フリーターのメリット・デメリット|憧れの正社員になれる方法とは?

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現在ではさまざまな働き方があります。現在正規雇用で働いている人もいれば、アルバイトとして働いている人も見えることでしょう。なかには将来のキャリアアップのために資格などの勉強をしている人も見えるかもしれません。

現在フリーターとして生活している人のなかには、正社員として働きたいけれどこれからどうしたらいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?今回は、フリーターであるメリット・デメリットをはじめ、フリーターから正社員になる方法について解説していきます。

フリーターの基礎知識

20世紀後半からよく耳にするようになった「フリーター」という言葉。実際のところどういった人を対象としているのでしょうか?ここでは、フリーターの基礎知識として、フリーターの概要や定義をはじめ、フリーターは一定期限を設けるほうが良い理由について見ていきましょう。

フリーターとは?

フリーターとは、1980年代に生まれた「フリーアルバイター」という言葉がもととなり、略された言葉です。意味としては、定職に就かず、アルバイト契約で就業している人のことを指します。総務省統計局におけるフリーターの定義は、若年者であり現在パート・アルバイトもしくはその希望者のことです。

具体的には15~34歳、男性は各学校の卒業者、女性は卒業者あり未婚の者のうち以下に該当する人にあたります。

・現在会社に勤めておりその雇用形態がパート・アルバイトの人

・完全失業しているものの、現在探している仕事がパート・アルバイトである人

・非労働力人口で家事も通学もせず、さらに就業内定しておらず希望する仕事がパート・アルバイトである人

 

総務省統計局がまとめた「平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要」によれば、2018年現在、フリーターとして働く若者は約143万人とのことです。近年では2011年の約184万人をピークに減少が続いており、前年調査と比較すると9万人の減少となっているものの、未だにその数は少ないとはいえません。

 

【出典】

総務省統計局「平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要」

https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/ndtindex.pdf

総務省統計局「フリーターの人数」

http://www.stat.go.jp/library/faq/faq16/faq16a09.html

 

フリーターを続ける場合、一定の期限を設けるほうが良い

フリーターとは定職についていない状態です。アルバイトは正規雇用ではなく非正規雇用であり、一生同じアルバイトを続けることは現実的に難しいといえるでしょう。働ける年齢に上限のあるアルバイトも多く、長く続けたとしても大きな仕事は任せてもらえず、給料は上がりにくい傾向にあります。

もし現在フリーターであるのならば、フリーターになった経緯や自分の現状を考え、現在の状況を続ける期限をみずから決めたほうが良いでしょう。たとえば資格取得など明確な目的を持ち合格したら次のステップを考えておくなど、やりたい仕事のための目標設定をしておくことです。

収入や将来の安定性を考えるならば、正社員を目指すことが得策です。ただし、正社員を目指そうと思ったら、なるべく早く行動を起こすことが大切。なぜなら20代のうちは求人も多く、選択肢が広いためです。30代以降でも正社員を目指すことはもちろん可能ですが、年齢は若いほうが採用の可能性も相対的に高くなりやすいといえます。

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フリーターのメリット・デメリット

フリーターというと、非正規雇用という不安定さがイメージされやすい働き方です。ただしそれぞれの状況によっては、フリーターの期間を有効に使って将来のための貴重な学びの時間になることもあります。ここでは、フリーターであることのメリット・デメリットについて考えていきます。

メリット

フリーターとはフリーアルバイターという言葉からもわかるように、時間的な面で融通が利きやすいのはメリットのひとつでしょう。たとえばアルバイトで働いている場合、シフトを自由に組むことができる場合もあり、好きな時間に働きやすいです。おのずと自分の時間を確保しやすいのも魅力です。

また、時給制で働く仕事の場合、働いた分だけ稼ぐことができるのもポイントです。「この時間帯だけ働きたい」「この時間は勉強など他のことに使いたい」など、効率的に働くことができます。服装や髪型の自由が利きやすいのも、フリーターやアルバイターによくあるメリットといえるでしょう。

デメリット

一方でデメリットというと、まず挙げられるのが賃金に関することでしょう。収入が不安定になりがちであり、さらに月給制でないため、勤務シフトによって収入が変動しやすいのは非正規雇用の弱点ともいえます。その影響から、クレジットカードや家のローンなどの審査が通りづらくなるのもデメリットでしょう。

また、仕事内容は比較的誰でもできるものが多くなりがちです。専門的なスキルや知識が身に付きにくいため、将来的なキャリアビジョンを考えるとフリーター期間が長くなるのはおすすめできません。フリーターとして働く場合、任せられる仕事は限定されやすく、大事な仕事を任されにくくなってしまいます。その結果、社会人としての経験が得づらくなってしまうのです。

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フリーターと正社員の主な違い

フリーターは、アルバイトであったり現状では無職であったり、不安定な生活状況になりがちです。一方で正社員というと安定した収入をイメージしますよね。ここでは、フリーターと正社員にある主な違いについて見ていきましょう。

収入

フリーターで収入を得ている人の場合、給与は時給制であることが多いです。そのため、働けば働くほどにおのずと受け取るお金は増えます。しかし、スケジュールや体調不良など、何かしらの理由で長時間働けない月には一気に収入が減ってしまうというリスクがあるのです。

また、フリーターは正社員と比べて、昇給の幅が少ないのも特徴のひとつです。正社員の場合、会社への在籍年数や実績が反映されやすく、昇給のチャンスも多いもの。その結果、定年後の年金の受給額や生涯賃金に大きな差が出る可能性も高くなります。

 

【先輩たちの声】

川辺咲さん 職種:営業

 

キャリアスタートを利用したきっかけはなんですか?

