
「自分の大学・学部の留年率って高いのかな…」と気になっていませんか?実は留年は珍しいことではなく、学部によって大きく傾向が違うんですよ。
この記事では、大学の留年率の最新データと学部・大学別の傾向、留年原因、そして留年後の進路選択肢まで順を追って解説していきます。
大学の留年率は4.8%|全体像と推移
- 大学の全体留年率は約4.8%、約20人に1人が経験
- 4年で卒業できる学生は全体の約85.5%にとどまる
- 留年率は1990年代後半をピークに減少傾向で推移
ここでは、大学の留年率がどの程度かという全体像と、長期的な推移について解説します。
具体的な数字を押さえておくと、自分の状況を客観視できるようになります。

大学の全体留年率は4.8%(2020年度)
大学の留年率を継続的に調査している研究によると、2020年度時点での全体留年率は4.8%でした。
これは「およそ20人に1人が留年している」という計算になり、決して身近ではない数字とは言えません。
学部在学者数を全国で約260万人とすると、単純計算で約12万5,000人が留年経験者という規模感です。
「大学を留年するなんてあり得ない」と感じる人もいますが、統計上はむしろ多くの学生が直面し得る事象だといえます。出典:布施泰子・平井伸英「大学における休学・退学・留年学生に関する調査 第43報(2020年度調査結果)」関連解説(京都大学SSC)
4年で大学を卒業する学生は約85.5%
文部科学省の学校基本調査ベースでは、4年間で大学を卒業できる学生は全体の約85.5%とされています。
残りの約15%は、留年・休学・中退のいずれかを経験している計算になります。
つまり、大学生のおよそ7人に1人はストレートで卒業していないという結果です。
留年に対して「自分だけが特別ではないか」と不安を感じる必要は、データの上ではあまりないといえます。出典:文部科学省「学校基本調査」
大学留年率は近年は減少傾向で推移している
大学留年率は長期的に見ると減少傾向で推移しています。
1990年代後半には全体で6%を超えていた時期もありましたが、2002年度を境に減少に転じました。
2010年度には6%を下回り、2020年度には4.8%まで低下しています。
特に男子学生の留年率の低下幅が大きく、ピーク時の約9%から2020年度には5.8%にまで下がっています。一方、女子学生は3%前後で推移しており、長期的に大きな変化は見られません。
大学の留年率|文系・理系・男女別の違い
- 文系大学の留年率は約10〜12%、10人に1人が経験
- 理系大学の留年率は約22〜24%で文系の約2倍
- 男女差は縮小傾向にあり男性の方がやや高い
ここでは、大学留年率を文系・理系・男女別に分けて、それぞれの傾向と背景を解説します。

文系大学生の留年率(男性12.2%・女性10.3%)
文系(4年制)の大学留年率は、男性12.2%・女性10.3%と、男女ともにおよそ10人に1人が留年を経験しています。
文系で留年率が高くなる主な要因は、長期留学や部活動への注力といった学業以外の活動です。
外国語学部や国際系学部では、海外留学のために意図的に1年延ばすケースが目立ちます。
また、文系は授業への興味関心が薄れやすく、出席不足や単位不足で留年につながるケースもあります。授業内容に意欲を持てなくなり、結果として進級要件を満たせない学生が一定数いるのが実態です。
理系大学生の留年率(男性22.2%・女性24.2%)
理系(4年制)の大学留年率は、男性22.2%・女性24.2%と、文系の約2倍にのぼります。
「およそ5人に1人が留年する」計算で、理系学生にとって留年は身近な現実です。
理系で留年率が高い理由は、必修科目の多さと授業の専門性の高さです。
数学や物理といった基礎科目でつまずくと、上位の専門科目にも影響が連鎖し、結果的に単位を取りきれずに留年してしまうケースが多発します。さらに研究室配属後は卒業研究の進捗が卒業可否を左右するため、研究の遅れも留年の一因です。
大学留年率は男性の方がやや高いが差は縮小
全体で見ると、大学留年率は男性5.8%・女性3.0%と、男性の方が約2ポイント高くなっています。
ただし、男女差は長期的には縮小傾向にあります。
男性の留年率はピーク時に9%近くありましたが、現在は約6%まで下がりました。女性は3%前後で安定して推移しているため、結果として両者の差が縮まる形になっています。

