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3月に転職する方法は?スケジュール・メリット・注意点・コツを解説!

3月に転職する方法は?スケジュール・メリット・注意点・コツを解説!

3月は年度末に向けた採用目標達成のため、企業の採用熱が高まっているタイミングということもあり、転職チャンスが最も大きくなる時期です。

年末年始で十分に準備ができますので、未経験者でも経験者でもスケジュールを理解して動けば内定獲得に繋がりやすいといった特徴があります。

一方、求職者も多くなりやすく、しっかりと選考対策に取り組まなければ、3月に転職を成功させることが難しいと感じるリスクもあります。この記事では、3月に転職するために理解しておきたいスケジュールや3月に転職するメリット、転職を成功させるコツを分かりやすく解説します。

3月に転職を目指す際のスケジュール

3月に転職を目指す場合は、遅くとも11月から動き出すことが重要です。11月には自己分析や業界研究に取り組み、転職の方向性を見定めます。12月には履歴書や職務経歴書の準備をしつつ、模擬面接等で面接対策に取り組みましょう。

12月から1月にかけて選考を本格的に進めれば、入社1ヵ月前には前職を辞める準備に取り組めます。まずは3月に転職を目指す際の一般的なスケジュールを解説しますので、いつどんなことに取り組むべきか頭に入れた上で転職活動をスタートさせてみてください。

【11月】自己分析・業界研究

11月は転職活動の基礎作りを行うため、自己分析と業界研究に取り組みます。まずは自己分析としてこれまでの経験を棚卸しし、自分の強みや弱み、価値観などを書き出すことで、転職理由とキャリアの軸を固めます。

この段階で転職の軸を定めておくことで、書類作成や面接で話す内容に一貫性が生まれ、企業に魅力的な人材と思ってもらいやすくなります。また、気になる業界の採用動向や求められるスキルなども確認し、どんな自己PRに繋げていくかを明確にしましょう。

特に3月は年度末採用が活発になりますので、経験者優遇の業界か、未経験からでも活躍しやすい業界かを見定めることがポイントです。求人サイトだけでなく、就職エージェントやスカウトサービスなど複数の手法を使って情報収集をスタートさせてみてください。

【12月】書類準備・面接対策

12月は年末年始の休暇に差し掛かることもあり、3月に転職を目指す際の書類準備や面接対策に時間をかけられる貴重なタイミングです。

企業側の採用活動は年末に一度落ち着きますので、この期間に履歴書や職務経歴書の準備と面接対策をしっかり固めておけば、1月からの選考再開に合わせてスムーズに応募ができます。

もし12月の転職活動を中途半端にしてしまうと、1月以降の選考通過率に大きく差が出てしまいますので、長期休暇に気を抜きすぎることなく転職活動と向き合いましょう。

書類準備のポイント

書類準備においては、ただ職歴を並べるのではなく、採用担当者が読みやすい形に整えることがポイントです。特に職務経歴書は結論を先に述べる構成を意識するとともに、どんな業務でどのような成果を出したのか、数字や具体的なエピソードを持って記載する意識をしましょう。

また、同じ職種であっても企業ごとに求める人物とは異なりますので、応募先ごとに自己PRを調整する意識が重要です。未経験転職を目指す場合は、前職の経験をどのように活かせるのかや学習意欲と吸収力をどのように証明するかを意識して記載しましょう。

応募書類が完成した後は、文章全体の内容や誤字脱字がないかのチェックを就職エージェントなどの第三者に見てもらうこともおすすめです。12月中に書類準備を整えておくことで、選考が本格化する1月から2月に万全の準備で臨むことができます。

面接対策のポイント

面接対策においては、転職理由・志望動機・活かせるスキルの3つを整理し、一貫したストーリーで話せるよう準備します。採用担当者は短い面接時間で候補者の本質を見極めるため、回答の論理性や話す順序、簡潔さが重要なポイントになります。

また、3月入社の場合は即戦力として活躍できるかも見定められやすいため、入社後すぐに貢献できるポイントを明確に言語化しておく必要があります。合わせて、面接でハキハキと話せるようコミュニケーションに問題がないかのチェックも行っておきましょう。

面接対策は自分1人でできることには限界があるため、就職エージェントの模擬面接を活用することも検討してみてください。

【12月〜1月】求人応募〜選考

12月から1月は求人が徐々に増え、企業の採用活動も年始から本格的に再開されるタイミングです。この期間は少しでも気になる求人を見つけたら積極的に応募するなど、応募数をしっかりと確保するとともに、複数の企業の選考を同時並行で進める意識が重要です。

