飲食業からの転職におすすめの職種・業界6選!生かせるスキルなども紹介

/

「飲食業の仕事がきついから辞めたい…」
「飲食業から転職はできるのかな?」

このようなお悩みはありませんか?

飲食業は人々の生活と密着しており人気の仕事である一方で、体力的にも精神的にも大変な仕事です。

実際に飲食業の離職率は高く、転職を検討する人は世の中にたくさんいます。

この記事では、飲食業を辞める理由や転職に必要な飲食業でのスキル、転職におすすめの業界・職種を紹介します。

「仕事を辞めたい」と思っている飲食業の方は、ぜひ参考にしてください。

1.飲食業界の正社員は退職者が多い

飲食業界は、離職率が高く人材の流動性が激しい業界です。

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」にて、「宿泊業・飲食サービス業」の離職率は25.6%と、他の業界よりも一番高いと報告されています。

一方で、入職率も、美容師などの「生活関連サービス業、娯楽業」の次に多いと報告されています。

引用:令和3年雇用動向調査結果の概況|厚生労働省

このように飲食業界は、就職する人が多い一方で離職する人も多く、人材の流動性が非常に激しい業界といえます。

そのため、「飲食業を辞めて転職しようか」と悩んでいる人は珍しくなく、多くの人が直面する悩みとなっています。

2.飲食業から転職する人の転職理由

ここでは、飲食業から転職したい人の理由について説明します。

もし、いま同じ悩みを抱えている人はあなただけではなく、ぜひこの機会に転職も視野に入れることをおすすめします。

(1)休みが不規則で家族や友人と休みの日が合わない

飲食業は、休みが不規則になってしまうケースが多いです。

飲食店は多くの企業が休みとなる土日祝日に営業する必要があり、お客様の来客次第ではヘルプで出勤するなど、休みがお客様次第になってしまうためです。

実際に、転職を検討する方には、「家族や友人と休みの日が合わず、疎遠になってしまう」といった理由で考え始める方も多いです。

また、前述の通り、人材の流動性が激しく人手不足となっているため、「休みが取りにくい」という傾向にあります。

特に、飲食業はアルバイトやパートが多く、シフトの穴埋めのために出勤することが多く、体力的に追い込まれてしまいます。

このように飲食業は休みが不定期で、一緒に働くスタッフやお客様の動きに左右されやすく、転職理由の一つとなっています

(2)年収が低く、上がりにくい

飲食業から転職したい理由の2つ目は、収入面です。

2023年に厚生労働省が行った「令和4年賃金構造基本統計調査」では、「宿泊業・飲食サービス業」の賃金は男性が29万1,400円、女性が21万6,100円と、他の業界と比べて最低となっています。

飲食業で働く場合、特に若手の時は、休みが少なく長時間労働のため、お金を使う機会が少なく、年収が少なくても大きな問題にならないこともありますが、結婚や出産など将来にはお金が必要となってくるため、年収が低く、上がりにくいのは大きな転職理由として考える方が多いです。

また、後ほど詳しく説明しますが、年収を上げる手段が少なく、そのポジションも限られているために、年収アップも簡単ではないという課題もあります。

そのため、飲食業からの転職を検討する方には、「年収アップのため」といった理由を挙げる方も多く、飲食業から転職したいと考える大きな理由の一つとなっています。

(3)人材が定着しにくく人間関係が難しい

飲食業から転職したい理由の3つ目は、人材が定着しにくく人間関係が難しいために、精神的にきつくなってしまうことです。

飲食業は、アルバイトやパート労働者が多く、人間関係が難しい職場になる傾向にあるためです。

飲食店では店舗で働くメンバー全員で協力して仕事をする必要がありますが、高校生や大学生などバックグラウンドが多種多様で、価値観が合わないことも多いです。

さらに、人材不足解消のために初めて労働するスタッフなどを雇用する必要があり、それらの教育にも時間と労力が必要ですが、卒業とともに辞めてしまうなど、定着しにくいという課題もあります。