理系の留年率が文系の約2倍というのは驚きですよね。理系のほうが課題の量も多く、構造的に留年しやすい環境にあるんですよ。
大学の留年率が高い学部ランキング
- 文系で留年率が高いのは外国語・国際系学部
- 理系で留年率が高いのは薬学・歯学・医学部
- 教育学部や法学部下位校など留年率が低い学部もある
ここでは、大学留年率を学部別に整理し、どの学部が留年しやすいのかを解説します。
以下のランキングは、『大学の実力2018』(2017年、読売新聞)に基づく2013年度入学生の調査データを参照しています。

文系で大学留年率が高い学部(外国語・国際系)
文系で大学留年率が突出して高いのが、外国語学部・国際学部・国際関係学部です。
1位の大阪大学・外国語学部では67.8%、2位の東京外国語大学・言語文化学部でも64.5%と、半数以上が留年経験者です。
これは「学業についていけない」というネガティブな留年ではなく、海外留学のために意図的に在学期間を延ばす学生が多いためです。
外国語・国際系の学部では、1年間の交換留学が学習計画に組み込まれていることもあり、留年率の高さがそのまま学習機会の豊富さを示すケースが少なくありません。
理系で大学留年率が高い学部(薬学・歯学・医学)
理系で大学留年率が高い代表格は、薬学部・歯学部・医学部です。
これらの医療系学部は、卒業時に国家試験が控えており、進級・卒業要件が他の学部より格段に厳しく設定されています。
大学によっては国家試験の合格率を維持するため、成績不振の学生を留年させて受験させない方針を取るケースもあります。
また理工系全般でも、必修科目の単位を1つ落とすだけで進級不可となる大学も多く、講義・実験・レポートのいずれかで躓くと連鎖的に留年につながりやすい構造です。
大学留年率が低めの学部(教育学部など)
逆に、大学留年率が低い学部としてよく挙げられるのが教育学部です。
難関校以外の教育学部の留年率は10%前後にとどまる大学が多く、文系全体の平均並みかそれより低めの水準です。
これは、教員免許取得という明確な目標があるため学習意欲が維持されやすいことや、教職課程のカリキュラムが体系的に組まれていることが背景にあると考えられます。
同様に、難関校以外の法学部・経営学部・農学部なども比較的低い水準で推移しています。
なお、留年は大学だけでなく高等専門学校でも一定数発生しており、高専留年率の実態もあわせて知っておくと進路理解が深まります。
大学の留年率が高い大学ランキング(総合)
- 留年率上位は外国語・難関校に集中している
- 国立大では東京外国語大が65.5%でトップ
- 偏差値の高い大学ほど留年率が上がる傾向
ここでは、大学留年率を「大学単位」で見たランキングと、その背景にある共通点について解説します。
大学留年率トップ10(学部単位)
学部単位で見ると、大学留年率のトップ10は外国語系・難関校の文系学部で占められています。
| 順位 | 大学名・学部名 | 留年率 |
|---|---|---|
| 1位 | 大阪大学・外国語学部 | 67.8% |
| 2位 | 東京外国語大学・言語文化学部 | 64.5% |
| 3位 | 上智大学・外国語学部 | 44.8% |
| 4位 | 東京大学・文学部 | 37.3% |
| 5位 | 京都大学・法学部 | 33.6% |
| 6位 | 京都大学・文学部 | 33.3% |
| 7位 | 東京大学・法学部 | 30.9% |
| 8位 | 一橋大学・経済学部 | 28.0% |
| 9位 | 一橋大学・社会学部 | 27.1% |
| 10位 | 京都大学・経済学部 | 26.8% |
1〜3位はすべて外国語系で、いずれも留学率の高さが要因です。
4位以降は東京大学・京都大学・一橋大学といった最難関校が並びますが、こちらは講義の難易度の高さが留年率に直結しています。
国立大学の大学留年率ランキング
国立大学に絞ったランキングでも、留年率の高さは難関校と外国語系大学に集中しています。
| 順位 | 大学名 | 留年率 |
|---|---|---|
| 1位 | 東京外国語大学 | 65.5% |
| 2位 | 一橋大学 | 25.2% |
| 3位 | 大阪大学 | 22.3% |
| 4位 | 東京大学 | 21.3% |
| 5位 | 琉球大学 | 19.7% |
| 6位 | 京都大学 | 19.3% |
| 7位 | 神戸大学 | 17.6% |
東京外国語大学は留学組が多いため特殊なケースですが、上位の国立大学では学生の5人に1人が留年経験者という状況です。
大学留年率が高い大学に共通する特徴
大学留年率が高い大学には、いくつかの共通点があります。
- 偏差値が高く、入学後の授業難易度も高い
- 進級・卒業要件が厳格に設定されている
- 海外留学を推奨・必修にしている学部がある
- 資格取得を重視し、合格まで留年するケースがある
難関校では「入学が難しい」だけでなく、入学後の授業についていくこと自体が難しい環境であることがわかります。
つまり「遊びすぎて留年」よりも、「学問の専門性についていけずに留年」というパターンが上位校では多くを占めるのが実態です。
大学の留年率が高くなる主な原因
- 理系の最大の留年理由は「授業についていけない」
- 文系の最大の留年理由は「授業に興味が持てない」
- 留学・部活・心身不調も無視できない要因
ここでは、大学留年率が高くなる主な原因を、文系・理系の傾向の違いも踏まえながら解説します。