特に年始は人事が新しい計画で動きやすく、返信も早い企業が多いため、これまでの準備を整えているほど有利になります。また、応募の母数が少ないとチャンスが大幅に減ってしまいますので、求人サイトや就職エージェント、企業サイトなど複数のチャンネルを活用し、数多くの求人と出会う意識を持っておきましょう。

なお、応募数を増やすと企業との面接スケジュールの管理が煩雑になってきますが、就職エージェントを活用していれば、事前に面接のリマインドを送ってくれるようになるため、現職が忙しい人でも効率的に漏れなく面接の対応ができるようになります。

【1月〜2月】内定承諾・条件交渉

ここまでスケジュール通り動いていくと、1月から2月には内定が出るピークになります。複数の企業から内定が出る場合も多いため、将来のキャリアを踏まえて冷静に比較検討することが重要です。

給与・待遇・福利厚生・働き方・教育制度・キャリアパスなどを総合的に見て判断し、必要があれば入社日の調整や条件交渉を行います。条件を相談する際は、感情的にならず根拠を示しながら冷静に伝えることで、企業側も柔軟に対応してくれやすくなります。

なお、就職エージェントを活用していれば、直接伝えにくい要望や交渉も代行してくれるようになりますので、スムーズなやりとりが可能になります。

【2月】業務引継・入社準備

遅くとも2月には現職を退職する申し出を行い、業務引き継ぎを進めていきます。業務引き継ぎにおいては自分のやってきている仕事をドキュメント化し、後任者がスムーズに業務を引き継げるように調整することで円満退職に繋がります。

合わせて、新しい職場に向けた準備も並行して行います。転職先で求められるスキルを事前にインプットしておくことで、転職直後でもすぐに活躍できるでしょう。また、新しい職場の通勤方法を調べておき、事前にシミュレーションしておくこともポイントです。

入社準備の中では転職先に提出する書類も複数ありますので、それぞれ納期までに必ず対応することを意識しましょう。入社準備に手間取ってしまうと、ネガティブな印象を持ったまま通勤することになるため注意してください。

3月に転職するメリット

3月に転職する場合は、年度末のタイミングで求人の応募をしていくことになりますが、年度末から年始にかけて企業の採用活動が活発になりやすいことから、転職者にとって非常に大きなメリットがあると言えます。

また、前職で冬のボーナスをもらえる上、転職先でもボーナスをもらえる可能性があるなど、金銭面でも3月に転職するメリットは大きいと言えます。

ここからは、3月に転職するメリットを5つの観点に分けて詳しく解説します。

年末年始で余裕を持って転職活動が進められる

3月に転職をする大きなメリットは、年末年始を利用して転職活動を進められることです。多くの職種において仕事が落ち着く時期であるため、なかなか時間が取りづらい自己分析や業界研究、書類作成等の時間に集中できます。

また、仕事や家庭の予定が落ち着くタイミングと重なりやすいこともあり、自己学習や資格取得、ポートフォリオの整理など、現職が忙しく後回しになる作業を丁寧に進められる点も3月に転職を目指す上で大きな魅力と言えます。

基本的に企業は年始から採用を活発に再開するため、年末年始で準備が整っていれば、1月から2月の選考ラッシュにスムーズに乗りやすく、結果的に内定獲得までのスピードを早められるでしょう。

年度末に向けて企業が採用に積極的

企業にとって3月は年度の締めにあたり、欠員補充や事業拡大のための採用が増える時期となっています。特に4月の新年度に向けて組織体制を整える必要があるため、経験者だけでなく、未経験者を受け入れる枠も増えやすいといったメリットがあります。

また、組織変更や新プロジェクトの立ち上げ時期と重なることから、短期間で活躍できるようなポテンシャルの高い人材へのニーズも高まりやすく、転職者にとって転職後の業務の選択肢が広がるタイミングとも言えます。

このように、企業の採用意欲が高まる時期ということもあり、転職活動をする人にとっても、内定獲得の可能性が上がりやすいといったメリットが受けられるでしょう。

ボーナスで有利になりやすい

3月に転職する場合、転職で冬のボーナスを受け取ってから退職できるため、金銭的な余裕を持って転職活動に臨むことができます。ボーナスを受け取ってから退職をすれば、急な収入変動に対応するだけの家計を確保できるだけでなく、引っ越し費用や生活費の調整がしやすくなります。

また、企業によって異なるものの、4月から働いていれば転職先で次の回のボーナスを受け取れるケースもあるなど、ボーナスで有利になりやすいのは3月転職ならではのメリットです。家計が苦しくなると、焦って転職先を選んでしまうといったトラブルにも繋がりかねませんので、精神的に落ち着いて転職活動に取り組みたい人は3月の転職を目指すと良いでしょう。

