【接客業に向いてない】接客業を辞めたいときの対処法とおすすめの職種6選
「接客業が向いてない人の特徴は?」「接客がない仕事はどんなものがある?」と疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
接客業には向き不向きがあるので、接客の仕事がうまくいかないと悩む人は、自分が接客業に向いているかどうかを知ることが大切です。
接客業に向いていないことがとわかれば、自分の本来の強みを活かしてより成長できるキャリアを選択できます。
実際、接客業から未経験の業種・職種への転職に成功して活躍している方は少なくありません。
こちらの記事では、接客業に向いていない人の特徴から辞めたいときの対処法、おすすめの職種などについて紹介しています。
対処法を理解して実践することで、キャリア形成の成功につながりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
1.接客業に向いてない人の6つの特徴
接客業に向いていない人の特徴は下記の6つです。
(2)マルチタスクが苦手
(3)初対面の人と接するのが苦痛
(4)臨機応変な対応ができない
(5)細かな気遣いができない
(6)体力がない
(1)カッとなりやすい
カッとなりやすく、怒りの感情が言動に出てしまう人は接客業にあまり向いてない可能性があります。
接客業ではさまざまなタイプのお客さんに対応する必要があり、ときには無理な要求や理不尽なクレームを受けることがあります。
その際に感情を抑え、お客さんに対して冷静かつ丁寧に対応することが求められます。
しかし、些細なことでカッとなりやすい人は、感情をコントロールできずにトラブルに発展したり、状況を悪化させたりする可能性があるため接客業は適職とは言えません。
また、短気な人は顧客最優先という接客業の姿勢を維持するのが難しいため、克服しなければ長期的なキャリア形成がしづらくなります。
(2)マルチタスクが苦手
接客業では、一度に複数の業務を並行してこなす必要があるため、マルチタスクが苦手な人は接客業が適職でない可能性があります。
たとえば、飲食店では、注文や配膳、会計、片付けなどを同時に進行しながら、お客さんからの要求にもすぐに対応しなければなりません。
また、顧客対応に加えて、在庫管理や清掃などの作業も求められることが多いため、マルチタスク能力が欠けていると業務に抜け漏れが発生したり、トラブルに発展してパニックになりやすいです。
そのため、接客業を長期間経験しても、マルチタスクに慣れないようなら接客業に向いていない可能性があります。
(3)初対面の人と接するのが苦痛
初対面の人と接するのが苦痛と感じる人は、接客業が向いていないかもしれません。
接客業では初対面のお客さんに対して、笑顔で愛想よく接する必要があります。
しかし、初対面の人と接することが苦痛であったり、過度に緊張してしまったり、コミュニケーションに自信がない人は接客に疲れてしまいがちです。
接客において、オンとオフを切り替えたり慣れたりできない場合は、接客業そのものが苦痛になってしまうでしょう。
(4)臨機応変な対応ができない
臨機応変な対応ができないという人は接客業に向いていない可能性があります。
接客業はマニュアル通りに進められる場面もありますが、顧客の要望や店の状況によって柔軟な対応が求められます。
たとえば、雨の日に濡れて来店されたお客さんにはタオルを提供するなど、常にお客さんに寄り添い、その場で最適な対応を考え行動することが必要です。
接客は対人なので、突然イレギュラーな対応が求められることは少なくありません。
しかし、マニュアル通りにしか行動できない人やその場で適切な対応を判断するのが苦手な人は、お客さんからの期待に応えられずに仕事がつらいと感じるでしょう。
(5)細かな気遣いができない
細かな気遣いができないことは、接客業が向いていない人の特徴のひとつです。
接客業ではマニュアルに記載されていない部分にも目を配り、きめ細かな対応が求められます。
そのため、細かなことに気がつく観察力がないと、お客さんの要望を汲み取ったり、業務の効率を改善したりすることが難しくなるのです。
お客さんの期待するサービスが提供できないと「気が利かない」「サービスが悪い」と思われて、継続利用につながりづらくなります。
また、細かな気遣いができない人は、効率が悪く周囲から「やる気がない」と思われることもあるため、改善できないと高い評価を得ることは難しいでしょう。
(6)体力がない
接客業が向いていない人の特徴として、体力がないということが挙げられます。
接客業は立ち仕事が多く、重い荷物を運ぶことやピーク時に休憩が十分に取れず、長時間の勤務が求められることもあります。
