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大学を辞める理由は?辞めるメリット・デメリットやその後の進路も解説

大学を辞める理由は?辞めるメリット・デメリットやその後の進路も解説

大学を辞める理由には、進路変更や経済的な事情、精神的な負担など様々なものがあります。場合によっては大学を辞める決断がメリットに繋がることがある一方で、勢いだけで辞めてしまうと、将来の選択肢や収入面に影響を及ぼすリスクがあるため注意が必要です。

この記事では、大学を辞める主な理由をランキング形式で解説しつつ、辞めるメリット・デメリット、辞めた後の進路まで分かりやすくご紹介します。今大学を辞めたいと考えている人は、後悔のない判断をするための材料として参考にしてみてください。

大学を辞める理由ランキング

大学の中退率は令和6年度時点で2.00%であり、人数にしておよそ50,000人に登ります。決して多くはない中退人数ですが、辞める理由に毎年大きな違いは見られません。

文部科学省の「令和6年度学生の中途退学者・中学者数の調査結果について」を元に、大学を辞める理由のランキングをつけると以下の通りです。

1位:転学や進路変更
2位:モチベーションの低下
3位:就職や起業
4位:経済的に大学に通えなくなった
5位:学力不振
6位:精神的に大学に通えなくなった
7位:病気や怪我
8位:海外留学

まずは大学を辞める理由として代表的なものを、それぞれの背景や具体的な状況とともに解説します。自分の状況と照らし合わせながら、大学中退が良い選択なのかどうか判断する材料にしてみてください。

1位:転学や進路変更

大学を辞める理由として最も多いのが、転学や進路変更です。多くの学生は大学受験に成功することをゴールにしているため、入学後に学部や専攻が自分の適性や興味と合わないと感じるケースは少なくありません。

高校時代には明確ではなかった将来像が大学生活を通じて具体化し、別分野へのチャレンジを決意する人も一定数見られます。実際には他大学への編入、専門学校への進学、公務員試験への専念など、次の目標を明確にして大学を辞める人が多い傾向にあります。

単なる挫折ではなく、自分のキャリアを見直した上で挑戦する前向きな判断であることも多く、しっかりと準備と計画をすれば合理的な中退理由とも言えるでしょう。

2位:モチベーションの低下

入学当初は大学生活に期待を抱いていたとしても、講義の内容やキャンパスライフが想像と異なり、徐々に通い続けるモチベーションを失って中退する人も多く見られます。大学は自主性が求められる環境のため、目標が曖昧なまま在学すると、通い続ける動機が弱まりやすい傾向があります。

特に単位を取るためだけに通学する状態が続くと、自己肯定感が下がったり、将来への不安が強まりやすく、せっかく努力して進学した大学を途中で辞めることを考え始める人も少なくありません。

ただし、大学に通うモチベーションの低下は一時的なものである可能性が高いため、このように感じてしまった場合は、休学や履修する講義を調整するなど、別の対応策に取り組むことで解決することがあります。

一時的なモチベーションの低下で大学を辞める判断は避けるべきでしょう。

3位:就職や起業

在学中に具体的なビジネスチャンスを見つけたり、内定を獲得したりしたことをきっかけで、卒業前に早期に社会へ出る決断をするケースも見られます。

特にIT業界やクリエイティブ業界においては、実績やスキルが重視される傾向にあるため、大学卒業よりも経験を優先する判断をする人も少なくありませんし、実家が自営業の場合は、何らかの原因で家業を継ぐために卒業を諦める例もあります。

ただし、民間企業の場合は大卒という学歴が応募条件になるケースも一定数存在しますので、短期的なキャリア目線だけで就職や企業のために中退する判断は避けるべきでしょう。

特に起業はリスクの高い選択肢のため、金銭面のシミュレーションもしつつ、今大学を辞めることが本当に自分にとって良い選択肢なのか検討する意識を持っておいてください。

4位:経済的に大学に通えなくなった

大学に通っていると、学費や生活費だけで年間数百万円以上のお金がかかることになりますが、それらの金銭的な負担が大きく、やむを得ず大学を辞める判断をする人もいます。

家庭の収入減少や仕送りの停止、奨学金の継続が難しくなるなど、予期せぬ事情が背景にある場合も珍しくありません。

大学生の場合は講義やサークル活動などもありますので、アルバイトで補填しようとしても学業との両立が難しく、結果的に単位取得が遅れるといった悪循環に陥る場合もあります。