4月からの新しい業務に馴染みやすい

3月の転職は4月入社に直結しやすく、新年度の組織編成や人事異動と同時期に仕事をスタートできるため、新しい環境に馴染みやすいといったメリットもあります。部署のメンバーが入れ替わるタイミングでもあり、自分だけが途中参加にならず、同期のような形でスタートできる事は心理的な意味でも嬉しいポイントでしょう。

また、4月は研修が実施されやすい時期でもあるため、未経験者やキャリアチェンジを目指す人にとって学びながら職場に慣れる機会を得やすい点も大きなメリットです。新しい人間関係に馴染むことに不安が残る人にとっても、3月の転職は時期が良いと言えます。

前職の引き留めにあいにくい

3月は多くの企業が繁忙期にあたるため、上司や同僚は目の前の業務に追われており、自分が退職することに対する引き止め交渉が長引きにくいといったメリットもあります。

また、年度末はそもそも移動や退職が重なる時期のため、退職手続きや引き継ぎフローが整っている企業が多く、スムーズに辞めやすい環境という点もポイントです。

3月はボーナス後で退職者が増えるタイミングということもあり、自分だけが退職する人という見られ方をすることも少なく、円満代謝に繋がりやすい点も魅力です。現職で辞めづらい雰囲気を感じている人は、3月の転職を目指してみると良いでしょう。

3月に転職する際の注意点

3月に転職する事はメリットが大きい反面、いくつか注意すべきポイントがあります。例えば転職先で繁忙期になっていれば、中途入社した自分に構う余裕がなくなってしまうため、人間関係の築きにくさを感じることがあるでしょう。

また、ボーナスをもらってから退職をする動きとなるため、自分と同じように考えるライバルが多くなりやすく、必然的に採用倍率が高まるような傾向も見られます。

ここからは、3月に転職を目指す際の注意点を3つに分けて解説します。

繁忙期の職場が多く人間関係が築きにくい

3月は年度末で多くの企業が忙しく、職場全体が慌ただしくなる時期です。新しいメンバーを丁寧にサポートする余裕が減ってしまい、特に入社直後は孤立感を覚えやすくなる可能性があることには注意が必要です。

また、部署ごとに締め作業や業務量が一時的に増えてしまうこともあり、周囲も自身の業務に集中していて、コミュニケーションが取りづらいことがあります。分からない仕事があっても聞きづらい雰囲気を感じてしまうなど、一定の覚悟をしておく必要があるでしょう。

こうした状況に備え、「自分から情報を取りに行く姿勢」や「不明点を早め確認する行動力」を意識することで、3月転職であっても環境に馴染むスピードが大きく変えられます。

ライバルが増えやすい

3月は求人数が増えるだけでなく、転職希望者も同じタイミングで動くため、選考倍率が高まりやすい点には注意が必要です。ボーナス後に転職を決断する人や新年度に向けてキャリアチェンジを考える人が多く、競争が激しくなるという前提で転職活動を進めると良いでしょう。

特に人気企業や大手企業は応募者数が増えやすく、書類選考や面接での差別化が不可欠です。年末年始の準備期間を徹底するとともに、気になる求人には多く応募することで、ライバルに打ち勝つ意識を持つことがポイントです。

特に面接においては入念な差別化が求められるため、就職エージェントなどを活用し、模擬面接に取り組むことがおすすめです。

入社月が遅れるケースがある

3月に転職を目指していても、選考スケジュールが企業側の繁忙期と重なることで面接の日程が後ろ倒しになったり、内定通知が遅れたりするケースがあります。その結果、予定していた3月入社が叶わず、4月や5月にずれ込む可能性もゼロではないことに注意しましょう。

また、自身が繁忙期になってしまい、転職活動がスムーズに進められないリスクも考えられます。3月転職はそういった意味でスケジュールが乱れやすい時期とも言えるため、早めに転職活動の準備をスタートさせることがおすすめです。

合わせて、応募する企業を増やせばその分3月入社を実現しやすくなるため、積極的な行動とスピード感を意識してみてください。

3月に転職を成功させるコツ

3月に転職を成功させるためには、就職エージェントを活用し、スケジュール管理をしてもらうことがポイントです。また、応募する求人数を増やすためにも未経験者歓迎の求人も視野に入れて行動すると良いでしょう。

ここからは、3月に転職を成功させることを3つのポイントに分けて解説します。それぞれのコツを意識した上で、計画的かつスピード感のある転職活動を進めてみてください。

就職エージェントを活用する

就職エージェントを活用することで、求人の紹介をしてもらえるだけではなく、書類添削や面接対策、日程調整など転職活動のほぼすべてをサポートしてもらえるようになります。

