施工管理業界で女性は働ける?現場女子のメリットとつらいと感じること
「女性でも施工管理業界で働けるの?」
「女性が施工管理業界で働くメリットってあるの?」
就職先を探している女性の中には、施工管理業界に興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
施工管理といえば男性ばかりの職業のイメージがあるかもしれませんが、実は、施工管理業界で働く女性が増加傾向にあるのです!
本記事では、施工管理業界で女性が求められている理由や、女性ならではのメリット・デメリットについて紹介します。
この記事を読めば、施工管理業界の女性の立ち位置について把握できますよ!
Contents
1.女性でも施工管理業界で活躍できるのか
結論から言うと、施工管理業界で活躍している女性はたくさんいます。
世間一般では、施工管理と言えば男性の職場のイメージが定着しているかもしれませんが、女性を求めている施工管理会社は増えているのです。
そのため、女性を理由に施工管理業界を諦める必要はありません。
もし女性で施工管理会社に就職したい方は、女性が働いている企業を探してみましょう。
2.施工管理業界で女性が求められる理由
施工管理業界で女性が求められる理由はいくつかあります。
考えられる主な理由は以下の3つです。
順に紹介するので、施工管理業界が女性に何を求めているのか押さえておきましょう。
(1)コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い女性が多いのが理由です。
施工管理の仕事はさまざまな人が携わっているので、コミュニケーション能力が求められます。
コミュニケーション能力が高く、周囲の人と連携して仕事を進められる人であれば、性別は関係ありません。
性別や年齢に関係なく、誰とでも会話できる方は、施工管理に向いています。
(2)場の雰囲気が明るくなる
女性がいるだけで、場の雰囲気が明るくなる傾向があります。
施工管理業界で女性は増えているものの、それでもまだ男性の方が圧倒的に多いです。
男性ばかりの職場よりも、女性の声が聞こえる方が雰囲気が明るくなり、他の従業員のモチベーションアップにもつながります。
モチベーターとして周囲の気持ちを引き締める効果も期待できるため、女性がいる意味は大きいでしょう。
(3)スケジュール管理能力が高い
女性は男性よりも日常の中で、スケジュールを確認する習慣があります。
スケジュール管理は、施工管理で働く上で必須のスキルです。
工期に間に合わせる責任があるため、細かくスケジュールの確認や調整が求められます。
日ごろからプライベートのことを細かくスケジュール帳に書き込むくせのある女性は、施工管理で責任ある仕事を任せられる可能性があるでしょう。
3.現場女子の3つのメリット
現場で女性が働くメリットについて紹介します。
女性が施工管理で働く主なメリットは以下の3つです。
どのようなメリットがあるのかチェックしてみましょう。
(1)外見を自由にできる
外見を自由にできる点は、女性にとって嬉しいポイントでしょう。
施工管理は、ビジネスマナーよりも人間性が重視される業界なので、髪型や化粧に関して細かく言われない傾向があります。
一般のOLではできないような外見でも許されるため、オシャレにこだわりたい方におすすめです。
ただし、日中はヘルメットを被ることが多いため、せっかく作った髪形も崩れる可能性があるでしょう。
(2)体を動かす機会が多い
工事現場などによく顔を出すため、体を動かす機会が多いです。
日中はよく動くので、運動不足を解消できます。
学生時代にスポーツをしていた人なら、問題なく業務を行える程度なので、体を健康に維持したい人におすすめです。
(3)さまざまな人と接することができる
施工管理では、1つのプロジェクトに多くの人が携わっているため、さまざまな人と接することができる点も魅力の1つです。
年齢層や価値観、業種が異なる人と接するので、コミュニケーションスキルが高い人にとっては楽しい職場になるでしょう。
個人で黙々と働くよりも、人と一緒に仕事をするのが好きな方は、施工管理にぴったりです。
4.現場女子のデメリット・つらいこと
現場で働く女性にとってつらいこともいくつかあります。
特に施工管理で女性がつらいと思う部分は以下の6つです。
順に紹介するので、施工管理で働く女性の現状について押さえておきましょう。
(1)日焼けする
施工管理は、日中外で仕事をすることが多いため、日焼けするのは仕方がありません。
女性は特に肌へのダメージには敏感で、男性よりも日焼けを避ける人が多い傾向があります。
しかし、施工管理で働く以上は日焼け止めで対処するしかなく、現場の滞在時間が長くなれば、日焼け防止は困難です。
施工管理の業務全てを外で行うわけではないので一概には言えませんが、日焼けする可能性が高いことを想定しておきましょう。
(2)朝が早い
施工管理は、一般的な会社よりも朝が早いのが特徴です。
9時出社の企業が多い中、施工管理会社は8時から勤務がスタートする傾向があります。
女性は化粧や髪形のセットなど、男性よりも準備に時間がかかるので、男性よりも早起きをしなければなりません。
朝が苦手な方は、出勤時間が早いことにつらさを感じるでしょう。
(3)女性だからと舐められる場合がある
施工管理は男性で成り立ってきた業界なので、女性というだけで舐められることがあります。
女性への差別は昔より減っていますが、60~70代の男性も多く、女性への差別意識を持っている人がいるのも事実です。
施工管理業務の中には、力仕事など女性には厳しい業務も含まれています。
少しでも音を上げると、そこに漬け込んで侮辱的な発言をされる可能性があるので、強い気持ちを持って業務に励むことが求められるでしょう。
(4)セクハラやパワハラを受ける可能性がある
男性が多いので、セクハラやパワハラを受ける可能性があります。
施工管理で働いている人たちの多くは、男性社会の中で生きている人たちが多いです。
そのため、女性に対してデリカシーのない発言をする人が一定数います。
先ほど述べたように、施工管理ではさまざまな人と接することになるので、ときには性的な目で見られたり、攻撃的な対応をされたりするでしょう。
社会全体がセクハラやパワハラに対して敏感に反応するため、企業側は対策をしているかもしれませんが、もしセクハラやパワハラを受けたときは、最寄の労働局に遠慮なく相談してください。
(5)トイレや更衣室が整っていないことが多い
施工管理業界で働く女性は増えていますが、トイレや更衣室が整っていない会社が多いです。
ゼネコンなど大手の企業は、女性向けの設備が整っているかもしれませんが、中小企業の場合は、女性向けの設備が整っていないケースの方が多いでしょう。
セキュリティ面なども含めて、女性向けの設備が整っている会社を選ぶのが無難です。
(6)体力が求められる
体力が求められる仕事が多いので、女性にはつらい可能性があります。
1日中外周りをしたり物を運んだりすることは日常茶飯事です。
スポーツ経験がない人は、体力がつくまで我慢が強いられることになるでしょう。
まとめ
施工管理業界で働く女性は増えています。
しかし、外見が自由などのメリットがある一方で、女性にとってつらく感じることも多い業界です。
自分の能力と求められる業務内容、メリット・デメリットを照らし合わせて、向いていると判断した方は施工管理に挑戦してみましょう。