経済的な要因は、お金を稼ぐ以外にも奨学金や各種制度の情報収集をすることで、解消できる場合もあります。他にも両親に相談してみるなど、解決方法がいくつか考えられますので、辞める前にできることがないかを考えることが重要です。

5位:学力不振

授業についていけず、単位を落とし続けることで留年が確定し、そのまま大学を辞める人も多くいます。大学では専門性が高まるため、高校までとは異なる学習方法が求められますが、そのことの理解が不足したまま進級すると、精神的にも負担が増し、大学を辞めたいと感じやすくなります。

学力不振の場合は、予習復習に取り組むほか、教授に相談する、友人や先輩にアドバイスをもらうなどで改善できる場合があります。授業についていけないからといって、単純に向いていないと結論付けるのではなく、学習方法の見直しも含めて検討することが大切です。

6位:精神的に大学に通えなくなった

人間関係のトラブルや強い不安感、プライベートでの失敗などから精神的な病気に陥ってしまい、結果的に大学への通学が難しくなることもあります。大学は自由度が高い反面、孤立しやすい環境でもあるため、相談する先が分からずに悩み続けてしまう人も少なくありません。

精神的な不調がある中で無理に通学を続けると、症状が悪化する恐れもありますので、心身の健康を優先するために大学から離れる判断は決して誤りではありません。ただ、大学から離れる手段としては中退だけでなく、休学といった方法もある事は認識しておくべきでしょう。

他にも、民間のクリニックによるカウンセリングや友人への適切な相談など、精神面を改善できる手段はいくつかありますので、自分1人だけで何とかするという意識を持たないようにしてください。

7位:病気や怪我

長期入院やリハビリが必要な病気、事故による怪我などが原因で大学を辞める人も少なからず存在します。大学によって多少異なるものの、講義の出席要件を満たせないと基本的に単位取得ができないため、病気や怪我が原因で卒業をあきらめてしまう人がいるのも事実です。

ただし、多くの大学には休学制度や副学制度が用意されていますので、病気や怪我を治療した後に学業を再開できる仕組みも整っています。長期的なキャリアの選択肢を残すためにも、病気や怪我をしてしまった場合は、中退ではなく休学を検討すべきと言えます。

8位:海外留学

海外の大学に進学したり、語学留学のために現在通っている大学を途中で辞めるケースも見られます。日本の大学に在籍したまま留学する方法もありますが、海外の教育制度や単位互換の問題から、あえて退学を選ぶ例も存在します。

語学力の向上や、国際的なキャリア形成を目指すといった前向きな理由である一方、渡航費や生活費、学費の負担は大きくなりがちなため、お金がかかる点は見逃せません。したがって、留学後の進路まで見据えた計画が不可欠であり、十分な準備と情報収集が必要になります。

大学を辞めるメリット

大学を辞める事は、一般的にネガティブな印象を持たれやすいものの、状況によってはメリットになる場合もあります。特に明確な目標や強い問題意識を持っている人にとっては、大学を辞めることで、時間やお金を有効に活用できるようになる可能性があります。

ここからは、大学を辞めるメリットを3つの観点から解説します。

心からやりたいことに向き合える

大学に在籍していると、講義や単位取得に時間を割く必要があり、自分が本当にやりたいことに十分な時間を使えない場合があります。その場合、中退という選択をすることで、専門スキルの取得や資格取得、企業準備を始め、心からやりたいことに集中できる環境を作れるといったメリットが享受できます。

特に目標が具体的であればあるほど、大学生活に費やしていた時間と費用を自己投資に割り当てる意義が大きくなるでしょう。

ただし、明確な計画がないまま自由な時間だけが増えると、かえって無駄な時間を増やしてしまうリスクもあるため、目的意識を持っているかどうかで中退を判断してください。

学業や人間関係のストレスから解放される

単位取得のプレッシャーやゼミでの活動、人間関係のこじれなどが大きな負担となっている場合、大学を辞めることで心理的なストレスから解放されるといったメリットもあります。