そのため、体力がないと、これらの業務に対応するのが難しく、疲れが蓄積し体への負担が大きいのです。
また、どれだけ体がつらくてもお客さんの前では疲れた様子を見せられないため、精神的にも厳しく感じるでしょう。
体力がないという人は長期的に働き続けることが難しいため、体への負荷が少ない職種への転職を検討することをおすすめします。
2.接客業をやめたいときの4つの対処法
接客業をやめたいときの対処法は下記の4つです。
(2)自己分析をしてキャリアパスを描く
(3)在職しながら転職活動を始める
(4)転職のプロに相談する
(1)辞めたい理由を整理して明確化する
接客業を辞めたいと思ったら、まずは辞めたい理由を整理して明確化しましょう。
たとえば辞めたい理由として、下記のようなことが考えられます。
・ハラスメントを受けている
・心身が不調
・やりたい仕事がある
・会社に将来性を感じない
・クレーム対応に疲れた
・マルチタスクが苦手
・仕事に適性がないと感じる
このような理由をさらに掘り下げて考えて、辞めたい理由を明確にすれば、問題を自分で解決できるかがわかるほか、より自分に合った仕事への転職を視野に入れられます。
辞めたいという気持ちが一時の感情なのか、長期的な視点で考えた結果なのかを整理したうえで次の行動に移しましょう。
(2)自己分析をしてキャリアパスを描く
接客業を辞めたいと思ったら、自己分析をしてキャリアパスを描くことも大切です。
過去の経験を振り返り、自己分析をすることで、接客業以外の適職を見つけていきましょう。
・自分の趣味
・好きな仕事
・嫌いな仕事
・達成したことや実績
・仕事に対する理想
・努力しなくてもできたこと
・努力してもできなかったこと
上記の項目を紙などに書き出して明確にすると、自分の強みや価値観がわかり、自分のキャリアパスを描きやすくなります。
これまで経験した仕事でも得意なことと苦手なことが混在しているはずです。
業務を細分化して考えると、自分の強みや弱みが見つけやすくなるでしょう。
(3)在職しながら転職活動を始める
接客業を辞めたいときには、在職しながら転職活動を始めることも対処法のひとつです。
転職先が決まっていない状態で退職して、転職活動を始めるとなると、経済的に不安定になり焦りも出やすいです。
結果的に転職活動で転職先に妥協する可能性が高くなるため、在職しながら水面下で転職活動を始めることをおすすめします。
また、転職活動を進めると次のキャリアパスが見えてきて、前向きな気持ちになれます。
まずは自己分析を行うほか、実際に転職に成功した人の体験談を参考にしたり、転職サイトに登録して求人を探しましょう。
なお、次を決めずに転職することのメリット・デメリットはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
(4)転職のプロに相談する
接客業を辞めたいときには、転職のプロである転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職エージェントは、転職希望者と求人企業をマッチングしてくれるサービスです。
「今の職場が忙しくてなかなか休みがとれない」など、時間がない人でも転職エージェントに相談すれば、無料で転職活動のトータルサポートを受けられます。
あなたのキャリアを客観的な視点で分析し、接客業を本当に辞めるべきかどうかをアドバイスしてくれます。
そのほか、一人ひとりに合った求人を紹介してもらえ、退職理由の書き方や伝え方など、転職に成功するまでのサポートが無料で受けられます。
今すぐ転職する予定がないという人でも、転職エージェントに相談だけでもしておくことをおすすめします。
3.接客業をやめたい人におすすめの職種6選
接客業をやめたい人には、下記の6つの職種がおすすめです。
(2)施工管理職
(3)機電エンジニア
(4)ITエンジニア
(5)コールセンター
(6)CADオペレーター
(1)事務職
接客業をやめたい人には、事務職への転職がおすすめです。
事務職は企業や組織のなかで他の社員がスムーズに業務を行えるようサポートする役割の職種です。
事務職には一般事務や経理事務、営業事務などがあり、企業や部署により仕事内容は異なりますが、主に下記の仕事があります。
・来客対応
・書類の作成・整理
・郵便物の発送・仕分け
・備品の管理・補充
このような業務は、接客業のバックヤード業務で培ったスキルを活かせられ、たとえば売上管理や在庫管理の経験が役立ちます。
事務職はデスクワークが多いため、体力にはそこまで自信がないという人も無理なく続けられます。
ただし、事務職は人気が高く競争率が激しいため採用されにくい可能性があります。
