生の大きな決断である事は変わりませんので、あせらず丁寧に進めることを意識しましょう。
次に何をすべきかを明確にする
就職相談をした後は、話を聞いて終わりではなく、次にとるべき行動を明確にしておくことを意識しましょう。相談した相手からのアドバイスをもとに、履歴書の作成や企業研究、自己分析など具体的なステップに落とし込むことで、就職活動をより良いものにできます。
また、就職相談も組み入れた就職活動全体のスケジュールを設計しておくと、不安な気持ちを抑えながら就職活動を進められますので、合わせて取り組んでみてください。
高校生の就職活動でよくある質問
最後に、高校生の就職活動でよくある質問を3つ取り上げて解説します。
高卒だと就職活動で不利?
高卒だからといって、必ずしも就職活動に不利になるわけではありません。実際多くの企業が高卒採用を積極的に行っています。高卒者は若いうちから実務経験を積めるため、仕事に真面目に取り組むことで、中長期的キャリアを築いていくことも充分可能です。
また、昨今では慢性的な人手不足を受け、学歴不問で募集されている求人も増えています。「未経験歓迎」や「学歴不問」といった検索条件で求人を探せば、高卒でも不利にならずに就職活動を進められるでしょう。
就職活動においては、学歴よりもやる気や素直さが評価されます。自分の性格にマッチした企業を選び、前向きな姿勢を面接でアピールすれば、高卒であっても理想の就職を実現できます。
将来性のある仕事は?
将来性のある仕事としては、ITエンジニアや介護・福祉系職種、製造業などが挙げられます。これらの業界は人手不足が続いているだけでなく、AIが発展する将来においても無くなりにくい仕事と言われています。
特にIT業界においては、未経験者向けの教育制度が整っている企業も増えてきており、スキルや実績を積み上げることで、将来的に高収入が目指せるほか、リモートワークなど柔軟な働き方に切り替えていけるといったメリットがあります。
就職先を選ぶ際は、どのようなビジネスをしていて、どんな将来性があるのかも見据えられるように就職エージェントやハローワークの専門アドバイザーに相談してみると良いでしょう。
高校生から就職ではなく進学すべき?
高校卒業後に就職するか進学するかは、将来の目標次第です。
すぐに働きたいと考えていたり、早く社会経験を積みたい場合は就職が向いています。一方、大卒以上の募集をしている企業に就職したいと考えていたり、専門的な知識を深めたい場合は、専門学校や大学への進学も選択肢になります。
進路に迷った場合は、周りの人に流されるのではなく、どんな人生を歩みたいのかを自分で考えると良いでしょう。自分の人生に対してのアドバイスを真剣にもらいたい場合は、就職エージェントや高校の先生だけでなく、家族や友人に相談してみるのも1つの手です。






















