フリーターの結婚
【はじめ】
フリーターの増加が懸念されている背景には、結婚率の低下や出生率の減少といった社会の活力をも失わせる様な深刻な事態にも繋がると言われています。
そういった事から少子化助長を防ぐことも行われていますが、いまだフリーターの結婚率は正社員の四分の一以下という結果があります。
【結婚とは】
結婚とは、相手と自分の二人だけの合意の他に双方の親・身内の承諾があって成り立つものです。結婚をするためには、双方が安心して双方のご両親に認めてももらわなければなりません。ただお付き合いするのとは全くの別問題と考えた方がいいでしょう。双方は、将来を責任持って任せる事が出来るかを判断する時に、フリーターの持つイメージは、「将来への不安」「収入の格差」ということからマイナスの面が大きいと考えましょう。
例えば、「自分が生まれて成人するまで、親はどのくらいの収入で育てたのか」など考えると将来のイメージが出来ます。
実際、子供が生まれて公立・私立・習い事など養育費にはおよそ2000万円必要と言われています。そう考えると、大事に育ててくれた親に紹介する時、心配するのは当然といえます。もし、自分が親だったら経済的な苦労が目に見えている結婚を賛成するでしょうか?
少なくとも賛成させるためには、フリーターをしている目的を明確な形の将来設計でカバーしなければならないと思います。
結婚する二人が互いに支え合って生きていくには、どちらかの一方に負担が大きくなってしまうとトラブルになりかねません。生活が苦しくなってしまわないためにも将来の事をしっかり考える事も相手に対する愛情ではないでしょうか。
また年齢が高くなるほどさらに難しくなっていきます。働き方の格差、プラス年収の格差まで大きな差が出てきて結婚の弊害になっているようです。共同で生活していくには家賃・食費・光熱費・などある程度の貯蓄や収入がなくては「結婚したくてもできない」という事がうかがえます。
【まとめ】
今後の生活のために安定した収入を確保する事は大事ですし、安心です。今回の記事を見るとフリーターでは「結婚が出来ない」ということではなく「結婚には踏み出せない」という現状があるといえます。それから、忙しさから「出会いがない」といったこともあるのかもしれません。国や自治体による、「未婚や晩婚の増化」に対応して、都道府県別で行われている婚活事業があります。中には、アプリやサイトなどから各自治体が行っているイベントに参加をするといった感じで行われているようです。将来設計しつつ婚活を考えてみるのもいいかもしれません。