新卒で就職できなかったら人生終了!?卒業後の6つの選択肢と挽回する方法

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「新卒で就職できなかったから人生終了?」「就職できなかったらどうしたらいい?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

新卒での就職活動がうまく行かないと不安になりますが、新卒の就職活動に失敗しても今後の頑張り次第で挽回することは十分できますし、就職に成功することも可能です。

実際、令和5年度の大学卒業者のうち、就職も進学もしなかった人は48,642人もいます。私たちキャリアスタートは、新卒で就職できなかった多くの人を就職成功に導いてきました。

こちらの記事では、新卒で就職できなかった人でも挽回できる理由や就職に失敗した人の選択肢、注意点、就職を成功させる方法を紹介します。きっと就職成功に一歩近づけると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.新卒で就職できなかったら人生終了なのか?


新卒で就職できなかったら人生終了なのか?上記3つのポイントについて詳しく解説します。

(1)就職できなかった人の割合は?

文部科学省が発表した「令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。 」によれば、大学卒業後に就職した人と就職しなかった人の数は、次のようになっています。

参照:令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。 表3 大学(学部)卒業後の状況 p.6|文部科学省

令和5年の卒業者数は590,162人で、そのうち就職した人は448,073人(75.9%)、就職・進学しなかった人は48,642人となっています。そのため、卒業者のうち就職できなかった(しなかった)人の割合は、全体の約8.2%です。

就職しなかった人は48,642人ですが、全員が人生終了したかというとそうではありません。

(2)就職できなかった人の理由

新卒で就職できなかった・しなかった理由には、以下があります。

新卒で就職できなかった・しなかった理由

・就活で内定を得られなかった

・内定を取り消された

・入社予定だった会社が倒産した

・自己都合で内定を辞退した

・家庭の事情で就活できなかった

一生懸命就活を行っても、結果が出なかったり内定を取り消されたり、倒産などによって就職できなかったという人も少なくはありません。
特に、近年は新型コロナウイルスの影響によって、急に内定先の会社が倒産となり、就職できなかったという人もいるでしょう。

新卒で就職できなかったとしても人生終了したわけではないので、自分自身の問題があればそれをクリアしたり、企業選びを変えたりすれば挽回することは可能です。

(3)就職できなかった人のその後

独立行政法人 労働政策研究研修機構が発表した「大都市の若者の就業行動と意識の展開」によれば、就職できなくてフリーターになった人のうち、全体の64%が6ヶ月以内に正社員として就職に成功しています。

(参照:大都市の若者の就業行動と意識の展開 図表2-23|労働政策研究・研究機構

もし就職できなかったとしても、まずは生活のために短期間だけでもフリーターとして働きながら就職活動をし、就職に成功することは十分可能です。

2.新卒で就職できなくても挽回できる理由


新卒で就職できなくても挽回できる理由は、主に次の2つです。

(1)既卒でも就職はできる

新卒で就職できなかったとしても、大学卒業後(既卒)でも条件のいい会社に就職することは可能です。
厚生労働省が調査した「一般職業紹介状況(令和5年11月分)について」によると、有効求人倍率は1.28倍、新規求人倍率は2.26倍となっています。
参考:一般職業紹介状況(令和5年11月分)について|厚生労働省

現在、求職者1人あたり1件以上の求人がある状況で、2020年以降の新型コロナウイルスの影響から少しずつ伸びてきています。

多くの企業が人手不足となっているため、既卒でも就職が可能です。また、既卒としてじっくりと就職活動を行えば、好条件の会社に就職することも十分可能です。

(2)20代はポテンシャル採用される可能性が高い

20代はポテンシャル採用される可能性が高いため、新卒で就職できなかった人にもチャンスがあります。
30代以降でも転職することは可能ですが、年齢を重ねれば就職先を探したり採用されることが徐々に難しくなります。30代以降は、即戦力となりえる人材を求められる傾向にあり、スキルや経験などが重要視されやすいためです。

一方、20代は仕事のスキルや経験がほとんどないのが一般的なので、応募者本人の人柄や素質をはじめとする潜在的な能力を重視する「ポテンシャル採用」が行われやすいです。

そのため、既卒でもポテンシャル採用で優良企業に就職できる可能性があります。

3.新卒で就職できなかった人の選択肢


新卒で就職できなかった人の選択肢として、次の6つがあります。

(1)留年して就活を続ける

新卒で就職できなかった場合、留年して就活を続ける選択肢があります。学費がかかるというデメリットがありますが、大学に留年することで、自由な時間を利用して、前回の就活での失敗を反省し、自分に合う会社を見つける機会を持てるのがメリットです。