そのような環境下の中、前述の通り長時間一緒にいる必要があるために、大きなストレスになることがあります。

このような対人関係でのストレスは、心身ともに疲弊させてしまい、転職の要因となります。

(4)将来のキャリアプランが描きづらい

飲食業から転職したい理由の4つ目は、将来のキャリアプランが描きにくいことです。

飲食業では、シェフやソムリエなどのプロフェッショナルとして目指すか、店長やエリアマネージャーを目指す道がありますが、どちらも簡単ではないキャリアとなります。

プロフェッショナルを目指す場合は厳しい修業が必要であり、店長やエリアマネージャーを目指す場合は、多くのライバルの中で結果を出す必要があるためです。

一般企業では年齢に応じた昇給を実施している企業も多く、エスカレーター式に給与が上がる企業もあります。

さらに、飲食業は前述の「令和3年雇用動向調査結果の概況」でもあるように、入職者が多く、その分ライバルが多く、その中で店舗数は限られているため、いばらの道となります。

このようにキャリアプランが描きにくいこともやりがいを奪ってしまい、転職を検討する理由となっています。

3.飲食業から転職で重要な飲食業でのスキル4選

「未経験の業界、仕事ができるか」と不安を感じる人のために、転職の際に活かせる飲食業でのスキルを紹介します。

他の業界であっても、これらのスキルを持っていれば、スムーズにどこでもスキルを生かすことができます。

(1)コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、他の業界・業種でも生かすことができるスキルです。

特に飲食業では、趣味嗜好がバラバラのお客様の相手をするだけでなく、店舗内でのスタッフとのコミュニケーションを行う必要があり、コミュニケーションスキルが高い傾向にあります。

他業種でも同じように、社内外の人と協力して仕事を進める必要があり、コミュニケーション能力を発揮する機会に直面します。

顧客や社内の人が求めることを読み取る力や、その求めることを円滑に伝える能力など、飲食業の業務で培ったスキルは大きな強みとなります。

(2)礼儀作法や身だしなみ

飲食業で働く人は、身だしなみがしっかりとしていたり、礼儀作法のスキルが高い傾向にあります。

もちろん業界によって固有のビジネスマナーが存在しますが、多くの人と接する機会の多い飲食業での経験を使って、すぐに適応することができます。

例えば、営業職では相手への印象が商談を左右する重要な要素であり、事務職などの社内での対応であっても、電話対応でのマナーや社内の人へ好印象を与えることは重要です。

このように今まで飲食業で培った礼儀作法や身だしなみは、他の業種でも大きな武器となります。

(3)マネジメント能力

飲食業での在庫管理や売上管理、アルバイト等のマネジメント能力は、重要なスキルとなります。

他の業種でも、自身の業務の棚卸や目標に向かって現状把握など、現状分析や管理運営していくスキルを活用することが可能です。

また、アルバイト等のマネジメントを担当している場合、シフトの調整など相手を説得する機会が多く、調整力もアピールすることができます。

このように今まで飲食業で培ったマネジメント能力は、他の業種でも大きな武器となります。

(4)語学力

飲食業での外国語を使う機会が多い人は、語学力も大きな武器となります。

コロナ禍も落ち着き、インバウンド市場は著しく成長しており、宿泊業や旅行業、販売職においては外国語が使える社員が不足しており、外国語が使える人材のニーズは高まっています。

