【例文つき】転職の面接が平日勤務で休めない場合の5つの方法と注意点を解説
「平日勤務だから転職の面接を受けられない」「転職の面接の日程が合わない場合どのようにすればいい?」と感じている人もいるのではないでしょうか。
面接の日程調整の方法がわからず悩んでいる状態から、対処法を知ることで企業とスムーズに調整が進み、志望企業に内定した人も多く存在します。
今回の記事では、平日勤務の方が面接の日程を調整する方法を例文付きで解説しています。こちらの記事を読むことで、都合のいい日時に面接を調整できると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
1.平日勤務で面接の調整が難しいとき
応募先企業の勤務形態が土日休み・平日出勤であれば、面接も平日に行われるのが一般的です。
特に、面接担当者が複数人いたり、役員面接などもあり面接が複数回ある場合は、平日の業務時間内で日程調整を求められる可能性が高いです。
在職中の会社が平日勤務の方であれば、面接の日程調整が難しくなるでしょう。なかには、「面接のために平日休めない」「平日しか面接できないなら転職できない」と考えている方もいるかと思います。
しかし、日程調整に対応してくれる企業は多く、場合によっては土日や夜間・早朝の業務時間外でも特別に面接を行ってくれるところがあります。そのため、どうしても平日の業務時間内での面接が難しい方は、一度面接担当者に相談してみましょう。
ただし、希望を伝える際は、無理を言っていることへの謝罪をするなど伝え方に注意する必要があります。
2.面接の日程調整をする方法
面接の日程調整をする方法には、次の5つがあります。
(1)企業側の業務時間外で打診する
平日での面接が難しい場合は、企業側の勤務時間外で打診してみましょう。
企業によっては就業前・終業後(早朝・夜間)で面接に応じてくれるところがあります。
打診する際は平日の業務時間内で面接に行けない理由を伝えるとともに、いつなら面接が可能かという代替案も含めて相談することが大切です。
【件名】面接日時調整の件/氏名
【本文】
株式会社〇〇 人事部 担当〇〇様
お世話になっております。
貴社の求人に応募をさせていただいた〇〇と申します。
貴社より面接のお知らせを頂戴し、心より感謝申し上げます。
ぜひ面接の機会をいただければと存じますが、現職務の都合上、平日の9:00~18:00は面接にお伺いするのが難しい状況です。
朝であれば8時30分まで、または夕方18時30分以降であれば、面接にお伺いすることが可能です。
お手数をおかけしてしまい大変恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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【氏名】
【電話番号】
【メールアドレス】
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(2)土日に調整の打診する
土日に日程調整を打診するのも選択肢のひとつです。土日にも業務を行っている企業は少なくないので、調整に応じてくれる可能性があります。ただし、面接担当者が複数人いる場合や役員が面接担当となる場合は、土日の面接調整が難しいケースが多いです。
土日に日程調整を打診する際は、平日に面接に行けない理由と謝罪の気持ちを添えて、具体的な日程候補を提示しましょう。
また、土日の日程調整の打診は、「自社への志望度が低いのでは?」と受け取られる可能性があります。土日の打診はできる限り避け、どうしても土日しか面接を受けられない場合のみ、一度相談してみましょう。
【件名】面接日時調整の件/氏名
【本文】
株式会社〇〇 人事部 担当〇〇様
お世話になっております。
貴社の求人に応募をさせていただいた〇〇と申します。
貴社より面接のお知らせを頂戴し、心より感謝申し上げます。
ぜひ面接の機会をいただければと存じますが、現職務の都合上、平日に面接にお伺いするのが難しい状況です。
そのため、面接を土曜日または日曜日に行っていただくことは可能でしょうか?
今週の「〇〇/〇〇(土)」「〇〇/〇〇(日)」でしたらお時間に関係なく、伺うことができます。
お休みの日にお時間をいただく形になり大変恐れ入りますが、ご検討くださいますと幸甚です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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【氏名】
【電話番号】
【メールアドレス】
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(3)午前休or午後休の取得をする
在職中の方は、半休(午前休や午後休)を取得して面接を受けるのが基本的な対策法です。
特に、今の職場の始業時間や退社時間に近い時間帯に面接日程を相談された場合は、半休を取得するのがおすすめです。面接を済ませてから仕事に向かったり、仕事を終えてから面接を受けることで、仕事と転職活動をうまく並行してこなせます。
丸一日休みを取得するのが難しい方でも、半日休みなら比較的しやすい可能性があります。取得半休が取得できれば時間的にも余裕を持って面接に臨むことができるでしょう。
(4)有休を取得して複数社の面接をする
有給を取得して、その日に複数社の面接をまとめて受けるのも選択肢のひとつです。
転職活動において複数社の選考を同時進行する方もいるかと思いますが、面接のたびに半休を取得するのはあまり現実的ではありません。
複数社の選考を進めている人は、一日で有給休暇を取得して同日に時間帯をずらして、2社程面接を調整するのがおすすめです。面接前の頭の整理や一日に複数社を訪問するなど、手間と労力がかかり大変ですが、時間を有効活用できます。
また、面接は一件受けるだけでも大変なので、パフォーマンスが低下する可能性がありますが、どうしても忙しい方は選択肢のひとつとして考えておきましょう。
