改めて考える、正社員採用の利点と欠点
【はじめに】
長い目で見ると非正規社員より正社員で雇用された方がいいという話をよく耳にします。
また、正社員雇用を希望する人もたくさんいます。
なぜ、正社員で雇用される方がいいと言われるのでしょうか。
今回は、正社員で採用される利点と欠点を改めてまとめます。
Contents
【正社員の利点・欠点】
・利点
1.失業の心配が少ない
正社員の利点としては、これが最も大きいのではないでしょうか。
パート、派遣社員、契約社員は、数カ月~数年という短期間での採用がほとんどで、同じ会社で働き続けるにはそのつど契約の更新が必要です。
ずっと契約更新をしていけるといいのですが、会社の都合でそれが叶わないこともあり、どうしても失業のリスクが高くなってしまいます。
それに比べ正社員は退職まで働いてもらうことを前提に雇用され、また簡単に解雇できない決まりになっているため、非正規社員と比べて失業の心配が少なく安定した収入が得られます。
2.給料が多い
正社員で採用されると、賞与(ボーナス)や退職金が支払われる企業が多いため、非正規雇用の社員よりも給料が多い傾向にあります。(近年は賞与が出ない、または少ない会社もあるため、この限りではありません)
また、正社員は昇給・昇格の機会も与えられるため、長く勤めれば勤めるほど給料アップも見込めます。
3.福利厚生を受けられる
内容は会社によって変わってきますが、正社員は福利厚生という手厚い保障をうけることができます。
例えば、病気や怪我で長期間仕事を休まなければいけない時に傷病手当金が支払われたり、健康管理のための人間ドックなどを受けることができます。
また、会社によっては、提携しているショッピングサイトで家族にプレゼントを購入するためのポイントが付与されるところもあるようです。
・欠点
1.採用までのハードル
正社員は手厚い保障が受けられる代わりに、採用人数は少なく、非正規での雇用よりも採用までのハードルは高くなってしまいます。
2.任される仕事の範囲が広い
場合によってはメリットとなることもありますが、正社員は非正規社員よりも任される仕事の範囲が広くなります。
そのため、やっと仕事を覚えたのに、会社の指示による部署移動で一から仕事を覚えなおさなくてはならないことも。
パートや派遣社員よりも責任は大きいため、慣れない仕事であっても自分で問題を解決する努力が求められます。
3.移動や転勤の可能性
正社員で採用されると、ほとんどの場合会社の指示による転勤に従わなくてはなりません。
住居手当や交通費が出る場合もありますが、ずっと同じところに住み続けたい人にとってはこうした移動がストレスになる可能性もあります。
【最後に】
正社員雇用の利点としては「失業の心配が少なく安定した収入が見込めること」「非正規雇用と比べて給料が高い傾向にあること」「福利厚生が受けられること」などがあげられます。
逆に欠点としては「非正規と比べて採用人数が少ないこと」「会社都合による転勤や部署移動に従わなくてはならないこと」などが挙げられます。
これらの点を踏まえて「やっぱり正社員採用を狙いたい!」という人は、キャリアスタートまでお気軽にご相談ください。