授業についていけない(理系の最大要因)
大学留年率が高くなる最大の原因のひとつが、授業についていけないことです。
特に理系学生では「授業についていけなかった」を留年理由に挙げる人が最多となっています。
大学の授業は進度が速く、内容も専門性が高いため、一度つまずくと、その後の理解が連鎖的に難しくなります。
数学や物理といった基礎科目で躓くと、他の専門科目にも影響して単位を落とす連鎖が起きやすいのが実態です。理解不足が続くと、再受講しても結局単位を取れずに再留年してしまうケースもあります。
授業内容に興味が持てない(文系の最大要因)
文系の大学留年率を押し上げる最大の理由は、授業内容に興味が持てないことです。
入学前に抱いていたイメージと実際の授業内容にギャップがあり、「思っていた勉強と違う」と感じてしまう学生が一定数います。
関心が薄い科目でも進級・卒業のためには受講が必須となるため、出席率が下がりやすく、結果として単位を満たせずに留年してしまいます。
「学部選びの時点で、本当に興味を持てる分野を選べていなかった」というケースが背景にあり、入学後の学部・学科変更ができなかった学生に多い傾向があります。
留学・部活など学業以外の活動
文系の大学留年率では、長期留学や部活動への注力も大きな要因です。
特に外国語学部・国際学部では1年以上の交換留学が学習計画に組み込まれていることが多く、結果的に在学期間が延びるケースが目立ちます。
体育会系の部活動に深くコミットしている学生も、練習・遠征・大会で授業出席が難しくなり、留年につながりやすい傾向があります。
こうした活動による留年は、本人の意思に基づく「ポジティブな留年」であり、就職活動でも理由を前向きに説明しやすいのが特徴です。
病気・心身の不調・経済的事情
大学留年率を押し上げるもう一つの要因が、病気・心身の不調・経済的事情です。
ケガや病気で長期間通えなくなる学生や、メンタル面の不調で出席が困難になるケースは少なくありません。
また、自分で学費を稼ぐためにアルバイトに時間を取られ、授業の欠席が続くこともあります。
これらは本人の努力だけでは避けにくい外的要因のため、留年してしまった場合も自分を必要以上に責めないことが大切です。やむを得ない事情による留年であれば、就職活動でも企業側が事情を考慮してくれる傾向があります。

「留年してしまった理由を自分でも整理できなくて…」と相談に来られる方は多いんです。原因を冷静に言語化できれば、次の一歩が見えてきますよ。
大学を留年してしまった場合の選択肢
- 留年確定後の進路は大きく4パターンに分かれる
- 中退を選ぶ場合は若いうちの就職活動が有利
- 休学・編入で立て直しを図る選択肢もある
ここでは、大学留年が確定してしまった場合に取り得る進路の選択肢を整理して解説します。