(5)リモート面接で対応する
平日の業務時間内に1時間ほどの隙間時間がある方は、リモート面接で対応してもらう方法があります。
近年ではZoomやGoogle Meetなどを使用し、オンライン面接を実施する企業が増えていますので、平日に応募先企業へ伺うのがどうしても難しい人は、オンライン面接が可能か相談してみましょう。
オンライン面接を受ける際には、下記のポイントに注意しましょう。
・面接に適した場所で受ける
・快適なネットワーク環境で受ける
・身だしなみに気をつける
・画面に映る背景にも気を配る
オンライン面接を受ける場合は、面接に適した場所・ネットワーク環境を選ぶことが重要です。屋外や公共の場、カフェなどは自分以外の声・音を拾ったり、回線が悪かったりして、面接に支障が出る可能性があります。
また、車の中で面接を受けるのも避けたほうがいいでしょう。面接を片手間にしているような悪印象につながる恐れがあるからです。
自宅やコワーキングスペースの個室などを利用し、安定的にオンラインで面接が受けられる場所を選びましょう。
さらに、対面での面接と同じように、スーツなど身だしなみに気をつけて面接に臨むことも大切です。
画面の背景にも気を配る必要があり、散らかっていたりすると、マイナスの評価につながる可能性がありますので、事前に画面の映り方や回線状況などを確認して、当日スムーズにオンライン面接を受けられるように準備しておきましょう。
3.転職エージェントに任せれば一発解消
転職活動で平日の面接調整が難しい人は、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントを利用すれば、自分が希望する面接日程を考慮したうえで、面接日程の調整を任せることが可能です。正直に「平日の面接が難しい」と伝えるだけなので、自分で日程調整のメールを作成したりやりとりする手間がありません。
また、希望があれば、一日のなかで複数社の面接設定の調整もしてくれます。もちろん、すべての希望が通るとは限りませんが、転職エージェントの担当者が交渉するので、自分自身で企業へ相談するよりも希望が叶いやすいです。
私たちキャリアスタートは、20代を中心に転職支援を行っている転職エージェントです。面接日程の調整のほか、求人の紹介や書類作成、面接対策などのサポートも行っています。転職活動でお困りの方、これから転職活動を考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
4.転職活動での調整対応の注意点
転職活動での調整対応には次の3点に注意が必要です。
(1)会社を休む場合の理由
今の会社を休んで面接を受ける際、どのような理由で休めばいいかわからない人もいるかと思います。
会社を休む場合の理由付けには主に次の3つがあります。
・有給を取得する
・体調不良
・家族の事情を理由にする
有給休暇は、本来理由に関係なく与えられた権利のため「有給を取得させていただきます」と申請するだけで、休みを取得することが可能です。
有給休暇を取りづらい環境で働いている人は、病院の予約や体調不良を理由にするほか、家族が体調不良で看病しなければならないといった理由にすることで、休みを取得できる可能性があります。
正直に上司に転職活動の話をするのは、今後の職場の人間関係にも影響し、会社で働きづらくなるリスクが高いため、控えておいたほうが良いでしょう。
(2)在職中での転職活動がおすすめ
転職活動の面接日をいつでも設定できるように、先に退職する人もいますが、転職活動は在職中に行うのがおすすめです。
離職すれば経済的に不安定になり、かえって転職に専念できなくなるほか、転職期間が長引けば「早く転職先を決めないと」と焦り、転職先を妥協しやすくなるため、基本的には在籍中に転職したほうがいいです。
また、在職中に転職活動をした結果、「やっぱり転職ではなく現職で働き続ける」という結論になることもあります。
そのため、忙しく平日に面接を受ける時間がなくても、転職活動はできる限り在職中に行うのがおすすめです。
(3)企業から入社可能日を聞かれたら
転職活動の面接時、企業から入社可能日をその場で聞かれることがあります。
入社可能日を聞かれたら、具体的な期間を回答するのが望ましいです。たとえば、「1ヶ月後」や「〇月〇日以降」などと、あらかじめ決めておくと面接担当者は入社可能日を踏まえて採用を検討してくれます。
また、引き継ぎがあることや現職で進んでいる企画があることなど、何に必要な期間であるかも伝えると、より入社意思が強いという印象を与えられます。
そのほか、企業から「急募の求人なのでなるべく早く入社してほしい」と求められることもありますが、現実的に可能な最短スケジュールを伝えることが大切です。
お互いのスケジュール感が合わないと内定取消しになる可能性もありますが、無理な日程を伝えると現職と転職先でトラブルにつながりかねません。万が一、入社可能日を理由に不採用になってしまったら、ご縁がなかったと割り切るようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、転職の面接で平日に休みを取れない場合の対処法や注意点を解説しました。
平日になかなか休めない方は応募先企業の業務時間外、または土日で面接を行えないか打診したり、半休や有給を取得したりする対処法があります。
平日に休みが取れない方や、面接の日程調整にお悩みの方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
私たちキャリアスタートは、20代を中心に転職支援を行っている転職エージェントです。面接の日程調整はもちろん、転職希望者の自己分析から書類作成、求人紹介、面接対策などのトータルサポートを行っています。
これまで、多くの方の転職成功へと導いてきましたので、ぜひお気軽にご相談ください。まずはこちらからご登録ください(簡単1分・無料)