また、一度就職した場合、新卒採用枠として扱ってくれない企業もあるので、留年することで新卒採用枠での就職機会を維持できます。

(2)大学・専門学校で学び直す

新卒で就職できなかった場合の選択肢のひとつとして、大学や専門学校で学び直す方法があります。

大学や専門学校で学び直すことで、特定の専門知識やスキルを身につけることが可能です。気になる職種・企業に入るために専門的な知識が必要であれば、学び直しも選択肢のひとつです。

働きながら独学で学ぶよりも、集中して学べるメリットがあります。ただし、進学には学費や時間がかかるため、明確な目的・目標を持って取り組まなければ浪費して成果を得られない可能性があるため注意が必要です。

(3)資格取得の勉強をする


志望する業界・職種に関連する資格取得をするのも選択肢のひとつです。

資格取得の勉強は、就職活動のためだけではなく、個人の成長や将来のキャリアにおいてもプラスにもなります。

資格取得には時間と労力が必要ですが、その分野での専門性を高めることで、就職活動においてもアピールポイントとなります。仮に卒業後に働いていない空白期間が生じても、資格取得を通じて得た知識とスキルを就活時にアピールすることが可能です。

(4)公務員の道を目指す

公務員を目指すのも選択肢のひとつです。公務員試験は「大卒程度」や「高卒程度」の学力レベルで区分されており、学歴や職歴に関係なく誰でも受験が可能です

公務員試験は年に一度しか実施されないため、学習時間が確保できます。30歳までであれば、筆記試験と面接対策をすることで就職することは十分可能です。

また、公務員の仕事は職場環境が安定していて、倒産することがないのが魅力と言えます。業務量を抑えたいのなら地方公務員、実績を残したいのなら国家総合職が適しているなど、幅広い選択肢があります。

(5)既卒として就活を続ける


新卒で就職できなかった場合、既卒として就活を続ける選択肢もあります。

既卒として就活する際は、新卒で就職できなかった原因を考えて、業界・職種研究を徹底的に行いましょう。
自分に合う就職先を見つけやすくなり、面接時でも自分をアピールしやすくなります。

たとえば、IT業界を目指す場合、最新の技術動向や求められるプログラミング言語の知識を持っておくと、面接官の目を引くことができるでしょう。

また、大学を卒業すると新卒採用枠を受けられませんが、大学を卒業して間もない場合は、新卒扱いしてくれるところもあります。大学卒業後に就活するコツについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

新卒カードを無駄にした場合の4つのデメリット!なぜ大切と言われるのか?

2022.05.30

(6)正社員以外の方法で働く

正社員以外の方法で働くこともひとつの選択肢です。正社員以外の働き方には、以下があります。

正社員以外の働き方

・アルバイト

・契約社員

・派遣社員

・起業

・フリーランス

大卒でもアルバイトや派遣社員など、非正規社員として働いている人は少なくありません。非正規雇用であれば、シフト制を活用して自由な時間を持ち、興味のある分野の学習に時間を割くこともできます。

また、起業したりフリーランスとして独立したりするのも選択肢のひとつです。仕事を任されるだけのスキルが必要なため、正社員として働くよりも難易度が高いですが、人や会社に縛られることなく、自分の好きなビジネスを発展させられます。

起業やフリーランス独立は必ず安定して生計を立てられるとは限りませんが、自己管理能力が高く、自分の力でお金を稼ぎたい人には向いていると言えます。

4.就職できなかった人の注意点


就職できなかった人の注意点として、次の4点があります。

(1)自分を責め続けない

新卒で就職できなかったとしても、自分を責め続けないことが大切です。
新卒の就活で不採用になり続ければ、自分を否定されたように感じる人もいるのではないでしょうか。

「新卒で就職できなかったから人生終わった」「就職できなかった自分には何も価値がないんだ」などと、自分を責める必要はありません。
企業の社風にマッチしなかったなど相性による原因もあるため、自分の価値がないとは限りません。

就職に失敗した場合は、この後どのように行動するかを前向きに考えましょう。
必要以上に自分を責めれば自信がなくなって行動できなくなるので、次に向けてポジティブにとらえることが大切です。

(2)まわりと比べない


就職に失敗しても、まわりと比べないことが大切です。
「友達は大手に就職成功したのに、自分は就職できなかった」などと、他人と比較して落ち込んでしまう人もいるかと思います。

他人と自分を比較しても結果は変わりませんし、成功した人間と比較すればするほど自分がみじめに感じられ、やる気がなくなってしまいます。

まわりの人と結果を比較するのではなく、就職成功した人と自分はどの過程の行動が何が違うのか考えることが大切です。自分がどこの過程でつまずいているのかを冷静に改善策を分析して行動するほうが、いい結果につながる可能性があります。

