営業職で女性が増えている理由とは?営業に向いている人の4つの特徴
「女性でも営業職で働けるのか?」
「営業職に向いている女性はどのような人なのか?」
就職先を探している女性の中には、営業職に興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
営業職といえば男性のイメージがあるかもしれませんが、実は営業職で活躍している女性は増加傾向にあるのです!
本記事では、営業職で活躍する女性が増えている理由や女性ならではの大変さ、営業職に向いている女性の特徴、女性が働きやすい営業職の職場の特徴についてご紹介します。
この記事を読めば、あなたが営業職として活躍できるか判断できるようになりますよ!
Contents
1.女性でも営業職で活躍できるのか?
働き方改革などに伴い、営業職で活躍している女性は増えています。
営業職に必要なスキルさえ身につけておけば、性別に関係なく活躍することは可能です。
実際に営業職に必要なスキルで男性よりも女性の方が適していることもあります。
男性が多い業界ですが、働く場はたくさんあるので、営業職に興味のある方は積極的に挑戦してみましょう。
2.女性でも営業職で活躍できる3つの理由
先ほど、営業職に必要なスキルで男性よりも女性の方が高い場合があると説明しました。
そこで、ここでは実際に営業職で女性が活躍している理由についてご紹介します。
主な理由は以下の3つです。
- 男性よりも柔らかい空気感が出やすい
- 女性向け商品の営業に強い
- 離脱しても復帰しやすい
順にご説明するので、女性でも営業職で活躍できることを把握しておきましょう。
(1)男性よりも柔らかい空気感が出やすい
女性の方が男性よりも柔らかい空気感が出やすいです。
物腰が柔らかければ、相手に話を聞いてもらいやすくなり、相手の要望を引き出しやすくなります。
また、男性よりも感情表現の仕方が上手な人が多く、相手に気に入られやすい点も活躍している女性が多い理由です。
営業は取引相手と良好な関係を築いてはじめて成果に繋がります。
話をしやすい空気感を作り、相手を立てる才能のある女性は営業職で大きな戦力になることは間違いないでしょう。
(2)女性向け商品の営業に強い
営業で扱う商材には女性向けの商品も含まれるので、女性の視点でプレゼンテーションができます。
女性をターゲットにした商材に関する説明は、女性自身が担当した方が説得力が高いです。
男性が女性向け商品の営業をするよりも女性が行った方が商談が進みやすくなり、良い結果に繋がる可能性が高くなります。
一般的には、女性向け商品の方が男性向け商品よりも多いため、営業で女性が活躍できる場は多いといえるでしょう。
(3)離脱しても復帰しやすい
営業職は離脱しても復帰しやすいことも女性が増えている理由の1つです。
女性は育児や介護でどうしても仕事を離脱しなければならないことがあります。
企業側はいつまでも席を空けておくと業務に支障が生じることから、すぐに後釜を探すことになるため、働き方改革が進められていますが、なかなか同じ職場に復帰しづらいのが現実です。
しかし、営業職は多くの人員が必要で、人手不足に陥っている会社も多く、働くポストはたくさんあります。
さらに、一度営業スキルさえ身に付ければ、業界に限らず戦力として活躍できるため、一時的に仕事を離脱しても、過去の経験を活かして他の企業で働くことが可能です。
育児や介護が一段落した後も積極的に仕事をしたい方は、営業職でスキルを身につけておくことも選択肢の1つでしょう。
3.女性で営業職はきつい?女性ならではの大変な4つのこと
営業職で活躍している女性は増えていますが、女性ならではの大変なことがたくさんあるのが現実です。
この段落では、営業職の女性ならではの大変なことについてご紹介します。
特に大変なことは以下の4つです。
- 同性のライバルが少なくモチベーションを保ちにくい
- 男性との付き合いが求められる
- セクハラを受けることがある
- パワハラを受けることがある
未だに営業職を男性社会と思っている企業や人も実際にはいるので、これらのような事態に直面する可能性はあります。
ないに越したことはありませんが、つらい場面があることも想定しておきましょう。
(1)同性のライバルが少なくモチベーションを保ちにくい
同姓のライバルが少なく、競争意識が生まれにくいので、モチベーションを保てない状況になることがあります。
営業職で働く女性は増えていますが、総数はまだ少ないため、営業職に就いたとしても女性の職員がいるとは限りません。
同姓の仕事仲間が欲しい方にとってはつらい状況かもしれませんが、労働者の立場ではどうすることもできないので、たとえば、同期や後輩を相手に競い合う姿勢を持ってモチベーションを保ちましょう。
(2)男性との付き合いが求められる
営業では取引先との付き合いがあるので、どうしても飲み会など男性との付き合いが求められることがあります。
良好な関係を築くためには、仕事以外のことでも付き合っていかなければならないことが多いです。
ことあるごとに断れば、良好な関係を築けずに交渉が思うように進まないことやライバルに取引先を取られることがあるかもしれません。
業績を上げるために行きたくもない飲み会に参加しなければならない点は、女性にとって大変なところといえます。
すべての飲み会に参加する必要はありませんが、少なくとも初顔合わせの直近の飲み会には参加して、顔と名前を覚えてもらうようにしましょう。
(3)セクハラを受けることがある
男性が多い業界なので、セクハラを受けることがあります。
昔ながらの価値観を持っている男性も多く、デリカシーのない発言をする人は一定数いるものです。
場合によっては、個人的な付き合いを求められることもあれば、ボディタッチなど悪質なセクハラを受けることもあります。
決して許されないことですが、実際にセクハラで悩んでいる女性がいることも頭に入れておきましょう。