留年継続して4年制大学を卒業する
もっとも一般的なのが、留年を受け入れてそのまま大学卒業を目指す選択肢です。
残り単位があと数単位という状況であれば、1年延長してでも卒業した方が選択肢が広がります。
大学卒業の肩書きが残るため、新卒もしくは第二新卒として就職活動ができ、応募できる求人の幅も維持されます。
ただし、追加で1年分の学費負担が発生する点には注意が必要です。私立大学では年間100〜200万円の追加コストがかかるため、家族との相談や奨学金の手続き確認が欠かせません。
留年してそのまま大学を卒業した場合の就職への影響については、大学留年が就職に与える影響もあわせて参考にしてください。
大学を中退して就職する
追加学費の負担が難しい、もしくは復学のめどが立たない場合に検討するのが、大学を中退して就職活動に切り替える選択肢です。
最終学歴は高卒扱いになりますが、20代であれば未経験OKのポテンシャル採用を行う企業は多数あります。
厚生労働省は、卒業後3年以内であれば新卒枠での応募を企業に要請しており、大学中退者でも新卒枠を活用できるケースがあります。
留年確定の段階で就職活動への切り替えを判断する場合は、留年確定時の進路選択も参考になります。
休学・編入・転部で立て直しを図る
心身の不調や経済的事情で一時的に大学を離れたい場合は、休学制度を活用する手があります。
休学中は学費が減免される大学が多く、学籍を維持したまま立て直しを図れます。
また、学部・学科の選択ミスを感じている場合は、編入や転部という選択肢もあります。
同じ大学内での転部であれば取得済みの単位を引き継げる場合があり、別の大学への編入でも単位認定を受けられるケースがあります。自分の状況に合った再スタートの道を、進路相談窓口で確認してみるとよいでしょう。
留年と中退のメリット・デメリット比較
留年継続と中退で迷う場合は、以下の比較を参考にしてください。
| 項目 | 留年継続 | 中退 |
|---|---|---|
| 追加学費 | 年100〜200万円かかる | かからない |
| 最終学歴 | 大卒 | 高卒扱い |
| 応募できる新卒枠 | 使える | 3年以内なら可 |
| 就職活動の時間 | 在学中に進められる | すぐにフルタイムで |
| 面接での説明 | 留年理由を前向きに | 中退理由を誠実に |
判断軸は「残り単位の量」「経済的余裕」「学業継続の意欲」の3つです。
大学中退者の割合や中退後の進路実態については、大学中退者の割合と特徴もあわせて確認しておくと判断材料になります。
大学留年が就職活動に与える影響
- 1留であれば就活への影響は限定的
- 留年理由次第で企業の評価は大きく分かれる
- 2留以上は応募できる企業が絞られる場合がある
ここでは、大学留年率の高さが意味する「留年経験者」が、実際の就職活動でどのような評価を受けるのかを解説します。
1留であれば就職活動への影響は限定的
大学を1年だけ留年した「1留」であれば、就職活動への直接的な不利は限定的です。
すでに見たとおり、大学生の約15%は4年でストレートに卒業していないため、留年経験者は決して少数派ではありません。
企業側もこの実態を把握しており、1留した事実そのものを問題視するよりも、留年期間に何をしてきたかを重視する傾向があります。
留年期間に資格取得・インターン・長期アルバイト・留学などに取り組んでいれば、それらを自己PRとして活用することで、むしろプラスに転換できる場合もあります。
大学留年率の高い学部出身でも理由次第で評価が分かれる
大学留年率の高い学部出身であっても、面接で語る留年理由の納得度が評価を大きく左右します。
病気・ケガ・経済的事情・長期留学・部活動などのやむを得ない、または前向きな理由であれば、ほとんどの企業は理解を示します。
一方で、「遊びすぎた」「サボっていた」といった自己管理の不足を理由に挙げてしまうと、企業側の評価は厳しくなります。
正直に話すことは大事ですが、反省と前向きな改善行動をセットで伝えるのが必須です。「なぜ留年したのか」「そこから何を学んだか」「今後どう活かすのか」の3つを軸に整理しておきましょう。
2留以上は応募できる企業が絞られる場合も
大学留年が2回以上(2留以上)になると、応募できる企業の幅が絞られる傾向があります。
特に金融・コンサル・公務員など、信用や安定性を重視する業界では選考のハードルが上がります。
一方、IT業界・営業職・ベンチャー企業など、ポテンシャルや人物像を重視する業界では、複数回の留年があっても評価される余地が残されています。
2留以上の学生は、「なぜ複数回留年したのか」を一貫したストーリーで説明できるよう、自己分析を入念に行うことが重要です。
留年中の過ごし方で就職活動の結果が変わる
大学留年率が高い学部・大学の学生にとって、留年期間中の過ごし方は就職活動の成否に直結します。
留年期間に何もせず時間を消費してしまうと、面接でアピールできる材料が乏しくなります。
逆に、留年期間を計画的に使った人は、就活で他の学生との差別化が可能です。
- 業界に関連する資格取得(簿記・TOEIC・基本情報など)
- 長期インターンで実務経験を積む
- 留学・ボランティアなどガクチカに活かせる活動
- 自己分析・業界研究を入念に行う
留年そのものよりも、留年期間中の取り組みが評価対象になることを意識しておきましょう。