特に精神的に追い込まれている状況では、環境を一度リセットすることが精神面の回復に繋がることも考えられます。

他にも、毎日通学する義務がなくなることで、生活リズムを整え直すことができたり、自分のペースで将来を考えたりする時間的な余裕が確保できることで、ストレスフリーな毎日を過ごせるでしょう。

ただし、ストレスの原因が自分の内面にある場合は、中退するだけだと根本的な解決にならないこともあります。大学を辞める事はあくまでも手段であり、目的ではない点を理解した上で判断することがポイントです。

学費の支払いがなくなり家計が楽になる

大学を辞めることで、学費の支払いがなくなる点もメリットです。私立大学の場合年間で100万円以上の学費がかかることも珍しくありません。それに加え、家賃や生活費を含めると経済的な負担は相当大きくなります。

しかし、大学を辞める選択をすれば、それ以降の学費や生活費の支払いが不要になりますので、家計の圧迫を瞬時に止めることが可能です。

ただし、中退の場合は既に支払った学費が戻らないだけでなく、長期的な目線で収入を上げることが難しくなるといったリスクもあります。そのため、短期的に支出を削減するという意識だけでなく、生涯賃金への影響も含め、総合的に中退の判断をすることがポイントです。

大学を辞めるデメリット

大学を辞めることには一定のメリットがある一方で、将来的な不利益に繋がるなどの大きなデメリットがあります。特に学歴や収入、社会的評価に関わるデメリットは中退判断の上で無視できません。

ここからは、大学を辞めることで多くの人が感じるデメリットを3つ解説します。いずれも将来に後悔する可能性に繋がるもののため、デメリットをしっかりと理解した上で本当に大学を辞めるのか判断してください。

最終学歴が高卒になる

大学を途中で辞めた場合、最終学歴は高卒になります。企業によっては求人の応募条件に大卒以上と明記されていることもあり、書類選考の段階で応募できる職業の選択肢が制限される事は大きなデメリットと言えます。

特に大手企業や人気企業においては、求人に学歴要件を設けているケースが多く、大学を辞めることで今後の人生でやり直しが効かなくなることがある点は、しっかりと認識しておく必要があります。

また、本当は同じ能力を持っているにもかかわらず、学歴の違いによって就職後のキャリアが分かれるケースも考えられます。

社会人になった後は、実務経験や専門スキルで評価されることが一般的ではあるものの、20代前半の若いうちは、学歴が高卒であることが足かせになることがある点には注意してください。

生涯賃金が下がる

厚生労働省の調査結果によれば、大卒と高卒では生涯にわたって稼げる賃金に差があることが分かっています。例えば男性の場合、大卒か高卒かというだけで、将来に渡って稼げる賃金に約5,000万円の違いが生じてきます。

このことから、大学を辞めて高卒になることには、昇進機会や管理職登用の可能性が下がるリスクがあるとも言えます。ただし、大学を辞めて高卒になったとしても、成果主義の職種や業界であれば学歴より実力が重視されるため、生涯賃金を逆転させることも可能です。

単純な平均値だけで判断するのではなく、自分が将来目指したい業界や職種との関係性を踏まえて大学を辞めるデメリットを捉えるようにしてください。

友人や家族と疎遠になることがある

大学を辞めることには、周囲との関係性に悪影響を与えるデメリットにも繋がります。例えば、同級生と卒業のタイミングがずれることで疎遠になってしまったり、中退を家族から反対されて家族関係が悪化することもあるでしょう。

特に家族が自分の学費を負担してくれている場合は、子供への期待とのギャップが家族関係の衝突に繋がることもあります。また、同世代が就職活動や卒業を迎える中で、自分だけが異なる道を歩むことに孤独感を感じることも考えられます。

このように、大学を辞めることで周りの人との人間関係が大きく変わることもありますので、精神的な負担に繋がるかもしれないことを理解しておいてください。

大学を辞めても後悔しない人の特徴

大学を辞める事が必ずしも悪いというわけではありません。辞めた後の行動によって、大学を辞めるという選択が正解になるかが大きく変わってきます。

同じ大学であったとしても、将来設計が明確な人とそうでない人では、結果が大きく異なります。また、現時点で強く追い込まれている場合、大学を辞めることが正解とも言えます。いずれにせよ、一度中退してしまうと元には戻れませんので、後悔しない選択が求められることは変わりません。