料理の専門学校を卒業して、「いろいろ経験しよう!」とアルバイトでバーやイタリアン・フレンチ料理店のアルバイトをしてきました。

 アルバイトでも売り上げでは100人以上の従業員でトップをとったり、優秀賞をもらったりしましたが、お給料やポジションがあがるわけでもなく、しかも毎日朝から0時までぶっつづけで働いていましたので、「もっと評価されたい!」と思って転職を決めました。

 飲食しか経験がなく、異業種のことを知らないので、自分で闇雲に探すのはよして、もうプロに相談して決めよう!もたもたしているとまた飲食にもどってしまうかもしれないから、早く決めよう!とすぐに連絡がきて、テンポよく対応してくれたキャリアスタートにいってみました。

 

面接に行ってみてどうでしたか?

私は、アルバイトの経験が中心だったので、どこをPRするかが不明確でした。その中で、高校まで空手をやっていて世界大会に出たり、アルバイトで優秀社員に選ばれたこともありました。この点を面接でアピールできるということなど、ポイントを整理して面接練習をしてくれたことは大きかったです!明確なPRをもって面接にいけました。

>川辺咲さんの詳しい体験談はこちら

福利厚生

福利厚生面でも正規雇用のほうが手厚い会社が多いです。たとえば1週間に30時間以上であれば雇用保険、労働時間が正社員のおおむね4分の3以上で2カ月以上の雇用契約期間があれば健康保険・厚生年金保険に加入できます。ただしそれよりも少ない勤務体系の場合、加入できないわけです。

また、法定外福利厚生についてはアルバイトなどの非正規雇用者は対象外となるケースもあります。たとえば住宅手当や家族手当、通勤費や健康診断に関する補助など、正社員とは待遇が異なることも。

勤務時間

正社員の場合はおおむね1日8時間程度の勤務です。企業によっては7時間半など、所定内労働時間が微妙に異なることもあります。ただし1日8時間、週40時間程度がおおよその目安となります。

一方でフリーターの場合、アルバイトなどであればシフトによって異なります。1日2~3時間で週4日など、短時間で複数のアルバイトをこなすことも可能です。いくつかの仕事に就くことを希望しているのであればメリットもありますが、ひとつの企業でしっかりとスキルを培いたい場合、ストレスを感じる働き方になるかもしれません。

社会的信用

フリーターは非正規雇用であり、正社員に比べると社会的信用度は低くなります。たとえば銀行の口座やクレジットカードを作りたくても、お断りされてしまう場合もあります。クレジットカードであれば、スーパーやネットショッピングなど流通系は比較的作りやすいものの、信販会社や銀行などが発行しているカードは審査の難易度も高く作りにくい傾向にあります。

フリーターとなると収入面でも不安定な面が否めないため、社会的にも信用が低くなってしまいがちなのです。

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フリーターから正社員への就職を実現するポイント

現状のフリーターから脱却し、正社員になりたいと考えている人は決して少なくありません。ここでは、フリーターから正社員へ就職するためのポイントについて見ていきましょう。

現在の職場で正社員を目指す

現在アルバイトなどで働いている場合、その企業に正社員登用制度があれば、フリーターから正社員を目指すこともできます。この場合、上司からの推薦で昇格試験を受けるという方式が一般的です。厚生労働省の調査によれば、「正社員登用制度」のある企業は72%とのこと。ただし制度があっても登用実績のない企業もあるため、事前にリサーチしておくなど気をつけましょう。

また厚生労働省の調査によれば、「正社員登用制度」の有無にかかわらず、過去1年間(2018 年2月から2019 年1月まで)に登用実績がある事業所の割合は54%でした。調査対象のうち、約半数の企業で正社員として登用実績があるということは、現状働いている企業で正社員になれる可能性は十分にあります。

 

【出典】厚生労働省「労働経済動向調査(2019年8月)の概況」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/1908/

就職支援サービスを活用し、求人情報を集める

現在ではさまざまな就職支援サービスがありますが、なかでもフリーターから正社員への就職支援に特化したサービスを利用することがおすすめです。たとえばハローワーク、サポートステーション、求人サイト、就職アドバイザー、転職エージェントなどが挙げられます。

就職活動はひとりで行っていると、考えや活動の方向性が一辺倒になりがちです。サービスを活用することで客観的な意見を吸収するチャンスとなり、就職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。

面接・履歴書対策を行う

就職活動で大きな問題となってくるのが書類・面接対策です。ひとりで就職活動を行っていると、面接の準備や履歴書の書き方に悩み、就職活動をためらう人も少なくありません。スムーズに就職活動を進め、内定を獲得するには、きちんと事前に対策を行うことが必要です。

たとえば就職支援サービスを行う民間企業のなかには、履歴書の添削やマンツーマンの模擬面接などのサポートを実施しているところもあります。就職活動に関する豊富なノウハウを持つサービスを利用し相談することで、ひとりではなかなかクリアできない問題について素早く解決できるはずです。

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フリーターは目標達成のための学びの期間!正社員も目指せる!

フリーターとは、定職につかずアルバイトなどで雇用されている人を指します。近年ではその割合は少なくなってきているもののまだまだ多くのフリーターがいます。将来的なことを考えれば、正規雇用を目指すほうがいいでしょう。

たとえば平均年収・生涯年収など年収の面からいっても、フリーターのままで働き続けていくことは大きな不安材料となります。フリーター生活から早めに脱却するためにも、期間を設けてその間は自分の学びのために時間を費やすことです。そしてできるだけ若いうちに正社員を目指して就職活動に励みましょう。

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