接客業から事務職への転職を目指すなら、資格取得や転職サイトの活用、転職エージェントの利用がおすすめです。
(2)施工管理職
施工管理職は、電気工事や土木工事、管工事など工事現場において施工全体の管理を行う職種です。
施工管理では、現場での監督や工程管理、職人への指示出し、オフィスでの予算管理や資材発注など、幅広い業務を担当します。
特別な資格や学歴がなくても歓迎される企業も多く、若手不足による求人ニーズが高まっています。
施工管理職は人との調整や交渉が求められるため、接客業で培ったコミュニケーションスキルが役立ちやすいです。
また、人材不足や建設需要の高まりから、安定した需要が見込まれるため将来性のある職種でもあります。
手に職つけて年収を上げていきたいという方や、現場管理に興味のある方には、接客業を辞めた後の転職先として施工管理職がおすすめです。
(3)機電エンジニア
機電エンジニアは、機械系エンジニアや電気系エンジニアの総称です。
インフラ整備や自動車、ロボットなど幅広い分野で活躍できるため、キャリアの選択肢が多いのが特徴です。
機電系エンジニアの主な仕事内容は下記の通りです。
・製造現場の制御
・電気・電子回路の設計
・品質管理
また、機電系エンジニアは学歴不問や未経験歓迎の求人も多く、転職後に専門的な研修や実務経験を積むことで理系出身でなくてもキャリアアップが目指せる職種です。
さらに、IoTや自動運転車など技術の進化に伴い、機電エンジニアの需要が増加しているため将来性も高いです。
接客業を辞めて手に職つけて長期的なキャリアを築きたいと考えている人には、機電エンジニアをおすすめします。
(4)ITエンジニア
接客業をやめたいと考えている人におすすめの職種のひとつに「ITエンジニア」があります。
ITエンジニアと聞くとアプリケーションを開発する職種を思い浮かべる人が多いですが、完全未経験で採用されるケースは少なく、挑戦には専門知識が必要です。
そのため、専門学校などで基礎を学んでから転職を目指すことが、適性をアピールするためのひとつの方法となります。
一方で、ITインフラを担当する「インフラエンジニア」は、ネットワークなどのIT基盤を扱うため、需要が高く、企業が研修制度を充実させていることも多く、比較的未経験者でも挑戦しやすい職種です。
IT業界は技術の進歩が早いため、学び続ける姿勢が求められますが、スキルを積んで長期的にキャリアアップしていくことが可能です。
(5)コールセンター
コールセンターは、主に電話で顧客からの問い合わせに対応したり、商品を提案する仕事です。
接客業の対面での対応から電話での対応に変わりますが、接客業で培ったコミュニケーションスキルを活かせるので転職しやすいです。
また、電話対応ではひとりのお客さんに集中できるため、マルチタスクが苦手という人にも向いています。
未経験からのスタートでも、マニュアルが用意されていることが多く、経験豊富なオペレーターや管理者が対応してくれる場合もあるため安心して働けます。
さらに、勤務時間や日数の調整がしやすく、ワークライフバランスを重視する方にもおすすめです。
コールセンターには、顧客からの問い合わせに応じる「受電業務」と、顧客に電話をかける「発信業務」があり、自分に合った業務を選ぶことが可能です。
(6)CADオペレーター
CADオペレーターは、CADソフトを使って設計図を作成・修正する仕事であり、建設や製造業界など幅広い活躍場面があります。
手書きに比べて効率的で正確な図面作成が可能なため、近年は2DCADだけでなく、立体的な3DCADやBIMといった技術も普及しています。
主な仕事内容は、設計士やデザイナーと打ち合わせを行い、依頼内容に基づいて図面を作成し、その後フィードバックをもとに修正を加えるという流れです。
特別な資格は不要ですが、実務経験が重視されることが多いため、スキルを磨くことで未経験者からでもキャリアを積むことが可能です。
正確さや集中力が求められる職種で、接客業で疲弊して落ち着いた環境で働きたいという人には向いています。
職種詳細を詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事では、接客業に向いていない人の特徴から辞めたいときの対処法、おすすめの職種などを紹介しました。
接客業は対人の対応がメインになるため、細かな気遣いやマルチタスクを求められる仕事であり、初対面の人と接することが苦痛であったり、臨機応変な対応ができない人は適職でない可能性があります。
接客業を辞めたいと思ったら、転職エージェントに相談し、在職しながら転職活動を始めることをおすすめします。
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