ここからは、大学を辞めても後悔しない人の特徴を3つの観点から解説します。

辞めたあとの進路が明確な人

大学を辞めた後の進路が具体的に決まっている人は、中退したとしても後悔する可能性が比較的低いと考えられます。

例えば、編入試験の受験日程が確定している、専門学校への入学が決まっている、既に希望の会社からの内定を獲得しているなど、次のステップに動き出している人であれば大学を辞めることがプラスに働くでしょう。

将来像が明確だと、中退は単なる撤退ではなく戦略的な選択になります。また、必要なスキルや資格取得の計画が立っているなど、目的・目標が具体化していれば、中退よって自分の人生を豊かにすることも可能です。

すでに精神的に追い込まれている人

心身の不調が深刻化し、通学自体が大きな負担になっている場合、無理に大学に通い続けることが最善とは限りません。慢性的な不安や鬱状態が続くと、学業だけでなく日常生活に支障が出る可能性もありますので、大学を辞めても後悔しないと考えられます。

もし精神的に追い込まれている場合は、健康を回復させることが最優先となります。大学の中退により環境を変え、治療や休養に専念することで、長期的により良い再スタートに繋げられるでしょう。

ただし、精神的に追い込まれていたとしても、専門家の意見を聞かずに自分1人で判断する事は後悔するリスクに繋がります。精神的に悩んでいる場合は、友人や家族、医療機関への相談から始めることがおすすめです。

休学も経験した人

大学を辞めたいからといって、いきなり中退してしまうと後悔に繋がるリスクがあります。逆に一度休学を経験し、それでもなお復学後に状況が改善しなかった人であれば、中退という選択に後悔しにくくなるでしょう。

大学を休学している間に自分の適性や将来像を見つめ直し、冷静に検討した上での決断であれば、結果的に前向きに捉えられます。また、休学時にアルバイトやインターンなどの社会経験を積んでいる人であれば、退学しても生活基盤を整えやすくなります。

大学中退はやり直すことができない重要な判断ポイントです。後悔をしない選択をするためにも、休学を含め十分に検討する意識を持っておきましょう。

大学を辞めると後悔する人の特徴

大学を辞めるという決断は、人生を変える大きな選択です。もし準備や覚悟が不十分なまま辞めてしまうと、時間の経過とともに後悔が強まるケースがあります。

特に短期的なストレスから解放されたいだけの場合や、お金が原因で中退する場合は、後悔するリスクが高いでしょう。合わせて、将来の選択肢を幅広く持っておきたい人であれば、中退をせずに大学を卒業まで頑張る方が良いと考えられます。

ここからは、大学を辞めると後悔する人の特徴を3つの観点から解説します。

短期的なストレスから解放されたい人

「今辛いから辞めたい」という短期的な感情だけで大学を辞める判断をしてしまうと、後悔する可能性が高まります。確かに単位取得や人間関係は大きなストレスを感じる要素になりますが、そのストレスが一時的なものである場合も少なくありません。

問題の本質を整理しないまま環境を変えたとしても、別の場所で同じ問題に直面することがあります。また、退学後に具体的な行動計画がない場合、自由な時間が増える一方で自己管理が難しくなり、生活リズムが崩れることもあります。

結果として、「大学を辞めなければよかった」と感じる要因になりやすいため、ストレスを抱えている場合は、一度感情を落ち着かせることに努めてみてください。

将来の選択肢を幅広く持っておきたい人

将来的に多くの可能性を残したいと考える人だと、大学中退は選択肢を狭める結果に繋がるため後悔するリスクがあります。大卒資格が応募条件となる企業や一部の公的機関の場合、中退によって応募自体ができなくなるケースもあります。

また、大学生であれば新卒一括採用という制度で就職を目指すことができますが、退学をすると既卒枠や中途採用枠での競争になってしまい、最初の就職難易度が上がるリスクが考えられます。

もちろん、実力主義の分野では学歴が絶対条件になるわけではないものの、将来どの業界に進むかが定まっていない段階では、大学を卒業しておくことが無難とも言えるでしょう。