「大学留年なんてあり得ない」と思い悩む人も多いですが、その感じ方と就活の実態には差があります。詳しくは大学留年は本当にあり得ないのかを参照してください。
大学留年後・中退後でも就職を成功させる方法
- 留年理由は前向きな言い回しに整える
- 留年期間の経験を強みとして言語化する
- 20代未経験向け就職エージェントで効率化できる
ここでは、大学留年や中退を経験した人が、就職活動を成功させるための実践的な方法を解説します。
留年理由を前向きに伝える
面接で留年理由を聞かれたときは、事実と反省と前向きな改善行動の3点セットで答えるのが基本です。
「事実を隠さず正直に伝える」「自分なりの反省を述べる」「再発防止と今後の展望を示す」という流れを意識しましょう。
たとえば「学部選びを十分に検討せず、入学後に興味を持てない授業が続いて出席が減りました。その反省から自分の適性を見直し、〇〇分野で働きたいと考え、今は〇〇の勉強を進めています」のような流れです。
嘘をつかず、しかし過度にネガティブにならないバランスが、選考突破の鍵となります。
留年期間中の経験を強みに変える
大学留年中に取り組んだ経験は、就活のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として活用できます。
長期インターン・アルバイト・ボランティア・資格取得など、社会との接点を持つ活動はすべて素材になります。
特に長期インターンは、企業側が評価しやすい実務経験として強い武器になります。
「留年期間中に何を考え、どう行動したか」を整理しておけば、留年そのものをマイナス要素として扱われずに済みます。
20代未経験向け就職エージェントを活用する
大学留年や中退を経験した人にとって、20代未経験向けの就職エージェントは心強い味方になります。
個人で求人サイトを使うと、応募条件や面接対策で苦戦することが多くなります。
エージェントを利用すれば、あなたの状況を踏まえた求人紹介、履歴書の添削、面接対策まで一貫してサポートを受けられます。
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大学中退後の就職活動全般について詳しく知りたい人は、大学中退者向け就職ガイドもあわせて参考にしてください。
大学留年率に関するよくある質問
ここでは、大学留年率についてよく寄せられる質問にお答えします。
大学留年率はなぜ理系のほうが高いの?
理系の大学留年率が文系の約2倍なのは、必修科目の多さと進級要件の厳しさが主因です。
理系は数学・物理などの基礎科目を取りこぼすと連鎖的に上位科目に影響し、レポート・実験・試験のいずれかで躓くと単位を落としやすい構造です。
さらに研究室配属後は卒業研究の進捗が卒業可否を決めるため、研究の遅れがそのまま留年につながります。
大学を1年留年するといくらかかるの?
大学留年に伴う追加学費は、国公立大学で年約83万円、私立大学で年約130〜250万円が目安です。
授業料・施設設備費・諸会費の合計で、私立の理系学部だと200万円を超えるケースもあります。
奨学金を借りている場合は、留年により返済額が増えるケースもあるため、事前に大学の奨学金担当窓口に確認しましょう。奨学金と留年の関係については別記事で詳しく解説しています。
大学留年と中退、どちらを選ぶべき?
残り単位数が少なく経済的に余裕があれば留年継続、そうでなければ中退して就職が現実的な判断軸です。
大卒の肩書きは就活で確かに有利ですが、追加学費200万円超を払ってまで取りに行くべきかは、卒業後の年収増分とのバランスで考えるべきです。
「学業を続ける意欲があるか」「家族の経済的支援があるか」も大事な判断材料となります。大学中退は就職に厳しいかもあわせて確認しておくと安心です。
大学を留年できる年数の上限は?
大学に在籍できる期間の上限は、基本的に修業年限の2倍と定められています。
4年制大学なら最長8年、医学部・薬学部などの6年制大学なら最長12年が在籍可能な期間です。
期限を超えると除籍処分となり、自動的に大学を離れることになります。除籍は中退とは異なる扱いで、履歴書や面接での説明にも工夫が必要なため、上限が近い人は早めに進路を決めることが大切です。
まとめ
大学の留年率は2020年度時点で約4.8%、文系で10〜12%、理系で22〜24%と、決して特別な現象ではありません。学部別では外国語学部・国際学部・医療系学部で留年率が高く、その背景には留学・授業の難易度・進級要件の厳しさといった構造的な要因があります。
大学を留年してしまっても、進路の選択肢は「留年継続」「中退して就職」「休学」「編入・転部」の4つがあり、自分の状況に合った選び方が可能です。留年や中退を経験しても、20代であれば未経験から正社員就職を目指せる道は十分に開かれています。

留年してしまっても、一人で抱え込まずに「キャリアスタート」を頼ってくださいね。20代未経験の就職支援に特化していて、留年・中退の経験者の内定実績もたくさんあります。完全無料で履歴書添削から面接対策まで伴走しますよ!



























大学の留年率は2020年度時点で約4.8%、文系よりも理系の方が高い傾向にあります。4年で卒業できる学生は全体の約85.5%で、留年は決して特別なことではありません。