最終面接に落ちる理由とは?選考を通過するための対策とポイント

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何とか最終面接までこぎつけた企業から不採用の連絡を受けたとき、そのショックは大きいものでしょう。それでも就職を目指すのであれば、自分はなぜ合格に至らなかったのかを自己分析し、次に活かさなければなりません。

最終面接で落ちる人には一定の特徴があり、それを克服することで就職へ近づくことができます。今回はその詳細や有効な対策について解説しますので、就活中の方は参考にしてください。

面接に落ちる理由を3つの観点で解説!失敗しないためのポイントは?

2019.05.31

最終面接で落ちる理由

 

最終面接で落ちてしまう主な理由として、以下のことが挙げられます。

企業の価値観にマッチしなかった

企業の採用基準を満たし能力的に申し分ない応募者が、最終面接まで上がってくるでしょう。これまでの面接とは違い、「滞在的なポテンシャル」「所有しているスキル」「業界や自社への関心」などは、ほとんど重視されません。企業側の社風や価値観と応募者の相性が合っているか否かが判断されるのです。

このことから、例えば応募者が希望しているキャリアプランが企業の方向性と合わなかったり、社風や社員との相性がよくないと判断されたりした場合、熱意や一般常識があることがしっかりと伝わっていても不採用となることは珍しくありません。

入社意欲が低いと判断された

不採用となってしまう原因として「能力不足」や「企業との相性の悪さ」といったネガティブなものをイメージされる方も多いでしょう。しかし、能力が高い人材だからこそ他社からも採用通知を受け取る可能性が高く、採用しても辞退される可能性が高いと判断された結果、不採用となるパターンもあるのです。

企業側にとっては採用活動にもコストがかかるため、確実に入社してくれる応募者を優先的に採用している傾向があります。入社意欲が低いことをうかがわせる受け答えをしてしまうと、不採用となる可能性も高くなってしまうでしょう。

「採用したい」という決め手に欠けた

企業ごとの方針にもよるものの、最終面接とはいえそこに残る応募者は決して少なくはなく、そのなかから採用を勝ち取るためには面接官が採用をしたいという決断に至る決め手を示すことが重要です。

例えばその企業で求められる能力が標準より高く、基本的なビジネスマナーや一般常識も身に付いていたとしても、そのような応募者は他にも大勢いることが考えられます。それらの応募者との違いや自分だけの強みを明確に示すことができず、必要な人材だと判断されなかった場合、採用してもらえる可能性は極めて低くなってしまうでしょう。

気になる方はこちらの記事もご覧ください。

面接に落ちた?合格・不合格フラグの例と面接で見られるポイント

2019.10.31

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最終面接と一次・二次面接の違い

 最終面接を通過するためには、これまでの面接との違いを知っておくことも大切です。その違いとしては主に以下の2点が挙げられます。

面接の担当者

企業によって若干の違いはあるものの、一般的に最終面接ではマネージャーや役員、社長などの会社の経営にかかわる人物が面接を担当するケースが非常に多い傾向があるのです。それに対して、一次・二次面接では入社後に直接かかわる配属予定部署の担当者や人事部門の採用担当者が面接官を務めることが多く、それぞれの面接で応募者に求められることには微妙な違いが生じます。

面接で重視されるポイント

一次面接ではビジネスマナーや一般常識、応募した企業やその業界に対する理解度といった基本的な事柄がチェックされるでしょう。二次面接では具体的な経験やスキル、仕事に対する姿勢、転職理由などをそれぞれチェックされることが多くなります。

一方最終面接では、応募者の入社に対する意欲を再度確認するだけでなく、今後の人生で想定しているビジョン、人間性などの幅広い事柄をチェックされているのです。最終面接に関わる役員クラスは、ほかのどの社員より部署や会社の雰囲気をつかんでいるでしょう。そのため応募者と企業の相性を見極め、一緒に働いていけるか、社員として迎えるにふさわしいかを見られています。このことからも一次・二次面接と最終面接の方向性が大きく異なることが分かるでしょう。

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内定目前!最終面接前にしておきたい準備と対策

 最終面接では一次・二次面接とは異なる事柄がチェックされることから、一次・二次面接とは異なる準備・対策をしておかなければなりません。続いては、その具体的な方法を3つご紹介します。