金銭面だけが辞める理由になっている人

学費や生活費の負担が大きい事は、中退を検討する理由にはなり得るものの、金銭面だけを理由に中退を決断してしまうと後悔するリスクがあります。

近年では、給付型の奨学金や授業料の減免制度、教育ローンなど様々な学費調達方法が設けられています。これらを十分に調べないまま退学すると、後になってから「中退せずに済んだかもしれない」と後悔する可能性が考えられます。

また、短期的な支出の削減だけに目を向けると、大卒と高卒の平均賃金差といった長期的な収入差を見落としがちです。大学を卒業することには、将来的な収益アップにも繋がるといった側面もあるため、現在の負担と将来のリターンを比較する視点を持っておくと良いでしょう。

大学を辞める場合の流れ

大学を辞めることを決断した場合は、大学ごとに定められている正式な流れによって手続きを進める必要があります。手続きを誤ると想定していたタイミングに退学できなかったり、在籍記録に影響が出る場合もあるため注意が必要です。

細かな流れは大学によって異なるものの、一般的な中退までの流れは以下の通りです。

・1.学生課に退学を申し出る
・2.書類を準備して提出する
・3.退学許可通知書を受け取る

ここでは、大学を辞める場合の流れをステップごとに解説します。あらかじめ大学をどのように辞めるのか知ることに役立ててみてください。

1.学生課に退学を申し出る

退学手続きを進める上で最初に行うのは、学生課や教務課等の担当窓口への相談です。多くの大学では、いきなり退学届を提出するのではなく事前の相談が求められます。

相談する際には、退学理由の確認や休学制度の案内、奨学金への影響等について説明を受けることになります。また、大学によっては指導教授との面談が必要になるケースもあるため、中退をしたい期日がある場合は、時間的な余裕を持っておくことがポイントです。

退学を申し出る際は、退学という選択が自身にとって最善なのかを再確認する場でもあります。疑問点がある場合は遠慮なく質問するなど、丁寧に相談を行うことが後悔を防ぐことにも繋がります。

2.書類を準備して提出する

自らの退学の意思が固まったら、大学ごとに定められた所定の退学願もしくは退学届を提出します。退学届には、保護者等の保証人による署名や捺印が必要なケースもありますので、必然的に大学を辞めるまでに親への相談をしておく必要が出てきます。

また、退学届と同時に学生証や借りている図書資料の返却、学費精算など付随する手続きも発生します。

他にも、奨学金を利用している場合は、日本学生支援機構等への書類提出が必要になります。もし必要な書類の対応を怠ると、退学の手続きが遅れるなどの問題が発生するため注意してください。

大学を辞めることで国民年金の支払い義務が発生することもあるため、関連する行政的な手続きも行う必要があります。大学に関わらないところでの手続きについて確認したい場合は、最寄りの役所まで足を運ぶことがおすすめです。

3.退学許可通知書を受け取る

退学届が受理されると、学内での承認手続きを経て正式に退学が認められます。その後、退学許可通知書や在籍期間を証明する書類が発行されますので、必ず受け取っておきましょう。それらの書類は将来的に大学への再受験や編入、就職活動を行う際に使う可能性があります。

また、大学の退学日以降は大学在籍時の各種証明書の発行に時間がかかることもあるため、必要書類があらかじめ分かっている場合は、在籍期間中に取得しておくと安心です。

大学を辞めたあとの代表的な進路

大学を辞めた後は、速やかに次の進路に向けて動くことがポイントです。特に正社員を目指したい場合は、退学後の空白期間が長引くと就職難易度が高まりますので、あらかじめ進路を理解した上で中退するのが望ましいでしょう。

もちろん、他の学校への進学や公務員を目指すなど、正社員就職以外のいくつかの進路が考えられます。ここからは大学を辞めた後の代表的な進路を3つ解説します。

正社員として就職する

大学を辞めた後、すぐに正社員就職を目指す人は多くいます。特に若いうちであればポテンシャル採用を行う企業に応募できる可能性がありますので、出来る限り早く就職活動に取り組むことが多くの人におすすめです。