ちなみに、セクハラを受けたときは、きっぱりと止めるように伝えることが重要です。
セクハラをする人の中には、「相手が喜んでいるように思えた」などど発言する人もいるので、拒絶する姿勢を見せる必要があります。
また、上司や人事担当者、社外の相談窓口に相談するのも1つの防衛策です。
セクハラを我慢する必要は一切ありませんので、拒絶してもセクハラが続くようであれば、迅速に行動しましょう。
(4)パワハラを受けることがある
女性に限ったことではありませんが、パワハラを受けることもあります。
あってはならないことですが、どの業界でも立場の弱い者は立場の強い者から嫌がらせを受けることがあるものです。
たとえば、達成不可能と分かっているにも関わらず無理な目標を課されたり、理不尽な要求をされたりします。
また、大勢の社員の前でひどい暴言や屈辱的な言葉を浴びせられることもパワハラの1つです。
特定の者を贔屓して、仕事を回してもらえないこともあるかもしれません。
これらに加えて、女性という理由で理解できないパワハラをする人もいる可能性があります。
当然、セクハラと同様に、パワハラも一切我慢する必要はありません。
理不尽な要求であれば、きっぱりと断る意思を示すことが重要で、社内や厚生労働省・全国労働組合総連合が設置する相談窓口に相談するのも有効です。
エスカレートする可能性があるので、仕返しや反撃はおすすめしませんが、泣き寝入りをする必要はないため、専門の窓口を利用しましょう。
4.営業職に向いている女性の4つの特徴
大変な場面もありますが、それでも営業職で活躍する可能性がある女性の特徴について紹介します。
たとえば、以下のような女性は、営業職の数々の困難に立ち向かえる可能性が高いです。
- 初対面の人でもコミュニケーションが取れる
- 負けず嫌いな性格を持っている
- 相手の気持ちを汲み取れる
- 自分で反省できる
これらの特徴に該当する方は、前向きに営業職に挑戦してみてください。
(1)初対面の人でもコミュニケーションが取れる
初対面の人でも問題なくコミュニケーションが取れる方は、営業職に向いています。
営業では、業務上初めて顔を合わせるケースが多々あり、その都度円滑に情報を提供しなければなりません。
新規顧客の獲得だけでなく、既存ルートの営業でも担当者が変わる可能性があります。
初対面の相手と交渉をするには、いかに相手と近い関係を作れるかが重要です。
共感ポイントを探り、柔軟に対応できる方は、好成績を残せる可能性が高いでしょう。
(2)負けず嫌いな性格を持っている
負けず嫌いな性格を持っている人は、相手が男性でも対等に闘えます。
営業職は結果が求められる業界なので、相手が誰であろうとトップを目指す志が大切です。
どうしても男性が多いことから、女性の仕事仲間に恵まれる可能性が低いため、自分で仕事へのモチベーションを作る必要があります。
相手に依存することなく競争意識を持って仕事に取り組める方は、男性が多い環境でも問題なく働けるでしょう。
(3)相手の気持ちを汲み取れる
相手の気持ちを汲み取るのが得意な方は、取引先から気に入られる可能性が高いです。
交渉を上手く進めるには、相手の立場を考慮した発言が求められます。
具体的には、相手がどのような課題を抱え、どう改善したいのか把握することが重要です。
相手に寄り添って、気配りができる人は信頼を得やすくなるので、空気を読める方は営業職を検討してみましょう。
(4)自分で反省できる
自分の行いを自分で反省できる方は、良い結果を生み出しやすくなります。
提案を断られては持ち帰り、より内容を錬って再度交渉するのが営業の流れです。
成果に結びつけるためには、失敗をするたびに自身の言動を振り返り、反省点を次に活かして改善しなければなりません。
営業は上手くいくことよりも上手くいかないことの方が多いので、落ち込むことはあっても、気持ちを切り替えて反省できる方は、営業に馴染むことができるでしょう。
5.女性が営業で働きやすい職場の3つの特徴
最後に、就職先探しの参考になるように、女性でも働きやすい営業職の現場の特徴について紹介します。
注目すべき特徴は以下の3つです。
- 産休や育児への理解がある
- 拘束時間が短い
- 職場に女性が多い
これらの特徴に該当する企業は、女性に対するフォローが整っていることが多いです。
就職先を探すときに、これらのポイントに注目してみましょう。
(1)産休や育児への理解がある
産休や育児への理解がある企業を選びましょう。
結婚して出産する場合は、どうしても仕事を休まなければなりません。
産休や育児休暇などの制度が整っている企業であれば、出産後にスムーズに復帰することができます。
また、育児支援として時短勤務やリモートワークを実施している企業を選べば、育児と仕事を両立することが可能です。
結婚や出産を控えている方は、育児しながら働ける環境が整っている企業をおすすめします。
(2)拘束時間が短い
拘束時間が短い企業を選ぶことをおすすめします。
企業によっては、残業を前提として仕事を組んでいる場合があるので、そうなれば帰宅時間が遅くなるでしょう。
すぐに退社できるように、定時退社できる企業や残業時間が短い企業を探しましょう。
(3)職場に女性が多い
営業職に就く女性は増えているので、職場に女性が多い企業も存在します。
男性が多いのは確かですが、会社によっては女性の営業担当者が多い場合もあるのです。
同姓が多い職場を好む方は、職場の男女比も確認しておきましょう。
まとめ
女性でも営業職で活躍している人は増えています。
飲み会参加への強制やセクハラ・パワハラなど女性ならではのつらいことはありますが、女性へのフォローを徹底している企業が増えているのも事実です。
初対面でも円滑にコミュニケーションを取れる方や負けず嫌いな方、空気を読むのに長けている方などは営業職に向いているので、前向きに検討してみてください。
少しでも働きやすい環境を求めて、今回紹介したポイントを意識して仕事先を探してみましょう。