面接前に話すべき内容を整理する

面接時の発言には一貫性が求められるため、それぞれの面接での回答に違いがあると面接担当者に不信感を与えてしまい、選考には大きな悪影響が及んでしまうでしょう。また、一般的に一次・二次面接の担当者と最終面接の担当者の間では過去の面接内容が共有されていることから、面接の回答ではとにかく一貫性を持つことが大切です。

この対策としては、これまでの面接内容を再度確認することが有効でしょう。また基本的な志望動機に加えて、今後のビジョンも話せるようにしておくと相手に好印象を与えることができます。そのため、自己アピールしたい内容を事前に考えておくとよいでしょう。

あらためて企業研究を行う

的確な受け答えをするためには、企業理念やその企業が求める人物像に対する理解を深めることも重要です。そのためには企業研究を入念に行う必要があり、最終面接に進んだ段階で企業そのものを、さらに詳しく知ろうとすることが重要でしょう。

一方、最終面接は企業の重役が行う「役員面接」と捉えることもできます。面接を担当する役員が分かっている場合は、「どのような考えを持っている人なのか」あるいは「どのような経歴を持つ人なのか」といった、その人物に関する情報も得ておくとよいでしょう。

これらの企業研究では企業のWebサイトから得られる情報が最も有益となりますが、一次・二次面接で直接その企業の社員と接することで得た印象も活用できます。一次・二次面接の振り返りをしっかりと行い、印象をまとめておくことも大切です。

逆質問を準備する

面接において、「逆質問」をすると「対話力」や「交渉力」を持ち合わせていることをアピールできます。特に入社を見据えた質問や企業理解を深めるための質問をすると、相手に好印象を与えることができるでしょう。最終面接に臨む前には複数の質問を用意しておくことがおすすめです。

具体的な質問の一例としては「評価されるスキルや資質に関する質問」や「面接担当者がキャリアアップするまでに通過した経験に関する質問」などが挙げられます。希望職種に関わる専門的な内容や、面接官に考えることを促すような質問を自分なりに考えてみるとよいでしょう。

ただし企業の自社Webサイトを見れば分かることなど、初歩的な質問をしてしまうと、かえってイメージが悪くなってしまうこともあるため、質問の内容はよく考えなければなりません。また逆質問を求められることもあり、ここで何も聞くことができないと評価は一気に落ちてしまうことから、逆質問の準備は絶対に行っておくべきといえます。

自分一人では逆質問について考えることが難しい人は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。

最終面接当日のポイント

 入念に面接対策を行ったうえで当日を迎えたら、以下の2点を抑えて最終面接に臨むとよいでしょう。

リラックスした状態で面接を受ける

当日はとにかくリラックスし、それまでに行った対策の成果を発揮できる状態を整えることが大切です。そのためには余裕を持って面接会場に到着できるようにし、会場の雰囲気に慣れ、不安を解消するための時間を十分に確保することもよいでしょう。

待ち時間が長くなってしまったら、好きな曲を聞いたり本を読んだりして、リラックスすることもおすすめです。面接の順番が回ってきたら最後に深呼吸をして緊張を和らげるとよいでしょう。会場に入る前、スマートフォンの電源を切ることを忘れないでください。マナーモードなら大丈夫と思われる方も多いですが、小さな振動音でも静かな場所だと意外と響くものなのです。

第一志望であることをアピールする

入社の意思確認をするために「第一志望ですか?」あるいは「内定が出たら入社してくれますか?」といった質問をされることが少なくありません。面接では質問に対して正直に答えることが原則となりますが、ここでは第一志望でなくてもすぐに「はい」と答え、志望度の高さを伝えることが重要です。また、それと同時にその企業が第一志望である具体的な理由も即答できれば、面接官に与える印象もよいでしょう。

理由について思うように考えることができない方は、転職エージェントに相談するのも良いでしょう。

最終面接ならではの対策をすることが大事

 最終面接はチェックされる事柄や面接官の役職など、さまざまな点で一次・二次面接とは違うということをよく理解しておくことが重要です。

一次・二次面接で手応えを感じ、採用してもらえる自信を持っているという方でも、最終面接に臨む前には企業研究やそれまでの面接での受け答えを振り返り、模擬面接などをしっかりと行いましょう。万全の体制で当日を迎えられるようにし、リラックスして臨んでください。

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