特に3月の転職では、企業の採用スピードが速くなりやすく、面接日程が急に決まるケースも多いため、エージェントの調整機能が非常に役立ちます。

また、自分では気づけない強みを引き出してもらうことができますので、自己PRの品質も高まり、選考通過率も大きく向上するでしょう。さらに複数の企業の選考が同時進行した場合であっても、就職エージェントが優先度の整理やスケジュール管理のサポートをしてくれるため、現職で忙しくても冷静に判断しやすくなります。

特に初めての転職や未経験転職においては、就職エージェントのサポート有無が結果を左右することもありますので、気になるサービスを見つけたら積極的に利用してみることをおすすめします。

未経験者歓迎の求人に応募する

3月転職は未経験で挑戦しやすいタイミングということもあり、企業側も新年度に向けた研修を実施するケースが多く見られます。そのため、これまでの経験が直接活かせないような職種であっても、意欲やポテンシャルを評価してもらえる可能性が高まります。

したがって、経験のある職種への応募を考えている場合であっても、未経験者歓迎の求人に応募することがポイントです。未経験者歓迎の求人に経験者が応募すると、それだけで有利に選考が進められるため、3月の転職を実現しやすくなります。

もちろん、完全なキャリアチェンジとして未経験者歓迎の求人に応募するのも良いでしょう。応募先の幅を広げることで選考通過率が高まるだけでなく、転職活動全体をスムーズに進められます。

早めに転職活動を進める

3月の転職を成功させるためには、できるだけ早く準備をスタートさせましょう。年末年始の期間は仕事が落ち着くため、自己分析や業界研究・書類作成に集中し、1月からの選考に正面から向き合っていく意識を持っておいてください。

もし準備が遅れて2月ごろから動き始めると転職活動者の数も急増し、選考難易度が高まるリスクがあります。また、企業によっては繁忙期と選考が重なることで日程調整が難しくなり、3月の転職が実現しにくくなる場合もあります。

早めに転職活動に取り組んでおくことで、応募の数を充分に確保できるだけでなく、選考対策も十分に進められるため、結果的に理想の職場からの内定獲得率が大幅に上げられます。

早く動き始めるほど選択肢が広がりますので、まずは就職エージェントに登録するなど1歩を踏み出してみてください。

よくある質問

最後に、3月の転職を考えている人によくある質問を3つ取り上げて解説します。

3月に転職するメリットは?

3月に転職をする最大のメリットは、年度末というタイミングで転職活動の準備をスタートできることです。また、多くの企業は4月からの新年度に向けて体制を整える傾向がありますので、経験者だけでなく未経験者を採用する枠が増えるなど、採用の動きが活発になる点もメリットと言えます。

他にも、冬のボーナスを受け取りつつ転職活動を進められるため、資金面での不安が軽減されて学習や資格取得に投資しやすい点もメリットです。金銭的な意味でも精神的な意味でも転職活動に前向きに向き合いやすいことから、3月に転職する事はメリットが大きいと言えます。

転職するなら何月が得?

転職のピークは1月から3月、9月から11月が一般的です。この時期は求人数が多く増え、企業の採用意欲が高まる傾向があります。特に3月は年度末の採用が活発になるため、未経験者向け求人も増える傾向があり、キャリアチェンジを求める人にとっても動きやすいタイミングと言えます。

また、ボーナスに転職を決断する人が増えるため、企業の選考スピードが早まるといった点も得と言えます。逆に夏や年度の中盤は休日数が減る傾向があり、採用枠も限られてしまうため競争が激しくなりやすく、転職活動は避けておいた方が良いと言えます。

転職しないほうがいいサインは?

転職をしないほうが良いサインとして、まず「転職理由が曖昧」「不満だけで判断している」というケースが挙げられます。この状態では面接で回答がぶれやすく、内定獲得に苦戦してしまうことに加え、入社後にミスマッチを起こすリスクも高まります。

他にもキャリアの軸が固まっていない場合や、長期的なキャリアプランが見えていない状態で転職活動を進めると、何を基準に会社を選べばいいか分からずに瞑想しやすくなります。職場の人間関係の悩みや一時的なストレスなどで転職を考えている場合は、一度立ち止まって冷静になることも視野に入れてみてください。

特に感情的な退職は後悔を招きやすいため、冷静に状況を整理しつつ、タイミングと準備が整ってから動くことが転職を本当の意味で成功させることに繋がります。

ABOUT US
牛田 晴宣キャリアスタート株式会社 執行役員
東洋大学卒業後、携帯販売職や起業経験を経て、キャリアスタート株式会社に入社。キャリアカウンセラーとして若年層の就職・転職支援に従事し、2021年7月より大阪支店長を務める。「若者の輝く社会を作る」をビジョンに掲げ、関西エリアで求職者のキャリア相談に対応。自身の独立・再就職の経験を活かし、実践的なキャリアアドバイスを提供している。