そのため、訪日外国人の方などを対象としたビジネスをしている会社に対しては、外国語を少しでも使えることはアピールになります。

語学力に自信のある方は、他の業種でも大きな武器となります。

4.飲食業からの転職でおすすめの職種・業界5選

飲食業からの転職でおすすめの職種を紹介します。

これらの職種や業界は、飲食業でのスキルを生かすことができます。

(1)営業職

営業職とは、自社の製品やサービスを個人または企業向けに販売する仕事です。

入社してから商品知識をつけながら働くため、飲食業から未経験でも転職することができます。

さらに、営業職は、どの会社にもある職種であり、ノウハウを他の会社、業種でも使えるため、転職してからのさらなるキャリアアップも目指しやすいです。

相手のニーズを聞き出し、適切な提案をするコミュニケーション能力、好印象を与える礼儀作法などのスキルが重要です。

お客様と直接接点を持つために、提案が受け入れられた喜びや成果がわかりやすく、やりがいも感じやすいのも魅力です。

(2)事務職

事務職とは、書類の作成やデータ入力、電話応対などの業務全般を担う職種です。

専門知識を必要とせず、幅広い業界で求人があり、未経験でも目指しやすいことが特徴です。

社内の人だけでなく、社外の人と関わる機会も多くあり、コミュニケーション能力などの飲食業でのスキルを生かすことができます。

パソコンを使う機会が多いため、パワーポイントやエクセルなどのパソコンの作業スキルがあるとより評価されます。

特に社内の関係者との業務が多いためチームプレーを好む人や、コツコツと仕事を進めることが苦にならない人に向いている職種です。

(3)接客・販売職

接客・販売職とは、アパレルの販売職や宿泊業・旅行業の受付、コールセンターのスタッフなど、多岐にわたる職種です

受付や店舗スタッフの場合、飲食業と似ている業務形態、業務内容であり、今の経験を十二分に生かすことができることがメリットです。

コールセンターのスタッフも資格は不要であり、電話を通じてお客様の応対を行う仕事で、大手企業から委託された企業が多く、土日祝日が休みになるところもあるのがメリットです。

飲食業でのコミュニケーション能力や、礼儀作法のスキルを生かすことができるため、おすすめの職種の一つです。

(4)食品業界

食品業界は、食品メーカーだけでなく、キッチン用品といった食品資材の製造など、多岐にわたります。

飲食業で学んだことを生かすことができ、特に営業であれば、飲食業で働いた際の経験やエピソードで顧客の心を掴みやすくなります。

企業向けに製品を販売しているBtoBの企業であれば、土日祝が休みの企業も多いのも魅力です。

そのため、食品業界に絞って転職先を探すのもおすすめの方法の一つです。

(5)メーカー・製造業

メーカー・製造業は、「モノづくり」を行う業界で、その規模や種類は、町工場からメーカーの工場まで様々です。

これらの企業で働く場合、コミュニケーション能力を生かした営業や事務職で活躍することができます。

メーカーは生産などがスケジューリングされており、顧客が企業であるために取引先にあわせて土日休みとなる傾向が高いことが魅力です。

大きなトラブルやアクシデント、新商品などの繁忙期がある場合は、休日出勤となる場合もあるものの、代休の取得や勤務時間や休みの日を調整しやすいです。

そのため、仕事とプライベートを比較的両立させやすい業界のひとつです。

(6)介護業界

介護業界での仕事は介護職と呼ばれ、介護を利用する人に対して、日常生活を送るために必要なサポートを行う職種です。

介護職は、一部資格が必要な業務もありますが、無資格で働くことができます。

無資格の場合、介護補助として資格を持っている人のサポートとして働くことができ、具体的には、デイサービスでの送迎業務、掃除や洗濯、食事の用意などを行います。

介護業界は、高齢化の影響で人手不足の傾向にあり、無資格・未経験の求人が増えており、未経験から初めても、働きながら資格取得を目指せるので、スキルアップもできるのが魅力です。

食事の用意などもあり調理技術などを生かすことができ、人と接することが好きな人、コミュニケーション能力がある人に向いている業界です。

まとめ

本記事では、飲食業から転職したい理由や転職に重要なスキル、飲食業からの転職でおすすめの職種・業界をを紹介しました

飲食業は、日々の生活になくてはならないものであり、生きている中で一番身近な業界ですが、給与や待遇面で不満を抱いてしまい、「辞めたい」と思う人も少なくありません。

飲食業を辞めたい人は、20代のうちに長く勤めたいと思える会社への転職を視野に入れましょう。

自分の強みや適性を活かした転職がしたい人は、転職エージェントに相談しましょう

20代の就職・転職なら、まずは「キャリアスタートの転職エージェント」に無料登録!

20代の就職・転職にキャリアスタートがおすすめの3つの理由

  • 就職・転職支援実績
    3000人以上
  • 年収100万円以上アップ
    の事例多数
  • 未経験からの就職・転職で
    定着率92%以上

キャリアスタートでは、20代の若手に特化した転職エージェント・就職エージェントサービスを提供しています。エージェントサービスに登録いただくと、事務職やIT営業・ITエンジニアなど、あらゆる職種の中からご希望に沿った正社員求人を無料でご紹介。

求人の応募から内定まで、専任のコンサルタントが徹底サポートします。「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」「給与交渉」も無料で代行します。

私たちの強みは、普通では出会えない、20代の若手を採用したい会社をたくさんご紹介できること。さらにコンサルタントを経由して、あなたの魅力を企業側へプッシュしてもらえるので、自分一人で選考を受けるよりも、内定の可能性を一気に高めることができます。

まずは以下のボタンから転職エージェントサービスにご登録ください(簡単1分・無料)

\転職エージェントに/