(3)同じ過ちを繰り返さない

就職できなかった人は、同じ過ちを繰り返さないように注意が必要です。就活で失敗した原因を振り返り、対策を考えることが大切です。
たとえば、面接でうまく志望動機を答えられずに失敗したのであれば、面接対策をしっかり行うことが同じ過ちを繰り返さないための予防策になります。

また、失敗した原因がわからない場合は、企業面接の内容を思い返して客観的に考えてみましょう。今後の就職活動を成功させるためには、失敗した原因を知る必要があるため、第三者に相談してでも原因を分析する必要があります。

自分ひとりでは原因がよくわからないという人は、当社キャリアアドバイザーが解決に向けて伴走していきますので、お気軽にご相談ください。

(4)受け身でいる

当然ながら受け身でいても就職先が決まるわけではありませんので、挽回するためには行動を取り続ける必要があります。

行動ができなくなり受け身になってしまう原因としては、自分を責め続けたり他人と比べたりしていることが考えられます。就職できなかったことを悔やんでも結果は変わらないので、前向きに考えて分析と対策を行うなど行動しましょう。

失敗をもとに改善して、積極的に行動し続けることできっと就職に成功できるでしょう。

5.就職できなかった人が就職を成功させる方法


就職できなかった人が就職を成功させる方法は主に次の5つです。

それぞれの方法について詳しく解説します。

(1)就活での反省点を振り返る


就職を成功させるためには、就活での反省点を振り返ることが大切
です。就職に失敗した原因がわからないまま就職活動を続けても、就職に成功する可能性は低いです。
同じ過ちを繰り返さないためにも、なぜ就職できなかったかについて考えることが大切です。

身だしなみや面接対策、企業研究が足りなかったなど、内定を得られなかった原因は何かあるはずなので、しっかりと原因を究明し改善に取り組みましょう。

また、自己分析をやり直して就職の方向性を決めるのも就職成功への近道です。

(2)不要なプライドは捨てる

就職を成功させるためには、不要なプライドを捨てることも大切です。
なかには、まわりに自慢したいからなどという理由で、大手や有名企業ばかり選んでいる人も多いのではないでしょうか。
もちろん、大手や有名企業にチャレンジするのはいいことですが、目的なく見栄だけで行動するのはNGです。

まわりに自慢したいというプライドだけだと、考えが浅く志望動機も深く考えられず、内定を得にくくなります。
過去の自分を振り返り、もしまわりへ見栄を張らなくていいのなら、自分はどのような仕事に携わりたいのか、将来どのようなキャリアを積みたいのか改めて考え直しましょう。

(3)視野を広くもつ

就職を成功させるためには、視野を広くもつことも重要です。就職できなかった人のなかには、大手・有名企業をはじめとする人気の企業、条件がいい人気の企業にこだわっていた人も多いかと思います。人気の企業は倍率が高いため、競争も激しくなります。

人気の企業にこだわらず、視野を広げることで自分に合う企業を見つけやすくなり、就職に成功できるかもしれません。ひとつの業界・職種に絞って就職活動していた人でも、幅を広げて検討することも大切です。
就活に失敗したのなら、焦らずに自分の考え方・キャリアプランについて視野を広くもって考え直してみましょう。

(4)必要なスキルや資格を身につける


就職先で求められているスキルや資格を身につけると、就職成功に一歩近づけます。

特に、目指している業界に必要なスキルや資格があれば、積極的にスキルや資格取得に向けた行動をしましょう。
新卒の就活に失敗しても、求められているスキルや資格を取得しておけば、既卒の就活を成功させられる可能性が高くなります。

大学卒業後にフリーターとして働きながら就活する人であれば、両立が大変にはなりますが資格取得の勉強も同時並行で進めるのがおすすめです。

(5)就職エージェントに相談する

就職を成功させたいなら就職エージェントに相談しましょう。
就職エージェントは専門的な知識を持つアドバイザーが、求職者に対して就職活動のトータルサポートをしてくれます。
具体的には、自己分析や企業分析、面接対策、書類の作成などをサポートしてもらえるので、一人で行うよりも就職をより有利に進めることが可能です。

ひとりで就職活動をするのが不安な人は当社キャリアアドバイザーが伴走してサポートしますので、お気軽にご相談ください。

まとめ


今回の記事では、新卒で就職できなかった人でも挽回できる理由や就職に失敗した人の選択肢、注意点、就職を成功させる方法を紹介しました。

新卒で就職できなかったからといって人生終了ではありません。今後どのような道に進むのかを考えて、振り返りと改善を行い、就職成功を目指しましょう。就職に不安がある人は、就職エージェントの利用をおすすめします。

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