ただし、新卒枠での就職活動はできず、基礎や中途枠での参考になる点は押さえておきましょう。特に面接においては、「なぜ大学を辞めたのか」「現在は何を目指しているのか」を明確に説明することが重要になりますので、大学中退者の就職支援に強い就職エージェントの活用を検討しましょう。

大学を辞めた後でも、早い段階から社会経験を積み、スキルを身に付けていくことで、中長期的に見たキャリアを豊かにする事が可能です。大学を辞めた後の空白期間が長引くと正社員就職は難しくなるため、早めの行動を意識してください。

別の専門学校や大学に再受験する

別の大学や専門学校など、今の大学では学べない分野へ進学し直すといった進路もあります。この場合、大学を辞める事は方向転換の一環であり、長期的なキャリア戦略の1つと言えるでしょう。

ただし、再受験には学費や時間的なコストが伴うほか、年齢が上がることで周囲とのギャップを感じやすくなるといったリスクがあります。合わせて、再受験を選ぶ場合は、なぜ最初の大学か自分に合わなかったのかを言語化しておかないと、再び辞めたくなることがあるため注意してください。

同じ失敗を繰り返さないためにも、自己分析や情報収集を徹底した上で新たな進路を選択することがポイントです。

公務員を目指す

大学を辞めた後に公務員試験に専念する進路も考えられます。公務員試験は学歴要件を設けていないため、たとえ大学を辞めたとしても、大卒区分で受験することが可能です。安定した雇用や福利厚生を重視する人にとって、公務員は魅力的な選択肢と言えるでしょう。

ただし、公務員試験は試験範囲が非常に広く、長期間の学習が不可欠です。合格するまでの勉強代だけでなく生活費を確保する必要がありますので、場合によっては両親に相談する必要が出てきます。

もし大卒区分ではなく高卒区分で採用された場合は、初任給や昇進スピードが大卒区分と異なる点も認識しておく必要があります。ダラダラと公務員試験の対策に取り組むと、空白期間が長引くリスクに繋がることもあり、計画性を持って取り組む意識が求められる進路と言えます。

大学を辞めることに関するよくある質問

最後に、大学を辞めることに関するよくある質問を3つ取り上げて解説します。

大学を辞めるのは何年生が多い?

株式会社ジェイックの調査によれば、大学入学後に最も中退者が多いのは4年目以降の学生であることが分かっています。これは、単位が足りずに留年をし続けている人が中退を選ぶことが起因していると考えられます。

次に大学を辞める人が多いのは2年生です。入学直後のモチベーションが下がりやすい時期でもあり、学部や専攻が自分に合わないと気づく時期でもあることが、大学中退に繋がっているのかもしれません。

反対に、大学1年生や3年生は中退するケースが少ない傾向になります。学年が上がるほど透化する時間や費用が大きくなりますので、中退の判断にはより慎重性が求められます。感情だけでなく、将来設計を踏まえた上で大学を辞めるかどうかの判断をしましょう。

大学中退でも大卒扱いになる?

大学を中退した場合は、大卒ではなく高卒扱いになります。履歴書に記載するような最終学歴も高卒となり、学位は授与されません。特に履歴書では「〇〇大学〇〇学部中途退学」と記載する必要がありますので、中退していることも就活中にバレてしまうことになります。

大学を途中で辞めた場合に大卒扱いになるようなケースは存在しないため、大卒扱いで就職活動に進みたい場合は、何があっても中退すべきでないと言えます。

ただ、就活においては、学歴だけがすべてというわけではありません。大学を中退していても理想の就職を実現したい人は、大学中退者の就職支援に強いキャリアスタートまでご相談ください。

大学を辞めるのはバレる?

大学を辞めた事実は、就職活動や各種手続きの場面で基本的にバレます。履歴書やエントリーシートには学歴を正確に記載する必要がありますし、企業によっては卒業証明書の提出が求められることもあります。

また、大学の中退には保護者の署名が必要になるケースがほとんどのため、保護者に対しても中退は基本的にバレます。したがって、大学を辞めることはあらかじめ両親に相談しておくことがおすすめです。

なお、大学を辞めたことが就職活動でバレたとしても、退学をした理由や応募した企業への志望動機をしっかりと作り込めば就職活動を成功させられますので、他人よりも念入りに就活対策に取り組む意識を持っておきましょう。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。
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